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リンダ リンダ リンダ

[リンダリンダリンダ]
Linda Linda Linda
2005年上映時間:114分
平均点:6.82 / 10(Review 131人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-07-23)
ドラマ青春もの学園もの音楽もの
新規登録(2005-02-11)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-12-19)【イニシャルK】さん
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監督山下敦弘
演出武正晴(演出部応援)
キャストぺ・ドゥナ(女優)ソン (Vocal)
前田亜季(女優)山田響子 (Drums)
香椎由宇(女優)立花恵 (Guitar)
関根史織(女優)白河望 (Bass)
湯川潮音(女優)今村萠
三村恭代(女優)丸本凛子
甲本雅裕(男優)小山先生
松山ケンイチ(男優)槙原裕作
小林且弥(男優)大江一也
小出恵介(男優)阿部友次
三浦哲郁(男優)石川友康
三浦誠己(男優)前園トモキ
りりィ(女優)恵の母親
藤井かほり(女優)中山先生
浜上竜也(男優)飯島浩平
山本浩司(俳優)(男優)スタジオQの店員
近藤公園(男優)響子の兄
ピエール瀧(男優)ピエールさん
南川ある(女優)美佐子
豊永利行(男優)
脚本向井康介
山下敦弘
高橋洋〔脚本〕(脚本協力)
音楽北原京子(音楽プロデューサー)
白井良明(バンドプロデュース)
主題歌The Blue Hearts”終わらない歌”
挿入曲The Blue Hearts”リンダリンダ” / ”僕の右手”
湯川潮音”The Water is Wide” / ”風来坊”
撮影池内義浩
製作ビターズ・エンド(製作/製作プロダクション)
配給ビターズ・エンド
美術磯見俊裕
原口智生(特殊造型)
編集宮島竜治
録音郡弘道
その他木下ほうか(特別感謝)
木村カエラ(特別感謝)
小嶺麗奈(特別感謝)
豊田利晃(特別感謝)
根本理恵(通訳)
IMAGICA(現像)
あらすじ
軽音楽部女子バンド五人組のリードギターが、文化祭を前に指を骨折してしまう。バンドの一人が男子生徒のギターで代替しようと勝手に話をすすめ、反りが合わなかった二人が決定的に対立してバンドは空中分解。気を取り直して女子三人で再結成して、曲目をブルーハーツに決めたがボーカルがいない。友達のいない韓国人留学生を強引に巻き込んで、文化祭めがけて徹夜の猛特訓を開始する・・・。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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131.冒頭に登場するビデオカメラの少女が観客に向かって宣言するように、さらに横移動で捉えられる学校の風景とそこに生きる高校生たちの姿は、ここが特別な場所の特別な時間であることを示している。ある人にとっては過酷であったり、甘美であったり、郷愁を誘ったり、もしかしたら今まさにそこに立っている人もいるであろう特別な場所と時間。しかし、その中に生きる高校生たちにとって、それは特別でもなんでもなく、ごく日常的な平凡な時間の積み重ねでしかない。■そんな特別だけど平凡な一瞬を私は見続けることとなる。事件が起こる訳でもない、物事が都合よく説明される訳でもない、ただ平凡な日常の断片が切り取られて提示される。例えば私は、告白する男子とそれにとまどう女子の姿を窓の外から覗き見る、バンドに誘われて訳もわからず返事をする女子の姿を壁に囲まれた枠越しにそれを眺める、あるいは顧問の先生のようにビールを飲みながら、ある種のノスタルジーを覚えながら彼女たちの練習に耳を傾ける。そんな平凡だけど特別、特別だけど平凡な時間の連なりを眺めることの心地よさ。■そして一人の少女が誰の目にもふれえない場所へと赴く。スキップをし、両手を広げ、「フランクフルトいかがですかぁ~、焼きそば、おいしいすよ~」という言葉を聞いているのは私たち観客だけだ。そして彼女は観客に向かって声を張り上げ「仲間」たちを紹介する。このシーンが素晴らしいのは、眺めるだけの存在であった私たちが彼女との時間を共有するからだ。彼女が話しかけているのは誰もいない体育館ではなく、私たち観客なのだ。■あるいは大勢の観客を前に逡巡する彼女は、突然後ろを「仲間」の方を振り返る。私は舞台の上の彼女としてではなく、まるでバンドの一員であるかのように眼前にそれを目撃する。そして唄う彼女、演奏する彼女たちを舞台の袖から見続けるのだ。■この映画が描くのは郷愁ではなく、現在の時間です。現在の時間として、人生においてまさに特別であった場所、特別であった時間を共有することの素晴らしさ。できればいつまでもそんな時間を過ごしていたいと思う。彼女たちや先生や、「あ酒ですか?」とか「OK?」とか言ってる間の抜けた男子たち、茶髪の留年女子、この映画に描かれるすべてと別れる、その痛みに、ブルーハーツのオリジナル曲が流れても涙が止まらなかったとです。
まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-01 01:14:04)(良:5票)
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130.こんなに自分の(遠い昔の)高校時代を思い出したのは久しぶり。 些細な諍い、ものぐさな物言い、好きな男の子からの切りがたい電話、果たせなかった告白、間抜けな「OK?」。 どこを切り取っても普通の、キラキラなんかしていないごく普通の日常だ。 だからこそ、画面から甘酸っぱい汗の匂いさえ漂ってきそうなリアリティがある。 深い意味なんかない出来事を、余計な演出もなく、ただ見えるがままに時間だけを紡いでいく。 そしてその時間を楽しみ、愛おしむ、そんな映画だと思う。 観終わって自然と笑顔になっている自分がいた。
poppoさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-08 14:36:49)(良:3票)
129.絵の構図、間の取り方、山下監督らしく適度な小津な薫りが心地良いリズムで入り込みやすかったです。どちらが好きかは人それぞれでしょうが、スウィングガールズに作られたウソ臭さを感じ、イマイチ入り込めない私としては、本作に等身大なリアルさを感じ断然リンダ派です。学校といえばプール、学校といえば屋上、文化祭といえば告白といったウソ臭さ漂う遊びすら学校だもん!青春だもん!といった感じで許せてしまいます。本番前夜の学校での高揚感は台風クラブを彷彿とさせていました。ブルーはーツをやる彼女たちを見守る甲本雅裕って弟じゃんとか芝ロックで美声を放つ湯川潮音は湯川トーベンの娘じゃんってな部分も好きです。ただ意地の悪い私としては芝ロック会場に彼女たちが間に合わない方が面白かったんじゃないかと思ってしまう。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-12 19:01:11)(良:3票)
128.いや、【まぶぜたろう】さんの仰る通りだと思う。のだけれど、正直言うと、高校生の時からのブルーハーツ狂(というかブルーハーツに人生を動かされたと言っても良い)である僕はクライマックスの演奏シーンがちょっとあっさりしていたため、観終わった後、一抹の物足りなさを覚えてしまったのだ。しかし、時間が経つうちに「あれで良かったのだ」と少しづつ思えてきた。この映画は、例えば「スクール・オブ・ロック」のようなロックバンドのサクセスストーリーではない。登場人物の一人が「別に意味なんかない」と言っていたが、(さして文化的でもない)文化祭にも、その為に結成されるコピーバンドにも、別に意味も意義も無い。だけどそこにはやっぱり「何か」がある。それは、何か起こりそうな予感だったり、理由も無い高揚だったり、ふと感じる切なさだったりする。そんな平熱の青春の表情―思い切って告白したけどあっさり振られた、とか、みんなでご飯を食べたりこっそり学校に泊まったりするのが訳も無く楽しい、とか、あるいは後から見れば他愛の無い友人同士の諍いであるとか―を、この作品は慎ましやかに捉えている。そう、ここで描かれているのは何も特別な主人公ではない。ブルーハーツの「終わらない歌」の歌詞にもあるように、正に「僕や君や彼ら」の青春、何処にでもあるけれど、しかし一人一人にとってはかけがえの無い青春なのだ。・・・・・・それにしても、山下監督、すでに「巨匠」の空気を匂わせている。良いのか、まだ二十代なのに。
ぐるぐるさん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-03 15:43:54)(良:3票)
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127.《ネタバレ》  途中までは退屈で仕方なくて (リアルな高校生活を描きたいのかも知れないけど、そのせいで山場の無い映画になっているよなぁ……)  などと意地悪に考えていたのですが、いざ本番での演奏シーンには圧倒されましたね。  それまでがテンションだだ下がりであっただけに、揺れ幅の大きさを感じられました。  演奏開始前に、主人公の女の子達が「どうだった?」「言えなかった……」と笑顔で会話を交わす辺りも良かったです。   上述のように、ラスト十分ほどは楽しめた作品なのですが、気になる点も幾つか。  まず、主人公達が遅刻したせいで色んな人に迷惑が掛かっているはずなのに、謝罪する姿が殆ど描かれていない事。  