1.《ネタバレ》 【おばあちゃんに連れられ一泊 小諸篇。今回のマドンナは三田佳子さん。】
計48作中の第40作。逆算してまだ残り8回もあるのに なんだか最終回でも始まるかのようなしんみりした始まり方に一抹の寂しさを感じてしまった。
そして最初のエピソードとなる独り身のおばあちゃん。寂しい思いで過ごしていながら、最後は家で死にたい わざわざ病院などでは死にたくないといった他人事ではない話。そしてとうとう家を離れることになった時に自分の家をじっくり見つめるおばあちゃん。そんな瞬間を目にし、とても切なく悲しくやるせない思いに駆られてしまった いや、悲しい。。。 果たして女医を演じる三田佳子先生と、ただの通りすがりの旅人だった車寅次郎さんが行った行為は正しかったのでしょうか 後になって考えてみるといろいろ複雑な思いに駆られてしまったこともまた事実です。もうこの家に帰って来れる事はないのだろうと分かっていながら 最後にほんの一目家を眺め 長く暮らした我が家に別れを告げたおばあちゃんの切ない思いとあの表情、きっと忘れられませんね ずっしり心に響いてしまった とても悲しいお話となってしまった今回です。 尚且つ、今回から あけみが居なくなってしまった 別の意味でもとても寂しくなってしまった今回です。でもマドンナとの絡みとそのマドンナとお別れに向かってゆく流れはいつもの如くで十分楽しめました。でもこの作品のMVPは絶対的にあのおばあちゃんでした。