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ウィッシュ

[ウィッシュ]
Wish
2023年上映時間:95分
平均点:5.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-12-15)
ドラマファンタジーミュージカルCGアニメ
新規登録(2023-10-15)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-12-19)【イニシャルK】さん
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監督クリス・バック
アリアナ・デボーズアーシャ
エヴァン・ピーターズサイモン
クリス・パインマグニフィコ王
アラン・テュディックバレンティノ
ヴィクター・ガーバーサビーノ
生田絵梨花アーシャ(日本語吹き替え版)
福山雅治マグニフィコ王(日本語吹き替え版)
山寺宏一バレンティノ(日本語吹き替え版)
檀れいアマヤ王妃(日本語吹き替え版)
鹿賀丈史サビーノ(日本語吹き替え版)
落合福嗣サイモン(日本語吹き替え版)
岡本信彦サフィ(日本語吹き替え版)
竹達彩奈バジーマ(日本語吹き替え版)
麻生かほ里動物たち(日本語吹き替え版)
石丸幹二動物たち(日本語吹き替え版)
上戸彩動物たち(日本語吹き替え版)
尾上松也動物たち(日本語吹き替え版)
菅野美穂動物たち(日本語吹き替え版)
小泉孝太郎動物たち(日本語吹き替え版)
小鳩くるみ動物たち(日本語吹き替え版)
鈴木福動物たち(日本語吹き替え版)
すずきまゆみ動物たち(日本語吹き替え版)
武内駿輔動物たち(日本語吹き替え版)
中川翔子動物たち(日本語吹き替え版)
林勇動物たち(日本語吹き替え版)
原田泰造動物たち(日本語吹き替え版)
平野綾動物たち(日本語吹き替え版)
松たか子動物たち(日本語吹き替え版)
三ツ矢雄二動物たち(日本語吹き替え版)
森川智之動物たち(日本語吹き替え版)
諸星すみれ動物たち(日本語吹き替え版)
吉川愛動物たち(日本語吹き替え版)
大友花恋(日本語吹き替え版)
浅倉大介(日本語吹き替え版)
風間俊介(日本語吹き替え版)
脚本ジェニファー・リー〔脚本・アニメ監督〕
挿入曲生田絵梨花「ウィッシュ~この願い~」(日本語吹き替え版)
福山雅治「輝く願い」/「無礼者達へ」(日本語吹き替え版)
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2.「普通」に面白いファンタジー映画だが、ディズニー映画における「普通」は、やはりどうしても“不満足”に寄ってしまうことは否めない。
「100周年記念作品」ということで、新たな時代の節目を迎えた巨大帝国ディズニーの新しい挑戦を感じたかったけれど、ベクトルはむしろ逆方向に向けられており、時にあからさま過ぎるほどに懐古主義的な作品だったなと思う。

特別な才能を持っているわけではないヒロインが、魔法を操る国王の悪政に反旗を翻すというプロット自体は、極めてオーソドックスではあるが、100年という歴史を踏まえたディズニーの最新作として相応しかったと思う。
人々の“願い”を取り戻すという物語のテーマや、歌い踊る動物たちの描写、ヴィランとして立ち回る国王の存在感など、ディズニー映画の王道を踏まえたストーリーテリングそのものは、過去の名作のあらゆる要素を彷彿とさせ、ディズニーという文脈の豊潤さを醸し出していたと言える。
しかし、そこから紡ぎ出されるストーリー上の“発見”や、物語の“終着点”までもが、あまりにもこの100年の間に使い古されたものであり、新作映画としてエキサイティングだとは到底言い難かった。

ヒロインの言動の起因となる要素や、彼女に与えられた力の意味、その結果としてもたらされる人々への影響が、なんだかとても曖昧で都合よく見えてしまったことが、本作全体の希薄さに繋がっているのだと思う。
なぜ彼女の願いが“星”に届いたのか、どうして魔法を使えない彼女の歌声が人々の力を引き出せたのか、そしてこの国の人々が得た功罪の本質は何だったのか。