そして観客である自分としては、映画冒頭にて、ぎこちなく「リンダリンダ」を歌っていた留学生の少女が、きちんと歌えるようになったというギャップに感動させられたけれど、映画の中の人々まであんなに熱狂しているのは不自然に思えた事。  ユニコーンの「すばらしい日々」などが、あまりにもブツギリな編集となっており(ちゃんと区切りの良いところまで聴かせて欲しいな)と思わされた事。  一番キツかったのが、エンドロールにて本物のThe Blue Heartsによる「終わらない歌」を流した事で、これはもう何と言うか、残酷です。   せっかく(女の子達が頑張って演奏する姿、良いなぁ……)と思っていたところだったのに(やっぱり本物は違う!)と唸らされ、先程までの演奏が、完全に霞んでしまったのですよね。  せめて劇中で彼女達が「終わらない歌」を唄っていなければ何とかなったかも知れませんが、ご丁寧に連続して聴かされたものだから、たまらない。   全体的には嫌いな作風ではありませんし、監督さんの「溜めて溜めて、クライマックスで解き放つ」上手さは凄いと思うのですが、最後の最後で(何も本物を流さなくても……)と、嘆息させられた形。  一度は感動したはずなのに、それを上書きされてしまったという、貴重な体験を味わえた映画でした。
ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2016-07-12 05:22:29)(良:2票)
126.《ネタバレ》 蝉の幼虫が土から出て来た瞬間を目にしてしまったかのような感じでした。恵がソンの人生を一瞬にして180度変えた。素敵な瞬間とその輝き。気まぐれな思いつきと気まぐれな誘いが一人の地味な少女の視界を変えた そして学園生活を素敵なものへと一気に変えたシンデレラストーリー。ここはどうしてもペ・ドゥナ目線でいきたい 例え、唄が上手でなくてもそれでいい お色気なしのボーカルでもそれでもいい 彼女にしてみりゃこの日が学園生活もしくは青春時代における もしくは日本滞在中の全時間において最良でピークの日となっているのかもしれない 自分たちのミスによって減った演奏時間を一気に取り返すべきドブネズミで始まるリンダリンダでは 唄い始めから僅か40秒後にはすでに周りまでをもピークまで持っていく事出来てた とにかく選曲が良かった それは間違いない。とにかくペ・ドゥナ目線でみるとやばく感じる そんな嬉し恥ずかし素敵なシンデレラストーリーだった。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-04-07 23:59:42)(良:2票)
125.《ネタバレ》 青春映画では一番好き。5本の指に入るほど好きなシーンがあります。ペ・ドゥナの妄想MCです。このシーンを見て心を持って行かれない人がいるのでしょうか?おそらくこれまでの人生でほとんど目立つことがなかった女の子が、誰も居ない体育館で妄想をぶちまけるんです。たまらんですよ。青春の匂いがプンプン漂ってきて、一瞬だけ拒否反応を起こしてしまうんですが、妄想MCが終わる頃にはトリップ状態です。たまらんですね。この映画のもうひとついいところは、主要メンバーがそれほど仲良くならないこと。後日談ですが、ペ・ドゥナが韓国へ帰る時、見送りに来たのは香椎由宇だけだったとか。これはあくまで映画の後日談ですよ。そのくらいの距離感の4人が頑張ってるというのが、青春っぽくていいじゃないですか。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-22 04:34:33)(良:2票)
124.よくもまあこんなにもつまらない映画をつくれたもんだとある意味感心する。それこそ高校生が学祭で撮る映画の方がよっぽどマシだと思われる。「等身大の高校生の日常を描いたリアルな~」などと3流評論家が書きそうなくだらなさ。個人的にバンドをやっていた人間としてはステージに遅れるヤツは本当にムカつく。許せるものではない。最初から最後まで気分の悪い映画であった。香椎の仏頂面がその象徴である。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 0点(2013-02-24 21:04:21)(良:2票)
123.《ネタバレ》 音楽でステージに立とうというんだったら、もっと真剣にやって下さい。例えそれが高校の文化祭であっても同じです。この時点でこの作品は評価できません。そもそも彼女たちが何でバンドをやりたかったのかも分からない。
Oliasさん [地上波(邦画)] 3点(2012-01-15 23:27:28)(良:2票)
