49.緒形拳、三国連太郎の競演。緒形拳は、こういうエキセントリックな狂人の役を実にリアルに演じる。三国は、狂人になるともののけ化するが、この登場人物のような、一般人だが煩悩が体のあちこちからぷすぷすと吹き出てくる役をやらせると実に味がある。この二人で面白くないはずがないのだが、むしろ脇役人の小川真由美、清川虹子、ミヤコ蝶々に拍手を送りたい。戦後の混乱の中で、人生のちょっとしたほころびが思わぬ方向に展開し、多くの人の人生を血塗っていく、そして、本人も親も止めることができない。こういう人生の綾というものをリアルに描くことができたのは、この脇役陣の演技の力によって、舞台設定がしっかり形作られている点が大きい。特に、今では悪女のイメージが強い小川真由美だが、ことこの映画に関しては、湿り過ぎず乾き過ぎず、希望もないが絶望もせず、混沌とした毎日をなんとか生きている、昭和中期の幸薄い女を実に好演していると思った。大俳優達のこういう演技を目にしたとき、ふと、この人たち日頃は毛皮のコートを着て外車のりまわしてるんだよな、とわれに返るが、そういう姿が想像できない。 【神谷玄次郎】さん 9点(2004-02-21 17:04:02) (良:2票) |
48.福岡県苅田町から殺人事件が始まるのですが、個人的に一時期仕事の都合で苅田町に頻繁に出張していたので、とても懐かしい気分になりました。苅田町から北九州市にかけてはセメントの一大産地で、入江の対岸に石灰石が露出した山が見える特徴的な風景を思い出しました。その後、主人公は、指名手配を受けての逃亡中に、浜松、雑司ヶ谷と転々としつつ殺人を重ねるのですが、いちいち景色が「昭和」で、個人的には非常に楽しめました。ただ、作品の中身は、タイトル負けしてると思いました。主人公の殺人へのハードルが低過ぎて、逆に、犯人の心の闇がほとんど感じられず、なかなか共感するフックが見当たらないのですよね。詐欺師がターゲットを見定めて、関係を深めていく経過は、別につまらないこともないのですが、そうこうしているうちに、序盤は突発的に殺人行為に走り、後半は、いつの間にか相手が死体になっちゃってて、犯人の心の内面が変化するような過程が全く描かれないのですよね。そもそも被害者は復讐されるようなことは何もしてないので、あえて解釈するなら、クリスチャンの父親に対する復讐となりますが、赤の他人を殺すことには結びつかず、なんだか中途半端で、よくわからないまま終わってしまったなという印象です。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-07 19:33:13) (良:1票) |
47.描かれる交尾の如き交わり並びに人間模様はこの監督特有。服着てサウナに入っているが如き不快さが堪らない。復讐を果したい実父に指一本触れられ無い代わりに赤の他人を騙して殺害する息子。最期の対峙の息苦しさが堪らない。復讐は人ではなく神様がする事と言いますが、実話だけにご遺族の胸中を察するとやるせなさが堪らない。 |
46.《ネタバレ》 実際の事件を元にした作品らしいですけど、主役を務めた緒形拳は、本当にこの役の人間が乗り移ってるんじゃないかと思うくらい見事な熱演だったですね。演技してるというより、その人そのものになっているというような感じ。そんなわけで、序盤2人の男性を殺害するシーンはとても生々しくて見応えがありました。今村監督の映画ですから、随所にまぐあうシーンが出てくるのですが、そういうまぐあいと殺しが、ある種同列に感じとれる様な、そんな印象です。主人公は、真っ当な理由もなく赤の他人を殺めてしまう。だけど、本当に殺したい父親は殺せない。そのへんが面白いですね。人間を人間として紋切り型に見るのでなく、人間を「いきもの」として捉える。そうすることによって、人の奥深さと、そこからくる慈しみが生まれでてくる。今村さんの作品は、どれもそういうメッセージが込められています。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-04 01:55:57) (良:1票) |
45.《ネタバレ》 前半の緊張感は文句なし。特に、最初の2人の殺害で、1回ではすぐに殺害に至らずに抵抗され、必死になってもみ合う描写が、生々しい現実感を与えている。緒形拳の演技は、殺人者と詐欺師の両方の性質を持ち合わせている主人公を全力で表現していて、彼のキャリアの中でも出色だと思う。なんだけど、途中から延々と浜松のシークエンスが続き、緊張が薄れてしまいました。実際の事件では、浜松の後にもいろいろと起きているし、何よりもこの事件で劇的なのは、熊本で11歳の少女に正体を見破られて逮捕される部分でしょうに。そこを改変してどうするの。それが一番残念です。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-20 05:24:48) (良:1票) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 偶然タクシーに乗り合わせた老弁護士と意気投合した榎津。