21.「一度失った信頼はなかなか取り戻せない」。信頼回復に苦労したことがある人は多いだろう。この場合,負い目が自分にあることが明確なだけに努力する価値があるように思えるし,更生しているような気分が心地良かったりする。しかし,無神経なラベリングに遭った場合はどうか。結局この世は「多数派」の勝利… 数の理論に泣き寝入りか?そんなことを考えさせられる作品だった。 【ロウル】さん 8点(2003-11-18 22:40:48) (良:1票) |
20.身体的外見の劣等感から、ずいぶんと根も葉もない噂を流され買い物へ行くにも、夜にこっそり訪れる。こんな日常を暮らしている人は、日本にも意外に、多いかも知れない。この映画は、題材こそシンプルだが、メッセージは深いものがある。少年も現実から逃避したかも知れないが、逃避した先で、変な噂で有名な男性と会う。この何気ない始まり方のドラマから、次々と描写され、蓄積される二人の友情は、やはり感動的である。題材では親子を描いたわけじゃなく、二人は全くの他人という設定だが、内容は、「現代の親子関係」、または「教師と生徒の関係」に一石を投じるものとなっている。シンプルにして秀作。 【叫真】さん 8点(2003-05-19 19:47:31) (良:1票) |
19.来日記者会見でのメル・ギブソンの言葉。「いい小説を見つけた。泣いた。映画化したくて自分のプロダクションで映画化権を買った。自分で監督をやることにした。だけどどこの映画会社を回っても、『ストーリーが地味だ。』『こんな映画、ヒットするわけない。』と言われた。その日も『興行的にはリスクが大きすぎる。』と言われて、落ち込んだ。どうやったら、リスクを小さく出来るんだと考えた。悩みに悩んで顔を上げた。鏡があった。そこに自分の顔が映っていた。なんだ、自分で主演すればよかったんだ!『主演は僕自身だ。』そう言ったら、たちまちいくつかの映画会社が手を上げた。」 【ジョーボブ】さん 8点(2003-04-08 20:10:20) (笑:1票) |
18.《ネタバレ》 この映画、何と言っても、海辺の小さな町のロケーションが、いいですよね。途中、主人公の少年が「ご褒美」として水上艇での遊覧飛行に乗せてもらえる場面、メル・ギブソン演じる元教師は他者と距離を置いて半・隠遁生活をしているハズなのに、このパイロットとはどういう関係なんだ?そもそもコイツ誰なんだ、こんなシーン必要なのか?ってなトコロですが、それでもこの飛行シーンを入れざるを得ない、この空撮を我々に見せざるを得ない、そんな美しさが、あります。これ以外にも魅力的な光景が多く登場し、決して「奇観」というようなものではないけれど、我々の目を楽しませてくれます。 あと、この物語の中でメル・ギブソンがシャイロック役を長々と演じてみせる必要があったのか、と言えば、これはもう単に「やりたかったから、やってみました」というだけなんじゃないでしょうか。せっかくの初監督作品ですから。90年の『ハムレット』で主演して、意外に真っ当にシェイクスピア劇を演じてましたけど、何となく青白いイメージがあるハムレット役に彼がマッチしているかと言えばそうとも言えない訳で、この物語の流れの中で浮こうが何だろうが、アクの強さでもってシェイクスピア劇を押し切っています。 さてオハナシはと言うと、かつて負った右半身の大火傷の痛々しい跡を残し、町民との交流を経って生活する元教師と、ステップファミリーで家族になじめない少年との交流の物語、なんですけれども、ハテどうしてこんなに見事に右側だけ火傷してて、左側は無事なんだろう、「他者に受け入れられない存在」というなら、いささか中途半端な設定にも思えるところですが、物語を追っていくと、なるほどこれは、「二面性」を象徴するもの、いや正確に言うと、「彼には二面性があるのではないかという疑惑」につながるもの、なんですね。しかし、物語がそういう要素を孕んでいるもんで、作品において、少年側から描く部分と元教師側から描く部分とをどういう按配とするかは、難しいものがあります。正直、さらに視点を少年側に寄せて、元教師を謎めいた存在にしてもよかったか、とは思いますが(例えば模擬試験後に二人が別れるシーン、家の中からではなく外から撮影するべきところでは・・・とか言うのは、発想がベタですかねえ?)。 少年は無事に受験を突破するも、元教師はひっそりと姿を消す。ってコレ、「泣いた赤鬼」じゃないですか(笑)。ただし本作の場合は、後日談を引っ付けて、一見、蛇足っぽいけど、それでも我々をホッとさせてくれます。少年の実の父親がもはやこの世にいない、だからこそ、父親代わりの元教師が、ここにいて欲しいんですね。 それにしてもこのメル・ギブソンが演じている元教師、本来の担当教科は一体、何だったんでしょうか。まさにデキスギ君ですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-07-14 11:56:17) |
