霧笛が俺を呼んでいるのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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霧笛が俺を呼んでいる

[ムテキガオレヲヨンデイル]
1960年上映時間:80分
平均点:5.71 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-07-09)
アクション
新規登録(2006-10-17)【キムリン】さん
タイトル情報更新(2023-05-06)【イニシャルK】さん
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監督山崎徳次郎
助監督鍛冶昇
キャスト赤木圭一郎(男優)杉敬一
葉山良二(男優)浜崎守雄
吉永小百合(女優)ゆきこ
芦川いづみ(女優)美也子
内田良平(男優)渡辺
深江章喜(男優)
二本柳寛(男優)柳田
西村晃(男優)森本
野呂圭介(男優)酒場35ノットの船員乾分
柳瀬志郎(男優)酒場35ノットの船員乾分
原恵子(女優)写真の中の母親
堀恭子(女優)和子
芝田新(男優)半田
英原穣二(男優)杉の仲間
脚本熊井啓
音楽山本直純
主題歌赤木圭一郎「霧笛が俺を呼んでいる」
撮影姫田真佐久
企画水の江滝子
配給日活
美術木村威夫
編集鈴木晄
録音橋本文雄
照明岩木保夫
その他斎藤耕一(スチール)
IMAGICA(現像) 旧社名:東洋現像所
あらすじ
航海から久しぶりに横浜の港に戻ってきた1等航海士の杉は、少年院時代からの親友の浜崎が自殺したことを知らされる。浜崎の恋人だった美也子や妹のゆきこから当時の話を聞くうちに、杉は浜崎の自殺に疑問を持つようになる。
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2.《ネタバレ》 面白い。なんかジャズ調の音楽がいい感じ。
カメラワークも工夫が見られて、ビルの高所の撮影では一段高いところから俳優と地面を入れてる。窓拭きのゴンドラなんて、正直そんなに狭くなくて安定感ありそうだけど、地面の車や人の動きを入れて緊張感ある画になっている。エレベーターが降りる画とか、今でこそダイ・ハードとかでよく見る画だけど、当時の邦画でこういうのって、あまり無かったんじゃないかな?
当時の懐かしいビル群を流れるように映したり、お決まりの酒場の賑わいなんかが、日本なのにとてもお洒落。
モノクロの写真と家庭崩壊の映像で、当時ペイと呼ばれていたヘロインの恐怖をこれでもかと描いている。日本でのヘロイン被害のピークは'61年とのこと。リアルに社会問題を考えた映画だったようだ。

赤木圭一郎の映画は初めて見たけど、足が長くスタイル抜群。今の目で観てもハンサムで、最後の海員制服もビシッと決まってる。この翌年に亡くなってたのか。ご存命なら日本映画界に華やかな功績を沢山残しただろうに。
相変わらず綺麗な芦川いづみは『彼氏が自殺したクラブの歌手』という役なので、明るい笑顔が観られないのは残念だけど、船乗りモノ映画のまさに“港の女”ってイメージ通り。真知子巻きがまた似合うんだ。その後の杉がロープを探しに海に潜る所で、海風でセットが乱れた風のナチュラルな髪型も素敵。
そして私が観た中で最初期の吉永小百合主演作。芦川いづみが大人の魅力を出している代わりに、年相応の若くて明るい浜崎の妹役(ただし術後のリハビリ中)で、笑顔がホントキラキラしている。浜崎の隠れ家に連れてこられて、赤木が降りた後の車で待つシーン、後頭部だけ映ってるところから、きちんと横顔をカメラに収める技。そして『どうしよう…そうだ景色を楽しんでる演技でもしてみよう』と思ったのか、やや視線を上に向けるぎこちなさが初々しくて可愛い。

そうだったのか、名作『第三の男(まだ観てない)』のリスペクト作品なんだ。
いやでも、とてもカッコいい'60年代の日本を代表する娯楽映画だと、思うんだけどなぁ。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-10-23 14:02:49)
1.《ネタバレ》 赤木圭一郎の魅力がよく出ている作品です。船員役がはまってます。キザなセリフもさまになってて、ビールを飲むだけで格好いいんです。最後の別れのシーンが渋い! 『拳銃無頼帖』シリーズより好きです。ただ、当時の日活映画って、主役が主題歌まで歌っちゃうんですけど、赤木さんの歌唱力は??? それから相手役の芦川いづみが魅力的。一番好きなのは、『あいつと私』の芦川さんですけど、ちょっと陰りのある役もいいなぁ。で、彼女も歌うシーンがあって、「私の耳は貝の殻 海の響きを……」って歌うんですが、なんか聞き覚えがあると思ったら、『巨人の星』で美奈さんが、宮崎・日南海岸で星飛行馬に自分の病気を告白する時に、これを言うんですよ。ちなみに、これはコクトーの詩です。
上野若宮深さん [地上波(邦画)] 7点(2007-01-11 22:34:15)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 5.71点
000.00%
100.00%
200.00%
3114.29%
400.00%
5114.29%
6342.86%
7228.57%
800.00%
900.00%
1000.00%

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