すき焼きの肉を買い、金槌と釘を買う。あぁ、この弁護士さんも殺されるんだな…って思ったらもう殺されてる!!買ってきた金槌で殴るんじゃないんかい!クローゼットに死体をそのまま押し込んで、酒を口に含んで吹きかけて、金槌で扉を打ち付ける。なんて雑な隠し方。まさにサイコパス。 榎津の正体がバレてからの、ひさ乃婆さんとの牽制バトル。お互いに殺人経験があるためか、ひさ乃の嗅覚、感の良さと理解力が静かな攻防を盛り上げる。奇妙なバランスを保って、このまま穏便に行くかと思ったところ、突然の殺人。何で2人を殺そうと思ったのかな… 榎津は寿司を3人前出前。きっと殺人後に3人前を注文している。先のすき焼き(肉を400gも買ってる。2~3人前?)といい、既に殺した人間の食事も用意する辺り間違いなくサイコパス。 交通網の発達した'60年代、全国を飛び回った実在する殺人犯の経緯をベースにしているそうな。う~ん、確かに榎津って、あっちこっちに移動して犯罪を犯してたなぁ。最近では広域移動犯は珍しくないけど、『連続殺人犯がこの街にも来ているかもしれない』って、当時は怖かったろうな。 でも映画は状況を理解するのにちょっとややこしいところがある。管轄を超えて逃げる榎津に翻弄される警察組織に、もう少しスポットを当ててくれていると、広域逃走劇として解りやすかったかもしれない。本作は榎津の足跡と家族、そして犠牲になった浅野親子に焦点を当てている。そのため後半はあさの旅館を根城にしているため、広域移動犯罪の醍醐味が薄れてしまった気がする。 最初の専売公社社員の殺人から、このタイトルの意味(なにか理由があっての復讐劇か?)がどこかに結びつくかと思ったけど、そういう訳でもなく、タイトルは新約聖書の一節『悪人に復讐して良いのは我(神)だけに許されたこと』…みたいな意味らしい。 現在(逮捕後と犯行時)と過去(戦後)がハッキリと区切られること無く描写されるのと、時代はケネディ暗殺後('63年くらい)なのに、街並みや走ってる車は現代('78年くらい)と、こんな辺りもちょっとややこしい。 榎津親子の確執がどこから発生したか。なぜ加津子は義父をそこまで愛したか。もう少し説明がほしい所も多いけど、倍賞美津子の美しい裸体には驚いた。 【K&K】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-06-21 22:37:03) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 こういうのは嫌い。 濡れ場が多いのが気に入らない。 これだけで個人的にはクソ映画確定なんだけど 名作と呼ばれる理由も分かる。 狂気的な殺人。 どうしようもない殺人衝動に突き動かされるシーンは迫力ある。 ラスト散骨のシーン。映像が止まるのはどういう意味なのかがちょっと分からんかった。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-28 01:05:20) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 昭和の日本各地の風景がよい。 役者さんの演技は素晴らしい。 倍賞さんのおっぱいで+1点の8点。 【まっか】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-01-11 11:00:13) |
《改行表示》41.《ネタバレ》 日本映画が語られる上で必ずと言ってよいほど名前のあがる本作。 ようやく鑑賞する事ができた。 ただし、そこはやはり今村昌平監督作品。 とにかく濡れ場がしつこい。 緒形拳と三國連太郎の共演は魅力的だが、直接に絡むシーンが少ないのが残念。 だけど二人の掛け合いは見応え十分! 日本各地のひなびた旅館が出てくるのも風情があって良い。 そこで巻き起こる男と女の人間模様が本作の魅力の一つ。 評判ほどの凄みは感じなかったが、普通に楽しむ事はできた。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-22 20:41:05) |
《改行表示》40.ワンカットで見せる殺人シーン、湯気が立ちそうな濡れ場、リアルな中にフッと紛れ込むメルヘンチックな映像 そして倍賞美津子演じる嫁さんのセリフ 「お義父さんの口のまわりのヨダレば、全て私が舐めとりますけん。」 監督、もう満腹です。ごちそうさまでした。少しでも和むシーンがあれば10点だったんですけど、ごめんなさい。 【代書屋】さん [インターネット(邦画)] 9点(2020-03-12 16:55:20) |
