43.《ネタバレ》 理屈抜きに面白い映画、と云う評価です。 破壊や暴力の理由を世界観だけで補完しながらガンガンと進む。主人公が台詞を発する必要も無い。30年を経て復活したマッドマックス。リメイクでは無く「2」で提示した世界観を引き継いだ新作でした。そして、その設定が初めて十全に活かされた作品だと思いました。「サンダードーム」なんぞとは骨の太さが格段に違う。 荒廃した世界の絶望と希望がテーマで、そこはとてもシンプル。このシンプルさが分かりやすく見応えに繋がっていて、それを言葉で説明する必要を感じません。アクション映画のアクションに久しぶりに圧倒されて幸せでした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-03 14:22:05) (良:2票) |
42.《ネタバレ》 オリジナル「MADMAX」を1作目から劇場で観に行っているオジさんとしては今回の作品が3作目の続きではなく2作目のリメイク、いやリブートであることが嬉しい。 あのインターセプターが出てくるからだ。 「ヒュイーン」という音と共にスーパーチャージャーが加速する姿を見れるだけで俺の中に眠っていたMADが目を覚ます。 と思ったら序盤でドカーン!あぁ、あっさりやられちゃうのも2作目のオリジナルと一緒なのね、、 しかし悪人の手に渡り再びインターセクターが疾走! いいね!インターセプターはまだ生きている!最終的にはマックスの元にもどってインターセプターと共にシリーズ復活!(と確信) もう味方の女がやられようが敵がやられようが私の一番気がかりはインターセプターが無事かどうか しかし、、、あえなく木端微塵、、あぁ終わった。 夜空を見上げるたびに思い出せ、、、 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-22 10:08:58) (良:1票)(笑:1票) |
41.《ネタバレ》 砂漠化が進み、水や資源が枯渇し、近代国家はなくなり、暴力が支配する近未来。すぐに「北斗の拳」を思い浮かべますが、調べるに、「北斗の拳」の方がマッドマックスのシリーズ初期作品から、大きな影響を受けたとのことです。全面的に砂漠が舞台なので、ISISを連想させなくもありません。時宜を得ていると言えなくもありません。そんな何でもありの世界ですから、当然、悪い奴が暴力で支配をしていて、女性を手籠めにしていたりするわけで、女隊長がこれに反旗を翻し、女性を解放しようとし、主人公マックスもこれに加わるというような話です。何もかもが過剰でスピード感も半端ないので、2時間とそれほど長くないのですが、爽快に疲れます。バカっぽいアイデアを、とことん突き詰めて磨きをかけると、驚きと笑いに混じり、妙な説得力が生まれます。なかなか、この領域までは届かないものです。太鼓にエレキギター。棒高跳び。笑えます。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-03-26 15:38:04) (良:1票) |
40.《ネタバレ》 マッドマックスシリーズのことは何も知らずに観ました。そして圧倒されました。狂気のビジョンは物凄く、これを数十年間も頭の中に入れていて監督はよく狂わなかったものだと感心します。自動車修理の番組を好んで見るので、リアリティについて言うなら不適なところは色々ありますが、それを視聴中は感じさせない迫力に酔いました。ところどころ黒澤映画の演出を借用しているところがあり、そこも興味深かったです。 【みみ】さん [3D(字幕)] 8点(2019-08-23 22:27:02) (良:1票) |
39.ガソリン 12,000リットルも積んで走っているのに危険物のマーク どこにも一枚も貼ってないんだね 恐ろしいっすよね 近寄れないっすよね 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 21:02:04) (笑:1票) |
38.これは凄い。妻子の復讐に燃えるあの刑事が廻り回ってこんなになってしまった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-03-11 18:58:35) (笑:1票) |