17.「事件の真相はどうだったのか。マスコミの記事や噂話による思い込みを忘れて、自分が触れ合ったことから判断してみてくれ。」 この映画のテーマの一つは、まさに「言うは易く行うは難し」だと思う。実際、自分が当事者・関係者だったら、どう思うか・行動するかを考えると自信がない。 特に昨今、インターネットでどんどん嘘も撒き散らされる。その中で、真実を見つけるのはますます困難になってきているなあと、改めて考えさせられる。 メル・ギブソンも子役も好演。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-26 22:45:15) |
16.浜辺での2人の会話が印象的でした。 ラストがよかったです。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-12-23 15:14:09) |
15.《ネタバレ》 いい映画やったなぁ。物語が進んでいくうちにマクラウドの傷跡が本当に見えなくなっていきましたね。チャックとのいい関係をブチ壊した周りの大人たちにイラつきました。ラストのマクラウドが手を振るシーンは鳥肌が立ちました。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-24 23:00:25) |
14.《ネタバレ》 あんな先生に教わりたかったです。やっぱり人間、勉学だけじゃないんですよねぇ~。『先生がひと夏かけて教えたこと』俺もこの映画をみて教わりました!! 【もりまりも】さん 8点(2004-03-09 01:35:39) |
13.“文部省推薦映画”と言いましょうか..とても奥の深い人間ドラマを、まじめに描いた作品です..上辺しか見ない人間の愚かさ..家族、友情..真実とはいったい何? いろんなことを考えさせてくれます..そして、人を信じることの大切さを教えてくれます..ラストがとてもイイですね..多くの人に観てほしい秀作です... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-01-31 13:40:24) |
12.涙までいかんが感動した。これってメルの初監督作品だったかな? 【guijiu】さん 8点(2003-12-05 05:12:38) |
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11.《ネタバレ》 最後のシーンすごく感動した。「今では顔が見える」の言葉通り、最後火傷が消えてるように見えた。 【池田屋DIY】さん 8点(2003-07-27 14:53:15) |
10.人は顔ではなく、もっと心と心で触れ合っていくべきなんだなと感激しました。 【ひなた】さん 8点(2003-07-04 22:03:57) |
9.メル・ギブソンって、実はシェイクスピアが大好きなんじゃないのかな。彼の演技的バックボーンにあるのが、実は古典演劇の素養であることを、この初監督作が証明しているように思う。シェイクスピアを朗唱する時のギブソン、ほんと気持ちよさそうだもんなあ。作品的にも、素直に感動できる良い内容です。ラストの感情をグッと抑えたハーフビターさも、見事だし。 【やましんの巻】さん 8点(2003-06-28 16:06:41) |
【ジェイムズ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2003-06-21 05:19:42) |
7.<<ねたばれあり>>最後のシーンが本当に印象的でした。駆け寄るわけでもなく、遠くから手を振るあの感じが好き。心のなかに、心地のいい重みを与えてくれる映画です。メル・ギブソンは文句無しによかった! 【くみ】さん 8点(2003-06-18 22:40:51) |
6.なんかこういう映画ってすきだな。愛、絆、少しの哀愁。メルギブソンってこういう役すごく上手だしはまってると思う。 【ピペリカム】さん 8点(2003-06-12 22:23:00) |
5.だだーっと涙が出たわけではないですが、よかったです。最後の再会のシーンはもどかしさがあってかえってよかった。メルギブソンはやはり監督にもむいているのでは。 【みんみん】さん 8点(2003-02-18 00:04:05) |
【roku】さん 8点(2002-02-27 21:41:36) |
【ボバン】さん 8点(2002-02-12 15:25:19) |
2.意外にコメントが少ないんですね。私はメルの作品の中ではかなり好きな部類です。 【wood】さん 8点(2001-02-19 16:18:50) |