7.《ネタバレ》 この「ビルマの竪琴」は小学校か中学校の教科書にその一部(たしか日英両国の軍隊が一緒に埴生の宿を歌うシーンだったと思う)が載っていて、学校で学んだ記憶があります。また同じ頃まだテレビがなかった頃、ラジオドラマとして聴いたこともあります。
「おーい、水島、一緒に帰ろう」という言葉がいつまでも忘れることができませんでした。
その後原作を読み、映画を見ました。原作は少年少女向きに書いてあり、大変読みやすいものでした。しかし当時は、どうして水島上等兵が日本に帰らなかったのかわからず、大変疑問に思っていました。
映画は1956年制作でなく、1985年の石坂浩二の隊長の映画の方を先に見たのですが、後から見た三國連太郎の白黒映画の方が、すっきりしていて原作に近く良かったと思っています。
三國連太郎の隊長はとても音楽学校出身に見えませんし、安井昌二の水島上等兵もまったくビルマ人に見えないのが難点ですが・・・。