23.《ネタバレ》 普通に捕まる終わりじゃなくて自分は良かったと思う。彼女の銃には間違いなく正義があったし、復讐したい気持ちもわかる。でもすべてが終わったあと正義は彼女を守ってくれなかった。刑事も彼女を救った様に見えるが、その後の彼女を考えると必ずしも救ったとは言い難い。自分が自分でなくなればいいのか。自分は自分のままで苦しみ続ければいいのか。どの道を選んでも自分には地獄に思える。アクション映画のヒーローも正義なら、彼女の行動も正義の一つ。ただ代償はとてつもなく重い。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-18 18:48:26) (良:2票) |
22.《ネタバレ》 昔見たチャールズ・ブロンソンの俺が掟だ的な映画。その女版。法が裁けないなら私が、てな感じですか。話としてはベタ。何のことはないただの勧善懲悪モノ。でも「法を破って自ら裁く・・・・そんなのダメ!いけないこと!」みたいな説教臭い結末にはなってないのがよかった。そんな説教臭い展開になると予想してたんだけど。結局刑事も復讐劇に最後は加担する。 "悪いやつ"をやっつけるってのはやっぱり見ていて気持ちいい。それが倫理的にいいとか悪いとかじゃなくて、あくまでお話として楽しければそれでいい。最後はなんだかんだでハッピーエンド。「もう元の自分には戻れない」と主人公はいうけれど、犬も戻ってきてるし、雰囲気としても明るい未来を予感させる。 悪いやつをやっつけてすかっと爽快、ハッピーエンド。勧善懲悪モノは、ベタだけどそれでも物語の王道。楽しめる。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-04-13 05:21:56) (良:1票) |
21.必殺シリーズを観る感覚で観ると結構楽しめました。ジョディ・フォスターの演技もよかったし、そこそこのスリルもあったし、娯楽映画としては及第点ではないでしょうか。僕は結構好きです。 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-17 08:33:03) (笑:1票) |
20.《ネタバレ》 相変わらず素晴らしいジョディの迫真の演技!!に気をとられてしまいがちだけど…この映画…どうなのかしらね?? よくこんな映画が許可されたなーというのがアタシの率直な感想よ。 冒頭の残虐すぎるあのシーンを見ると復讐してやりたい!!っていうエリカの気持ちは痛いほどよくわかるんだけど…恋人を殺した三人の男たち以外を殺したのは…アタシはやっぱりナシだと思うわ。 コンビニの件は偶発的なものなので仕方ないにしても、車で娼婦を囲ってた男やマロー(だったっけ?)を殺したのなんて、完全に彼女が自発的に殺しに行ってるでしょ? 地下鉄の男たちも、彼女がさっさと電車を降りれば回避できたはずじゃない。 『デスノート』とかもそうだけど、人間がほかの人間を裁いちゃダメよ、やっぱ。 そしてラストのあの警官…あの憎ったらしい三人の男を殺したエリカの行動は心情的には理解できるし同情したい気持ちもわかるけど、そこはやっぱ法を守る者として逮捕しないと。 ってかあれを許してたらどこで線引きすんのよ? やっても許される殺人なんてあっちゃいけないと思うわ。 ってことで、世の中に疑問を投げかけたという意味ではとても興味深い映画だと思うけど、ものすごーく穿った見方をすれば9.11以降アメリカが中東でしている復讐(でしょ?結局)の正当化ととれなくもなかったり。 …それにしてもあの犬、もうちょっとなんかできなかったの?? 知らない人においそれと捕まっちゃダメよ! しかも普通に飼われてるし…。 って絶対うちの犬も敵に尻尾ふってついてっちゃうわね…。 頼りにならないわねー。 【梅桃】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-11-30 12:26:00) (笑:1票) |
