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サイド・エフェクト

[サイドエフェクト]
Side Effects
2013年上映時間:106分
平均点:6.95 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-09-06)
ドラマサスペンス医学もの
新規登録(2013-08-28)【8bit】さん
タイトル情報更新(2015-02-22)【+】さん
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監督スティーヴン・ソダーバーグ
助監督グレゴリー・ジェイコブズ〔助監督〕
キャストジュード・ロウ(男優)ジョナサン・バンクス博士
ルーニー・マーラ(女優)エミリー・テイラー
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(女優)ヴィクトリア・シーバート博士
チャニング・テイタム(男優)マーティン・テイラー
ヴィネッサ・ショウ(女優)ディアドラ・バンクス
アン・ダウド(女優)マーティンの母親
メイミー・ガマー(女優)ケイラ・ミルバンク
森川智之ジョナサン・バンクス博士(日本語吹き替え版)
小林沙苗エミリー・テイラー(日本語吹き替え版)
深見梨加ヴィクトリア・シーバート博士(日本語吹き替え版)
恒松あゆみディアドラ・バンクス(日本語吹き替え版)
脚本スコット・Z・バーンズ
音楽トーマス・ニューマン
撮影ピーター・アンドリュース
製作スコット・Z・バーンズ
グレゴリー・ジェイコブズ〔助監督〕
配給プレシディオ
衣装スーザン・ライアル
編集スティーヴン・ソダーバーグ
あらすじ
夫の服役に心を痛めうつ病に苦しんでいたエミリーは、待ち望んでいた夫の出所の直後に自殺未遂で病院に運ばれる。彼女を担当することになった精神科医のバンクスは、新薬を処方して症状の改善を図るが、彼女は副作用で夢遊病を発症し、ついには意識が朦朧とするうちに夫を刺殺してしまう。裁判の結果、彼女は無実で措置入院となるが、バンクスは新薬を処方した責任を問われ、窮地に追い込まれていく…。スティーヴン・ソダーバーグ監督が豪華キャストで贈るサスペンス・ミステリー。
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1
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10.《ネタバレ》  「女は小さい頃から演技を学ぶの」「多分、男が嘘を学ぶのと同じ頃に」という台詞が心に残ります。
 映画が終わった後も、女は精神病院から解放される為に演技し続けなければいけないし、対する男が勝利出来たのは、嘘を吐いた御蔭。
 医療問題、薬物依存をテーマに扱った社会派映画かと思いきや、騙し騙されのサスペンス映画であったという、この作品を象徴するような台詞でしたね。

 序盤は重苦しい雰囲気で、これは苦手なタイプの映画かと警戒していたのですが、中盤から俄然面白くなり、以降は画面に釘付け。
 エミリーが夫を刺殺したシーンの衝撃は凄かったですし、彼女が真実を告白する件も良かったと思います。
 これは少々アンフェアで、人によっては不愉快に感じてしまう部分かも知れませんが、最初から視点を主人公のジョナサンに定めず、さながらエミリーの方が主人公であるかのように描いていたのが、巧妙な目眩ましとなっていましたね。
 これによって、観客は彼女に自然と感情移入する形となり、騙されやすくなってしまう効果があったと思います。
 自分としては、序盤の彼女の描き方が俯瞰に徹していたというか、内面描写にまでは踏み込んでいなかった点を考慮して、ギリギリセーフかと判定する次第。

 そんな具合に「気持ち良く騙された!」「これは傑作だ」と大いに褒め称えたくなる一品なのですが、終盤の展開には不満もあり、残念でしたね。
 幾ら何でも黒幕の女性がペラペラと喋り過ぎというか「証券詐欺に、殺人の共謀容疑」なんて丁寧に罪状まで言わせちゃって、それを逮捕の決め手にしちゃうだなんて、本当にガッカリ。
 自白させる展開自体が間違っているとは思いませんが、もう少し時間を掛けるか(安易だなぁ……)と思わせない工夫が欲しかったところです。
 せめて警官に「殺人の共謀容疑と証券詐欺で起訴します」と復唱させるのを止めるだけでも、少しは印象が違っていたのではないでしょうか。

 結局、エミリーも精神病院に収監されて元の状態に戻っただけなので(何らかの手段でそこから脱出してしまうかも?)(主人公が復讐されてしまうかも?)と思うと、今一つ落ち着かなくて、ハッピーエンド色が薄いように感じられた辺りも残念。
 失いかけた家族を取り戻す主人公の姿についても、詳しい過程が語られず「無事に元に戻りましたよ」と結果だけが示される形だったので、どうにもカタルシスを得られず仕舞いでした。

