101.カサブランカという、一種の異世界が舞台。フム、何となく、むしろSF映画に向いた設定かな、などとも思ってしまうんですけど、製作時においては現在進行形の設定だったわけで、現代の我々が観るのとは受け止め方にも違いがあるのでしょう。さて、あまり多くを語らぬボギー、セリフは断片的。「キミの瞳に乾杯」ってアンタ、またキザな。と思いつつ、ふと気づくと、私もイングリッド・バーグマンの瞳に視線が行ってしまっている。う~む、イカンイカン、もっと映画全体を観なければ、と思いつつも、また我に返るとやっぱり彼女のよく動く瞳を見つめている自分に気がつくのである。という訳で、私もまた、「キミの瞳に完敗」っちゅうことで(チェッ、ダジャレかよ)。でもね、やっぱり映画のラストにおいては、ボギーに惚れこんでしまうのでした。やっぱりシブイね。 【鱗歌】さん 9点(2004-04-18 02:15:06) (笑:2票) |
100.とてもチンケなメロドラマ。ヒロインの自己中、自己陶酔っぷりにうんざりした。映画史上最強のクソ女ではなかろうか。何がひどいと言って、単に不安と寂しさから自分の意思で不倫しただけのくせに、都合の悪い部分にはほとんど触れず、戦争に絡んだ大義名分で自己を正当化し守ろうとする卑劣さ。自分の外見をしっかり計算に入れているずる賢さ。映画自体も、舞台がそもそも人々が動けない街であり展開も緩慢、会話シーンは妙に寄っててエド・ウッドの映画を思い出した。イタイ女性のためだけの映画ってとこでしょうか。 【ラーション】さん 4点(2004-04-07 11:58:55) (良:2票) |
99.イルザ役のバーグマンさんは、どっちのことを好きなのかわからなかったらしいです。おもしろいですね!!演じてる女優すら、どちらを好きで演じていいかわかんなくなるなんて。ありゃかっこいい男どもの映画だな~。感激した!!古いなんて全然かんけーないぜよ。かぁ~クサイねぇってとこたくさんあるけど、つい見ちゃうんだよね・・・。 |
98.まさに良く出来た映画です。欠点を差し引いても。嫌いな点は「アメリカが全て良い」「お涙頂戴のストーリー」「なんだか訳のわかんないバーグマンの役柄(ただきれいだけで良いのか)等々。当時のB級監督と俳優が作った奇跡的な名作だと思います。 だいぶ前NHKの放送で見て以来劇場リバイバルで8回も見ましたよ。酒場「Ric's Cafe American」のシーン、当時のスタンダードナンバーの演奏も良い。まさに僕の趣味にぴったりです。 文句なく満点をつけます。 【naosuke】さん 10点(2004-03-22 17:24:14) |
97.前に見た時は、もっと好きだったんですけど、久しぶりに見たらいまいちでした。 昔、愛し合っていたとはいえ、あんなにひねくれた男ともう一度恋仲になってしまうという処にかなりの疑問を抱きますし、あと、映画の前提としてある(アメリカの)「正義」に胡散臭さを感じるようになってしまったのが原因かもしれません。 【umering】さん 7点(2004-03-14 02:30:36) |
96.リックとイルザでカサブランカを出るって話しになったときに、「おいおい、そりゃねえんじゃないの?」などと一瞬でも思った私は浅はかでありました。まあ、古さは正直感じますが、その良さであるハンフリー・ボガードのカッコよさに、私は6点すべてを差し上げたく思います。ちなみに、セリフとしては「君の瞳に乾杯」よりも「そんな昔のことは忘れた。そんな先のことは判らない」の方が好きです。 【まつもとしんや】さん 6点(2004-03-05 00:55:13) |
95.ある映画の脇役のサムと比べたらこっちのサムは立派だ。こっちのサムは歌が上手い、ピアノが弾ける、旦那様に忠実・・・って向こうサムも忠実か。それより何よりリックだよね~、先が読めても嬉しいわ。それにしても「君の瞳に乾杯」と言うほどの名台詞が別れの台詞だったとは知らなかった。娯楽映画としては満点やれるね。 【taron】さん 8点(2004-03-02 23:11:03) |
94.似たような体験の後に観てしまったので(もちろん映画ほどにはカッコよくないけれど)、ボガートの心境がある程度分かり(全部分かるなどと大それたことは申しません)、ラストは胸が痛くて仕方ありませんでした。心から愛する女性。その人のことを真剣に思えばこそ…。ツラくなったので、このくらいで。(苦笑) |
93.面白いとは思わないけど雰囲気がいいので。 (ビデオ) 【zero828】さん 7点(2004-02-25 20:15:43) |
92.う~ん、やはり今となってはどうしても陳腐に見えてしまう。 考えさせられるテーマ性やメッセージ性がないので何度も見ようとは思わないが、メロドラマとしては良く出来ている。ボガートの服の着こなしと主題歌に9点。 |
