あにいもうと(1953)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > あにいもうと(1953)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

あにいもうと(1953)

[アニイモウト]
1953年上映時間:86分
平均点:7.00 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(1953-08-19)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2006-04-20)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2011-10-02)【M・R・サイケデリコン】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督成瀬巳喜男
助監督田中絹代(ノンクレジット)
キャスト森雅之(男優)伊之
京マチ子(女優)もん
久我美子(女優)さん
山本礼三郎(男優)赤座
浦辺粂子(女優)りき
船越英二(男優)小畑
堀雄二(男優)鯛一
本間文子(女優)とき子婆さん
潮万太郎(男優)貫一
宮島健一(男優)喜三
山田禅二(男優)豊五郎
高品格(男優)
河原侃二(男優)坊さん
目黒幸子(女優)
原作室生犀星「あにいもうと」
脚本水木洋子(脚色)
音楽斎藤一郎
撮影峰重義
製作大映(東京撮影所)
企画三浦信夫
配給大映
美術仲美喜雄
編集鈴木東陽
録音西井憲一
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 森雅之だが、本作では職人風情の荒っぽい男を演じていた。
これがどうも無理があるように見えてならない。
熱演により、何とかそれらしくは見えたが、ミスキャストなのは否定できないところ。
やはり、森雅之には「脂ぎった陰気なオヤジ」が良く似合う。

しかしながら、「妹を本心では愛しつつも、表向きは邪険に振舞い、そして妹を孕ませた船越英二を殴り飛ばす」、このシーンには感動できた。

京マチ子だが、以前からどうも苦手な女優だ。
ボリュームがありすぎるし、どうも好みに合わない。
むしろ、気持ち悪いとさえ感じてしまう。

久我美子だが、やっぱりナインティナインの岡村に似ていた。

浦辺粂子は実にいい味を出していた。
野暮ったくてノロマな田舎のばあちゃんだけど、実に人情味があって、家族思い。
そんな役をこれ以上なく自然に演じていて見事だった。

特別に出来がいい成瀬作品とは思わないが、パワーを感じた。
成瀬作品としては、力作の部類に入るのではないだろうか。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 7点(2021-07-31 00:03:25)(良:1票)
2.《ネタバレ》 成瀬巳喜男監督による文芸作品。タイトル通り兄と妹を描いた物語なのだが、これがけっこうドロドロとしている。それでもこの映画に出てくる兄妹はどこか他人事ではない気がしてしまうのも事実で、兄(森雅之)が妹(京マチ子)を妊娠させた男(船越英二)に暴力を振るうシーンはこの兄の妹に対する素直な思いが伝わってきて感動したし、もしぼくが同じ立場なら相手の男に対して同じことをするのではないかとつい思ってしまった。だから、そのことを巡って起きる終盤の二人の凄まじいケンカのシーンは、兄と妹、双方の気持ちが理解できるような気がする。しかし、ラストのもんがさん(久我美子)に兄に対する思いを打ち明けるシーンがこのドロドロとした兄妹愛を描いた映画のラストとしては実に後味がよく、このシーンがあるからこんなドロドロとした映画を見終わったあとでもさわやかな印象が残り、成瀬監督の余韻の残し方のうまさを感じる。大映作品であるためか京マチ子や船越英二が成瀬作品に出演していているのが珍しいし、ほかの成瀬作品と比べてストレートに感情を表現するシーンが多く、終盤のケンカのシーンの凄まじさもあり、映画としてはなんだか同じく成瀬監督の「あらくれ」に近い印象。兄を演じる森雅之が少しミスキャストのような気がするのが惜しいところだが、それでも成瀬監督らしい人間の描写が素晴らしく、じゅうぶんに佳作といえる映画だと思う。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-24 14:44:51)(良:1票)
1.京マチ子という非成瀬的な女優を起用し、ドラマとしても感情をあらわにする場面が多く、しかしそれでも登場人物がゴロリと横になっていると、なんとなく成瀬の空気が満ちてくるから不思議なものだ(小津の登場人物はまずゴロリとならない)。ケンカをしつつ別れきれない不貞腐れた男女ってとこが、たとえそれが恋愛関係のない兄妹であっても、やっぱり成瀬のモチーフだからだろう。ラストで京が怒るのも、外の人船越英二に対して、身内の兄がみっともないことをしてくれた、と家の側に立っているから怒るのであって、兄と別れきれていない証拠。つまり、兄妹ゲンカは仲良しの証拠ってやつだ。兄にとって成長する妹ってのは、それだけでもう堕落と見えてしまうのだろうなあ。帰りのバスで学生がまんじゅうをパクつくのは、原作のものか水木洋子のものか知らないけど、実に辛辣。帰省の久我美子が堀雄二の家を避け遠回りしてくるような描写の細やかさ。なぜかドラマにおいて理想とされる姿は常に末娘によって象徴されるってのが、古今東西を通じ定型になっている。あの駅は登戸なのか。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-08-15 11:56:43)(良:1票)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
500.00%
600.00%
7342.86%
8342.86%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS