美しき冒険旅行のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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美しき冒険旅行

[ウツクシキボウケンリョコウ]
Walkabout
ビデオタイトル : WALKABOUT 美しき冒険旅行
1971年上映時間:96分
平均点:6.50 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマアドベンチャー青春もの小説の映画化
新規登録(2005-03-26)【ギニュー】さん
タイトル情報更新(2007-10-27)【+】さん
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監督ニコラス・ローグ
キャストジェニー・アガター(女優)少女
脚本エドワード・ボンド
音楽ジョン・バリー〔音楽〕
撮影ニコラス・ローグ
配給20世紀フォックス
編集アントニー・ギブス
字幕翻訳清水俊二(字幕監修)
あらすじ
車に乗った父親と娘、そして息子の3人は荒野に辿り着く。父親はおもむろに車を停車させる。娘と息子は車を降りるが、ふいに父親は銃で娘と息子を撃ってきた。そこでいきなり車が炎上。父親は焼死し、娘と息子は“美しき”冒険旅行に乗り出すが・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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8.エログロナンセンス満載でありながら、アドベンチャー的要素も併せ持った類い稀なる作品。 後年の『ブリキの太鼓』に類似し、そして匹敵するインパクトを感じた。  とにかく美脚がすごい! すばらしい!  そして、虫がわいてるシーンの映像、特に音が気持ち悪い。 これほど気持ち悪い映像を観たのは、ほんと久しぶりだ。 夢に出そうである。  ラスト近くで、○人のアレが見えてしまうのが、ご愛嬌ではなく、狙いとすら感じてしまう程の内容だった。  にしても、これは『美しき冒険旅行』ではなく、『エログロナンセンスな冒険旅行』と改名した方がいいだろう。  カルト的な作品として有名な他の作品たちを、凌駕する程の濃い内容だった。 一度観たら忘れられない作品となった(なってしまった)。   だけどやっぱり、美脚の一言に尽きるかな。 腰のくびれた白ブラウスに、ミニスカート。 あれで冒険旅行とやらは、完全に反則!
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-19 00:50:23)(良:2票)
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7.《ネタバレ》 ふとツタヤにて手に取り、パッケージ裏の解説を読むと"熱狂的なファンの間で密かに語り継がれてきた幻の傑作"みたいな文が踊っていて、何気なくレンタルしてみた好奇心旺盛な私。 そういうのに限って地雷が多いから困る…。  冒頭から映し出される都会の様子に流れる不穏な音楽(これが実に怖い)、やがて何気ない一家の様子が映し出される。そして、旅行に出掛ける一家。 ここからどんな美しい冒険が始まるのかな~とワクワクしている私。だが、この時の私はまさかあんな事になるなんて知る由もないのだった…。  いきなりの超展開。なんじゃこりゃ~!  突如として始まった砂漠で子供2人のサバイバル。 どこが"美しき"旅行なの? たしかに広大な砂漠の映像と少女の美脚だけは美しいけど…。 時おり挿入される動物や虫の映像が怖すぎてヤバい。 そうか、これは少女の美脚だけを観る映画なんだ!と勝手に解釈し、なんとか美脚だけでやり過ごそうとする私。 だが、現実は厳しく、子供達を次々と災難が襲う。 なんとか現地の部族に助けられ生き延びる事が出来たが、今度はその部族の男に気に入られ求愛のダンス(?)を夜通し続けられるという悪夢が繰り広げられ・・・。ぃみゎかんなぃ。。。もぅマヂ無理。。。 何度も心が折れそうになりながらも最後まで鑑賞した自分を褒めたいと思います。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 2点(2014-10-14 18:57:21)(良:1票)
