16.《ネタバレ》 こんなに開けっ広げで無警戒に「おじさん」に接してくる女性なんて、めったにいないでしょうね。でも、先のない「おじさん」になってしまった私にとっては、こんな出会いが最後に訪れないかと、そういう願望を叶えてくれる映画でした。 主演は風采の上がらない「おっさん」で、ヒロインも「超」がつくような美人ではありませんが、それがかえってリアリティを高めています。ラストも、実際にこういうことがあったら、こんな風だろうなと思わせる展開でしたので、それはそれで感動しましたが、もう少し救いのあるラストにしてもらいたかったと不満が残りました。 PS. ヒロインが写真屋のウィンドウに石を投げるという暴力的シーンを見てショックを受けましたが、この映画、韓国原作なんですね。こんな行為は日本では犯罪なので、変えるべきでした。 「おじさん」という呼びかけも韓国では普通かもしれませんが日本では失礼です。「写真屋さん」とでもするべきでした。 【駆けてゆく雲】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-26 11:46:24) |
15.《ネタバレ》 小学校の先生が他人を「オジサン!」って呼びつけるのに違和感。で、教師が学校近くの店に石投げ込むか?そもそもヒロインがあんまり魅力的でもないし、惹かれていく過程もなんだかよくわからなかった。山崎まさよしの演技もイマイチで、死を運命付けられた悲しみ・苦悩のようなものがあまり感じられなかったし、こちらもヒロインに惹かれていく過程もなんだかよくわからなかった。 そもそも狭い町の商店主の動向ぐらいは近所の人がわかってるハズで、すれ違いの設定にも無理がある。 |
14.韓国版未見で評価します。とにかく切なかった。エピソードの一つ一つが丁寧に描かれているので登場人物たちの心情がよく伝わってきます。また死に向かう厳しい現実とは対照的に、出てくる人々は暖かく、映される街並みの風景は少しノスタルジックで美しいです。あまりに悲しいラストですが店頭に飾られた写真で少しだけ救われた気持ちになりました。あとさすがに山崎まさよしの音楽の使い方は抜群にいいです。 【54dayo】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-05-22 15:09:15) |
13.《ネタバレ》 今もし自分が死んだら、我が家のブルーレイレコーダーを到底両親が使えるとも思えず、全くの漬物石と化してしまうでしょう。w 全く他人事と思えませんでした。 関めぐみって結構カメラ映りにバラつきがある女優さんですね。最近別の映画で絶賛したばかりなんですが、この映画ではちょっと 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-05-08 10:34:36) |
12.ちょっと雰囲気だけ先走りで、観る方の気持ちが着いていけない感じ。やっぱりある程度の背景、セリフは必要です。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-01-01 22:12:16) |
11.《ネタバレ》 「従容として死ぬ」という言葉があるが、まさにそんな映画。やたらと悲劇を煽るような難病恋愛映画が横行する中で、この落ち着いた雰囲気は侮りがたい。これはもちろんオリジナルの功績だろうが、日本に舞台を移すことでうまくアレンジしている。俳優としてはほぼ素人の山崎まさよしと新人の関めぐみのフレッシュな顔合わせも実に良い。まさやんの音楽プロモとしても観る価値あり。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-11-13 15:54:46) |
10.『恋は五・七・五』で主演デビュー、今では多くの映画にひっぱりだこの人気者になったとは言え、当時は無名に近かった関めぐみ。彼女を起用してくれたことは嬉しいが、映画としては・・・どうなのかな?って感じ。 【フラミンゴ】さん [地上波(邦画)] 3点(2009-07-13 07:17:29) |
9.この日本版鑑賞のあと、数週間後に本家韓国版のほうを見ました。両作品を比べてどうのこうのというのは特にないですけど。自分、一応まさよしファンなんだけど、こういう映画でまさよしの姿を見ても別にそれほど嬉しくないっていうか、なんというか・・・。(ちなみに月キャベはとてもよかったです) 「別にこの作品にまさよしをもってこなくてもいいんじゃない?」とすら思いました。(ひいきのアーティストが出演していても、映画としてはどうしてもシビアな目で見てしまうので) なので、録画していたこの8クリも見終わってすぐにサクッと消しちゃいました。こういう淡々とした恋愛物って、いま恋愛中とか、失恋したばかりとか、身近な人の死を経験して悲しみに暮れている人とか、そういう人らが観たらググっときそうな感じかもしれないけど・・・。いまの乾いたわたしの心にはこういう物語は響いてこない。リアルの心境と見るタイミングがなあ・・・。合う、合わないという次元で言えば自分には合わなかったですね。駄作というわけではないです。セックスもキスシーンさえもない、淡い大人の恋物語。現在の邦画ではなかなかないんじゃないでしょうか。ちょっと点数をつけるのに悩みましたが、気持ち的には4に近いがこの点数で・・・。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-01-26 19:55:25) |