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122.《ネタバレ》 好きですこの映画。 仲間割れで傷害事件が起こるわけでもなく, 年上のバンドマンの子供を妊娠してしまうわけでもなく, メンバーの1人が不治の病で倒れるわけでもなく, 「3日じゃ無理」な椎名林檎はパスしてブルーハーツを懸命に練習する女子高校生バンドがそこにいるだけなのです。 それだけなのに妙に心に染みるんであります。 舞台は「2004芝高ひいらぎ祭」なのに,もっと昔の話のような懐かしさを感じます。 冴えない感じの男子が校舎の影から現れたのを見て一言「女子がいいな」という関根史織嬢がお気に入りです。 
まきげんさん [映画館(邦画)] 10点(2011-08-09 13:54:29)(良:2票)
121.《ネタバレ》 女子高生がブルーハーツのコピーバンドで学祭に出るというだけの話。作ろうと思えばいくらでも作れるスペクタクルも感動も笑いも困難もほとんどない。ごくごく普通に自然に話は進みます。それが魅力なのでしょうが、やっぱり面白くない。見れるけど、何も感ずるところがないです。潮音さんのプロモとしての価値はありますが。
すべからさん [DVD(邦画)] 5点(2008-11-11 18:43:19)(良:2票)
120.ストーリーに起伏が全くない。単調すぎて頭がぼーっとしてくる。カット割りにもやる気が感じられない。素人映画
はりねずみさん [DVD(邦画)] 4点(2008-08-03 22:27:14)(良:2票)
119.《ネタバレ》  うーん…。点数が高かったので見たけど残念だった。序盤から無駄な部分が多いような気がする。「明日本番何時からだっけ?」本当に真剣で本気で頑張っているのだったらこの言葉は出てこないだろう。本番1時間前に告白しようなどという気持ちも起こらないはず。その程度の思い入れだったのかと冷めてしまった。みずみずしくて嫌いではないけど、その程度の作品のように思える。
MARTEL1906さん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-10 19:25:39)(良:2票)
118.前田亜季が結構好きなので見てみたけれど、自分が学生だからか、ダルくて覇気の無い学生像を見せ付けられたようで全く楽しめなかった。全編単調で映画が進行するし、何を隠そうカメラに動きがないので、どうしても退屈してしまう。リアルといえば確かにリアルだけど、同年代だといまひとつ楽しめない、ような気がする。もしかしたら、何十年か経って本作を見直せば、また違った印象を持つ可能性もあるかもしれないが。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 3点(2007-01-11 18:39:36)(良:2票)
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117. リアルでいい、という意見が多いような気がしますが、リアルあれば映画として面白いというわけではないような気がします。私はもう少し映画的な娯楽性を期待していました。 
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-08 20:45:53)(良:2票)
116.《ネタバレ》 たまに大げさに騒いだり、その後にぽっかりとその騒いだ分だけ元気がなくなる。高校生の頃って大体そうで、後先なんていちいち考えてない。今が楽しければ、それ以外に理由もいらなかった。仲間と一緒に何かに向かって努力して、結果はどうあれ自分たちが満足するためにひたすらやる。この映画はもしかするとどんな青春映画よりも地味で、でもどんな青春映画よりも自分が感じてきた青春の温度と限りなく近い気がする。意外といつも喋んない奴が突然まじめな事話したり、行き当たりばったりで良い風に転がったり、目が覚めたら時間が過ぎててその事実を認めるまでに意外と時間が掛かったり、結局告れなかったり(で、後で後悔する)。不思議と、地味なことが記憶の中で一番鮮明だったりする。今まで観てきた青春映画の多くは、常に楽しさや興奮するような物を積み重ねてる事が多い。それは観ていて楽しいけど、リアリティはないし、共感もほとんどない。薄暗い見慣れた廊下や遠くから聞こえる練習の音、全然人の来ない展示のクラスや焼きそばの美味しさなんかは、地味だからこそ胸に響いた。意味の無いような台詞や地味すぎて気付かないような台詞が、本当にリアルで、あるある、なんて思いながら笑っていた。この映画は、僕の中でこれ以上のリアルはないような青春が、全てのシーンに欲張りなほど盛り込まれていて、胸が一杯になった。あと、最後、ステージの上に靴下を脱いで、裸足で登場するのは、僕の中での青春の最もエロいと思っていたスタイル。
ボビーさん [DVD(邦画)] 9点(2006-09-14 01:52:57)(良:2票)
