4.《ネタバレ》 「スオミの話をしよう」公開初日、レイトショーにて鑑賞。
三谷幸喜作品で、この人のテレビドラマは大抵観ており、ほぼどれもが好きな作品。特に三本の大河ドラマは全て傑作ではないかと。
「古畑任三郎」シリーズや「王様のレストラン」等はその世界観がジャンルのスタンダードを作り上げたと思う。
では、監督した映画作品群はどうか。
これがなんというか、独りよがりな部分がたまに出るんだよなぁ。
「ラヂオの時間」や「ザ・マジックアワー」なんかは余韻も含めて好き。
「清洲会議」も良い。数えてみるとまぁ傑作、佳作が大半。
ただ人により好き嫌いがはっきり出る傾向の作品が多いのも確か。
それを通り越して、なんだこれ?ってのも紛れ込む。クセが強いというか、着いていけないギャグセンス。
今回はどうか、満を持して劇場へ!
長澤まさみは相変わらず綺麗でカッコイイ。もうこの世代の女優では一番ではないか。
中堅どころの瀬戸康史も終始うすら笑いでいい味出してる。
ベテランの遠藤憲一さんはイキイキと画面を制す。
クスッと笑う場面も多々あり。
演者のセリフが全て聞き取りやすいのも大事な要素。
ただ…全体的に一体自分は何を観せられたのか?というのが感想。
この映画の面白さが理解出来ない自分の感性は錆びついてしまったのか…と。
後半は、観た時間も関係するのか、もう終わってもいいぞって感じで。
今回はごめんなさい、であった。