《改行表示》36.《ネタバレ》 低予算というハンデをものともしないカーペンター監督のB級宗教系オカルト。宗教系A級を「エクソシスト」とするなら、もう足元にも及ばないチャチさなのですが、B級ならB級で怖がらせのやり方は色々あるものです。 装飾の無い教会内部は古い大学みたい。そこに配置されたたくさんのコンピュータや分析器やらが嘘臭くてカーペンターぽい。緑色のくるくる回る筒がもう大嘘。ゾンビ?らの顔もファンデ厚塗りしました的に変に白い。白いだけ。しかもアリス・クーパーがいるし。話が入ってこないじゃないか。 とまあ安いうえに突っ込み所多数、なのに何故かちゃんと不気味な風格があるんですよこの作品。まずロケーションが良い。教会そのものが新興宗教によくあるようなビルディング的佇まいで美しさが無いうえ、あの辺り一帯の不愛想な寂れ具合。さっさと素通りされそうな、幸薄そうな一角をよくチョイスしたものです。 等間隔に突っ立ってじっとこちらを見ている浮浪者らとか寄生された女科学者の肌のただれ具合とか、閲覧注意レベルの大量虫の画とか、ベタといえばベタなんだけどCGに頼っていない分リアルで嫌なんですよね。怖い、というよりざわーっとやな気分になる。粘着性ホラーとでも言えばいいのかしら。 タイトルの「パラダイム」は、なんか宇宙の素粒子がどうの鏡の裏の悪意がどうのと神父と教授が議論してた中の一説。一応オカルトのお約束はふまえたものの、そんなごたくは本筋においてあまり重要じゃない、てのもカーペンターぽい(笑) 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-20 00:37:10) |
《改行表示》35.有名どころはドナルド・プレザンスくらいだけど、なんだかパッとしない役回り。 むしろ、浮浪者役のアリス・クーパーの方が印象に残りました。 【海の雫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-04 22:03:33) |
《改行表示》34.こんなホラー観たことなかったんですよね。だから怖いかどうかの前に「びっくりした」のを覚えています。 で20年以上たって再見して思ったのは、「十分怖い」。 【JF】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-16 13:54:46) |
33.《ネタバレ》 正直全然怖くナイケド、作品全体の雰囲気と独特の音楽がカーペンターしてるよね!って感じ。出てくる女の子たちは可愛いくて皆美人だけど、たぶんこれは(明らかに?w)監督の好みなのかな~とか思ったり。でも結局あの謎の液体はなんだったんですかね~(苦笑)。まぁそんな余韻を楽しめる一作でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-06-03 10:41:40) |
32.《ネタバレ》 めちゃくちゃ怖い。ジョン・カーペンターのホラー作家としての実力を堪能することができました。物語は全く理解できなかったけど、演出と特殊効果がクオリティ高すぎ。ヒロインかわいすぎ。主人公田舎の気弱保安官顔すぎ。女性だけが◯◯のしもべになるのにはなにか理由があるんだろうか?物語を引っ張ってきた眼鏡っこの最期呆気なさすぎじゃないだろうか?憑依された黒人の笑い顔がチャップリンの含み笑いにそっくり、いくらなんでも腹膨らみすぎ、顔真っ白のあいつを有効に活用できなさすぎ、最初からお前も壁削れよ…とか、いろいろと印象に残る(突っ込みたい)ものが多いです。まあ、ホラーとして凄いから問題ないんだけど。個人的に一番怖かったのは、めっちゃかわいいヒロインと全く冴えないヒゲの主人公があっさり寝てしまうところでした。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-05-03 07:47:02) |
31.《ネタバレ》 いかにもカーペンターらしく量子物理学とオカルトを無理矢理くっつけちゃいますが、彼の作品の中ではけっこう怖い部類です。カーペンター自作の、あのズンズンと腹に響くリズムがホラーストーリーにピッタリなんです。物語を動かす仕掛けはけっこう幼稚で単純ですけど、バッドエンドなラストがなんか良い余韻が残りました。 肝心なところで逃げ隠れして全然役に立たなかったD・プレザンスの姿に、カトリック教会へのカーペンターらしい皮肉が効いていたように感じました。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-12-31 14:03:30) |
30.なんか普通でした。怖くはないですね。別に不気味でもないです。むしろ、ラスト30分くらいまではちょっと退屈でした。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-07-07 15:58:52) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 一時期メジャーに行ってしまったジョン・カーペンターだが、思ったより興行成績が上げられずまたB級路線に戻って来たという記念碑的作品。 低予算ならではの映像がかえってこの作品の世界観を十二分に味合わさせてくれることになったと思います。 全編漂う終末観が見る人をゾクゾクさせますね。 当時ある映画評論家が「カーペンターに潤沢な予算を与えてはいけない」と語っていたのをおぼろげに覚えています。 本人には大変失礼なことかもしれませんが、我らカーペンターファンは低予算の中で見る人をゾクゾクさせてくれる映画を撮ってくれる、そんな彼が大好きなのです。 【ゆたさん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-09-30 17:32:34) |
【くまさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-02 19:38:12) |
