欲望のバージニアのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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欲望のバージニア

[ヨクボウノバージニア]
Lawless
2012年上映時間:116分
平均点:6.08 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-06-29)
アクションドラマ犯罪もの小説の映画化
新規登録(2013-09-16)【8bit】さん
タイトル情報更新(2020-03-03)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・ヒルコート
キャストシャイア・ラブーフ(男優)
トム・ハーディ〔男優〕(男優)
ゲイリー・オールドマン(男優)
ミア・ワシコウスカ(女優)
ジェシカ・チャステイン(女優)
ジェイソン・クラーク〔男優・1969年生〕(男優)
ガイ・ピアース(男優)
デイン・デハーン(男優)
リュー・テンプル(男優)
ノア・テイラー(男優)
小松史法(日本語吹き替え版)
宮内敦士(日本語吹き替え版)
宮本充(日本語吹き替え版)
佐古真弓(日本語吹き替え版)
辻親八(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版)
脚本ニック・ケイヴ
音楽ニック・ケイヴ
ウォーレン・エリス
撮影ブノワ・ドゥローム
製作ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー
製作総指揮ジェイソン・ブラム〔製作〕
配給ギャガ
編集ディラン・ティチェナー
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13.《ネタバレ》 禁酒法時代、バージニア州フランクリンは「世界の密造酒首都」と呼ばれていたそーで。本作はだから時代も20世紀、場所も東部のお話ではあるのですが、ド田舎のギャング的な連中が主人公なのでやはり多分に西部劇的なアウトロー映画にはなっているか…と思います。ただ本作はそれ以上に、人気俳優シャイア・ラブーフを起用した青春もの=青年の成長を描く作品として仕上げられているのであって、で結論的にはごく気楽に観るべき娯楽作の方かな…という印象に思われました(⇒やや悪い意味で)。  重ねて、娯楽作品としては悪いとまでは言わんでも好いかな…と思うのですが、ジャンル作品としては(前述どおり西部劇的な)ギャング映画としても青春映画としても正直イマイチ気味な方かと思いましたね。ある面ではシリアスな様で別の方面では随分とヌルくも感じられ、またドラスティックで派手・凄惨な側面を持つ一方でごくかなり予定調和なお話だな…と。ボンデュラント一家は当初から強力な暴力と(界隈におけるある種の)権力を誇っているのですし、だからレイクスとの戦いもごく終盤までは率直に全然大したコトになってゆかないですし、もう一つ率直にシャイア・ラブーフだって(最後の最後まで観てても)大して成長もしてない様にも見えてしまうのですし。あと、娯楽映画としての彩り的にゲイリー・オールドマンを無駄遣いしてるのも好みではないですし、何なら個人的にはジェシカ・チャステインすらも真に必要だったのか…とも思います。  重ね重ね、実際そこそこ楽しく観終わった…とは確かに感じているのですが、ソレでもかなり引っ掛かった点の多い=あまり好きではない方の映画だったでしょーかね。一点、トム・ハーディは(やっぱ私も)素直に格好好かったな…と思いました。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-01-22 22:11:33)
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12.《ネタバレ》 監督のことはよく知りませんが、謎の豪華キャストでけっこう楽しめました。原題のとおり「無法」な感じは、価値観がまったくわからないのでゾクゾクします。 しかし、そうであるがゆえに、逆に戸惑う場面も。いくら無法な時代でも、「斬り捨て御免」が通用するほどではない様子。それなら戦場のように、気に食わないヤツを片っ端から撃ち合って殺し合えばいいはずなので。どこかに違法と合法の最低限の境界線があるようですが、それがわからない。なので、ルールを知らずにゲームを見ているような感覚でした。まあゾクゾクできれば、それで十分なんですが。 それと、最後は予想外にまるっと収まってしまいました。コントのようなオチまで付いて。ちょっと肩透かし感が否めず。
