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どぶ鼠作戦

[ドブネズミサクセン]
1962年上映時間:102分
平均点:7.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
アクションコメディ戦争ものシリーズものモノクロ映画
新規登録(2011-09-27)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2016-07-10)【イニシャルK】さん
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監督岡本喜八
助監督山本迪夫
キャスト加山雄三(男優)林一等兵
佐藤允(男優)百虎
夏木陽介(男優)関大尉
中丸忠雄(男優)無双
藤田進(男優)正宗中尉
上原謙(男優)関師団長
田崎潤(男優)伊達新任師団長
平田昭彦(男優)杉山部隊長
中谷一郎(男優)三好軍曹
砂塚秀夫(男優)佐々木二等兵
田中邦衛(男優)穴山上等兵
ミッキー・カーチス(男優)大森見習士官
水野久美(女優)女兵
田村奈巳(女優)村の娘
小川安三(男優)花婿
堤康久(男優)小隊長
草川直也(男優)隊長A
緒方燐作(男優)隊長B
桐野洋雄(男優)憲兵曹長
二瓶正也(男優)話しかける兵
長谷川弘(男優)
沢村いき雄(男優)小部落の村長
加藤茂雄(男優)通信兵
天本英世(男優)高給参謀A
江原達怡(男優)林軍医
橘正晃(男優)
中山豊(男優)運転兵
脚本岡本喜八
音楽佐藤勝
撮影逢沢譲
製作田中友幸
配給東宝
美術育野重一
編集黒岩義民
録音下永尚(整音)
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 タイトルだけ見れば「独立愚連隊」シリーズとは別物の様だがどこを見ても「独立愚連隊」シリーズであるぐらい作品の雰囲気が似ていて、岡本喜八監督らしい切れの良いアクション、テンポの良さに笑える場面などもあって飽きさせない上手さを感じることができる。佐藤允の中国人風な男が時限爆弾があるからと言って探してる中、何も知らずに探し物ですか?とやってくる加山雄三、外では豚を捕らえようと大騒ぎしてる所もこれまた岡本喜八監督ならではの作風であり、この映画の音楽から雰囲気までどこか黒澤映画みたいでもあり「隠し砦の三悪人」を思わせるのは岡本喜八監督が黒澤映画が好きなんだなあというものが感じられます。それにしても途中から出てくる田中邦衛はいつ何の映画を見ても「北の国から」の吾郎さんみたいだ。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-27 08:47:12)(良:1票)
3.《ネタバレ》 「独立愚連隊西へ」に続き、岡本喜八監督が再び佐藤允と加山雄三を主役に起用した戦争映画で、タイトルからは分からないが「独立愚連隊」シリーズの3作目にあたる作品になる。今回は前2作に比べてやや複雑なきらいがあるのだが、それでも雰囲気的には完全に前2作を踏襲しているのが嬉しいし、喜八監督の演出もこの人らしいテンポのいい見せ方で見ていて飽きさせないし、やっぱり痛快さがあるのがなによりいい。ストーリーは敵の捕虜になった関大尉(夏木陽介)を佐藤允扮する百虎に集められた特務隊が救出に向かうというものなのだが、このメンバーが一癖もふたくせもあるような個性的な連中なのも面白く、中でも忍術を研究しているという砂塚秀夫演じる佐々木二等兵が脱出のためにパントマイムを使うシーンなどは傑作で思わず笑ってしまった。(この人は同じ喜八監督の「戦国野郎」でもコミカルな演技が印象に残っている。)喜八監督らしさは戦争そのものについてもよく出ていて、関大尉が自分の命令で銃殺になった捕虜の幻影に苦しめられるところはリアルだし、自らが捕虜になった後に主治医としてやってきた軍医がその銃殺された捕虜にうり二つというのも皮肉が利いていて印象に残る。それに日本軍についてもちくりと批判をやってみせるのも喜八監督らしいところである。関大尉や正宗大尉(藤田進)が独立愚連隊となった特務隊に加わり、日本軍に反旗を翻すラストシーンが爽快で好きなのだが、このシーンの正宗大尉のセリフが黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」での藤田進の「裏切り御免」を意識したものになっているのが笑えるし、特務隊が結婚式に紛れてという展開も「隠し砦の三悪人」を思わせている。思えば、喜八監督が本作の翌年に手がけた時代劇「戦国野郎」も「隠し砦の三悪人」に似た雰囲気の映画になっていたので、やはり喜八監督は「隠し砦の三悪人」が好きなんだろうなあと思わずにはいられない。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-20 17:32:39)
2.《ネタバレ》 岡本喜八の愚連隊三部作シリーズの中でももっとも切れた脚本と言ってよいでしょう、この映画は。この三部作はそれぞれのプロットはバラバラですが、共通する登場人物はもちろん佐藤允で、とくに本作で彼は最高のキレ味を見せてくれます。彼と藤田進や加山雄三のやり取りは、粋で軽妙の極みで聞き惚れてしまいました。惜しむらくは、サミュエル・L・ジャクソンの決め台詞“Mother Fucker !”と並ぶインパクトがある「ちっきっしょー」が、前二作ほど聞けなかったことでしょう。 藤田進がまたいい味出してるんですよね。坊さんが召集されて中国戦線に派遣されてきたという、いかにもと言うキャラを大らかに演じております。婚礼シーンの火踊りを観ても判る通り、この映画は『隠し砦の三悪人』のパロディみたいなところが有り、その中で彼が嬉々としてセルフ・パロディに興じるとは微笑ましい限りです。ラストなんか、有名な「裏切り御免!」へのオマージュになってますからね。 加山雄三も結局意外な役どころだったわけですが、この人はヒーローよりも脇に絡む役の方が上手いんじゃないでしょうか。もっとも砂塚秀夫の抱腹絶倒ぶりには大負けしますが(パントマイムで見張りを翻弄するシーンはもう最高です)。 あと今さら言ってもしょうがないことですけど、中国人とはちゃんと中国語(たぶん)で話すのは善いんですが、昼のシーンなんかは白文字を使っているので字幕が全然読み取れないことです。これは当時の東宝映画に共通する欠点なんです。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-27 19:51:22)
1.まず巻頭に登場するトラックの車両ナンバー「42219」の乾いたユーモアがいい。

