菊次郎の夏のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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菊次郎の夏

[キクジロウノナツ]
Kikujiro
1999年上映時間:121分
平均点:6.34 / 10(Review 177人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-06-05)
ドラマコメディロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-11-16)【イニシャルK】さん
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監督北野武
助監督清水浩
キャストビートたけし(男優)菊次郎
岸本加世子(女優)菊次郎の妻
吉行和子(女優)正男のおばあちゃん
大家由祐子(女優)正男のおかあさん
細川ふみえ(女優)車のカップル・女
麿赤児(男優)変態男 / 落武者
井手らっきょ(男優)ハゲのおじちゃん
グレート義太夫(男優)デブのおじちゃん
ビートきよし(男優)バス停の男
小林恵美〔女優・1983年生〕(女優)ホステス
諏訪太朗(男優)テキ屋(射的屋)
田中要次(男優)ヤクザ
アル北郷(男優)
脚本北野武
音楽久石譲(音楽監督)
撮影柳島克己
製作バンダイビジュアル
日本ヘラルド
オフィス北野
プロデューサー森昌行
吉田多喜男
坂上直行(協力プロデューサー)
川城和実(協力プロデューサー)
配給日本ヘラルド
オフィス北野
美術磯田典宏
尾関龍生(装飾)
龍田哲児(装飾助手)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
編集北野武
太田義則
録音堀内戦治
照明高屋齋
舘野秀樹(照明助手)
木村匡博(照明助手)
木村明生(照明助手)
その他吉川威史(キャスティング)
東京現像所(協力/現像)
あらすじ
おばあちゃんと2人で浅草に暮らす小学3年の正男。夏休みになっても友達は家族で出かけ、サッカークラブもお休み。正男は、ふと思い立ち、遠くの町にいると聞いているお母さんに会いに行くことにする。そんな彼を気遣う近所のおばさんは、夫でどうしようもない遊び人の菊次郎を同行させる。正男はお母さんに会えることができたのか・・。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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31.《ネタバレ》 最初は、「これは外れだな」と、正直思った。たけしの映画は好きだけど、これは駄目かと。音楽よすぎて(すでに映画を離れて一人歩きしてるほどだし)映像として音楽に負けてるなと。ところが、(かなり多くの人が不快に感じてらっしゃる)後半に突入するや、一気に引きずり込まれてしまった。母を探すという目的がなくなったときに、残ったのは、ひたすら夏を消費すること。大人も子供も、同じレベルで。ああ、こういう夏、いいなあ、と心から思えてしまった。(私も夏が嫌いなんで。)エンディングが冒頭につながっているが、冒頭であざといなと思った映像なのに、そのリフレインがこんなに心地よく写るなんて。ある意味奇跡的な映画。きっと私は、何度もこの映画を見てしまうんだろうなあ。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-06-05 22:51:56)(良:4票)
30.連れてゆくという目的を果たした後の後半部分が「いい!」という人と「ダメ!」という人が見事に割れてますねー。私は「いい!」という人。子供を元気づけるためのギャグのひとつひとつは正直面白くないんですが、面白くなくたっていいわけです、この場合。すべってようが面白くしようと必死になってる姿がいいんです。むしろすべってるほうが良かったりして。その笑わせ方も『監督・ばんざい!』でも書いたのですが、徹底して言語不要、画面だけで笑わせる。北野映画が海外で受けるのはけして日本的なものを外国向けに見せているからではなく、言葉が解からなくとも理解できるというまさに「映画」であるからなのだ。北野武の究極の癒しムービー。なんて言うと監督はいやがるだろうけど。
R&Aさん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-07 15:22:21)(良:2票)
29.ギャグが冴えないなぁ・・・。監督はブラックな感じの笑いが苦手なのかな。暴力シーンも飽きたなぁ。演出がこれまでの作品と似たり寄ったりな所が残念。なんか、芸術ぶった創りも好きになれない。
ただ、シナリオは大変面白い。愚行と善意が隣り合わせに混在していることって有ると思います。両極端だけどそれぞれに意味が有りそうで、そんな感じがよく出ていると思います。妙な『優しさ』を感じさせる不思議な作品。
あと、ここはレビューの場です。イチャモンが出るのは当たり前。↑ソレこそイチャモンなんだよ。大丈夫?
・・・・・【THE HAUNTED MADE ME DO IT】さん。大変申し訳有りません。勘違いしてしまいました。お恥ずかしい限りです。どうかご容赦を。 武監督の映画では「その男凶暴につき」が大好きなので、ヤクザやチンピラを語るなら徹底的にやってもらいたいです。なんか最近の監督は、妙に“人情ドラマ”を引っ張り出して、そこにヤクザを中途半端に使っちゃってます。下手にミックスさせるよりも、“人情なら徹底して人情”“バイオレンスならトコトン、バイオレンス”といった具合にやって頂きたい。
おはようジングルさん 7点(2004-08-25 18:22:27)(良:1票)(笑:1票)
28.《ネタバレ》 盗んだとうもろこし並べて 1本200円 2本500円 3本だと800円的な。
買えば買うほど激安でもなんでもなくなってしまってくる的な(笑) 
だいたいそもそも 『おい!(おまえ) 豊橋まで乗せてけ 』とか全ての横着っぷりがおかしい菊次郎さんでした。 
その他、『こどもがいるんだよ もう殴るのやめてくれねぇかぁ』とはまた自分勝手な しかしそれでいてかなり名言だったと思う かなり好きな台詞です。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-16 15:33:32)(良:1票)
27.《ネタバレ》 夏休みとは子供が心身共に成長し、「大人」に近づく時期です。
また、人生においてわずか2年足らずしかない貴重な時期でもあります。

