2.こんな古い日本映画は(黒澤作品、ゴジラ以外)観たことはなかったので、内容如何に関わらず(街中走っている自動車、ファッション、女優のヘアースタイル、風景)何もかもが新鮮でした。それに加え、女優達の言葉遣いの丁寧なこと。家の主人が帰宅した時は、頭を下げながら「おかえりなさいませ」。人に物を尋ねる時は「失礼ですが、~ではございませんか?」等、いやもう丁寧語のマニュアル本のようです。それとは相反するようなラブシーン(キスシーン)の熱烈さ、WOWってなもんです。それと、現在でもお馴染みのベテラン俳優達の、若い頃の姿が見られるのも一つの楽しみ。津川雅彦、岸田今日子が若い若い。岸田今日子はチャームポイント?の唇で、もしやと思ったらやはりそう。彼女、こんなにキュートだったのか。それに弁護士役の人は後に「水戸黄門」で知られる西村晃じゃないですか!今気づきました。古い日本映画を、今だからこそテレビのゴールデンで放送すれば、視聴率取れると思うんだけどなあ。