無論それらのことを物語上で引き出すことは極めて難しいことだけれど、これが100年という長き歴史を重ねたディズニー映画の最新作というのであれば、そういう困難なテーマこそをさらりと描き出してほしかった。
ヒロインの父親の生き様や死の真相だったり、祖父が“願い”を取り戻すことでもたらせる影響や、ヒロインとの友人たちがそれぞれ何かしらの“ハンデ”を負っていることに対するストーリー的な意図など、もっと物語を深掘りし得る要素はいくらでも存在していたと思う。

また、本作の魔法使いの国王は、闇落ちした悪役として描かれているが、彼には彼なりの信念とその発端となるトラウマが確実に存在していたわけで、それらをどこかないがしろにしたまま、ヒロインの歌声で倒して、閉じ込めて終わりというのは、少々乱暴すぎると思えた。
信念ということのみを捉えれば、ヒロインよりも国王のそれの方がよっぽど強く確固たるものだったと思えるし、ここぞとばかりに手のひら返しで夫を裏切る王妃の言動にも腑に落ちない思いが募った。
吹替版で観たのだが、福山雅治が演じる歌ウマ国王が最終的には少し不憫に思えてしまった。本作と同じ制作チームが生み出した「アナと雪の女王」も一作目で表現しきれていなかった要素を、PART2で深く描きこんだ経緯があるので、もし続編が作られたりするのであれば、ぜひ諸々の不満要素を解消してほしいものだ。

「100周年」という記念行事的なプロジェクトの意向が強く出過ぎており、単体作品としてのクオリティを追求しきれていないという印象を終始感じた。
……であるにも関わらず、100年間のスターたちが勢ぞろいする本編前のショートムービーを見せるだけで、「あ、やっぱり“Disney+”契約したい!」とアラフォー男に強く思わせるこの大帝国の絶対的圧力はやはり恐ろしい。
鉄腕麗人さん [映画館(吹替)] 6点(2023-12-23 16:33:19)
1.《ネタバレ》  ディズニー100周年記念!ってワリには地味と言うか薄いと言うか、随分小さくまとめちゃったのね・・・って印象。
 決して悪くはない、楽しめるのだけど妙に淡泊な作りでこの作品ならではの強い個性が感じられなかったの。

 ヒロインのアーシャがこれまでの、特にこの10年ほどのディズニーヒロインの寄せ集めみたいな印象で、彼女ならではの個性が感じられないのね。ラプンツェルっぽかったり、アナだったりモアナだったりミラベルだったり(ラーヤ成分は薄めかしら)。そのせいか、行動にも強い意志みたいなのは感じられなくて結構行き当たりばったり。そこでおじいちゃんのだけ取ってくるかぁ?みたいな。
 後半、協力する友人たちも初期にそれぞれ個性は与えられているハズなのに取って付けたようなシロモノなせいかキャラとしてはちっとも立って来ないの。おっさん声の子ヤギのヴァレンティノも特に活躍するワケではないし。
 ヴィランな王様にしろ、その王を必ずしも信頼してはいない王妃にしろ、全員が妙に薄いキャラに描かれていて、アク抜き状態なためにどうにも印象弱いのよね。王様、絵よりもむしろ福山雅治さんの声の個性が強くて「あー、ましゃだねぇ」って。

 舞台は狭いし(『アナ雪』のアレンデール城周辺だけで起こる物語、みたいなモノね)、歌も印象に残りづらく(メインになる歌のシメが「ない!」でさっと切られちゃうの、余韻残らなくて微妙じゃない?)、見終わって記憶に残るのがスター可愛い、ってくらいなの、微妙ね。
 っていうかエンドロールが卑怯なのでそっちに全部キモチ持っていかれちゃうかしら。それはこの映画自体のモノではない全く別の感動を与えてくれちゃうワケで。

 これまでのディズニー作品のオマージュやエッセンスが散りばめられていて、だからそこを色々見つけて感慨に耽ってね、みたいな側面があるのかしらね。美術の作りなんかも含めてある意味ノスタルジックで後ろ向き。
 ここでひと区切りで101年目からのディズニーを乞うご期待ってところかしら。でも『アナ雪3』とか『アナ雪4』とか言ってるけどそんなんで大丈夫なのかしら?
あにやん‍🌈さん [試写会(吹替)] 6点(2023-12-03 12:10:30)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
6266.67%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【ゴールデングローブ賞 情報】

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