11.《ネタバレ》 私はあまりアボリジニーのことや、隔離政策のことに大した知識もないまま軽い気持ちで見だした。その軽い気もちで見るのがためらわれる映画だと思う。最後に本人達が出てくるのだけど、そこで改めてこの映画がノンフィクションなのだと思い知らされた。 【めめこ】さん 7点(2004-01-16 23:51:16) (良:1票) |
10.実話であってほしくなかったです。白人のあいつらひどすぎます。映画としては、捕まるか捕まらないかのドキドキ感とか大自然とか、アボリジニの皆さんの生活とか、やさしい人とか、、、見どころ沢山です。 |
9.《ネタバレ》 舞台は1920年代のオーストラリア。当時、オーストラリアはイギリスの植民地であった。支配国だったイギリスはイギリス人とアボリジニーの混血児が生まれると、その混血児を隔離するという政策を取っていた。その理由はアボリジニーを同じ人間として見ようともしない人種差別以外の何物でもない価値観に基づいて行われていた。当時は当たり前のように行われていたこの隔離政策を映画化するに当たって多少の演出や脚色はあるかもしれないが、彼女たちが1500マイルの道のりを歩いた事は紛れもない事実である。もちろんイギリスの政策は人種差別であり、その犠牲者になった人たちはたくさんいたと思われるが、怒りや憎しみといった負の感情をこの映画からは感じない。この映画で描かれているのはただ「自分の故郷に帰りたい」と思う彼女たちの純粋で真っ直ぐな強い意志だからだろう。 |
【civi】さん 3点(2003-12-04 12:38:18) |
7.歴史は好きなつもりでいたけど正直アボリジニについてはまったくの無知だった。でも勉強すると白人たちは似たような歴史を好んで選んで進んでいるのかと思うほど似ているね。追跡人とその娘の感情がとてもとても気になる、逃げた仲間を捕まえる父さんのことを娘はどうおもっていたの?愛する娘を自分で育てられない、自分の娘の仲間を捕まえる父さんは娘とどう接していたの?考えると痛くて我慢ならんよ。でもそれが事実と思うと我慢ならんとか言ってることもできぬのよ。 【らいぜん】さん 6点(2003-11-24 21:50:46) |
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6.人種隔離しているほうが「助けている」なんてマジ顔で言っているシーンが印象的だった。人それぞれか価値観があるのに、幸せの基本である家庭を壊すなんて傲慢のなにものでもない。映画的には、やはり長い間歩いたねェという意外性のない印象はあります。 【チューン】さん 6点(2003-10-28 17:25:24) |
5.アボリジニの歴史を扱う重いテーマでありながら、まるで”明日に向かって撃て”のようなスリルを配しているのは監督の嗜好か。その奇妙な配分がメッセージ性もシンプルに伝えなかなかの佳作になっている。 【GO】さん 8点(2003-10-26 22:16:35) |
4.今の観光立国、オーストラリアからは想像もつきませんが、つい近年までこの国は白人至上主義で白人以外の移民を認めていませんでした。この原住民迫害の歴史もアメリカの原住民迫害同様に悲惨なものだっただろうと思われます。これを反省し保護政策に転じた現在、この自己告発と言うべき映画がこの国で作られ、この非人間的な事実を広く世界に知らしめたのはまことに意義深いものがあると思います。一方的な価値観で人間を選別し、動物のように扱う愚かしさ・恐ろしさ・傲慢さをまざまざと見せつけてくれました。ショッキングな話の中でも少女達の勇気と知恵、力強さに救われる思いでした。 【キリコ】さん 7点(2003-10-24 17:20:07) |
3.何よりもまず、アボリジニ政策についての歴史的事実に驚いてしまいました。白人との混血児をアボリジニの「野蛮な風習」から「保護」するために親元から強制的に隔離するとは・・・。より色が白い子供を「頭がいいから(つまり、優秀である白人の資質をより濃く受け継いでいる、はずだから)」学校に入れる、という傲慢な発想(しかもそれが善意からっていうのがタチが悪い)にはおぞましさすら感じます。しかも、そういう隔離政策が1970年(!)まで続いていたとは!そういう事実を知ることができただけでもこの作品を観た甲斐があった、と思います。ただ、純粋に映画として見ると・・・。もうちょっと工夫のしようがあったんじゃないかなあ、と思ってしまったのも事実(もっともこの作品を鑑賞したのが物凄い寝不足のときだったので、普通のときに観れば違っていたかもしれませんが)。でも、主人公の女の子たちの瞳の力強さは印象に残りました。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-10-04 14:26:33) |
★2.人種差別に関する作品を見た時、必ず思うことがあります。「差別をする人間にとって、何が上で、何が下なのだろうか?」と・・・。文明も、出身も、はだの色も、違いはあっても、「母親に会いたい」そう思う気持ちは同じなはず・・・。白人と現住民のハーフというだけで、隔離された少女達が、母親を想い歩き続ける姿は、見ていて辛い・・・。実話であるため、重く感じる部分はありますが、良い映画でした・・・。 【sirou92】さん 7点(2003-09-29 13:40:10) (良:1票) |
1.まず、邦題に難あり。3人とも靴はいてる。裸足ちゃうやんけ。内容はポスター見て、ちょっと紹介文を読んでしまうと筋が全部分かるくらい直球。しかし、これは実話であるので重い。個人的な見所としては、追跡人が格好いい。彼は一言も喋らない方がもっと格好良かったと思う。 【山岳蘭人】さん 5点(2003-06-06 21:18:56) |