《改行表示》8.《ネタバレ》 ジョージロイヒルは男の世界を描くのが得意だが、 そこにどう女性を介在させるか、ヒルの悩みが如実に表れた一本。 ジョンアービング原作の「ガープの世界」でも彼の混乱ぶりがうかがわれる。 結局、この中身のないSFは、ヒルの混乱の告白の始まりみたいな映画になってしまった。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2019-08-14 01:50:21) |
7.《ネタバレ》 ドレスデンの大空爆を描きたいのならふつうの戦争映画でいいわけで、わざわざこういう手法をとるのはそれなりの考えがあるのでしょう。最終的に「世界は瞬間の集まりであり、それは順不同にやってくる」という結論に至るようですが、つまり世の中何が起こるかわからないから、先のことにクヨクヨしても仕方がないということ? それと「いいことだけを見て嫌なものは見ない」というのも出てきますが、これも完全に現実逃避であり、あまり同意できません。というか、そんなことをできれば誰も苦労をしないのですが。とはいえ、昨今ネット上では「自分の嫌なものは存在自体を否定する」という発言がしばしば見られ、結局人間はそういうものなのかという気もします。そういう点では、なかなか鋭いところを突いているようです。話としては、つまらなくはなかったです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-07 10:38:15) |
《改行表示》6.某サイトの解説に「時間と空間を超越した体験を幻想的に描く」とあり、期待感を持って鑑賞しました。 感想は、映像に面白味がない、です。 時間を飛び越える表現が教科書通りのような場面転換ばかりでがっかりしました。 映像が美しいとの評判もありその点にも期待してましたが、私はそれほど美しいとは思いませんでした。確かに美しい風景はちらほらありましたが、構図や色彩表現がさほど優れてる映画には思えません。 別のもっと美しい画を撮る監督で見たかったです。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-13 21:56:55) |
【センブリーヌ】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-11-10 02:56:24) |
4.《ネタバレ》 ヴォネガットのあの原作をよく映画化したものだ。とは言え、観た感じは時間軸をバラバラにした『ガープの世界』といった趣き。時間軸をズラすという技法は昨今の映画ではよくあることなので別段珍しくはないが、当時は斬新だったのだろう。ただ、この場合設定自体が「タイムトラベルSF」なのだが、そうは見えないのがユニーク。第二次大戦中、ドレスデン大空襲(軍需施設のない街で味方の空爆に遭い民間人を含む13万人が大量死した)を体験した作者が、自らのトラウマと向き合った『スローターハウス5』。トラファマドール星で憧れのセクシー女優と一緒にでもならなければ、このストーリーを語ることができなかったのだろう。「こんにちは。さようなら」 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-23 08:38:17) |
3.レイ・ブラッドベリ同様、カート・ヴォネガットJr.の小説も私にはファンタジー過ぎる嫌いがあり、もちろんこの原作も未読。本作もSFと言うよりはファンタジーに近いですけど、本当はそのどちらでもなく、人の断末魔の走馬灯の形を借りた戦争映画というのが実像でしょう。この物語はヴォネガット自身が経験したドレスデン大空襲を描く為だけにあるのです。それにしても当時は、この構成と編集は相当革新的であったろうと思います。「メメント」さえ経験してしまった今から見ればどーってこと無い様にも見えますけど、この辺に当時の賛否両論の原因があるのだと思います、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-11-26 00:10:54) |
2.世間の評価が賛否両論に分かれる映画って、時々出現しますよね。(2001年宇宙の旅とかCUBEとか) 自分は大抵“賛”の側だな、との自覚がある方だけ御入場下さい、ってカンジです。それほど面白いとも思わなかったんですが、かなりインスパイアされたので、まあ良かったかなと。最初の、雪の中を彷徨うシーンで、相当期待は高まりました。音楽との組み合わせにやられたんですね。 |
1.言いたいことがわかるようでわかりませぬ。原作を読めばわかると思いますが、、、。あっちの星の人はどんな姿をしてるんだろうなぁ、、、。 【あろえりーな】さん 6点(2002-09-20 21:53:40) |