さて、この話はそんな貴重な夏休みを子供の頃に満喫できなかった52歳の子供が「大人」に向かって一歩成長する物語です。
作品を彩る「Summer」の使い方が非常に上手いです。
最初は自分の保身のためだけの嘘をついていた菊次郎。
しかし、子供と一緒に旅をするうちに「思いやり」や「責任感」のようなものが芽生え始めます。
そして、「天使」のキャプチャーで初めて、菊次郎は他人を守るための嘘をつきます。
心身共に成長する時期が「夏休み」と言うのなら、菊次郎は間違い無く夏休みを満喫することが出来たのでしょう。
最後の「菊次郎だよ!バカヤロー!」という台詞、駆けていく子供を見送る菊次郎のちょっと寂しいような表情が素晴らしい。夏休みが終わる寂しさ、心に残る思い出を作ることが出来た満足感を感じさせます。
子供自身も最後に駆けていくことが出来た、という事は彼もまた「大人」に一歩近づくことが出来たのでしょう。


bolodyさん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-15 00:07:48)(良:1票)
26.楽しかったです。相変わらずイチャモンが多いですね。 ↓すみません僕の説明不足です。武さんの映画に出てくるイチャモンの事ですよ。「3-4×10月」や「ソナチネ」なんかにでてくるヤクザのキャラクターはいつもこんな感じなんですね。【おはようジングル】さんへ⇒僕も「その男~」が一番好きです。「レザボアドッグス」のように5.1chでDVD化してほしいんですがねぇ。
THE HAUNTED MADE ME DO ITさん 7点(2004-09-08 01:05:33)(良:1票)
25.《ネタバレ》 「最高の映画」ではないんだが、作った人が天才なので見れないことはないようにできている。
ただ、後に監督がはっきりと言ってるが、端的に言えば「この子役はクソ」である。
いや、それは言い過ぎか、普通の俳優だったら「お前もっとちゃんとやれよ」とか言えるのが
子役にはさすがに言えないから困る、といった感じかな。

それはいいとして、この映画の本編は、母ちゃんを見たあと、やで?
何人かの勘のいい人は気づいているようだけれど。
そう、映画のタイトルにもある「菊次郎にとっての夏」なのである。
あのバカげた遊びを大の大人が楽しげに行い続けるということが、正に
なんだろうな、昇華かな、
結局母親は自分のところには二度と戻ってこないし、
これから家に戻って今までどおりの日常を過ごすしかないのだけれど
今は今だけはそれを忘れてただ遊ぼうと、そういう話。

