《改行表示》41.本作は若い頃に観た。「全然面白くない」と力強く思った。でも巷の高評価に触れて、きっとまだ自分の映画鑑賞スキルが低いからわかんないんだろうと思っていた。で、数十年後の今もう一度観てみたけども、これはアルトマン節になじめるか否かなんだろうな、と思う。犯人探しをしてはだめなんだ。 この不条理かつ不愉快な結末。観てるワタシたちはボニーとおんなじ。「こんなのリアリティが無い。ひどいエンディング」と抗議したところで完無視されるボニー。私もアルトマンに訴えたい。「この鼻持ちならないエグゼクティブに落とし前をつけないのか」と。それこそ監督の思うつぼ。作品と現実が互いに入れ子式になってるような皮肉な脚本は高度なテクニックなのか知らんが、万人受けはしないだろうなあ。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2015-05-25 00:01:46) (良:2票) |
《改行表示》40.意味の分からないシーンが多すぎます。役割がはっきりしない人も多すぎます。 映画に求めるものはいろいろあります。感動。爽快感。笑い。充実感。ミステリー。サスペンス。恐怖。どれか一つでも、がつん、とくれば、映画として面白いと感じます。この映画には何もありません。 答えを出さないミステリーなんてただの意地悪です。 ドラマとして見ても面白くありません。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-10-12 04:54:42) (良:1票) |
《改行表示》39.《ネタバレ》 渋谷の有名レンタル店で「家族で楽しめる映画第2位」に本作が並んでいました。 予備知識なしで観るのが私の楽しみなのですが、どうもジャケットのイメージと違い、冒頭から戸惑いを感じました。 ハリウッドの世界に特に興味もないので、これがリアルなのか私には判断できません。むしろパーティーなどでドラッグでもやってくれたほうが雰囲気が出るような気がしました。 映画の中で主人公がヒット作に必要な要素を沢山挙げる中で「ハッピーエンドが必要」と言ったことに、ヒロインが「リアリティーは?」と質問するシーンが本作の要(かなめ)になるのではないかと思います。 要するにヒット作と魅力ある作品の違いを訴えたいようですね。 ラストでブルース・ウィリスが出てくる映画のラッシュはメチャメチャ安っぽい作りでしたが、個人的には本作よりも、そちらの映画の方を観たいと思ってしまいました。 リアルタイムだったら新鮮味を感じたかもしれないけど、ハッキリ言って無駄なシーンが多くて、つまんなかったです。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-13 00:19:34) (良:1票) |
38.皮肉で面白い映画だと思う一方、所詮はアルトマンの僻みなんじゃないの?なんて意地悪く思ってしまったりも。自分の映画で勝負すれば済むものを、結局ハリウッドが気になって仕方ないんです!宣言しちゃってるよーなモンで。土俵の広さを認めずにひとり相撲を取ってる、まるでアメリカの井筒監督のよーな感じがしちゃいますよん。 【あにやん🌈】さん 6点(2003-12-05 19:41:23) (笑:1票) |
37.《ネタバレ》 冒頭のカメラの引きから、これはそのまま長回しか?と予想したらそのとおりで、8分間は大いに楽しみました。が、見所は結局そこだけでした。業界への皮肉を効かせたいなら効かせるで、もっとポイントを絞るなり前提を整理するなりしないと、これではティム・ロビンスが目の前の人とああだこうだ喋っているだけですよ。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-10-10 16:41:52) |
36.《ネタバレ》 出た!ブルース・ウィリス!! こんなちょっとの場面だけど凝っていてとっても面白いよね~。友達とかと誰が出てるか言いながら観たら楽しいかも。ハリウッドの内情的なところが描かれていたのも興味深かったデス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-09-14 08:45:30) |
35.《ネタバレ》 重役プロデューサーが主人公で、ハリウッド流プロデューサー方式の集客主義をリアルに見せる。映画の映画。が、まさにこのリアルゆえの「退屈さ」を酷評する人は、自身がこの映画に対してネガティブなプロデューサーを演じてしまうわけだ。映画の映画の映画・・・ 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-25 06:34:44) |
34.ハリウッドの内情をサスペンス風味の「映画」を通しながらシニカルに描く少し変わった映画。その信憑性はあまりにも豪華なカメオ出演の人々の数々が裏づけしてくれるが、ストーリーに凝りすぎてややこしかったり、あまりにもシニカルすぎたりと少し退屈する部分があるのは減点か。面白いんだけど評価が難しい作品だね 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-24 17:12:26) |
33.《ネタバレ》 自分がこれまで観たことないタイプのラストだったので高評価。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-22 15:13:27) |
32.冒頭の長回しはさておき、ちょろちょろ出てくる日本人とへんな日本観が気になって気になって。 |
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《改行表示》31.スタートから様々な人間が行き交う(それこそカットしない)シーンで始まったため、複雑な人間模様が展開するかと身構えましたが、ティム・ロビンスの独壇場で思ったよりわかりやすい作品でした。 サスペンスが前面に出ず、スパイス程度だったのもよかったと思います。脅迫している張本人が誰か?なんてどうでもいいことなので・・。 もろにハリウッドが舞台の作品とはいえ、数々の大物を友情出演的に使っている遊び心が楽しく、また、それができてしまうことに驚きました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-21 15:57:22) |