眉山さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-05 01:37:09)
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11.《ネタバレ》 う~~ん、トム・ハーディ目当てに観たんですけど、期待は外れてしまいました。 三男のジャックの成長モノでした。だけどその三男を演じている俳優はイマイチ好みじゃないというか 禁酒法時代、密造酒、こういう背景にあんまり馴染まないと感じました。  それにしてもトム・ハーディ、あんだけ凄みがある割にはすぐ撃たれちゃうし。 三兄弟は死なない代わりにクリケットはたぶん犠牲者になるんだろうなと予想、 そしてジャックは怒り爆発でひとりで乗り込んだのはいいけどやっぱりすぐ撃たれちゃうし。 結局地元の警官たちに助けられるという・・・ どの程度事実に忠実なのかもわからないんですが、現実はこんなもんなんでしょうかね。  俳優たちはなかなか渋いんですが、ガイ・ピアース以外は魅力を感じるほど描けてないと感じます。 ところでゲイリー・オールドマンてあれだけ?トム・ハーディと仲良しだから出ましたみたいな?  つまらなくはないけど、こういうジャンルの映画にしては感情を揺るがされないといいますか、 だから一応ハッピーエンドの映画なのに爽快感も充実感も味わえなかったです。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-02-13 17:03:20)
10.《ネタバレ》 まあ、それなりには見れるけどやっぱイマイチかな。ゴッドファーザーなんかは学生上がりでボンボンのマイケルが徐々に凄みを増していく様が面白いんだけど、この映画の主役の三男は結局最初から最後までヘタレで終わっちゃうもんね。友達殺されたらもっとキレろよな。次男も貫禄あるくせして強さが中途半端。そのくせ不死身(苦笑)長男もなんか影が薄いし、普通はもうちょっとムチャやるキャラじゃなきゃダメなんじゃない?エンディングもなんだかなぁ~ほのぼのさせてどないすんねん。
イサオマンさん [地上波(吹替)] 4点(2018-11-01 22:42:45)
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9.《ネタバレ》  どうやら史実を基としたお話であるらしく、お酒をガソリン代わりに使って車を動かしたシーンなど、何処か微笑ましさを感じられましたね。  完全にフィクションであった場合、もう少しコミカルさを抑えた陰鬱なストーリーになりそうだっただけに、そういった「隙のある、ちょっぴり緩い感じ」が好ましく思えました。   主演のシャイア・ラブーフに関しては「トランスフォーマー」や「イーグル・アイ」で馴染みの顔なのですが、本作は少々感情移入しにくい役柄だったかと。  元々頼りないキャラクターを演じる事が多い俳優さんなのですが、今回は肝心な場面で兄の名前を出して難を逃れようとしたりして「虎の威を借る狐」感が強かったりしたのですよね。  クライマックスにて、そんな頼りない弟が兄に代わって敵役に銃弾を撃ち込むシーンに関しては、確かにカタルシスもあるのだけど、ちょっとそれまでが情けなさ過ぎて「最後だけ唐突に活躍した」という印象を受けてしまいました。  何せ、その数分前に「敵地に勇ましく乗り込んだかと思ったら、あっさり撃たれて倒れた」という、少々情けないシーンがあった直後の話でしたからね。   もう少し段階を踏んで、主人公が成長していくのをじっくり描いてくれていたら、ラストにも感動出来たかも。   監督さんは「ザ・ロード」と同じ人という事もあり、こちらにもガイ・ピアースが出演しているのには、何だかニヤリとさせられます。  他にもトム・ハーディにゲイリー・オールドマンと、脇を固める俳優陣も非常に豪華で、魅力的。  主人公とヒロインの恋模様なども描かれており、犯罪映画というよりは、若者を主役に据えた青春映画という印象の一品でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 4点(2016-06-08 22:39:19)
