29.スピルバーグのリメイクより絶対こっちの方が面白い。 |
《改行表示》28.外国に一度も行ったことがない私にとって、不思議な感覚の映画だ。国際空港の裏側を描いたものだろうが、不法入国や不審なものを防ぐという入国管理のむずかしさと融通のきかないコミカルさが入り混り、何とも表現できないおもしろさだ。また「ターミナル」とは違って淡々とした雰囲気がすばらしい。 ところであの奥さんは、夫のようにまた出るに出られない運命になってしまうのだろうか、結末がどうもすっきりしないが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-23 21:51:46) |
27.抜け出したくとも抜け出せない。さりとて抜け出す事に腰が引ける。如何ともし難い胸中が透けて見える大晦日の面々の様子に胸が痛くなります。ラスト、抜け出して、暮らしの保障が何もない明日へ歩いて行く二人の背中にエールを送ります。 |
26.《ネタバレ》 ◇パリ旅行に行くにあたり、再鑑賞。やっぱりいい。◇ひと癖ふた癖ある登場人物たちが、温かい視点で描かれていて、ホロリとさせられます。◇フランステイストの会話のやりとり。テーブルに作ったパリ地図の説明「モンマルトルの丘は、パリをやさしく見守っている」。夜のパリに抜け出すくだり。パリから帰ったので、もう一度見ようかな。 【ハクリキコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-29 01:22:34) |
《改行表示》25.設定が「ターミナル」に似ているんだけど、こちらが元ネタかな? シナリオ、演出などは、本作の方が出来がいい。 ジャンルとしては一応コメディーになるんだろうけど、主人公の悲喜劇プラス、 同じような状況に陥った人々とのさらりとした友情が描かれていて、 ほんわかとさせてくれるハートウォーミングな作品に仕上がっていた。お薦め。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-26 07:59:26) |
24.《ネタバレ》 「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォールがやむをえずド・ゴール空港内に足止めされる学者に。 狭いトランジット・ルームに宿を求めるアルチュロと故郷のない住人たち。 ふってわいた災難に戸惑いながらも彼は目新しい生活に何となく楽しげだ。 今までの仕事も肩書きもここでは意味をなさず、ただの初老の男にすぎないのが別に不服そうでもない。 うるさがたの妻はすぐ近くにいても一緒にはなれないかわり、若いアンジェラがいて若やいだ気分にもなる。 どんな環境でも必要に迫られれば慣れてしまうものなのだろう、人間は。 怪しげな身の上を語るセルジュ(オルガドは「髪結い」でも共演)の話にも耳を傾ける。 大晦日の夜セーヌ河に停泊する遊覧船からの眺めは彼らだけのパリ。 確かな身元があり自由な人々にはけっして味わうことのできない喜びもある。 新年あけて解放される彼を一人無言で見送るナックの表情が「行ってしまうのか」と語り、言葉は通じなくても仲間と認めていたのだろう。 黒人少年ゾラを突き放せず供い、荷物を盗まれていなければ知ることのなかった場所を胸にしまい歩みだす彼のこの先の人生はどんなものかと思わせる。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-10 00:00:09) |
23.《ネタバレ》 観賞後余韻に浸れる映画です. 観て損なし. 【RTNEE USA】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-08 13:29:31) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 スピルバーグが豪華キャストで撮った「ターミナル」と比べると空港の華やかさも無く美女とのロマンスも無く地味な作品ではあるのですが僕は本作の方に惹かれました。 ここは確かにパリのはずなんだけれどパリじゃない。世界中のどこでも無い場所。そんな場所に世界からそっぽを向かれてしまった、この世界に行く場所も帰る場所も失ってしまった人々の少し物悲しくも可笑しな人間模様。 大晦日の夜にテーブルの上に再現したパリの街、そしてこっそり空港を抜け出したパリの街が良かったですね。雑踏と華やかなネオンに彩られたパリではなく、人気が無くどこか淋しげな深夜のパリの雰囲気がいい。 恐らくもうあと何日か辛抱すれば自由にパリの街に出ていける主人公の男とは違い、それが叶わない人々の身近なようでとても遠い街であるパリの夜景を眺める淋しげな表情とそんな彼らの心の内を表しているかのような淋しげな深夜のパリの風景、そして主人公の男とギニア人の少年が歩き出す先にはきっと希望があると信じたいラストシーンが鑑賞後も不思議な余韻となって心に残ります。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-14 22:48:17) |
21.《ネタバレ》 空港に閉じ込められた彼らこそ国籍から自由になり、外の世界の人々こそ国によって監禁されている、ってなところにまで踏み込むのかと思っていたが、そこはシャンソンの国、アンゲロプロスの国境とは違う。でもラスト、身分証も金も持たず「他国」に踏み出していく勇気に希望がある。テーブルの上で予告された小さなパリから、やがて本物のパリの夜景に展開するとこがまあ見せ場なのだが、このパリは何なのだろう、郷愁か。だとするとやはり閉じ込められていた彼らが「不幸」だったということになる。そうじゃなく、あの夜景は幻想の故郷と見てそれへの訣別ととればいいんだな。外に出た彼の前には無機的な自動車道路が広がっていて…。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-06-17 12:00:34) |
20.自分の住んでる国に帰ったのに入国できないというちょいと悲しい映画なはずなのに実はそんな人が結構いた・・というお話。フレンチな笑いを含め結構社会的問題も含めてるんだけどもなんか不思議な雰囲気が漂ってんだよなぁ。夫のことを何もわかろうとしない妻と妻に分かってもらおうとしてないんだけど全く分かってもらえない夫とのギャップがなんか面白かった。そのツケがオチの毒につながるという面白さはフランスらしいなぁ。 |
