3.《ネタバレ》 私はもしかしたら冒険ものの中では洞窟が一番好きかもしれません。
だって「ナショナルトレジャー」を観たのも「インディジョーンズ」みたいだと思ったから。
昔のSF冒険ものを触手しているのは根本に「インディジョーンズ」があったから!
ところでこの地底探検はかなりインディに影響を与えていると思いました。
パラマウント映画の山そっくりな山がインディに出てきますが・・
この映画でも実は出てくるのですよ。
そして極めつけが・・洞窟に巨大な岩が転がるシーン!
これをパクリと言わずしてなんなのでしょうか??
オマージュというよりパクリです(苦笑)
スピルバーグ映画にしては珍しいそのまんまギャグです(まいったなぁ)
まあこういうのを見つけて喜ぶ私もあきれますが・・ちょっと嬉しい。
ジェール・ヴェルヌっていいですねぇ!
派手で飛んでるH.G.ウェルスもいいんだけれどまた味わいが違う。
こちらのほうが飛びすぎていないというか地味でも深いかもしれませんね。
突飛な発想は子供に帰れるひと時であり、わりと科学的な思想も入っており楽しめる。
地球の中心に行ってみたいと思いませんか?
そしてそこに滅びた遺跡などがあったら・・見てみたい!
観ている最中も「嘘や、地底はマグマに決まってる!」と言いながらも、
「もしかしたらこんなところがあるかもしれない」と夢を見ている気持ち。
人間ドラマもコメディが入っており面白い。
ただ主役のジェームズ・メイソンが堅物の役でちょっと違和感がありましたが、
それも役どころなので仕方がありません(この人、ブラジルから来た少年、海底二万マイルにも出てた)
まあ主役が堅物ということでもう一方のパット・ブーン(て歌手でしたね確か)が、
歌ったり笑わせたりと掛け合いがなかなか面白い(この人のミュージカルなら観てみたい気も)
そして先にすでに地底までいたその土地の住民(と主張していますが)
実は彼が本当の最初の発見者の末裔なのでした。
この謎解きもなかなかわかりやすくも楽しいです。