1.《ネタバレ》 雰囲気は良かったですよ。
韓国映画シュリの終盤の緊迫感が蘇りました。川井憲次氏の
重厚な音楽も大変気に入っています。ホントは8点以上付けたい位
好感あるのですが・・脚本や設定にどーも無理が・・
原作では、日本国内の話でしたが、今回は韓国の科学者という設定で
日本語と韓国語が行ったり来たりです。
良く判らない韓国企業のヤバイ連中から逃げながら、わが身に起きた
謎の現象を解明していと、驚愕の真実にたどり着くお話ですが・・
まずは、ヒロインとの出会いが出来すぎ君です。んな偶然はないっしょ。
原作ではヒロインが近づいてくる理由があります。
次に、主役の着てるものが最後まで同じ服です。逃走劇の中で、汚れ破れて
それでも着替えない。さらに拉致されて韓国へつれて行かれて、決死の
逃亡の末に一人で日本へ戻りますが、まだボロボロの服のままです。
なぜ着替えないかなー。全くお金無いなら帰って来れないしね。
その他、ツッコミ処は他にもありますが、トドメは原作でしょうか。
注射一本で、人格と記憶が転送可能って・・無理でしょ。
まあ、シュワちゃんの6DAYSというSFでも、網膜にフラッシュ一発
で、完璧にゴーストダビングというのやってましたので、SFとしては
ありでしょうか・・。
それでも、見せ方と音楽で、良く判らない物語が大変ドラマチックに見えます。
その雰囲気だけで、なんだかスゴイ映画見たかのような満足感があります。
原作と設定、脚本を作り直してリメイクして欲しい程、惜しい作品です。
シリアスな雰囲気はパーフェクトなので、西島君の女性ファンには10点満点でしょうね。