30.《ネタバレ》 正直、面白いのか面白くないのかわからなかった。大映画会社の重役ならハガキの脅迫ぐらいよくある話で、なにもあんな行動を起こさなくても、と考えるとストーリーに無理があるような気がしてならない。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-16 21:04:32) |
29.《ネタバレ》 ハリウッド人種描くときの姿勢って、なんかパターンがあるよね。辛辣に徹することで、変な愛着が醸し出されてくる。ひどい世界だ、と言い続けることで、愛着を確かめているような不健全な関係。それでいいのかな、って気にもなる。アルトマンならもっと違う角度から攻めてくるのかと思ったんだけど、やはりそのパターンの流れで、ちょっと物足りなかった。ハリウッド以外の話題はないのかな、と言うと沈黙してしまう閉じた社会。冒頭の長回しは楽しく、『黒い罠』より込み入っている。「卒業part2」とか、途中にはさまれる単なるクスグリの会話も楽しめたが、やはり最大のギャグはジュリア・ロバーツとブルース・ウィリスでしょうな。出演するほうも偉い。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-10 09:47:51) |
《改行表示》28.《ネタバレ》 ハリウッドに迎合しようとしなかった孤高の人、アルトマン監督ならではのハリウッドへの強烈な皮肉が込められた、いわゆるハリウッド内幕モノです。 ティム・ロビンス演じる映画への愛を感じないハリウッドの映画会社の重役が主人公。これが映画の主人公として見事に感情移入出来ない人物。ですがアルトマンが自分とは距離がある世界(ハリウッド)とその世界の住人を皮肉たっぷりに描いた映画だからそれも当然か。 このアルトマン節はラストまで衰えることは無い。安い結末の一本の映画が完成し、「リアリティはどこへ行ったの?」と異を唱える社員がいとも簡単にクビになる。そしてティム演じる主人公も簡単に犯した罪から逃げ切り、謎の男(一体誰だったの?)から事件の真相を買って殺した男の女と結ばれるという、全てカネで解決というこれまた実に都合のいいハッピーエンドを敢えて用意した。これら全てがハリウッドへの皮肉に感じられてとても面白かったです。 超豪華な総勢60名を超えるというカメオ出演も、随所に登場する、様々な登場人物が語る俳優評、映画評も映画好きにはたまらない楽しさがありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-24 22:47:46) |
27.《ネタバレ》 今まで観た映画の中で一番豪華なカメオ出演ですね。もう途中から“目が点”状態でした。ハリウッド業界というか、その中に巣くう魑魅魍魎への皮肉がとってもイタくて、自虐ネタもけっこう入っているのでは? 劇中T・ロビンスはオスカー受賞しているという設定になっててオフィスにふたつもオスカー像が置いてあるのですが、これを観てとうとう最期までオスカーに縁がなかったR・アルトマンの本音が見えた様な気がします。 本当はオスカー欲しかったのじゃないかなアルトマン、ハリウッドは嫌いだったけど… 【S&S】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-04 01:10:29) |
【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-08 08:43:40) |
25.《ネタバレ》 公開当時、地方の映画館で鑑賞。確か、2本立て上映でもう1本がチャーリー・シーンが主演のアクションだったような(タイトルは忘れました・・・)単純に、ハリウッドの内幕モノで登場人物がカメオ出演も含めすごく多いとのふれこみもあったので観たくなったわけです。カチンコから始まる長尺の冒頭はかなりお気に入り。あの入り口があってこそ、これからどんな物語が始まるのかワクワクさせられます。主演のティム・ロビンスですが、「ショーシャンクの空に」に出る前だったので、長身の役者だなぁという捉え方で、主人公には特に感情移入しずらかったですね。お相手のグレタ・スカッキ。当時は人気の女優さんでしたね。まぁ、この未亡人妻が一番怪しいかなぁとも観ている途中で思ったわけですが、(思いませんでしたか?)それは、さておき、社内の秘書との関係もどこに接点があったのか分からず、いきなりって印象もあり、画面所狭しと党情人物画入れ替わるため、物語を整理するのも大変。けど、じっくり腰を据えて見たくなる秀逸な作品です。オススメ! 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-10-25 10:33:30) |
24.ブラック・ユーモアたっぷりで楽しめました。タンポンのところとか笑ったなあ。脅迫状を送っていたのは葬式で喋ってた奴? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-27 16:29:13) |
【michell】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 00:26:20) |
22.映画とかマスコミ関係者ってどうも自分達が特別な人間って思ってるところがあるような気がするんだけど、単純にメディアという権力を握ってるだけ。が、「映画の世界」に憧れを持っちゃう多少の庶民がいるのも事実なもんだから、内幕っても内容は3流のサスペンスで、たいした話でもないのに、それを有難る人もいて、業界関係者を勘違いさせちゃうところが、こういう作品を成立させているんだと思う。 「金と権力」で物事の全てが決まるのは別に映画だけじゃなくてどこの世界も一緒だよ。 |