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8.《ネタバレ》 オリジナルは、何度も繰り返し見た大好きな作品だけに、役者としてはたいしたキャリアのないふたりを主役にすえて、だいじょうぶか? という思いはぬぐえなかった。だが、元の作品への思いをぶちこわすようなことはない、という評が多かったので、勇気を出して見てみた。 主演のふたりの芝居にはまったく違和感なく、これはこれで、よくできた小品であることは間違いない。難病ものというベタな題材を、抑制のきいた美しい恋愛映画に仕上げていると思う。 しかし、やっぱりホ・ジノ版と比べてしまうわけで、セリフ、カット割りまで同じ場面がたくさん出てくるところを見ると、こりゃ、ほとんどホ・ジノの手柄じゃないか、という気もする。 韓国と日本の地方都市の雰囲気というのはよく似ていて、舞台を移してもあまり違和感はないのだが、ただひとつ「おじさん」という言葉の扱いだけは、ちょっと日本語にそのまま移すのは無理だったかな、と思う。韓国版では、シム・ウナがハン・ソッキュを最初「アジョシ(おじさん)、アジョシ」と連呼するのだが、韓国語の「アジョシ」というのは、日本語の「おじさん」という言葉より、「中年男性」という意味が薄いのである。だが、日本では、20代の女性が、30代の男性に向かって「おじさん」とは言わないよね、ふつう。子供じゃあるまいし。 もうひとつ、似ているけど違う点は、ガラスを使ったシーン。オリジナルと同じく、ガラスごし、カメラのファインダーごし、というシーンが多用されているのだが、オリジナルで感じた意味、つまり、生のただ中で輝いている女性と、死により近いところにいる男性との間の透明な壁、という印象はずっと薄い。ラスト近く、遠くに見えるシム・ウナの姿を、彼女にはそれと知られずに、ガラス越しにハン・ソッキュが指でなぞる、という哀切なシーンがなかったからだろうか。 ホ・ジノ版との最大の違いは、音楽だと思う。韓国版のほうが、ずっとセンチメンタルな曲を使っているのだが、こちらは、少しユーモアを感じさせる、軽くやさしいギター曲が使われている。韓国映画では、悲しい話に悲しい曲をつけてもあまり違和感がないのだが、邦画でそれをやったら、安っぽくなってしまう。そのへんのはまり具合は絶妙で、山崎まさよしのセンスには感心した。演技もよかったが、音楽のほうもたいしたものである。 【yhlee】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-07-27 17:48:21) |
★7.オリジナルをかなり忠実に再現してはいるが、やはりオリジナルには敵わない.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-17 14:44:18) |
6.かなり忠実にリメイクされていて、何の為のリメイクかわかんない感じですけど、ラストだけ少し違ってました。まあ、どちらかというと韓国版のラストの方が良いと思うのだけど、これはこれでありかなとは思う。どうでもいいことだけど、関めぐみが好きです。堪らなく好きです。というわけで、関めぐみを鑑賞できたという意味でちょっと得した気分の僕は、この作品に6点あげます♪ 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-14 19:51:15) |
5.山崎まさよしの演技は独特の味わいがあって結構好き。しかしヒロイン役がミスキャストに感じます。もう少し可憐というか素朴というか、どこかしら無邪気な感じがにじみ出てくるような人の方が合っていたように思います。ストーリーは至って普通なため、主演二人の魅力で引っ張るしかないだけに、これは致命的でした。 【MARK25】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-03-13 18:08:51) |
4.ある意味、最初からラストが分かってしまう映画な上に、物語は特に大きな起伏もなく淡々と展開していくので、退屈な点がないわけでもないです。「オジサン」と呼ばれてしまってもどこか少年っぽい山崎まさよしの透明感のある演技が画面を引っ張っている感じ・・・でしょうか。私もまさよしファンなので点数は甘めで(笑)。 【ライヒマン】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-10-02 22:29:26) |
3.山崎さんのファンの方にはこれでいいかもしれませんが、あまりにも起伏がなく淡々と進みますね。小津を意識したのでしょうか?そうだとすれば繊細な感情表現ができる役者さんでないとこの手の作品は評価されないと思います。関あゆみですか?フレッシュでいい感じです。でもストーリ的には他に書いている方もいますがやけに子供っぽいと思いました。バーンと脱ぐとか、せめてキスシーンくらいは作品には必然ではないかと・・・。これから期待の女優さんです。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-09-12 07:27:46) |
【ジマイマ】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-08-25 12:37:46) |
1.《ネタバレ》 【全ネタバレ状態なので、未見の方はくれぐれもご注意下さい】冒頭から主人公は死に向かっている、というのが提示されて、そこから物語が展開してゆくのですが、どうもこれがなかなかに退屈してしまって。リアクションの薄~い主人公に感情移入ができない場合、そのめちゃくちゃゆったりとしたテンポがかなり厳しいモノになってしまいます。たまに登場する主人公の父や妹の心情に心が動いたりするんですけど、あくまでたまに、な登場ですし、ヒロインは最後の手紙までずっと知らない状態ですし。でも、後半、主人公が残される人々に向けて自分のすべき事をひとつひとつ形にしてゆくところはジーンと染みてきました。激しいドラマは殆どなく、死んじゃう、悲しい!っていう映画ではありませんが、じっくりと死を受け入れてゆくことの哀しさが表れています。関めぐみは臨時とは言え、ちょっと教師としては子供っぽ過ぎない?って感じや演技のぎこちなさがありましたが、死を迎えようとしている男の前にひととき咲いた花としては十分に魅力的でした。静かな音楽と落ち着いた画面。生きている間に自分は何ができるのだろう?この世に何を遺せるのだろう?そんなことを真面目に考えるのにはちょうどいい空気の漂う映画だと思います。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-25 00:21:14) |