1.《ネタバレ》 3Dにて鑑賞。レイトショー枠だったものの3Dのため、割引が効かず。
結果、3Dで見る必要はなかったかな…とちょっと後悔。
ただでさえ暗い夜の海のシーンがさらに暗くなり、見づらい上に、そこまで3Dが活かされてる気がしなかったのが残念。
内容としては実話を元に制作されているので、ある程度安心して見れました。
ただ、気になったのは、人間関係及び登場人物たちの背景がよく分からないまま進むこと。
救助する側とされる側でそれぞれ主人公が存在し、それぞれ話しが進んでいくのですが、その主人公の抱えている闇や葛藤(過去に救えなかった人達がいる、船員同士確執がある 等)が言葉のみで具体的な回想シーンもないため、いまいち感情移入しづらかったです。
ただ、映像は圧巻でした。
海の恐怖、寒さ、そして人間が追い詰められていく様、そこから何とか立ち向かおうとする勇気は見ていて素直に感動出来ました。
そして何より半分になってしまった船の操作は凄い。
普通なら半分に折れれば沈むはず。普通の映画なら沈めます。
それを沈めずに浅瀬まで乗り上げたということは、実際にそれを行ったということでしょうか?
事実は小説よりも奇なり、とはまさにこの事だと思いました。素直に感服です。