19.《ネタバレ》 緊張感が持続し飽きが来ない上質のサスペンスでした。ジョディ・フォスターの演技もさすがといった感じです。私個人としては、何の落ち度も無いのにあんな風に殺されたら復讐もありだと思います。しかし残念なのはラストですね。なんか腑に落ちないというか、しっくりこない終わり方だと思います。ジョディの復讐は許容できるのですが、第3者が復讐に加担するのは許容できません。あの刑事には最後まで法を遵守する警官であって欲しかった。 【ポテト】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-30 15:44:00) (良:1票) |
18.「正義」というのは快感なわけで、それが不安による防衛から徐々にエスカレートしてく様を上手く描いていた。ジョディ・フォスターはいい女優だということも再認識。オチも悪くない。 |
17.《ネタバレ》 狼よさらば(デスウイッシュ)以来伝統のビジランテ物なわけですが、このラストは確かに賛否両論あるだろうな、と思います。 多くの観客が感覚的にこうあってほしい…と思うオチなわけですが、しかしあの刑事本人が言ってるように法の番人は法の番人だから殺人が許されるんであって、一般人のリンチ許したらそれはもうダメだろ、とも(理性では)思うわけで。 でも本当に人間的な個人の感覚では、愛する人も自分も死ぬまで不当な暴行を加えられたら、そりゃ機会があれば復讐しますよね…理屈じゃなく。 で、それを見守る側も、法の番人の前に人間であれば許すかもしれません。 人間だもの 私の個人的な感覚では、ああいう目にあったら絶対許しません。殺します。絶対。当然です。聖人じゃないので。 ちなみにそうなったとき復讐の連鎖になるのも、映画や実社会でよくある話。 結局、人間って本質的にはそういうものなわけで、だから法があって法の番人がいるわけですけど、でもそれに納得できない被害者感情は…でこのテーマは無限ループになるしかないのです。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 7点(2020-06-01 15:40:52) |
16.《ネタバレ》 アメリカという国は、ああも簡単に暴力行為が行われるのだろうか。 フィクションだから描かれているというには、あまりにも非日常感を感じさせない。 フィアンセと襲われるシーン、列車内での暴言暴力、そして銃。 鑑賞中思っていたのは、ラストシーンをどう描くのか?ということと暴力の日常感だった。 この手の作品で、自殺で終わるシーンだけは観たくなかったので、 合法な銃を使ったラストには、まぁ納得できる終わり方だったのでは。 (裁かれるなら、どう裁かれるのかを気にしていたので) あのラストシーンを全否定してしまうと、鬼平犯科帳の大ファンとは言えなくなってしまうとも思うので 【hyam】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-24 23:31:26) |
15.《ネタバレ》 単純な復讐劇だと思っていたから、意外な展開に楽しめました。ジョディ・フォスターの冷酷な表情も見所だけど、テレンス・ハワードが役柄にぴったりハマっていて素晴らしかった! それだけに、最後の展開は少し残念でした。どんな時でも、彼には真っ直ぐな刑事でいてほしかった。最後の展開には賛否両論あると思いますが、何はともあれ、この作品が持つ雰囲気はとても良かったです。 【たけたん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-15 22:41:57) |
14.《ネタバレ》 痛快。復讐劇なのかと思ったら彼氏の死がだんだんどうでもよくなってきて、ひたすら屑に躊躇いなく銃口を向ける痛快な人に変貌していくジョディがまた痛快。最後まで期待通りにぶっ放してくれます。社会正義とか倫理観とかいうメッセージを込めて肝心な所でブレーキをかけてしまう作品が多い中、この映画は最後までブレないでいてくれた。我々視聴者が悪人に対し同情を抱くとしたら、同情しろよというセリフではなく実際に同じような酷い目に遭わされる可哀想な姿を見た時だけだと思うよ。刑事さんありがとう。 【にしきの】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-12-07 19:47:11) |