6.《ネタバレ》 見渡す限りの原野で、黒い少年が白い少女に恋をした。少年は命懸けで伴侶を求め、少女もまた命懸けで文明を目指す。美しく残酷な、道のない道往き。これは何の映画なのだろう。文明批判の映画?フェティシズムの映画?ヒューマンドラマ?ラブストーリー?この作品は無数の顔を持つ。それはまるで少女が泳ぐ水面に乱反射する光のように。そして思う、強さって何だ?弱さって何だ?思えば強さには種類がある。逞しさと図太さ。弱さにもまた種類がある。繊細さと惰弱さ。終幕に思うのは、“逞しいがゆえの繊細さ”と“惰弱がゆえの図太さ”との対比。この道のないロードムービーは、皮肉にも、道を発見した瞬間に終わる。共有したはずのWALKABOUTは少年には命懸けの通過儀礼であり、近い未来に回顧する少女には文字通りの彷徨だったのか。何が他の映画と違うのかは上手く説明出来ない、でも他に類を見ない無二の映画でした。観ることが出来て良かった。心の隅に静かに残り続ける映画にまた1本出会えました。
ひのとさん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-15 22:57:44)(良:1票)
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5.《ネタバレ》 なんと言えばいいんでしょう。凄く感覚的な映画。 観る人によっていろんな意味を汲み取りそうな、ヴィジュアルイメージで様々な示唆を匂わす作りでした。 冒頭の街のシーンからちょっと独特なんですが、突如として心中に走るお父さんから、 そこからさっと逃げて予感してたかのようにさっさと放浪を始める二人。ほんと不思議な展開です(笑)。 意味があるような無いような台詞で大半が占められるのですが、まぁ台詞よりもやっぱりヴィジュアルと展開なのですよね。 トカゲ、カンガルー。さくっと捕まえさくっと調理。しかも本当にやってるので、本物の現地の黒人の子なのね。 そのヴィジュアルがまた刺激的。まぁでも人類は皆、もともとこうだったんだしねぇ、みたいな。 個人的に一番印象強いのは、女の子が全裸で湖を泳ぐシーン。 美しいですよね。その美しいシーンに、調理中の獲物たちのシーンをサンドしてくるわけです。 美味しいものと激マズなものを積み重ねたハンバーガー。そんなのいきなり食わされたら、そりゃ刺激的です。 これは一体なんだったんだろう。立場を超えられなかった純愛物語か。人類数百万年の歴史を俯瞰した崇高なメッセージがあるのか。 よくわかりませんが、つまらなくはなかったので7点献上。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-19 21:59:37)
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4.《ネタバレ》 文明社会に住む人間、しかもか弱い少女と幼い弟を突然未開の地へと放り出す。 妙に体にピタッとした白いブラウス&ミニスカで未開の地を冒険するジェニー・アガターが大健闘です。  果てしなく未開の風景が広がるオーストラリアの砂漠の厳しい自然。水も食料も無い。 そしてWALKABOUT(大人になるための儀式の旅)途中のアボリジニの青年との出会い。 ニコラス・ローグ自らが撮影を担当したオーストラリアの大地の映像は神々しく美しい。 しかし美しくも自然は厳しい。生存競争に敗れた動物には、やがて蝿や蛆が群がり骨だけの無残な姿になる。 本作を見るほとんどの者は文明社会の住人であり、この姉弟と同じ価値観、目線で本作を見るでしょう。 様々な動物や美しい鳥も登場します。アボリジニの青年の狩りのシーンは残酷でもあるのですが、 この土地で過酷な自然環境の中に住むアボリジニの青年にとっては、そんな動物も鳥も生きる糧。食糧。  しかし姉弟とアボリジニの青年が出会って以降は平和な時間が流れます。 しだいに弟はこの青年になついていく。青年は姉に恋をする。 言葉は通じなくとも文明社会の住人と未開の地の住人の意外にもほのぼのとした交流。 でも、最後には哀しい結末が・・・。  こういう映画によくみられる白人や文明社会への問題提起や批判を前面に押し出している訳でもありませんが、 終盤、突如人間が造ったアスファルトの道が現れる。道路に沿って立つ電柱と電線に不思議な違和感があります。  ラストで元の世界に戻った少女はすっかり大人になっていました。 恋人がビジネスと厳しい競争社会の現実を語っている。 彼女はそんな話はうわの空で、厳しい生存競争があったオーストラリアの日々を思い出している。  あの日々は彼女にとってもWALKABOUTということだったのでしょうか。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2015-03-06 17:32:19)