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19.コンパクトにまとまってて、人情たっぷりの空港滞在劇。子供と妻がどうなるかちょっと気になるラストでした。カナダとフランス国籍で、イタリアにスペイン人の妻と住んでいるバックグラウンドがうらやましかった。旅券取られるのはまっぴらですが。。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-27 00:27:32) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 トム・ハンクス主演の「ターミナル」に感じが似ているなと思ったら、モデルとなった人が一緒なんですね。ただ、こちらの作品のほうが現実的なストーリーですね。 玄関まで辿りついたはいいもののドアを開けてもらえない宙ぶらりんな状況に置かれている人々のドラマがユーモラスにそしてハートフルに描かれています。夜のパリの華麗な美しさも印象的でした。 しかし、空港内の「ファーストクラスホテル」には一度泊まってみたいですね。どこがファーストクラスなんだw 【TM】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-13 18:46:10) |
17.《ネタバレ》 彼らが見たパリは僕たちが観光で見るようなパリなんかよりよっぽど美しいものなんだろうな。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-24 01:16:01) |
16.最初は何かの寓話かと思って見ました.その後、モデルになる人物がいると知り、しばらくして、アメリカの監督が大味な「感動作」を作りました.でもやっぱり、これは寓話のはずなんですよね.どこにも居場所がない人々の.そして、当然居場所があるはずと思っていた人が、ふいにその虚構に気づかされるという. 【えぴおう】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-21 22:41:46) |
15.面っ白いわけでもないけど、見て損した気分にもならない。よくあるおしゃれなフランス映画って感じだと思ったのを覚えています。ロマンスを入れないところがいいのかもしれませんが、ないとなるとそれはそれで物足りないような…。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-05 18:47:23) |
《改行表示》14.ドゴール空港内の世界のどこでもない場所と、そこに住むひとたちはわたしにとって、とてもあこがれるせつないファンタジーだ。、、、、、大学のとき、極寒!のモスクワ国際空港の巨大なトランジットホテルのあたたかーいロビーのソファで、移住の途中の中東のどっかの大家族とすごした、幸福で満ち足りた、とてもせつない時間を思い出す。、、、、、、、、空港での最後の晩、みんなで空港を抜け出し散歩するパリの街。パリの夜景をそれぞれに眺める、みんなひとりひとりのおもい、その表情。最高だ! いいなあ!人生は旅だなああ。飛行機に乗って、ひとりでどっか遠くへいきたいなあ! 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-04-03 01:53:59) |
13.《ネタバレ》 洋画のマイベスト10に入る作品。様々な事情で入国拒否され、空港に長逗留されている人々を描くという着眼点もさながら、臨場感、可笑しさ、そして言うに言われぬ郷愁…、特に、大晦日の夜の美しさと切なさは夢心地の極致である。何度も観たが、そのたびに好きになってゆく大傑作。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-01-19 19:05:54) |
12.空港っていいですよね。なんでもスケールが大きくて、これから何かが始まる予感に満ちている、そんな感じ。この映画からはそれが感じられなくて残念でした。皆で出かける夜の散歩は素敵でした 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-15 20:38:00) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 「ターミナル」の元と言われる本作がようやく見つかりました。 中古屋で売ってたのが高かったので借りようと探していたのですが、 買わないで借りて正解でした(つまらないというわけでもありません) フランス映画だったので筋はともかく映像描写に期待したんですが・・ ものすごくギャップがあり1970年代くらいの映画に見えました。 まあさすがに先に「ターミナル」の豪華な俳優陣や演出を観てしまうと、 地味すぎるかなぁと思いました。 「大空港」「エアポート」シリーズと比べても地味。 お話自体は笑えてほのぼのします。 そして随所に「ターミナル」と同じ演出が見られます。 そこらでニヤニヤできるから見る順番が違うとどうでしょうか? こちらを先に観ていたとしたら・・ やはり私は「ターミナル」のほうがいいなぁ。 なぜなら空港というところは閉鎖的ではあれどある程度の豪華さも必要かなと。 パリ空港とJ・F・ケネディ空港を比べても仕方ないのですが・・ 「アパートの鍵貸します」のころのような作りはできなかったのでしょうか・・ 一時外に出られるシーンもありますが、 パリの夜景の豪華さはあまり感じられなかった。 ここも「ターミナル」のラストの夜景が美しい。 しかし地味で面白みはありませんがラストはこちらが上でしょう。 ハリウッド映画にはないオチがあります。 ブラック入ってます。 このラストはフランス映画ならではとも思いました。 続編があるような余韻のある終わらせ方でした。 「ターミナル」を観た人でラストがどうも・・という人にはまた違う意味のラストが・ 【アルメイダ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-20 04:13:36) |
10.《ネタバレ》 『ターミナル』のレビューでも少し触れましたが、『ターミナル』も『パリ空港の人々』も元ネタは同じ実在の人物です。内容は全然違うのですが、大きく異なるのはこちらは「人々」とあるようにひとりぼっちじゃないということです。何年も空港に住んでいる(出られない)先人たちがいるというところ。その生活感溢れる特異な日常がなんともおかしく、そしてなんとも寂しく描かれてゆきます。マリサ・バレデス(主人公の奥さん)の空港外での奮闘と、意を決して片道キップで空港内に入って出られなくなるオチの面白さを見て、(反対に)スピルバーグのコメディ・センスの無さを痛感しました。パリを見たことがない少年のために皆で外に出るシーンの開放感。夜のパリの情景をバスの窓から映す、そして外を歩く人達に風が吹き付ける。たったそれだけで『ターミナル』ではけして感じることのできなかった開放感をこの作品は感じさせてくれます。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-24 15:42:50) |