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13.《ネタバレ》 ○途中までの展開ややり取りから刑事がエリカの復讐劇を殺すなりして止めるものだと思っていたが、そうではなかった。刑事がエリカによる私刑の肩を持つとは。ちょっと残念だった。○エリカの心情は良く表現されていたし、病院に運ばれて治療されるシーンをベッドシーンと重ねるという演出には思わず目を奪われた。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-23 04:18:04) |
12.《ネタバレ》 『狼よさらば』のジョディ・フォスター版かと思いきや、大分テイストが違いました。主人公が銃を手にする動機が、復讐ではなく自分の身を守るためであること。ヴィジランティとなるきっかけも偶然の要素が強く、暴力をふるうことに苦悩しつつハマってゆくのも新味。主人公の仕事がラジオDJなので、モノローグが多用されるが『タクシードライバー』のトラヴィスの日記のモノローグとかぶって聞こえてしまうのは自分だけでしょうか。物語の舞台もニューヨークだし、ラスベガスで拾われたティーンエージャーらしき娘を救い出すシークエンスも『タクシードライバー』を思い浮かべてしまいます。ところで、いわれなき暴力に対抗するには暴力しかない、というエンディングになってしまうのはやむを得ないのだろうか。とはいえ『狼よさらば』より、暴力と正義、暴力の行使で壊れてゆく人間性に思いをはせることのできる作品でした。 【こんさん99】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-10-04 18:57:15) |
11.《ネタバレ》 犬は死んだとばかり思っていたので生きてて良かった。でも警察に逃がしてもらったときはしっかり犬の存在忘れるってどうなんだよ。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 00:52:25) |
10.《ネタバレ》 ラストのバレバレの偽装工作がかなり気になったが見ている途中は話に引き込まれた。 銃社会だからこそ悪人、チンピラも仕事がしやすいのはわかるが 悪人、チンピラだって逆に簡単に殺される可能性があるわけで くだらないことでイキがるってる人達が実在するのは謎ですね。 日本は平和だ。 【虎王】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-04-25 18:35:24) |
9.《ネタバレ》 主人公の女性と、刑事との間に、恋愛を匂わせちゃったのが、この作品のよくわからんところ―――これを作品の多層性と言えば聞こえはいいけど、路線として本当にこれでよかったのかしらん? あまりに殺伐とした作品となってしまわないように(ダーティ・ハリー4にキャラハン刑事が登場しなかったら?)、こうやって潤いを持たせたのだろうか。孤独な主人公に対し、最後の最後に至って差し伸べられた、支えの手。もちろん解決と言うには程遠いのだけど・・・。と言う訳で、この映画は、平穏な生活を破壊された主人公の、孤独の映画。何度も現れる主人公の“歩く姿”が、孤独を浮き彫りにする。そしてまたこれは、過去の平穏な生活だけではなく、現在の自分自身をも見失っていく映画。悪人退治。それはまさに、殺るか殺られるか。とりあえず主人公は、丸腰の相手に不意打ちを食らわせてまで悪人を殺す訳ではなく、一応は、撃たれそうになったりナイフを突き付けられたりハネられそうになったりした上での殺害であり、時には相手に大怪我を負わされたりもする(ただし、次第に自分から危険を呼び込み、殺すべくして殺す方向へと向って行っているのだけど)。狂気と正常のはざま。そしてついに見つけた憎き敵。クライマックスにおける“復讐”は、それまでの悪人退治とは趣きを異にする。不意打ちの、一方的な殺害。逆襲も受けるが、すぐに刑事が駆け付け、あっさりと有利な立場に舞い戻る、そしてやっぱり、無防備な相手を殺害する。復讐の完遂、すなわち不安定で自分を見失いうつある状態の終着であり、また、無防備な相手を殺害するという、これはもはや狂気の世界でもある。そして何より、正常の側に自分を繋ぎとめていた筈の刑事、彼までもが復讐へ加担する。もはや彼女には何も残っていない、ただ静かに消え去るしかない。という何とも寂しいラストでございました。ところで刑事はこの後、あんな無茶苦茶な説明(で、周りを納得させられたのだろうか。どうでもいいんだけどね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-24 23:34:47) |
