2.結末だけは知っている超有名な原作。
おそらく、自分みたいな軽い層がターゲットなんだろう。とても楽しめた。
密室殺人で容疑者も多いから、舞台劇っぽい説明調になってもおかしくないのに、映像で見せるのがうまい。
列車の内装や衣装が豪華で、デザートもおいしそうだし、アクションまであり。
そして短い時間で人間ドラマをうまく見せているから、クライマックスの謎解きでは泣かされた。
それから、この映画には原作や原作者へのリスペクトが感じられる。
こういう映画が撮れるのは、やっぱりアメリカならではだなあと思った。
だって、日本にだって宮部みゆきっていう一級の女流ミステリ作家がいるのに、ひどい扱いだもん。
代表作の「火車」は映画化すらされたことない。
発表されてから26年も経っているんだよ。信じられる?