★13.《ネタバレ》 入れ代わり殺人などを扱うサスペンスなどで、ホームレスの人をいかにも捨て駒のように使う作品をよく見かけるが、中には作者自身も本当に差別意識があるんじゃないかと疑わしいものがある。その点、本作品は安心して見ていられた。演出のアイデアとしては、主人公の青年医師が倫理上で患者の選択をしてしまったこと、彼自身が擬似脊椎損傷患者を体験したことが秀逸。ドストエフスキーの『罪と罰』のラスコーリニコフの例のように、主観的な正義を下すことの醜悪さを、単純な法的観点から暴くのではなく、医療現場の矛盾をついた上で糾弾しているからだ。ラストの研究データが、そのほろ苦さを見事に表現しており、まるでこの問題は現代においても進行形であることを象徴するように、医師は感慨深げに罪深いデータを手にとったまま階段を昇っていく。非常に問題意識の濃い、見応えのある作品だったと思う。 【tony】さん [インターネット(字幕)] 9点(2010-06-24 13:29:34) |
【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2010-06-03 00:39:42) |
11.ヒュー・グラントってこんな役もできるんだーーと失礼なことを思い。チャーミングでかわいい~とかミーハーなことも思い。それにしてもなかなか面白い映画でした。最後のヒュー・グラントの独白の部分が好き。 【rika】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-28 01:29:27) |
10.捻ったロバート・デ・ニーロには及ばないがこの映画のジーン・ハックマンもそれには負けない捻りような役柄。ヒューさんのスリラー映画もなかなかいいですなぁ~♪ただビル・ナンを見殺しにしたモースに悪役はやっぱ似合わないなぁ・・・。 |
9.原作を踏みにじりすぎ。原作のリアリティを木っ端微塵にしている。だいいち、脊損の治療法開発のために、人体実験のために膨大なコストをかけるという設定が理解できない(いくら悪魔の発想でも、リスクに見合わない実験)。俳優は頑張ってると思う。 【みんな嫌い】さん 5点(2004-10-24 10:35:01) |
8.結構重いというか、深いテーマ(生命倫理)を考えさせられるような作品だった。サスペンスとして見てもなかなか面白くできていたと思う。医者もの見ると毎回思うけど、映画やドラマの世界じゃなくて、実際にもやっぱり似たようなことはあるのかなあ? 【かりぶ】さん 7点(2003-11-15 13:54:44) |
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7.《ネタバレ》 コメディじゃないヒューもイケる。人体実験は解ったけど、もっと具体的なものが欲しかった。ハックマンは曲者やらせるとピカ一だな。これからどういう形で研究が続けられるのか、考えるとちょっと怖い…。 【桃子】さん 7点(2003-10-21 17:54:19) |
6.正直、思わぬ拾い物的な面白さ。初めは単なる医療サスペンスか…と思わせて、地下世界に住む人々が登場するに及んで、映画はが然ディケンズの小説みたく陰影を深めていく。やっぱり英国人監督はあなどれないな。ヒュー・グラントのシリアス演技もなかなかだし、ジーン・ハックマンにはノックアウト! テーマがテーマだけになかなかテレビじゃ見られないかもだけど、一見をお薦めします。 【やましんの巻】さん 7点(2003-09-25 14:38:08) |
5.かなりおもしろいのにマイナーぽい作品ですね。ヒューグラントがあの立場になったときはこちらもハラハラしましたし、組織の連中の勝手な言い分もわからないでもないと思わされました。結構不気味な雰囲気も感じれますし、普通にお薦めです。 【なおき】さん 8点(2003-02-05 10:39:13) |
4.役に立たない人間は殺害しても構わない。「海と毒薬」でも似たようなことが描かれていて、違う!という感想を持っていました。主人公も同じことを思っていたのに…医学の倫理問題と人間の持つエゴイズムがよく出ている秀作です。前半はかなりつまらなかったので、見ているのがちょっとシンドイ、それが減点材料か? 【ペリエ】さん 8点(2002-07-12 05:54:32) |
3.なかなか良いのではないでしょうか。見ていてジーン・ハックマン側に説得されてしまいました。単純なサスペンスと思いましたが、意外と考えさせられてしまいました。 【GO】さん 7点(2002-01-26 18:29:02) |
2.ありそうな話でとても怖かったです。いろいろと考えさせられた。 【まき】さん 8点(2001-04-02 18:06:00) |
1.もう少し、ストーリーに厚みが欲しかった。ヒュー・グラントはたれ目なのにかっこいい!何故だ! 【あまぬま】さん 6点(2000-09-21 22:21:54) |