またの日の知華のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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またの日の知華

[マタノヒノチカ]
2004年上映時間:114分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-01-15)
ドラマ
新規登録(2004-07-12)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2014-05-02)【イニシャルK】さん
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監督原一男
キャスト吉本多香美(女優)谷口知華A
渡辺真起子(女優)谷口知華B
金久美子(女優)谷口知華C
桃井かおり(女優)谷口知華D
田辺誠一(男優)篠田和也
夏八木勲(男優)瀬川茂
田中実(男優)夫・良雄(旧姓・村川)
吉岡秀隆(男優)谷口純一
根岸季衣(女優)「むらさき」ママ
飯島大介(男優)篠田憲吉
真実一路(男優)教頭
三条泰子(女優)リエ
企画原一男
編集鍋島惇
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2.'60の安保闘争に始まり、東大・安田講堂での攻防、連合赤軍の浅間山荘事件を経て、丸の内ビル爆破事件へ・・・といった、それぞれの時代を象徴する出来事を、当時のニュース・フィルムを挿入しながら、この激動の時代を奔放に生きた、ひとりの女性の姿を切り取ったのが本作。ただひたすら堕ちていくしかない、その知華という女の体を時代が駆け抜けていく。彼女の生きざまに日本の戦後史を重ね合わせるというドラマツルギーは、いかにも日本という国家に拘り続けている原一男らしさに満ち溢れていて、これが初の劇映画とは言え、やはりどこまでもドキュメンタリー作家なのである。前述のシンボリックな時代背景が、彼が過ごした青春時代とも重なることを見ても、これらの時代をテーマにした事は至極当然なのである。だからなのであろうか、作品世界が60~70年代のATG映画そのものの肌ざわりなのである。個々のエピソードは男と女のドラマとして面白みもあるが、ただ戦後歩んできた日本の時代背景との関わり合いという点では、とりたてて深い意味合いは感じられなかった。また、知華を四人の女優に演じさせるというのは、それぞれの個性の競演という試みとしての面白さはあるが、ただそれだけに留まっていて、そこからさらに一歩弾けるような展開がみられなかったのは、まことに残念である。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 6点(2005-04-19 16:10:50)(良:1票)
1.知華を年齢幅のある4人の役者が演じているため、視覚的な違和感があり、そうすることの意図もよく分からなかった。しかし、知華を透して人々が営んできた生活というミニマムな昭和を見せられたような気がする。全体的には掴みどころの無い話だったが安定感のある映像には見入った。その中でも知華Aのときの鮮やかなコントラストを見せる夜桜と知華Dが青く透明度の高い浅瀬を優雅に引きずられる映像は素晴らしかった。特に後者には映画史に残る美しさがあった。知華Dを演じた桃井かおりの真骨頂を見た気がした。
カリプソさん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-13 02:41:00)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
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