8.《ネタバレ》 下の兄貴フォレストが言った、俺たち兄弟は絶対に死なないって――。1931年、禁酒法が施行されたアメリカ、のどかな自然の風景が拡がるバージニアで、酒の密造に手を染めるポンデュラント三兄弟は順調にその商売を軌道に乗せつつあった。そんなやり手の兄貴たちに憧れと引け目を感じながらも、末っ子ジャックは早く一人前の男になろうともがく日々を過ごしていた。だが、そこに蛇のように狡猾なレイクス検事がやってきたことから、事態は急にきな臭くなり始める。情熱的な長男、カリスマ性に富んだ次兄、都会から逃れてきたどこか陰のある美しい女、伝説的な大物犯罪者、そしてジャックがほのかな恋心を抱く教会の可憐な少女…、バージニアを舞台にそんな多彩なエピソードを交えて描かれる濃厚な犯罪ドラマ。こういう題材を扱った映画って、普通は夜の匂いを漂わせる都会を舞台に描かれることが多いのだけど、今作の特徴は、どこまでも穏やかな田園風景が拡がる田舎ののどかな雰囲気の中に描き出したところが特徴ですね。実力派の役者陣が織り成すツボを押さえたストーリー展開はなかなか楽しめました。特に、グロ描写もふんだんに取り入れた犯罪ドラマでありながら、末っ子ジャックの青春ラブストーリーとしても観れるこの監督のバランス感覚はなかなか秀逸。ねっとり横分けガイ・ピアーズのいかにも粘液質なイヤらし~い悪役っぷりも良かったです。まあ、実話を基にしたと言いながらも、けっこう荒唐無稽な部分が散見されるのはご愛嬌だけど(首をざっくり切られた次兄が死ななかったばかりか、数日入院しただけで簡単に退院してすぐに元気に元通りって、おい!笑)。あと、ちょっぴりエピソードを盛り込みすぎかなってところも若干気になったけど、うん、普通に面白かったっす。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-15 07:47:40)
7.禁酒法時代を舞台にした映画に出てくるお酒というものは、どうしてあんなに美味しそうに見えるんだろうか。昼間っから自販機の前でどっかの爺さんがワンカップ大関をぐい飲みしてるのと同じくらい、美味しそうに見えるんですね。それはともかく、禁酒法時代を背景に、酒の密造でのし上がっていく3兄弟の姿を、三男の目を通して描いた作品ですが、彼らの前に立ちふさがるのが、ガイ・ピアース演じるところの、どっからどうみても見事なまでに超粘着質のレイクス取締官。三男を演じるシャイア・ラブーフ以外の殆どがコワイ顔の役者たちで、彼らがニラミをきかせまくる映画、そんな中で、三男が主人公であると同時に狂言回しの役も担ってます。でまあ、このオハナシ、「実話に基づく」となっておりまして、タフガイ中のタフガイである次男の、瀕死状態で30kmも歩いたという不死身エピソードなども一応否定はされる訳ですが、そうは言ってもこの作品は、単なる実話の再現でもなんでもなく、やっぱり「神話」を描いた作品なんですよね。それも、そう遠い昔ではない禁酒法時代に実在した人物の「神話」、以来人々に語られ続けた「神話」。逆に言えば、今現在あるすべてもやがては過去となり場合によっては神話にもなっていく。ラストの余韻がいいですね。
鱗歌さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-25 10:14:02)
6.《ネタバレ》 想像以上に良かった。3兄弟にそれぞれ味があったが、次男のトム・ハーディが圧倒的存在感。そしてガイ・ピアースも十分すぎる悪役っぷり。分け目の剃り具合が実にいやらしかった。2人のヒロインも対照的でどっちも良い。
ラグさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-23 00:01:20)
5.《ネタバレ》 アメリカ禁酒法時代のバージニアの荒廃した片田舎、密造酒で生きたボンデュラント三兄弟と取締局の戦いを描いた実話に基づいたドラマ。三兄弟を取り仕切る次男役のトム・ハーディがドスを効かせて圧倒的な存在感を発揮。狡猾なポリ公はまるでネズミ男。ダチのカタキを討つための最終盤の戦いは燃えました。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-13 23:07:18)
4.思っていたよりハードボイルドな出来。まあまあでした。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-02 06:51:40)
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3.《ネタバレ》 豪華キャストだけど、トム・ハーディとガイ・ピアースがほとんど美味しいとこ持っていきます。シャイア・ラブーフのキャラは、むしろ邪魔。3兄弟全員強くていいのに。 バイオレンスシーンはドキッとさせられる残酷さがあるんですが、いかんせんお話が退屈。
すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2013-12-28 19:30:33)
2.《ネタバレ》 結構面白かったですね~。なんと言いますか、自分は兄弟愛とか仲間愛みたいなものに弱いんだなということを再認識。3兄弟それぞれはまり役でして、特にシャイア・ラブーフは眉毛が下がっているせいか、こういう駄目な役が似合う。末っ子で頼りないキャラなのは自分と同じなので、どうにも感情移入してしまいました(笑)。そんで、札付いたままのスーツ着ていい車買って、ドライブしながら洋服をプレゼントしてってその初々しさといいますか、彼のストレートな誘い方が見ていて清々しい。ハエさえも殺さないクリケットが殺されて泣き崩れ、いよいよ復讐するシーンがぐっときますねぇ。終盤のドンパチは互いの憎しみが伝わってくる見応えのあるものでした。ゲイリー・オールドマンの相変わらずの格好よさ、ガイ・ピアースの演技派な一面も目を見張ります。それにしても、首をかっ切られたり銃弾3発くらいあびても死なないフォレストの不死身っぷりには驚きでした(笑)。アメリカのレトロなものが好きな自分にとっては、昔の家の作りとか色合い、看板なんかも見ものでした。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-12-23 19:58:59)
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1.《ネタバレ》 実話であることを売りにしている本作ですが、ハリウッドにおける”based on true story”は非常に範囲が広く、本作についてもフィクションとして見るのが無難のようです。と言うのも、原作を書いたのは主人公・ジャック・ボンデュラントの孫にあたるマット・ボンデュラントであり、幼少期におじいさんから聞かされていた自慢話を小説化したものだとか。年寄りの昔話ほど信用できないものは他にないわけで、実際、ありえない程イカれた捜査官に、ありえない程生命力の強い次男と、実話と言うにはムリのある展開のオンパレード。話半分どころか、話3分の1か4分の1くらいのつもりで鑑賞なさってください。。。 内容は、ハリウッドで頻繁に製作されるアウトローものであり、特段に変わった試み等はなされておらず、一から十まで王道に徹しています。際立った傑作・秀作の類ではないが、この手の映画の黄金率に当てはめて堅実に作られてはいるので、深く失望させられることもありません。監督は、ひたすらに陰鬱な終末SF『ザ・ロード』で世界中の観客の心を粉々に砕いたジョン・ヒルコートですが、『ザ・ロード』に続き、本作でも湿っぽい演出を披露しています。物語は一家の三男・ジャックの成長譚であり、中盤にはジャックのちょっとしたサクセスストーリーも織り込まれているのですが、この監督の個性の賜物か、まったく爽快感を味わえないという点は、唯一、本作で独特に感じた点でした。展開はチンタラしており、インパクトある見せ場もないのですが、この湿っぽさのおかげで、物語には一定の緊張感が維持されています。どこまで意図されたものなのかは分かりませんが、なかなか面白い塩梅の映画だなと思いました。。。 この手の映画は若手俳優の豪華共演を売りにする場合が多いのですが、例に漏れず、本作もなかなかのメンツが顔を揃えています。登場場面の多さは役者の知名度と完全に比例しており、ジェイソン・クラーク演じる長男がいてもいなくても変わらない程の薄い存在感だったことはお気の毒でしたが、一方で、トム・ハーディ演じる次男のかっこよさは頭一つ抜けていました。いざとなればメリケンサックを取り出して相手をボコボコに殴りつけるバイオレンス野郎にして、惚れた女に背を向けて死地へと向かう任侠野郎、最高ではないですか。シャイア・ラブーフなんてどうでもいいから、もっとこいつを見せて欲しいと切に願いましたとも。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-11-13 00:36:13)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.08点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4215.38%
5215.38%
6430.77%
7323.08%
8215.38%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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