37.《ネタバレ》 極限状態にあれば「人はパンのみに生きるにあらず」など、余裕で言っていられない贅沢な言葉なのだろう。「マッドマックス2」以降、このシリーズの根底に横たわるのは、剥き出しの形で表現された、生き残りのための命を賭けた殺伐とした闘争であり、生きる者の生存欲求の強さ。オイルや水など、人の生存に不可欠な根源的資源の争奪を通して、エゴイスティクなDNAの特性を考えてしまう。 水の所有・管理権を持つイモータン・ジョーが、民を意のままに支配する構図がそれで、如何にも分かりやすい。密かな目的を持った女隊長、フュリオサに率いられ、隠れて逃げる、生みの性、母体としてのみ、イモータン・ジョーに生存価値を与えられていた、虐げられし女たちの反乱が話のベースとしてあるのは興味深い。 女達が水タンク車と共に、伝説の緑の地を目指すというのは、聖書の「出エジプト記」のカナンの地を目指し、紅海を渡る話と奇妙にクロスする。目指す先に砂嵐が壁の如く立ち塞がるシーンを対比させ考えると、そこに、ラムセス2世から逃れ、やはり紅海を前にしたモーセに率いられたイスラエルの人と同じ構造が浮かび上がる。 「死を恐れるな、死んで甦れ」と唱え、追撃してくる白塗りのウォー・ボーイズの群れ。おそらくISISの戦士たちも同様の信仰を信じ込まされ、進んで死地に向かうのだろうか。日本だと、織田信長に対して武装蜂起した、一向一揆の戦い「進むは極楽、退けば地獄ぞ」の言葉が思い起こされる。人を死地に向かわせるには、嘘で出来た人を陶酔させる魔法の言葉が必要という事だろう。 女たちを乗せた巨大なタンク車をターゲットに、群なして襲い来る、そのウォー・ボーイズ達は、卵子を目指して競争する精子の群を連想させなくもない。軽快に飛び跳ねながらモトクロスバイクで襲撃してくる、敵地での攻防シーンはジョン・フォードの「駅馬車」で襲い来るアパッチを彷彿とさせワクワクする。火を噴くエレキギターと太鼓の音も賑やかに、砂煙をあげ疾走するイモータン・ジョーの一団の狂気が見もの。何と言っても、こうした70過ぎのジョージ・ミラーのぶっ飛んだイメージ形成力には恐れ入る 【DADA】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-03-10 18:22:34) (良:1票) |
36.ヘナヘナと崩れ落ちそうになる日本語吹き替え版で拝見。みんな安定した仕事してるのに、マックスだけなんであんな…とほ~。 などと最初にガッカリ面を書いた上で、本作のインパクトはもうバイオレンス・グレパッパ族の活躍に尽きるなあ。もうね、『人生狂想曲』のオープニングまで思い出しちゃったくらい、モンティ・パイソンにシンクロしてしまいまして。 そもそもこのシリーズ、1しか観てなかったんですよね。しかも観たのは80年代。今回、新シリーズだと思ってレンタルして、オープニングで「しまった続いてるじゃん!」って(苦笑)。だもんで途中を知らないものでして、マックスのマッドさ(つうか壊れ方)の急上昇ぶりになんつーか衝撃でした。 …くだらない余談でした。世界の作り込みはすごかった。「サスティナブル」という言葉の対極にある、人間を『資源』とみなした究極の鬼畜社会。それがセリフ的な解説なしに、ストーリーの流れに沿って自然に提示されていく。SF作品の醍醐味をたっぷり含んだ展開で、こういう部分は『CODE46』とかを思い浮かべました。 未来が舞台になるSFである以上、観客との間に何かしらの接点を設けないとストーリーに入ってきてくれないわけですが(悪い例だと『オブリビオン』はそのあたりをサボった作品ですな)、徹底改造された車たちがその役を担っているという、安定のマッドマックス仕様。ほぼすべての舞台が車中・車上なので、現実との乖離が少なく、異世界にスムーズに入れます。ここ重要。 この映画の世界は社会構造から産業・生死観に至るまで本当の異世界なので、観客のいる世界とはガッツリと違ってる。自動車のような見慣れた舞台装置の上でストーリーが進む絶対的な必要性があったはずです。これをやらなければ成功しなかったろうと思いました。 …でもやっぱ、グレパッパ族のインパクトでしたねえ。アレが全部持ってっちゃったなあ。マックスどころかセロン姐まで完全にかすんじゃったなあ。 あと、カラスの地で、竹馬みたいのに乗って歩いてた人たち。あれは画面に映るの自体が一瞬だけなのに、強烈に印象に残りました。 ジョージ・ミラーと前田真弘のイマジネーションにズッポリはまった120分でしたね。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-04-23 21:46:46) (良:1票) |