 ソダーバーグ監督らしく、展開がスピーディーなのは長所でしょうし、種明かしを済ませた後は、スパッと短く終わらせるのも正解だとは思います。
 それでも、もっと丁寧に描いて欲しかったなぁ……と、ついつい感じてしまった映画でありました。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2016-12-15 07:35:04)(良:1票)
9.《ネタバレ》 「愛という名の疑惑」は病的酩酊症による無罪主張だったが、本作はうつ病治療の新薬の副作用で夢遊病が裁判の争点になる。
犯人の詐病自体は割とよく見かける展開だけど、抗うつ剤の副作用、殺人、インサイダー取り引きを結びつけて題材にしているのはおもしろい。
悪女二人の存在感がしっかりあるので、追いつめられる主人公サイドに立って思わず力が入ってくる。
締めたシートベルト、エアバックの宣伝、自白剤の替わりに塩水を使った催眠テストと、疑惑が明らかになっていく過程が丁寧に描かれていて破綻がない。
ラストは悪女が二人ともやりこめられるカタルシスもあって、サスペンスとしてよくまとまった作品。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 6点(2014-08-04 21:12:18)(良:1票)
8.《ネタバレ》 なにげない撮影場所もお洒落に撮るソダーバーグのカメラアングル、相変わらず冴えてましたね。彼は本作が最後の監督作だと言ってるようですが、本当なのでしょうか。もったいないですね。本作は実に小気味いサスペンス映画に仕上がっております。新薬の副作用で担当医が責任を追求されるというところはちょっとひっかかるのですが、ルーニー・マーラの熱演もあり興味深く拝見していると実は、、、、という展開。悪女やん。まさに悪女ですやん。本作の良いところは、その悪女たちがちゃんと成敗されるということ。そのすんなり感が安心出来てカタルシス味わえました。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-16 00:07:29)(良:1票)
7.《ネタバレ》 優秀そうに振舞ってた精神科医が2人ともエミリーの演技に騙されるのが皮肉ですね。
でも、最終的には精神病院に収監されたので、正義はなされたという感じでしょうか。
薬害を描いた社会派の作品かと思ってたけど、意外な展開で驚きました。
動機が金目当てということで、人間ドラマとしてはちょっと弱かったけど、精神科医ならではの推察は面白かった。
もとやさん [インターネット(吹替)] 6点(2023-10-21 15:56:35)
6.よくできた面白い脚本だけど、現実世界でこんなこと計画して実行するなんて無理がありすぎるから、SFとして見るのが良かろうかと。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-18 16:25:30)
5.《ネタバレ》 精神疾患って病気の客観的証拠を示しにくいでしょうから、病気かどうかも医者の差配次第といったところもありそうですね。最後の終わり方がまさにそう。ある意味刑務所より辛いかも。普通は、インサイダー取引で儲けるより、素直に製薬会社を訴えて勝つ方で行くんじゃないかなぁと思いましたが、その方がひねりがあるからでしょうかね。
まいったさん [DVD(邦画)] 6点(2016-10-28 23:14:15)
4.《ネタバレ》 まずはキャストがけっこう好き。ルーニーマーラ、ロウ、キャサリンときたもんで役者がよく絡む。
ストーリー自体は好きなジャンルなんだけど中盤以降の見せ方がしっくりこない。もっとネタ晴らしが終盤であればどんでん返しとしてスッキリしたのに。また、ルーニーが悪役としては弱い。ざまあ!という気分とはちょっと違う。鬱病を演技だって?そんな馬鹿な的な。部分部分残念が多い。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-21 17:54:33)
3.薬の副作用と詐病、インサイダー取引などを絡めたミステリーで間違いなく面白い。でも動機の弱さや計画がうまくいきすぎな感があるかな。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-16 23:33:21)
2.実はルーニーがもうひとつウワテだったりして、と深読みしてしまったので、勝手に落胆しこの点。素直に観ればもっと面白かったかも。しかし豪華出演者陣ですよね!キャサ=ゼタは相変わらずかっこいいなぁ。皆さん役に凄くハマってた(チャニングさん以外w)。よく出来た脚本でした。頭がキレるって羨ましいよね。
movie海馬さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-10-10 00:36:56)
1.《ネタバレ》 4年前、証券会社に勤める夫がインサイダー取引によって逮捕され有罪判決を受けたことをきっかけに鬱病を患ってしまったエミリー。無事服役を終え、ようやく帰ってきた夫と共にこれから失われた人生を取り戻そうとする彼女だったが、鬱という厄介な病は簡単には治まらず、車で自殺未遂を犯してしまう。そんなエミリーのことを診察することになった精神科医バンクスは、彼女にとある新薬を処方するのだった。だが、まだ誰も知らなかった。その抗鬱薬には未知の恐ろしい副作用があることを――。ある夜、夢遊病に似た症状に陥ったエミリーは、心神喪失の状態でなんと夫を刺し殺してしまう。有罪か無罪か。責任の所在は、処方したバンクス医師にも向けられ、彼らの平穏な生活は次第に壊れ始めてゆく……。エンタメ映画界の重鎮スティーブン・ソダーバーグ監督が放つのは、そんな謎が謎を呼ぶミステリアスなストーリーが不穏に展開されるサスペンス作品でした。この、いかにもソダーバーグらしいお上品な雰囲気と極めて分かりやすいストーリーテリングの安定感といったらもはや職人技の域に達してますね。二転三転する脚本の妙もあり、最後までなかなか面白く観ることが出来ました。いつもの如く、彼お得意のハリウッド人脈がなせる技なのかキャスティングされた豪華な役者陣も華があって良かったです(いかにも鬱って感じの情緒不安定なルーニー・マーラと相変わらずセクシーダイナマイトなキャサリン・ゼタ・ジョーンズのレズ絡みシーンはなかなかエロくてたいへん良い感じでした!笑)。まぁ後で思い返してみれば細かい部分に粗が目立つし、いまいち心に深く残るものもないまま最後までさくさく進んで終わるため、速攻で記憶から消え去りそうな薄味作品ではあったけどね。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2014-07-05 10:50:53)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.70%
525.41%
61027.03%
71232.43%
8924.32%
938.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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