まぁ、一番痛いのは、この有名なテーマ曲が、あまりに強すぎて
映画自体を潰してしまっているくらいに強いということだ。
多分、このテーマなら宮崎アニメでも潰れていただろう。
にんじんさん [DVD(邦画)] 7点(2021-01-16 02:15:19)
24.《ネタバレ》 音楽が頭にこびりついて離れない。武さんは本当の映画を分かってる人だ。寅さんやチャップリンを軽く自分のものにしている。なんか彼の立ってる姿だけで映画だもんね。NHKで武さんのルーツを探る番組があって、お父さんの菊次郎さんのことを描いてる映画かと思って、観た。エピソードは違うもののやはりこの主人公は武さんのお父さんなのだろう。しみじみと武さんの親への想いが伝わった。貧乏でも人として大事なものを武さんは叩き込まれたんだろうな。この人のおかげで芸人のレベルが下がらないのだろうと思う。日本の心柱の一人ですよね。
トントさん [ビデオ(邦画)] 7点(2016-12-22 11:13:46)
23.決まってチンピラやヤクザが出てくるロードムービー。
こんな映画をつくれるのは北野武ぐらいだ。久石譲の音楽がまた絶妙。特に際立った。
タイトルのとおり1999年ごろの夏を味わえます。何年か周期の夏に無償に観たくなる・聴きたくなる・戻りたくなる映画。
mighty guardさん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-18 12:37:29)
22.暑い日が続くと思い出す一本。日本の夏をくっきりと焼き付けたような降り注ぐ蝉の声と濃い影、緑。男の子が、成長する過程で心の中から母親を切り離さなきゃならないその季節に夏ってのはまたぴったりだったりする。正男くんにとってなかなかキツイ試練だったけれど、誰もが通るその道をダメとデブとハゲが賑やかに彩ってくれる。なんという優しさ。菊次郎の照れ隠しのバカヤローが連発され、でもって観てるこちらは「ばかはあんただよ」と岸本加代子姐さんの気持ちで突っ込みつつ、何かほのぼのしてしまうのだ。
でも、やっぱりたけしを見てきた日本人としては“だるまさんが転んだ”にしても“ターザンごっこ”にしても、次のショットでハゲが絶対全裸で出てくる、と分かっちゃうわけで、このあたりのたけしギャグはもっと新鮮な気持ちで呆れ笑いをしたかったなあとちょっと残念ではある。
tottokoさん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-09-19 00:58:58)
21.《ネタバレ》 私が幼少の頃に住んでいた町には、菊次郎のようなヤクザなオジサンがよく居たので懐かしく思いました(ぼうず、飯食い行くぞ!と町食堂に連れて行かれたり、風呂行くべ!と銭湯に連れて行かれ、背中の紋々を見せつけられたり等(笑))