8.《ネタバレ》 犬で始まり犬で終わる。 でも、犬が ‥ あんまし賢くないですね あのワンちゃんは。 言っちゃなんだが、なんか残念なタイプのお犬さん。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-23 23:59:30) |
7.《ネタバレ》 DJの役をしているジョディフォスターの台詞が映画の雰囲気を素晴らしいものにしている。一般人であるジョディが人を殺すようになっていく過程が説得力があって自然だ。相手役の刑事もいい配役。惜しむらくは最初の恋人役の配役。別の人選をしてほしかった。黒人でなくて白人俳優にすべきだった。最後,刑事がアリバイ作りに加担する場面,もう少し自然な形にしたかった。フォスターが殺すのではなく,刑事が殺す形にしてアリバイが成立する形にしたかった。憎しみを殺人することではらすことを肯定したようで後味が悪い。(アメリカ映画はいつもそうだけど・・)天罰があたって悪者が去ったという設定にして終わって欲しかったな。デスノートと同じ感覚に陥る。面白い作品だ。 【なかがわ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-14 05:24:11) |
6.《ネタバレ》 復讐する映画ということ以外ほとんど内容に関して知らずに見たので、それなりに楽しめた。ラストに関しても納得というわけではないが、それはそれでありかなという感じ。最終的には個人的な復讐になるわけだが中盤はそれだけでなくて、刑事との友情といった要素もあったところが個人的にはよかったと思う。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-06 10:35:37) |
5.《ネタバレ》 過酷な運命に翻弄され苦悩しながらも危機を力強く乗り越えていく、という女性を彼女は良く演じるが、そういう役柄は本当にはまり役だと思う。 彼女は笑顔よりも苦悩する表情の方が美しい。 最愛の婚約者を殺され、警察も頼りにならないと悟った彼女が違法に銃を手に入れ、夜な夜な処刑人として無法者達に制裁を加えていく心情の変化が非常に丁寧に脚本に織り込まれており、ジョディ・フォスターの演技力にも助けられ最後まで一気に鑑賞できた。 しかし、あとで振り返ってみればわだかまりが残るのも事実。心情的には理解できても違法な行為である彼女の行動を正当化し、美しく際だたせるためには、悪党を単純化して記号化してしまわなければならないが、引き替えに作品の世界観、奥行きが失われる。この種の作品の限界だろうか。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-17 14:28:49) |
4.《ネタバレ》 以前「狼よさらば」という作品がありました。あちらもなかなかの佳作でしたが、主人公は最後は警察に逮捕されました。 今作に関しては主人公は逮捕はされませんが、それでも決して心は晴れていないはず。このあたりをもう少しじっくり描いてくれればかなりの傑作になったような気がします。そう言えば「シェーン」のラストを思い出します。善良な町の人に代わって、無法者を射殺したシェーンは町の人に取っては恩人なのですが、彼を憧れの目で見る少年にこう言って町を去って行きます「人を殺した人間はね、皆と一緒には暮らせないんだよ」・・・。 この映画は一種の問題提起ですね。あなたはどう思いますか?的な。「狼よさらば」の時代はどんな事情があるにせよ、犯罪者は最後には裁かれなければならないという風潮でしたが、こんな作品が出てきて、しかも結末について賛否両論というのは現代はそれだけ病んでいるのでしょうか。つまり、余りに悲惨な事情があるのなら、殺人を許してやってもいいのではないかという意見もあるというような・・・。 私は最近の犯罪には余りに許しがたいものが多いので、主人公の行動は結構肯定してしまいます。ただ、法を犯しているのは確かですので裁かれてもやむを得ないとは思いますが。 映画としては面白かったので得点高めです。 |