1.《ネタバレ》 映画館で317分を初体験。
内容は良かったが317分は相当に堪える。
マジでキツイ。
エンドロールが流れた時の安堵感ったらない。
濱口竜介監督はどうも美人を不幸に、美人以外の人を幸せにしたいらしい。
これは他の濱口作品でも感じた。
美人になんかされたのかな?
女性4人が主人公の映画であるが、それを取り巻く男性陣がどいつもこいつも不快な野郎ばかり。
これはわざとなのかな?
だからこそ女性が際立つみたいな。
仕事優先で家のことを全て妻に任せていた夫。
妻に浮気されるも謝ってもらえず。
ただこの夫はモラハラ気味だから浮気されて仕方ないのかも。
妻に対して稼ぐ力が無いだの言ってはならないね、絶対に。
かわいい作家(これがほんとマジでかわいい)に好きと告白されて浮き足だったロン毛ヒゲ男。
交通事故に遭って妻にざまあみろと言われるが、これは当然だね、同意。
謎のワークショップが開催される。
テーマは「重心」。
これがやたらに胡散臭いが、何気に内容が面白かった。
群像劇っぽい内容だが、一つ一つの話にケリをつけたのは凄い。
これだけ風呂敷を広げてよく収拾をつけたものだ。
さて317分は必要だったのか?
これ案外、重要な問題。
それは実際に見てご判断を。
317分の映画を見たという体験は、あなたの人生において必ずや貴重なものになるであろうから。