30.《ネタバレ》 ひとつのミスから、殺人計画の筋書きが狂っていく。主人公の知らぬ間に事態は悪化。予想もしない方向へ進んでいく物語を興味深く観られました。ただ“完璧な計画”でも“僅かなミス”でもなかったのが残念。特に主人公がエレベーターに閉じ込められる“タイミング”が問題だったと思います。鉤爪付きロープ回収後ならまだしも、閉じ込められた挙句に肝心の証拠隠滅もままならないでは、どうしようもない。この時点で計画は破綻してしまっています。呑気に朝めしなんか食べている場合じゃありません。また、バカップルの所在が簡単に割れてしまうのももったいない。2人は展開を複雑にするキーパーソン。立ち回り方にもうひと工夫あっても良かったと思います。もっとスリリングに仕上がる要素を孕んでいただけに、惜しい気がしました。なお特筆すべきは、カララ夫人の心象描写の丁寧さ。音楽と相まって印象的なシーンを創り出していました。ここが通常のサスペンスで終わらない本作の良いところだと思います。結末は意外なほどあっさり。物足りなく感じました。自分には上品過ぎたかも。濃口に慣れると薄口に戻れないのは、料理の味付けも趣味の嗜好も一緒のようです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-18 18:34:13) (良:2票) |
29.《ネタバレ》 なんという向こう見ず!なんという行き当たりばったり!このバカップル、互いの事しか見えてないんだなーー!!、、、と思いきや主役のあんちゃんも、なぁにエレベーターに閉じ込められてんだよ!すました顔して間抜けだな!、、、、と思いきや、姉ちゃんの方も写真でバレるぐらい気づいとけ!まったくどいつもこいつも、、、、おいこらマイルス・デイビス!甘いトランペット吹かして、間抜けどもを小洒落にに見せつけるんじゃない!おいルイ・マル!こんな映画を作ったらかっこいい間抜けどもが巷に増えるだろ!これだからフランスって国は、、、、。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2008-01-13 22:04:36) (笑:1票) |
28.《ネタバレ》 一見しっかり者に見えるジュリアンが、ロープを忘れる、車の鍵はかけたままと初歩的なミスをたくさん犯すのですから、完全犯罪とは言えずサスペンスとしてはそう面白くありません。私もあの若者に苛ついてしまった口ですし。でもこれは愛の物語ですね。やはり特筆すべきは、最後の写真が浮かび上がってくる場面でしょう。写真を見た時のカララ夫人の顔と、そこに写った夫人とジュリアンの仲睦まじく幸せそうな姿。ああいうのをお洒落と言うのでしょうね。(確かに誰が撮ったの?という疑問はありますが。) それから題名、気に入っています。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-01 18:24:07) (良:1票) |
27.ちょっとテンポが遅くて眠りそうになった。でもまあつまんなくはなかった。あの若いカップルはなんなんだ?勝手に車盗んで人殺してるし 【ボンちゃん】さん 6点(2002-05-29 19:25:32) (良:1票) |
26.マイルスのジャズのおかげで、上品な作品になっていると思う。 90分あまりと時間が短いのもプラス評価。 悪いことはやらないに限るね 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-18 22:42:13) |
25.ジャズに乗ってのサスペンス映画。だと思う。数年前に、初めて見たが、古くさく感じました。ジャズが嫌いなせいもあると思いますが。ただ、同名の日本映画とは月とスッポンの差があります。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-25 21:02:27) |
24.《ネタバレ》 スマートな完全犯罪のはずだった…だけど一つのミスが最悪の展開へ一直線。 エレベーターに閉じ込められた間に、アホなアベックのお陰で事件はあらぬ方向に行ってしまい、見ているこっちも、その愚行に痛々しさを感じてしまう。というかアホにも程があるだろ。 一つ一つの小道具がすべて終始活かされ、偶然の縺れがいい具合のサスペンスを生み出しています。エレベーターに閉じ込められたシーンもドキドキしますし、若者たちのなにをしでかすかわからない無軌道さにもドキドキしました。マイルス・デイビスの音楽と美しいフランスの街並みの中で起こるなんとも残念な連中の犯罪劇でした。面白かったです。 ホント悪い事はするもんじゃないですね。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-16 14:24:01) |
23.《ネタバレ》 若いカップルの行動あたりが「ヌーベルバーグ」らしいところでしょうか。『勝手にしやがれ』と似たようなパターンですし。映像的にも音楽面でも、それなりにいいのですが、やはり当時は斬新だったのだろうぐらいにしか思えません。ミステリーとしては、「ある事件の容疑が晴れたら、別の事件の犯人と特定される」というアイデアはいいのですが、そこへ持っていくのに無理をしすぎ。もはや力業を通り越してムチャクチャ。ではラスト・シーンに象徴されるような「男女の機微」を描いた作かというと、それも物足りない。どちらにしろ中途半端なんですね。まあ「ヌーベルバーグ」だから、話なんかどうでもいいのかもしれませんが。おそらく、どうでもいいから後世まで語り継がれる映画になったのでしょうね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-09 11:07:35) |