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91.後半でやっと動きが出てきたけど、前半がまったりしすぎかな。描かれてる恋愛感情も、なんだか薄っぺらく感じてしまった。「君の瞳に乾杯」か。公開当時はかっこいいセリフだったんだろうなぁ。 【drop】さん 5点(2004-02-15 11:53:22) |
90.現代では決して創りえない作品であると思う。それが、この映画が既に古いという事なのか、永久に素晴らしい作品であるという事なのかは意見が分かれる所かもしれない。自分の感想としては後者であり、最も好きな女優・バーグマンの代表作であることもあって、この点数を献上しておきたい。 【HAR】さん 10点(2004-02-09 17:13:22) |
89.ボガードがかっこいい。中身は特に普通で展開もなだらか。こんな渋い役どころこなせるのは彼だけだな 【アルカポネ】さん 7点(2004-02-01 19:56:02) |
88.名作と言えば名作..今見ても十分堪能出来ます... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-21 13:34:23) |
87.『ラ・マルセイエーズ』や『As Time Goes by』「君の瞳に乾杯』など話題、見所満載、古き良き時代の映画。 【カイザー・ソゼ】さん 8点(2004-01-21 00:19:35) |
86.ボギーのニヒルな男のダンディズム、バーグマンの麗しのフェミニズム、洒落た会話の数々、そして淡い大人のラブロマンス。 「時の過ぎ行くまま」にすたれる事も無く、後の数多の作家や役者が模倣を試みた娯楽映画の原点であり名作であることに異論は無いが、刺激の強いあからさまな原色作品に目が慣れてしまった今では残念ながら色あせて見えた。 偉大なるスター映画の化石として大切に博物館に並べておくのが妥当だろう。 それにしてもイングリット・バーグマンは美しかった。 「君の瞳に乾杯」したくなるのも分かる。 時代とともに移り変わる理想の男性像、女性像、ファッションなどもこういったクラシック作品を見る際の楽しみではある。 その時代に思いを馳せる、という意味ではやはり博物館で化石を見るときと一緒だ。 そこにあるのは今はもう絶滅してしまった時代そのものへのロマンである。 少々むず痒くなる部分もあるがそれはそれとして、まったりとその世界に浸るのが正しい見方なのではないかと思う。 【Beretta】さん 6点(2004-01-18 02:45:17) |
85.霧の中のハンフリー・ボガードさんのコートとたばこが印象的です。まさに沢田研二さんの「あんたの時代は良かったー」。 【its】さん 7点(2004-01-07 01:36:14) |
84.《ネタバレ》 尊敬はしているが必ずしも愛してはいない夫と逃亡する途上で、かつての恋人リックと再会するバーグマン。その驚きと悲しみと愛情とがない混ざった微妙な表情は、見るものの心を揺さぶらずにはいられない。相手役リックを演ずるボガードは決してうまくはないが、しかし彼の持つ雰囲気、存在感がこの映画に見事にはまっていると思う。他の方も指摘されているように、この映画はメロドラマであるが、製作されてから60年以上たつのに色あせていない。 【駆けてゆく雲】さん 9点(2003-12-31 15:59:41) |
83.《ネタバレ》 いやー何故かこの映画、見る機会がなくて、やっと最近見たんですよねー。なんといっても映画十傑に入るであろうこの作品、「映画」としてみるべく、面倒がらずテレビでなくちゃんとプロジェクター使って、寝転ばず正座して、サンヨー時短機能を用いず通常再生で、まともにみました。そしたらなんと単なる昼メロだったんですねー。それにボギーにはあの台詞は似合わない。ただ、小作品とみなして肩に力をいれずにみたらまーまー良いのでは・・(おお、なんと偉そうなコメント)。有名な歌の掛け合いのシーンは確かに良かったです。 【ぴよっち】さん 6点(2003-12-31 00:43:20) |
★82.《ネタバレ》 良い味出してるクロード・レインズ(署長)がかなりお気に入りです。印象的なシーンはやはりドイツ兵士が国歌『ラインの守り』を歌いだした時、負けずとフランス国歌『ラ・マルセイエーズ』を歌い帰すシーン。それにしてもボガードかっこよすぎ、バーグマン綺麗過ぎ・・・。バーグマンなんてホントため息でますわ・・・。名曲『アズ・タイム・ゴー・バイ』も大好きです。 【やっさん】さん 8点(2003-12-24 04:28:28) |