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《改行表示》39.改めて緒形拳という役者の凄みを感じる映画。 すげーな、やっぱり。 素人の私が言うのもなんだが、こんな役者、もう出ないのかな。 そして小川真由美。 なんだよ、なんでそんなに色っぽくてはかなげなんだよ。 倍賞美津子の強さとは対照的で、余計に切なさが増す。 それを殺す緒形拳の狂気。 この当時の役者って、本物なんだよね。 いや、素人の私にはそんなこと言う資格がないのは重々承知で。 |
38.緒形拳はもちろんだけど、みなさんいい演技をされているし、何より女性陣の色っぽさが凄い。残念なのは親子関係と復讐の不可解なところ。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-12-08 00:38:31) |
37.《ネタバレ》 個人的には大嫌いなテーマですが、エネルギッシュな映画で、見たときはある種の感動を覚えた。演技陣良し、主役(緒形拳!)良し、倍賞さんのおっぱい良し。ラストの骨が散らばるシーンも印象的。映画をみたなぁとの感想。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-12-20 13:43:07) |
《改行表示》36.《ネタバレ》 長尺を一気に見せる抜群の構成力と演出力はすさまじく、また名優たちによる質の高い演技の応酬戦には圧倒されました。 狂気を隠そうともせず欲しいものにはすぐに手を出す巌と、信仰や家庭といった守るべきものを防波堤として欲求を抑え込もうとしている鎮雄・加津子は対の存在として描かれています。また、男に振り回される幸薄い女という共通点を持ちつつも、巌が死刑になり、かよが病死してくれれば鎮雄は自分のものになるという打算を持って生きている加津子に対して、どこまでも運命に流されるだけの非力なハルも対の存在として描かれています。まさに四者四様であり、見る人の個性によって誰に感情移入するのかは違ってくるように思うのですが、私はハルの物語にもっとも心動かされました。 ハルは日陰者の人生を送っていますが、それは母親が殺人者になってしまったためであり、根本原因に彼女自身の落ち度はありませんでした。彼女の落ち度と言えば、不遇を振り払うだけのパワーもガッツもなかったことと、おそらくは他人からの冷たい仕打ちに遭い続けてきた人生なのに、それでも誰かを頼りにしようとしたことでしょうか。 本編登場時、ハルは住み込みで働いているボロ旅館のオーナーの言いなりになることで、そのうち旅館を譲ってもらえるのではないかということを期待していましたが、どう見てもオーナーにその気はなく、決して与える気のないニンジンを鼻先にぶら下げられているという状態でした。当のハルもオーナーの腹の内には薄々気付いてはいるものの、目の前の淡い期待にしがみつき厳しい現実を見ないふりしておく方が、現状打破のためのリスクと労力を負担するよりも楽であるという無意識の判断をしていたように見えました。巌が現れた後も同様です。巌が見せる夢に盲目的にしがみつき、後に巌が詐欺師であることが分かっても同じ夢を見続けようとし、そのことがハルと母親の死に繋がりました。 ハルは徹底的に非力で愚かな存在として描かれるのですが、こうした弱さは誰にでもあるものです。現実を直視し必要な対策を講じるということは精神と肉体を大変疲弊させます。だから多くの人は、現在の平穏が今後も続くものと漠然とした期待を抱き、目の前の問題を見ないふりしようとします。この要素には私自身にも多分にあるため、ハルの弱さには大変共感できました。 他方で、主人公・巌の物語には感覚的に理解しづらい部分がありました。巌とハルの母親の会話や、逮捕後の巌と鎮雄の会話にて明言されているのですが、巌は父・鎮雄を殺したいほど憎んでおり、その屈折した感情が一連の反社会的行為に結びついていたとの解釈になっています。両者の対立はそれほど重要な要素であるにも関わらず、その憎しみの根源というものがよく見えてこないのです。何か個別の事例がきっかけということではなく、根本的な人間性が合わない、生き様を1mmも肯定できないという対立なのだろうことは何となくわかるものの、鎮雄の何がそんなに気に入らなかったのかがよく分からないために、肝心の巌の物語の通りは悪くなっています。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-07-04 18:46:37) |
35.《ネタバレ》 最後の親子の対面で、主人公が父親に向かって、あんたを殺したかったみたいなことを言うが、本編を観ている中で、そこまで恨む理由がよくわからなかった。このタイトルの意味もよくわからない。復讐劇などどこにもなかったように思うのですが。。。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-10-21 11:43:06) |