22.《ネタバレ》 ヌーベル・ヴァーグの草分け的存在であるという大看板や、なんか気だるいアンニュイな雰囲気(J・モローがぶすっとしてるからだと思うんだけど)とジャズミュージック。これらで目くらまし効果大なんだと思うな。普通に観てもサスペンスとして完成度高いとは言えないもの。白昼堂々、目撃者100人はいそうなビル正面での窓移動。まさかのロープ忘れ。ジャンヌも恋人が車で去ったのを見たのになんでまた夜中に徒歩で探そうと思うの?いるかいその辺に。バカな若者二人に煽られたドイツ人夫婦が友好的なのもよくわかんないし。粗はいっぱいだけどラストはフランス映画っぽい皮肉なオチで驚きがある。私的には今作で初めて目にするジャンヌの笑顔に、別人かと思ってそこんとこに一番驚いた。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 6点(2013-03-12 00:27:53) |
21.犯罪ものでありながら、この品の良さ。マイルス・デイヴィスの音楽が味わい深い。映画史に残る傑作だとか、そこまではよく分からないんだけど、変にハードル上げなければ、普通に楽しめる内容だと思う。ジャンヌ・モロー綺麗だな~。まだご存命なのか。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-13 00:02:21) |
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20.評価が高かったので期待したのがよくなかったのか、もひとつの映画でした。 マイルスの音楽はカッコイイけど、それ以外が全て中途半端。 2時間ドラマ的な展開で途中から退屈でしょうがなかった。 フランス人ってみんなあれぐらいバカなの? そもそもあの幸せそうな写真は誰が撮ったの? |
19.なつかしき映画、日本で最近リメイクされたと聞き、DVDで改めて鑑賞。エレベーターで閉じこめられたモーリス・ロネがどうやって出てきたのかさえも忘れていた。 映画の中の悲しげなトランペットが、即興演奏だったとは・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-17 11:03:26) |
18.マイルスデイビスが、ジャンヌ・モローを食ってしまったところがある。■ところで、 ここの「あらすじ」、ルイが青年医師ってなってるけれd、なんかの間違いでは 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 23:14:49) |
17.ストーリーをただなぞるのではなく、おしゃれなショットの連続で魅せてくれます。特に最初のシーンと最後のシーンがすごく好きです。ヒッチコックをある程度観た後なので、少し物足りなさも感じますが。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-12-02 21:02:11) |
16.硬派なサスペンス。 モーリス・ロネの硬い演技、ジャンヌ・モローの陰のある演技が印象的。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-03 16:25:03) |
15.《ネタバレ》 3年半ぶりの観賞。2つの殺人事件が絡み合う、思わぬ偶然が重なったミステリアスな一夜。わずか上映時間90分の中に収められたストーリー設定が異色で面白いです。 【獅子-平常心】さん [地上波(字幕)] 6点(2007-07-31 13:55:11) |
14.《ネタバレ》 あまりにも間抜けでびっくり でも話の展開は奇想天外で面白い 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-30 22:28:09) |
13.ジャズの音楽のバックで、ジャンヌが夜中に街をさまよい歩くシーンがいい。意外とスリリングだった。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-20 23:55:24) |
12.若いカップルの行動と、頭の悪そうな検事はじめ杜撰な捜査には少しイライラしましたが、後半部分はジュリアンどうなんの?みたいな感じでどきどきして見れました。音楽はすばらしい。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-30 03:56:19) |
11.《ネタバレ》 最近話題の反日デモ報道を見ながら考えてみた。第二次大戦終結から半世紀あまり。極東はやっと本作を我が身の物語として見れるようになったんじゃないかな(もちろん日本はドイツ人の金持ち夫婦にあたる)。あらゆる世代のワルばっかを組み合わせ、戦後フランスの陥った「俺たちどーすりゃいいのさ」的状況を描き出したこの映画、そのまんま90年代の韓国に当てはまってたんじゃないかなーと思うんですよ(まあここでは北朝鮮に相当するファクターは出てきませんが)。「愛国心」という厄介な奴についても、けっこう考えさせられる。右派実業家が植民地を売っぱらって私腹を肥やしてたり。救国の英雄の取れる行動が、せいぜい不倫にケチな殺しだったり。公道レースでドイツ車に勝てなかったから(だけじゃないけど)って外国人殺しちゃったり。どこまでも醒めたカメラが、「戦後という時代には英雄とチンピラの間には何の違いもない」という事実を突きつけてきて、噛めば噛むほど味が出てきます。EUって奴ぁ、多分、この映画に描かれる苦い思いを乗り越えるために欧州が選んだ結論なんでしょう。 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-16 15:06:22) |