3.《ネタバレ》 姉と弟が親父と車で出かけたピクニック、しかし親父は突如一家心中を図り、車に火を放ち自分だけが死んでしまう。親父の窮地を知らなかった姉弟にとってはまさに晴天の霹靂、世間の厳しさを知らなかった彼らがオーストラリアの砂漠に取り残され、「世間」を通り越して「世界」の厳しさに晒されることに。美しき冒険旅行どころか、立派に命がけのサバイバル行脚となりますが、そこでひとりのアボリジニの少年との出会いが。彼もひとり砂漠を行く身だが、これはWALKABOUTという彼らにとっての成人式。この少年、さすがにこの原野に生まれ育っただけのことはあり、砂漠での水・食糧の調達に通じたサバイバルの達人、ニコニコと何の苦も無く砂漠での生活をこなしていく、実に頼もしいヤツなのです。が、姉弟にとっては慣れぬ地、慣れぬ生活ゆえの一時的なサバイバル、しかしこの少年にとっては、(いくら余裕ありげに見えても)人生そのものが命がけ。その彼らの間に横たわっていた差異が、一軒の家にたどり着いたとき彼らへ突きつけられることとなり、やがて悲劇へ。やがて姉弟の「冒険旅行」は何の変哲もない日常との再会によって突然終わりを告げ、特にここでは、「よく無事に帰ってきた」という歓迎を受けることもなく「勝手に庭に入ってきた邪魔者」として扱われるのが皮肉です。月日が経ち、日常に埋没してゆく姉が、ふとこの時の冒険を追想するところで映画は終わりますが……ちょっとキレイにまとめ過ぎでかえってピンと来ないのです。曲りなりにもひとりの少年を破滅させた、立派な「毒婦」たる彼女にしては、ちと甘すぎるかな、と。映画全般にわたって挿入的に描写される、文明批評的な部分も、「一応、こういうのも入れときます」みたいな中途半端なものにも感じられるし。それに、「開放的な自然の生活」=「少女がハダカで水浴」というのもまああまりヒネリのないイメージですが、しかし後の作品への影響はそれなりにあったのかな、とも。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-22 09:04:55)
2.《ネタバレ》 見応えがあった。現地人には白人はどう映っていただろうか?WALKABOUTをしていない人間なのに文明の利器で大きな顔をする人間たち、それが白人だ。案外、現地人には軽く見られていたのではないか?白人視点から行くと、「下」に思える現地人だが・・。この現地人の青年は、案外ひ弱な白人女性に思いっきり、大きな気持ちで求愛したのかもしれない。しかしつれなくされる。実際、ふられた現地人が自殺することがあったのか、どうか。自殺という行動も西洋的な発想だからだ。しかし、ニコラスローグを見直した。「錆びた黄金」でウンザリする映像を見せつけられたので、この映画も悪趣味なのだろうか?と警戒して鑑賞していたのだが、さすが名作と言われてる作品だけある。面白かった。しかし、どうよ?って気になったのが、どんな女性もあの現地人と結ばれることは選択しないのかどうか?あるいは女性によっては、現地化を幸せととらえて、一緒になるというケースもあるのではないか?そんな設定を真面目に撮った映画も、観てみたいネ。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-10 01:49:16)
1.今までに見たことのない映画でした。奥深い作品です。雄大な自然の映像が美しかったです。ジョン・バリーのスコアもマッチしていました。
ギニューさん 6点(2005-03-27 22:24:44)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.50点
000.00%
100.00%
2112.50%
300.00%
400.00%
500.00%
6225.00%
7337.50%
8112.50%
9112.50%
1000.00%

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