115.スウィングガールズとかウォーターボーイズなどの元気系が好きな自分にはイマイチな作品でした。リアルといえばリアルなのかもしれないけど日常をそのまま描いただけでは物足りなさを感じてしまいます。私には何一つ共感できる部分がなかったです。かなり期待はずれでした。キャストに一人くらい元気いっぱい高感度120点くらいの女の子か男の子がいてもいいんじゃないかい?誰もかれもじとっとした死んだ魚の目みたいな子ばかりでは・・・。
たかちゃんさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2006-08-06 14:36:29)(良:2票)
114.リアルで独特で抜群の間を持つ山下敦弘監督の映画ではあったが、この作品のソレはどこか違和感を感じる。壊滅的な違和感ではなく、これまでの山下監督の作品と比べての違和感。きっと女子高生たちが作り出す間に対する個人的な思い込みに寄るところが大きいのだろうと思うのですが、もしかしたらメジャーな映画たる題材と、けしてメジャーにはならない山下ワールドとの同居がもたらす違和感なのかもしれません。仲間内だけで映画を作る素人っぽさが画面から溢れるところもこの人の好きなところなんですが、新しいスタッフを抱えた今作でも、学園祭をあまりにもいいかげんにビデオ撮りする学生の描写に、いいかげんな中にも新鮮さと楽しさがある山下監督の映画作りの原点を見た気がします。だいたい作中でもバンドのメンバー選びからしていいかげんこのうえない(笑)。物語の構成もいい。青春って大人になってから省みると劇的なこともあっただろうけど、真っ最中にはひとつの出来事として通りすぎてゆくにすぎない。この作品ではバンドメンバーのいざこざはあっても感動的な仲直りは無い。芝ロックを成功させてもそれぞれの成長は見えない。プロ顔負けに演奏が上達しているわけでもない。ここぞという場面での告白も無かった。ただ時間だけが過ぎてゆく。でもとても貴重な、そして忘れ得ぬ時間が。それがいいんです。成長って目に見えるとうそ臭くなりますから。感動って演出されるとうそ臭くなりますから。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-22 13:00:18)(良:2票)
113.高校生の時、周囲のブルーハーツ熱をよそに岡村孝子を好んで聞いていた私は、今でもカラオケで「リンダリンダ」を聞くと、やかましい奴だな~と思うだけで、その時にはキャンディーズの「微笑がえし」を思いっきり歌い返してやるのが私の反射となっていますが、そんなことはどうでもよく、さてこの映画です。なにかギスギスとした彼女たちを曇天のもと描き、少しずつバンドが好転し始めると、空には雲が流れ太陽の光が彼女たちを差す。そしてラストのどしゃ降り。あの雨は、「リンダリンダ」の歌詞の通り、彼女たちを“どぶねずみ”のように美しくした。ずぶ濡れのままステージに上がる彼女たち、では写真には写らない美しさとは・・・やはりソンさんのあのバンドの仲間を振り向いた時の視線、目には見えないあの視線ではないか。そのはにかんだ笑顔には思わず私も微笑がえしたのです。山下監督のこれまでの作品に見られる独特の間が少し希薄になり、その分留学生の日本語理解能力を笑いに変換しているような面もありますが、でもやっぱり面白いのでした。
彦馬さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-18 13:06:16)(良:2票)
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112.ギターの子が言うんです。バンドをやることに「意味なんてなくていい」と。 この言葉がなんとも強く耳に残ていて。 ”花は美しく咲こうと思って咲いてるわけじゃなく、ただ咲いているだけで美しいんだ”とチャップリンが言っていた気がするけど、そうだよ、意味なんてなんら必要ないんですって。 そんなこと考えてる時間があるなら動き出さなきゃいかんのですよ。 
紅蓮天国さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-18 12:01:05)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 131人
平均点数 6.82点
010.76%
100.00%
210.76%
343.05%
475.34%
51813.74%
62015.27%
72720.61%
83123.66%
91511.45%
1075.34%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.63点 Review11人
2 ストーリー評価 6.46点 Review15人
3 鑑賞後の後味 7.70点 Review17人
4 音楽評価 8.66点 Review18人
5 感泣評価 5.78点 Review14人
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