35.コレだよコレ、待ってたのは! マックスのキャラがイマイチでも、そんなの関係ナイナイ。 だってこの世界は確かにマッドマックスのそれ、だもん。 それにしてもジョージミラー、70歳にして中学生の心を持つあんた、ホント凄いわ。 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-07-07 10:58:42) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 いや~、マッドでした。レビューでの高評価に惹かれて映画館に足を運びましたが期待は裏切られませんでした。まさに怒涛のマッドなアクション映画でした。それでいて出演者の好演も目立っていました。シャーリーズ・セロンは丸坊主でもやっぱりあの目ヂカラ、きれいですねぇ。マックスも最初は柱に拘束されて輸血袋でどうなるかと思いましたが、シャーリーズ・セロンが瀕死で見ているだけで痛くなるようなシーンでも落ち着いて自らの血を輸血して生命を救うところなんて、男からみてもカッコイイです。そして最後のエンディング、マックスは一人群衆の中に紛れて去っていく、後味の良いマッドなエンディングでした。しばらくは「マッド」が一人流行語になりそうです。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-27 23:45:05) (良:1票) |
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33.IMAX-3Dにて鑑賞。昨年末に解禁された予告編のイカれっぷりに狂喜乱舞したものの、全世界ほぼ同時公開から日本公開まで1ヶ月もお預けを喰らうという拷問を経て、ようやく鑑賞まで漕ぎ着けたマッドマックス最新作。ファーストカットから殺伐とした空気が画面を支配し、ポストアポカリプス映画の総本家としての堂々たる風格を漂わせています。『MAD MAX』というタイトルが出るタイミングまでがかっこよすぎで、この感じで突っ走ってくれるなら、これからの2時間は最高に違いないという確信を得ることができました。 その確信の通り、本編に入るとイカれた世界をひたすら爆走。カーアクションの壮絶さは映画史上最高クラスであり、映画館の座席から立ち上がりそうになるくらい興奮しました。「お話なんてどうでもいいんだ」と開き直り、ひたすらに視覚的刺激の追求に走った監督の割り切り加減も気持ち良く、頭から尻尾まで男の映画となっています。 『マッドマックス2』の影響から『北斗の拳』ができたことは有名な話ですが、本最新作においては、その『北斗の拳』にマッドマックスが似てくるという逆転現象が見られた点が興味深かったです。敵集団の途方もないスケール感や、過剰なまでのハッタリ、子供を労働力としてこき使うという点など、聖帝サウザーを思わせる描写の連続には、これまた興奮させられました。また、ハート様を思わせるデブが登場するのですが、こいつの名前が「人喰い男爵」笑。スーツを着ているものの乳首の部分だけ穴が空いていて、そこから出た乳首をしょっちゅう自分でいじっているという、いろいろと気の毒なキャラクターなのでした。他に武器将軍なる大幹部も登場し、そのチャイルディッシュなキャラ造形にはひたすら感動でした。 問題点を挙げるとすれば、マックスが大してマッドではなかったことでしょうか。「善vs悪」という構図ではなく、毒を盛って毒を制すという物語にした方が、マッドマックスらしかったのではないかと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-06-21 02:57:46) (良:1票) |
32.映像だけで長時間持たせるのがすごい。 過去作を見てなくても単品でも鑑賞に堪える。 ちゃんと設定に奥行きがある。 アートセンス抜群。 芸大なら首席卒業じゃないだろうか。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-08 17:28:02) |