愚連隊シリーズ前2作と比べてドラマ中の対立構造は複雑さと多様さを増しているが、
例えば、張り手のアクションとリアクションのショットで全く別のシーンに繋いでいく、といった岡本監督独特の場面転換が鮮やかで、(濫用気味の感もあるが)テンポは快調だ。

御殿場ロケだろう、急峻な山越えあり、渡河あり、結婚式の火祭りに紛れての追跡劇は『隠し砦の三悪人』の影響も垣間見せる。(藤田進のセルフパロディもご愛嬌。)

特務隊内で対立する中谷一郎と田中邦衛も個性的だが、砂塚秀夫の繰り出すパントマイムギャグによる脱出劇は特に傑作だ。

捕虜役:江原達怡や村娘役:田村奈巳など、登場時間はわずかながら、再登場でその存在感を印象づけると共に、その再登場の意味が佐藤允のキャラクターの魅力を間接的に引き立てる点等も実に首尾が良い。

また、人気のない(砦のような)村を五人横並びとなって歩く構図や、円看板を拳銃で撃って賭けをする着想、佐藤允と中丸忠雄の最終対決の距離感覚など、西部劇へのこだわりの強さも徹底的だ。

ウェスタン活劇志向と戦争映画の思想性との拮抗と分裂も、シリーズ三作の中でもより際立っているといえる。
(婚礼の輿を日本軍が空爆することで、特務隊が窮地を脱するというやりきれない皮肉)
ユーカラさん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-10-22 17:10:11)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7125.00%
8375.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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