27.《ネタバレ》 全編に漂うオカルト感がいいですね。鏡を使ったFatherの呼び出し方もいいです。最後に女性が犠牲になってFather復活を止めますが、それで終わりではないんですよね。途中で何度も出てくる未来からの夢を使って、あちら側の世界に飛びこんだその女性が実は1999年に悪魔として復活する、というオチをつけており、最後までドキドキすることができました。ホラー映画の良作ですね。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-18 15:57:54) |
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26.《ネタバレ》 これぞザ・オカルトではないでしょうか。不気味さが本当に素晴らしいです。音楽がかなりアシストしていてそれも高得点。古い作品のため、どうしても勢いや派手さは欠けるかもしれませんが、それだけではこの気味悪さは出せません。口からシャーって出る液体で感染するっていう手法は初めて見ました。終盤の締めくくり方もとても好みです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-24 16:18:32) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 宗教話や小難しい理論をB級オカルトでグダグダ言われても、わけがわからない。大魔王降臨とかスケールのでっかい事をいってる割に、なんだかチマチマしてます。せっかくなら大魔王様にでてきてほしかったとことろです。 気味は悪いんですが、展開がなく緊張感や恐怖感もあまりないので、終始退屈してしまいました。ちょん切れた首を自分で拾うところが可愛かったです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-04-30 00:35:31) |
24.相手の正体がよく分からない方が恐怖感が増しますね。ただ怖い事は確かなのですが、危機感や世界の終わりを感じるほどではなく、こじんまりとしているような印象を受けました。 【ちゃじじ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-06 18:43:33) |
23.《ネタバレ》 約20年ぶりに見てみたけど、世紀末ホラーの傑作だと思います。90年代に出たこの手のホラーなんか足元にも及びません。タキオン通信を使うなんざ、丁度この頃のSFでも取り上げられててなかなかやるなと感心したもんです。 【dilfy】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-04-11 18:19:38) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 あまりにも好きなので、一時所有していた。 髪型などに時代を感じるなあ。怖い仕掛けがいっぱいだ。「暗黒の王子」って、キリストの反対のものなのね。欧米の人はよっぽど怖かっただろうなあ。悪いけど、この恐怖って日本人には正確には伝わらないんだ、ジョン。でもこれくらい面白ければ食いつくよー。挿入される白黒画面の音声がすごくこわい。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-13 21:50:42) |
21.子供の頃に初めて観た時はメチャ怖かった。で、その後映画の夢見てメチャびびった。今でもその記憶が残ってるとゆーことはメチャ怖かったんやわ。んで再見してみたら、子供の頃の記憶が蘇りやっぱりメチャ怖い。どのへんがメチャ怖いかとゆーと、音楽、そして建物の中で一人一人やられていく展開。ありがちな展開やけど、なんか徹夜でみんなで仕事して同僚が一人一人帰って少なくなるあのなんともいえない孤独感が出ててメチャさみしー。でもやっぱりメチャ怖いのは最後の攻防。演出がうまいんやろか?昔、子供の頃に遊んだ「ぼーさんが屁をこいた」とか「探偵と泥棒」や「鬼ごっこ」などで感じた「うわーつかまるー」ってゆーよーなドキドキ感が蘇る感覚。だから特撮的にはそんな大掛かりでもないのに心理的にメチャ怖い。電波な夢もメチャ不気味。科学で悪魔を研究するってのは、よーわからんけどH・P・ラヴクラフトっぽいとメチャ思う。想像で勝手に思う。メチャごめん。オチもあの人はどーなったんやろ~と考えるとかなりヤな余韻が残ってメチャ後ひきます。 【なにわ君】さん 10点(2005-01-28 23:44:09) (笑:1票) |
20.《ネタバレ》 カーペンターの終末思想3部作の中では一番見ごたえがあったかな。SF的にも一番ハードだし。素粒子論と不可知論を組み合わせて悪魔降臨のメカニズムを組み立てるるなんざ、欧米のSF作家の誰も考えなかったアイデアだ(コロンブスの卵って感じだけど、それでもすごいよ)。ただ、面白さでは『ゼイリブ』が勝るし、好きという点では『マウス・オブ・マッドネス』。この3部作、見事に三すくみだなあ(笑)。 【エスねこ】さん 7点(2004-08-23 00:21:05) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 これ観てからな~ どっかの病院の廃墟に一人で行って、鏡見れるものなら見てみやがれ~! 俺はいかん! 【N列23番】さん 8点(2004-08-22 21:50:17) |
18.なんでこんな邦題なんだろう。こんな暗くて重たいのはカーペンターには似合わないよ。 【マックロウ】さん 4点(2004-06-15 15:48:52) |
17.カーペンター監督…。あのね、あの水。緑色の水ね。あれ筒の内側に緑のセロハン貼って、くるくる回してるだけじゃない…。床屋の外にあるくるくるみたいに…。そういうとこ、突っ込んじゃ駄目なのですか?カーペンター作品だから?この監督のやることには疑問が付いて回ります(笑)。でも、何だかたまに観ちゃいます。だって別に嫌いじゃないもん(笑)。 【ひのと】さん 4点(2004-05-23 20:23:06) |