2.《ネタバレ》 坂井真紀のヌードは置いておくとして、確かに「これはどうなんだろう」と思うシーンはあるものの、全体的に悪くないと思いました。星野源が坂井真紀の家に転がり込んだシーンの気まずさは最高です。その後の食卓シーンは何も起きていなくても笑えた。ただ斉木しげると星野源が飯を食っていれさえすれば。一度気に入ってしまったらもうトリコ。だからこそ、スナックのママをもっと良いキャラクターに設定できていれば、もっと面白くなったと思う。正直言って、スナックのシーンは全部つまらなかった。ママが印象的な働きをするわけでもないし。ストーリーは、人生を狂わされた元マネージャーとも寝るような自暴自棄なノン子が星野源と触れ合う中で希望を見出していくという話なんだけど、いかんせん星野源の行動原理に理由がなく、彼に肩入れするノン子の心境が理解不能であるということが残念。彼との出会いで完全に吹っ切れましたよ、彼の為に一人家に帰ったんですよ、例のアレが成長した姿を笑いながら追いかけるんですよ、心の中にはいつも星野源がいる!って、悪くないけど良くもないです!この監督の映画はいつも惜しい。面白くなりそうなのに外してしまっている!