菊次郎と、ひょんな事から出会った大人達がバカやって子供を楽しませる。
子供にとっては、ひと夏の良い思い出になっている筈・・・きっと。

ラストシーンが好きです。
最後の最後に子供に名前を聞かれ『菊次郎だよ、バカヤロー』と。
このバカヤローが最高に優しいバカヤローに聞こえました。

久石譲さんの曲『summer』も最高ですね。
着メロに使っています。
ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-21 12:31:16)
20.《ネタバレ》 なんだかんだキタノ映画の中ではキッズリターンの次に好きです。
母を訪ねて三千里的なしっかりとしたテーマがあるのはキタノ映画にしては珍しい。
かなり音楽が良くて、それに騙されてる気がしないでもないですが、
それはそれはパワーです。
それにしても無駄なシーンというか、遊びのシーンが絶望的にセンスないというか、
あーいうのがヨーロッパでは受けるんですかね?
バニーボーイさん [DVD(邦画)] 7点(2010-06-04 23:44:30)
19.《ネタバレ》 珍しく人情ものを描いた北野監督。物語自体はパッケージ裏とかのあらすじを読めば全部分かるような内容。理不尽なたけしのキャラクターも終始笑えるし、優しい顔になっていくたけしの顔はズルいし、映像も美しい。天使の鈴のくだりの恥ずかしい演出は、武どうしちゃったんだ?とビックリ。
そこまでだと一般向けを狙った感動作に見えますが、普通の映画ならクライマックスになるシーンを中盤で通過してしまうと、あとのシーンは大人と子供がゲームなどをしてひたすら戯れるという緩~い内容になっていきます。そこからはビートたけし流の悪ふざけもかなり顔を出してきて、いくらでも削りようがあるシーンの連続です。
僕は何だか微笑ましく見れてしまいましたが、結局は人を選ぶ作品になってますね。
しかし、必要以上に感動を誘ってしまうような久石譲の音楽は、この映画には特にそぐわない気がしました。
すべからさん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-08 20:45:25)
18.《ネタバレ》 子供ではなく、武が「菊次郎」なんだと最後にようやく解って(トロすぎ!)この作品が納得出来ました(汗)
ただ、もっと清しい夏が感じられるロケーションが日本には沢山あるのに・・・わざわざこういう景色を選んだのかな?
音楽は満点ですね。ケイタイの着信にしたかったですが、妻に先越されました(泣)
ボロミさん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-01 15:16:11)
17.音楽が情景を脳内に残す。
それだけ久石譲の音楽が素晴らしい。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-09-09 00:35:20)
16.私は好きだなー。自分の小学生時代の夏休みを想い出させる田舎の風景とか、胸がキュンとする。音楽も、メインテーマの2つとも素晴らしい。いろいろあっても最終的には暖かさが残る映画。もともと夏はあまり好きではないけど、こういう映画を観ると夏が恋しくなる。
Michael.Kさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-25 16:12:57)
15.ふつうに楽しめた。HANABIの後に観たので気分が救われた。
Sleepingビリ-さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-20 22:15:42)
14.北野さんの映画の雰囲気にだんだん馴染めてきました。基本的に静けさを大切にする北野さんの映画の中で、随所に流れる久石譲さんの綺麗な音楽はとても印象的です。あまりにも素晴らしかったので着メロとして使わせて頂いてます。で、ストーリーは非常に淡々とした雰囲気で、飛びきり盛り上がったりする場面はないのですが、それでも少年と菊次郎の冒険のような好奇心一杯の旅は観ているだけでとても楽しかったです。随所に盛りこまれたビートたけしのギャグ!ギャグ!ギャグ!いやぁ~笑いました。馬鹿みたいに笑えました!真面目な中にギャグをポンッと入れ、観ている側に不思議なギャップで楽しませてくれる。これはすごいです。楽しくてちょっぴり泣ける、夏の思い出って感じでした。
ボビーさん 7点(2005-03-05 14:38:21)
13.にくめない作品。
ckeruさん 7点(2005-03-05 11:26:37)
12.北野作品は初めて観ました。
率直におもしろかったと思います。
やはり北野監督の演技が光ってた思う。最初は「菊次郎」というのは男の子だと思っていたけど、実際は大人の北野監督だったんですね。なんか意表を付かれましたw。
タケシ軍団もしっかり出演しており、合間に見せる笑いもさすが世界の北野だなと感じた。ただ大人と子供の小旅行みたいな感じだけで終わってしまっているので、もうちょっといろんな展開があっても良かったんじゃないかなと思う。あと、たまに出てくる踊りのシーンがよく理解できなかったが、なにか北野監督には意図があったんでしょうねぇ
すごろくさん 7点(2004-10-11 15:35:16)
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【点数情報】

Review人数 177人
平均点数 6.34点
010.56%
163.39%
242.26%
3116.21%
4116.21%
52312.99%
62614.69%
73117.51%
84022.60%
9169.04%
1084.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review12人
2 ストーリー評価 7.06点 Review16人
3 鑑賞後の後味 8.12点 Review16人
4 音楽評価 8.56点 Review25人
5 感泣評価 7.27点 Review11人
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