34.《ネタバレ》 緒形拳が演じた榎津巌は、まさに日本映画史に残る魅力的というかふてぶてしい殺人犯。はっきり言ってなんでこの男が人殺しをするのかは観客にはさっぱり理解できませんが、緒形の演技があまりにも堂に入っているのでそんなことはすっかり忘れてしまいます。後半にある緒形と清川虹子の息詰まるようなやり取りはただ息を呑むばかりでした。そして倍賞美津子や野川由美子との絡みがまたドロッドロッとしていて今村昌平らしくて良かったです。 原作は佐木隆三の直木賞を受賞したベストセラーですけど、これは事実をもとにしたフィクションという形式で、時代設定は昭和38年ということになっています。そしてロケが多いので街並みが当然映されるわけですが、走っている車は普通に昭和50年代の風景です。まあこれは予算に限りがある中で映画を完成させるためにロケ映像をそのまま使っているだけで、今村昌平という人はあまり細部にこだわらないタイプの映画監督だったのかもしれません。ところが劇中で緒形と倍賞が映画館にいるシーンでは、ニュース映画ではケネディ暗殺を伝えているのは良いとしても次に上映されるのが昭和46年製作の『ヨーロッパの解放』なんです。これはひどいミスなのかとも思いましたが、あれだけ堂々とオープニング題字を見せられるとなんか変な感じがします。これも今村昌平の演出意図なんでしょうか、そうだとしても自分には全く理解不能ですけど… 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-02 22:59:06) |
33.《ネタバレ》 とにかく緒形拳がすごい。何を考えているかわからない犯罪者をまさに熱演してました。こういう冷血な殺人鬼役がと言ってしまうとアレなんだけども、この人の代表作の一つになるのは間違いないですね。しかしそれにしても意外にオッパイ場面が多くて何かちょっとお得な感じが(笑)。タイトルから復讐ものと思いきやちょっと違う内容でしたが、妙に生々しい映画でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-04-28 08:12:49) |
32.《ネタバレ》 昨晩見始めたきっかけは、「発泡酒を飲む間のつなぎ」だった。にもかかわらず最後まで観てしまい、350mLの発泡酒は半分ほどコップに残ったまま。それほど気持ちが入った状態での鑑賞となった▼この映画のDVDを買ったのは数年以上前だったと思う。これまで奥にしまいこんでいたディスクを、大掃除をきっかけに目のつきやすい本棚に移動。今回の視聴となった▼今、僕は43歳。この歳で、この映画を観られて本当に良かった。数年前ではここまで巌の行動を理解出来なかったはずだ▼自分勝手で攻撃的、ときに冷静で紳士的で理知的。これら、男が少しずつ持ち合わせている様々な性質。主人公の榎津巌はこれら性質を、本能のおもむくままあるいは意図的に駆使。結果、破滅へ向かっていく▼そこに理屈は感じられない。やりたいように、そしてやれるようにやる。映画内で巌の心の説明はされない。だがそれらの行為は充分に理解出来るものだし、それゆえ感情移入しながら観られた。この類型的でない主人公を見事に演じきった緒形拳は素晴らしい▼他のキャストでは、複雑な立場を細やかに演じた倍賞美津子、その迫力で緒形拳と互角に渡り合った清川虹子を評価したい。 【はあ】さん [DVD(邦画)] 9点(2015-03-31 11:54:29) |
《改行表示》31.簡単に人を騙し、人を殺す理由が、最後までわかりませんでした。「かつてこういう狂人が実在した」と言いたいだけだとしたら、ちょっと突っ込み不足かなと。緒形拳は熱演でしたが、犯罪者が持つ“狂気”のようなものは今ひとつ伝わらず。主人公の心理を測りかねたまま、形だけ模倣しているという感じです。あれだけ逃げ回っていたのに、どうして逮捕されたかも描かれず。というわけで、私にはいささか消化不良な作品でした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 4点(2015-01-10 11:00:25) |
30.《ネタバレ》 文化や風俗、トラックやタクシーにいたるまで手抜き無く昭和30年代を再現している 緒形拳は始終へらへらした激クズの主人公を怪演 これほどまで鬼畜なクズは見た事が無い 出て来るヒロイン達はことごとく熟女で、人によってはかなりがっかりだと思うが私は気に入った というよりも大好物だ(笑) 倍賞美津子は勝ち気な山猿熟女をこれまた怪演 とにかくエロすぎる もう一人のエロ熟女小川真由美を殺した理由が不可解だと思ったが、主人公が自分のDNAを自分でも気づかず潜在的に残したく無かったと思えば納得できる しかしそれにしても鬼畜 エンディングの散骨シーンはストップモーションの部分はちょっと映像効果の意図がわからなかったが、散骨とは名ばかりの、鬼気迫る二人の恨みが凄まじいまでに伝わる衝撃のラストシーンだ 「復讐するは我にあり」というタイトルは主人公の行動では無く、クズ主人公の遺骨に家族が凄まじい怨嗟を投げつける映画だった 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-04-09 11:39:37) |