夜明けまでバス停でのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夜明けまでバス停で

[ヨアケマデバステイデ]
2022年上映時間:91分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-10-08)
ドラマ実話もの
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監督高橋伴明
キャスト板谷由夏(女優)北林三知子
大西礼芳(女優)寺島千春
三浦貴大(男優)大河原聡
松浦祐也(男優)工藤武彦
ルビー・モレノ(女優)石川マリア
片岡礼子(女優)小泉純子
土居志央梨(女優)高橋美香
あめくみちこ(女優)介護職員
柄本佑(男優)KENGO
筒井真理子(女優)如月マリ
根岸季衣(女優)派手婆
柄本明(男優)バクダン
脚本梶原阿貴
音楽吉川清之
製作高橋惠子
美術丸尾知行
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 時代設定がコロナ禍の作品は観たことがありますが「コロナ禍」自体をテーマとした映画は初めてでした。職を失い、住むことろを失い、追い詰められた主人公が辿り着いた境地に身震いしました。どんな善人であろうと「貧すれば鈍す」ということ。柄本明が言う「社会の底が抜けた」は弱者だけでなく全ての人にとっての「緊急事態」を意味しました。「私が幸せならばそれでいい」は通用しません。「情けは人の為ならず」とはよく言ったもの。多くの人が幸せに暮らせることが、結局は自分自身の利益に繋がるのだと思います。そういう意味で本作の主張は政治批判も含め共感出来る部分はありました。ただ両手を挙げて賛同はできません。主人公の罪は窮地に助けを求めなかったこと。友人に、家族に、政府に、何故助けを求めないのでしょう。弱みを見せられない性格?プライドが邪魔をする?それが理由になるのは精々未成年まで。「神は自ら助くる者を助く」とは言いますが、助けを求めることは恥でも何でもありません。助けてもらった分、次は助けてあげればよいだけ。この世は持ちつ持たれつですから。「黙って動けぬ者も含めて困窮者は全員助けるべき」が理想かもしれませんが、よほど社会に余力がない限り無理な話。そんな余力があるなら、そもそも底は抜けていない訳ですし。ただ最後に物言わぬ主人公が救われたのは奇跡ではありません。あれこそ「情けは人の為ならず」の成果。かけた情けが戻って来たと捉えて良い気がします。さて大切なのは「機」を逃さぬこと。彼女が手にした(たぶん)30万円は、人生を立て直すに可能な原資と考えます。作るのは爆弾ではなく「居場所」です。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-05 00:13:37)
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4.コロナ禍の状況を表した映画で興味深いが、発見や感動は無い。 社会が悪い、という老人のセリフには別の意味でのやるせなさを感じる。自己責任と社会・政治責任のどちらに全ての問題があるわけではない、という再認識はあるが凡庸さも少し気になる。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2024-01-14 12:32:13)
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3.《ネタバレ》 店長と主人公の二人が出会ってから、ドラマが始まれば、 日本版「テルマ&ルイーズ」だね。  あの静かなコロナの夜に、こんなドラマが展開していたら・・  そう考えると、今、普通に戻ってきてるけど、 コロナ禍のことは、総括しなくちゃいけないんじゃないかなぁ・・  バブルが弾けた時も、酷かったよ、この社会は・・ それは、それは・・ もう変わらないよ、この社会。 厳しいです。うう・・
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2023-11-23 23:12:34)
2.《ネタバレ》 バス停で女性のホームレスが殺害されるという実際に起きた事件を元にした「based on a true story」な映画だと思ってました。雇用されるつもりだった介護施設とのいきさつなど「なるほど、ありえる」と。事実を調査してそれに基づいてるんだなと思ってた前半は、負の連鎖で観るのがおっくうな気持ちになってました。なので終幕に心底ホッとしています。人が死ななくてよかった。映画の中で殺人なんて山ほど観ましたけど。つまり、ああワタシ、この映画にけっこう入れ込んで観ていたんだなと。■「あの人のやってることはめちゃくちゃだけど、今自分がこうなったのは全部自分のせいだと思います」と主人公に言わせた、(おそらくいわゆるリベラルな)監督の真意をもう少し考えたい。【追記】文春オンラインで実際の事件のアウトラインを見ました。やりきれない。本作のラストにホッとしたのは、彼が殺人者にならずにすんだからかもしれない。
なたねさん [DVD(邦画)] 7点(2023-09-13 19:36:33)
1.冒頭とラストにそれを連想させるシーンがあるだけですので、実在の事件を題材にする必要性はあまり感じませんでしたが、90分というコンパクトさでありながらコロナ禍の2年間の社会を過不足なくまとめたよくできた脚本だと思います。社会派ドラマでありながらところどころクスリと笑える娯楽性もあるのも良いです。LINEでネガティブな投稿を入力したものの送信はやめておく、こういう細部の描写が人物にリアリティを宿らせます。ああいう女性たちはこの社会に確かに実在しており、自分にもそういう部分があったとも感じさせる現実味があります。三浦貴大と柄本佑のキャラはちょっと単純で露骨すぎるきらいはありますが不条理コメディのような魅力があるとも言えます。孫に残飯を食わせるなんて虐待だという非難はそこだけ切り取れば正しい考え方なのが嫌らしいですね。ベテランの高橋伴明監督は手堅い仕事をしていますが、映画としての構成や演出に斬新さがあるとは言い難いのは惜しいところです。コロナ禍や女性が物語の中心であるという現代的な要素がなければ8年前の映画東京難民と大して変わらないと言えなくもないです。根岸季衣と柄本明のキャラクターはちょっと非現実的で漫画チックですが、映画なんだからこれぐらいはやってしまってもいいでしょう。真剣に現実に向き合いながら深刻に物事を捉え過ぎておらずどこか希望を感じさえするのはこの映画の美点です。
Сакурай Тосиоさん [DVD(邦画)] 6点(2023-06-06 23:38:49)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
500.00%
6240.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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