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赤々煉恋

[セキセキレンレン]
2013年上映時間:83分
平均点:6.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-12-21)
ドラマファンタジー青春もの小説の映画化
新規登録(2014-09-07)【にょろぞう】さん
タイトル情報更新(2016-05-09)【かっぱ堰】さん
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監督小中和哉
キャスト土屋太鳳(女優)樹里
清水富美加(女優)ミドリ
吉沢亮(男優)潤也
有森也実(女優)祥子
秋本奈緒美(女優)保子
吉田羊(女優)
堀内正美(男優)(友情出演)
大杉漣虫男
原作朱川湊人『アタシの、いちばん、ほしいもの』(東京創元社刊『赤々煉恋』所収)
脚本小中和哉
撮影藍河兼一(撮影監督)
特撮板野一郎(CGIモーション監督)
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3.《ネタバレ》 常道であれば大オチ用に残しておくはずの“実は主人公は死んでいました”を、早々に明かしたのは、他に隠し玉があったからなのですね。これは素直に上手いと思いました。その仕掛けを踏まえたキャスティングもお見事だったと思います。ただ、このネタを成立させるために“お母さんの容姿の変化”という重要なファクターを犠牲にしたのは勿体ない話だと思いました。自殺は自分自身だけでなく、残された家族の人生をも奪う愚かな行為。その主張に説得力を持たせるためには、お母さんの容姿に劇的な変化が必要です。秋本奈緒美が相も変わらず“お美しい”のでは、彼女の人生が奪われた事実が伝わってきません。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-23 22:57:04)
2.《ネタバレ》 狙いが非常にいい映画だと思った 2時間ドラマ並みの予算で充分作れる 学生の自主映画ならコンセプトのみでも満点付けられる でも残念ながら映画な感じがしないな 何よりも編集が悪くてせっかくのうまいシチュエーションを生かしきれていない まずファーストシーンの娘のベッドに朝食を持って行って憂鬱な顔で勉強机に座る母親 もうこのシーンで感のいい観客ならネタバレだ この後ヒロインが学校をさぼって街を徘徊 学校へ行く様子をかなり延々と引っぱる このシチュエーションを引っぱるならばネタバレの時は一瞬で「あっ!」と思わせなければ意味が無い (これ以降非常に大事なネタバレになりますので未見の方はご遠慮ください)                  ……ヒロインは幽霊である ここまで長々と引っぱって回りの人達の中に違和感無く居る表現があるのにもかかわらず、いたって普通にネタバレする これはだめだろう えっ!という驚きはまったく無い この後に交差点でトラックに轢かれそうになって「あぶない!」って思わせるシーンがあるのにそのトラックのシーンの時には既にネタバレしているのである 幽霊だとわかっているヒロインにトラックが突っ込んでも何のサスペンスも無いだろうに なんでこのトラックのシーンを最初にネタバレのシーンに使わなかったのか せっかく撮ったのに編集の順番を間違っている この監督は何かとんでもない勘違いをしている その後も幽霊のヒロインが回想して生前の学校生活を描いたシーンも、違和感なくそれまでの幽霊であるシーンと繋がっているにもかかわらず、今度はまったく引っぱらず普通に友達と会話をするヒロインを描く これもダメ ここでもやはり「えっ!これは彼女の生前の回想シーンなの?」あるいは「えっ!彼女が見えるの?」とここで驚かせることが出来たはず 以降、生前の回想シーンと今の幽霊としての街の徘徊シーンがごっちゃになるがはっきりと撮り分けられている ここはつまらない 何故どちらなのかわからなくなる様に編集しなかったのか 現にラストで自殺しようとしている親子をなんとか止めようとするヒロインの前に、謎の女が現れて実は生前の親友だったというオチには驚きがあった ヒロインが死んでからすでに10年近く経っていたと言う事か この辺のビックリを全編で何度も演出出来たはずなのにこれはかなりおしいと思わざるを得ない イベントの編集の順番を考えただけでそれが出来たはず エンディングも物悲しいが今ひとつピンとこない 残された人達の哀しみはわかるが自殺したヒロインの気持ちはまったく伝わらなかった 非常に優秀なシチュエーションなので別の監督で見たいと思った
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-07-05 13:31:46)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 原作由来のダークファンタジーを基本にして、若年者向けメッセージとエンタメ要素を加えた形になっている。主人公が死に至った経過も加えてあるが、当初の楽しかった学校生活や本人の愛すべきキャラクターと、その後の行動との間にギャップがあり過ぎて説得力がないのは残念である。 一方で映画の宣伝文句を見ると「自殺というテーマに挑んだ意欲作」とされているが、そういう前提でいえばストレート過ぎる内容である。現実の遺族が見れば心に刺さる場面もあるだろうが、しかし現に苦しんでいる人間にわざわざ“悲しいだろう?”と語りかけてさらに泣かせるような感覚であり、それ自体はあまり有益とは思われない。またこの映画では些細な動機で死んだ主人公と、その後も苦しみ続ける遺族とを直接対比させた結果として、死なれた側の立場だけが強調されて死んだ者は加害者扱いになっている。しかし現実の人間が死ぬ理由としては、本当は生きていたいのに、生きているのが死ぬほど苦痛だから死ぬ、ということもあるはずで、そういう観点が欠けたように見えるのは感心できない。 ただ、もしかするとそう感じるのは大人が見たからであって、初めから若年者向けに見せる前提なら案外この程度でいいのかも知れない。真剣に作っているはずの映画にマンガじみたCGアニメを出しているのも、子ども向けにやったことと思えば理解できなくはない。 そのほか、自殺者の霊は死後も苦しむといった検証しようもないことを材料にしては実社会に向けたメッセージになりえないと思うわけだが、ラストの締め方はよかったと思われる(少しほっとする)。こういう境遇の者が周囲にいなかった理由もこれである程度は説明できる。  なお主演女優は初めて見たが、カワイイかどうかは別としてなかなかいい感じの女優のようで、映画の内容にそれほど感心できなくてもあまり悪く言えないのはこの人のせいも大きい気がする。また主人公の友人のミドリについては、昔はあんなに可愛かったのにその後はこうなったかと残念に見えるところもあったが、ただしこの女優本人(吉田羊)は実年齢より10歳近く(正確には8歳?)若い役を演じる形になっており、何でも対応可能な女優さんというところか。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2015-06-29 19:30:45)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6266.67%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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