31.《ネタバレ》 マッドマックスと言えば、インターセプター。 活躍の場が無く破壊されたのは残念無念。 とはいえ、マッドマックスと言えば、 燃費無視のガリガリエンジン。 もう、違法改造車をこれでもかって見せる世界観。 シナリオは二の次にして、 これでもかのマッドマックスの世界を追求。 すばらしい! そしてシャーリーズセロンはすごいなぁ。 最後まで気づきませんでした。 【こっちゃん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-30 19:15:09) |
30.《ネタバレ》 アカン、これは完全にハマったわ。もう濃厚過ぎる登場人物から世界観、単純明快なストーリーまですべてドハマり。最初から最後までほとんどカーアクション、それでいて決して飽きることはなく、目はもう画面に釘付け、手に汗握る。白塗りの若者が自らを犠牲にするところ、おばあちゃんが亡くなっちゃうところなんかお約束ながら泣ける。あー面白れぇー!!でもこの手の映画って苦手な人が割といる気がしたんだけど意外な高レビュー。やっぱいい映画はいいんだね。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-09-26 09:52:07) |
29.《ネタバレ》 何度目かの視聴でしたが、やはり地上波ではあれやこれやカットされてますなぁ。しょうがないけど。 名前をなかなか言わないで最後の方の大事ななところで名乗る系の好きなわたくしとしては、おれの名はマックスってとこで震えました。 こういう映画が好きなことに理屈があるか!って思いながら今、理屈こいてますけど。(謝) 純粋な白塗り若造の洗脳下から解き放たれ、人の心を持って犠牲になってゆくシーンは毎回泣けます。 人生って長さじゃなくて中身だよね。 最後ありがちなチューとかせずに静かに去っていくマックスも素敵。 【jetter3】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-09-20 20:58:11) |
28.《ネタバレ》 いやー、最高のお祭りでした! 全然この映画の存在を知らす、地上波の放送で観たのですがおもしろかったです。 ただR-15指定ということで、地上波放送に耐えられるような編集となっていたようです。 なもんで最大のキモであるジョー抹殺のシーンがカットされており、なんだか不完全燃焼でした。 (別の方法でそのシーンは確認しましたが) ま、直接的な血生臭い映像はいけないんでしょうけど、そもそもこの世界観でそこを排除してどーする?って感じですど。 ともあれこの映画を知るきっかけにもなったので良かったですが。 近々ノーカットで全編見直すこと確定の出来栄えでした。ま内容はないんですけど(笑) 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-09-13 23:00:52) |
27.《ネタバレ》 世界観のつくり込みが凄いですね。血と炎と砂埃の世界、マッドマックス2の正統進化といった感じです。炎を吹くギターとか、ぶっ飛んだセンスが面白いです。冷静にシナリオを読み解くと驚くほど単純なのですが、ここまで雰囲気とパワーで盛り上げられるなら大したものですね。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-21 22:04:51) |
【なますて】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-07 22:12:15) |
25.「核戦争後の荒廃した世界での資源の奪い合い」ってバレバレの同じプロットで作って、ここまで面白がらせてくれるっていうのはすごい。 でもこの設定では 善悪を決める必要がなく、両方 悪でも成立する話で、しかも少数で多数を倒さなきゃいけない必然性がない。なので悪と悪との同じぐらいの勢力の戦いも描けたのではという疑問は残る。少数の善が多数の悪を倒すっていう陳腐な展開を崩せるチャンスはあった。 まあエンタメとして極上であることは間違いない。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-15 14:06:39) |
【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-29 23:10:59) |