17.《ネタバレ》 大分むぎ焼酎二階堂のCMのようなセンスの悪い音楽。 緒形拳が実に最低な男を演じており、俳優緒形拳そのものも嫌いになった。 特に次郎を死なせるストーリーはよろしくない。 見てて何も楽しくなかった。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 1点(2022-11-08 22:27:52) (笑:1票) |
16.《ネタバレ》 どうでもいい話。バカにつける薬はない。それが改めて分かった。でも自分のことをベラベラ喋って、金に困らないとこだけが、凄いと思った。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2015-01-22 11:31:07) |
15.《ネタバレ》 深作欣二監督が壇一雄の私小説を映画化した文芸大作。深作監督の代表作のように言われている映画の一つであるが、一方で駄作との評判もある映画で、実際どうなんだろうと思って見たのだが、とくにつまらないというわけでもなければ、だからと言って特別面白いわけでもない至って普通の凡作という感じだった。しかし、出来としてはあまりよくなく、緒形拳は三人の女の間を行ったり来たりする主人公の作家を演じているが、どうも人物設定がよく分からず、ただのダメ男にしか見えないし、壇ふみ(本作冒頭に主人公の母親役で出演。)のお父さんてこんなダメ男だったのかとなまじはっきりとしたモデルがいるために思わずそう感じてしまう。ドラマとしてもあまり深みがなく、時代背景もよく分からない。おそらく大長編である原作をまとめるのに精いっぱいであったであろうことがうかがえる。音楽もこの映画に合っているとは言い難い。深作監督らしさが出たのはやっぱり緒形拳と原田美枝子のケンカのシーン。やっぱりこの監督はこういう激しいシーンを撮ると、途端に演出がイキイキとしてくる。ラストはなんとなくハッピーエンドで終わる(原作は未読だが、たぶん原作とラストは変えてあるような気がする。)が、ここに至って深作監督はこの主人公に女癖の悪い自己を投影しているのではないかと思えてきた。(言い方は悪いが。)妻のいしだあゆみのセリフである「あなたのなさることはなんでも分かるのよ。」という言葉は実際に中原早苗が深作監督にかけている言葉のように思える。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-09-18 22:28:47) |
14.1986年の日本アカデミー賞は、作品賞のみならず、主演男優、主演女優、助演女優、監督賞、脚本賞、それに撮影賞と7部門をこの「火宅の人」が受賞した。良きも悪しきも人間をあからさまにして、かつ情感深く描く人間ドラマが私は大好きであるが、それにまさしくぴったりの映画。緒方拳の名優ぶりは定評がある所だが、主人公を取り巻く女性陣がすごい。いしだあゆみと原田美枝子は甲乙付けがたいが、さとづめ本妻と愛人の差か。松坂慶子だって枠がもう一つあれば入ったのではと思うほど。 映画は檀一雄の代表作「火宅の人」を映像化したもの、悪く言えばでたらめな彼自身の生活を綴ったものと言えるかもしれないが、それだけで片付けてほしくない文学大賞作品だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-05-16 17:42:31) |
13.特別何が面白いってわけじゃないけど、一人の人間の生き様としては、 こういう生き方もあるのかなと。あまりにもいい加減すぎて、主人公には共感しづらいし、 何を描きたかったのかはよくわからないが。とりあえず、緒形拳はいい役者さんだと思う。 あとは奥さん役のいしだあゆみが印象に残っているくらい。鑑賞後は何も残らない作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-02-21 06:38:18) |
12.《ネタバレ》 壇一雄という、どうでもよい人物のどうでもよい人生劇場、及び女事情。 途中、「(今は)書くことないんです。(だから)しばらく浮気話をネタに食い繋いでゆくんです 」 と彼が発した台詞がある。 つまり、それなんです そこが問題なんです 食い繋ぎの為に書き綴った女遊びの話と 我が息子である次郎くんを襲った悲劇をごっちゃ混ぜにしてしまった壇一雄、 彼の神経を疑ってしまわざるを得ない 結果、ナンだ? 次郎くんが亡くなったことが幸いにして夫婦円満へと向かってゆくのでした(チャンチャン♪ )的な終わり方には凄く悲しみを感じた。つまり、ナンだ?? 次郎くんが悪いのか? 次郎くんがあんたたち夫婦の関係を悪くしてたとでも言いたかったのでしょうか? 実の息子の悲劇を晒しモンにすんなよ バカちんが! 壇一雄、こやつは好かん。ゴミだ。ゲス。 ‥ というところまでが今回でのご感想でした。 だが、しかし、よくよく考えてみたらばなんですが、、(後に、壇一雄という人物についていろいろと調べてみた結果なんですが ) なにも壇一雄に対してそこまで腹を立てる事も無かったかなと感じた。悪いのは作り手側なんだと。つまり、映画の存在及び出来が悪いだけだったのじゃないのかと ‥ いちいち七面倒臭くもそこまで考えてしまった。つまり結論、こんな作品なんて要らない 最低映画と位置付けさせてもらう。以上。 ついでに申すと、松坂慶子との回想シーンなんですが、、、なに あの音楽、 音楽センスも最低だったと思うことを付け足し候。 ではと、ほんとに以上です。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2011-08-11 21:54:25) (良:1票) |
11.長いし、音楽が邪魔だし、私小説をそのまんま丸々映像化してどーすんのさ。 ダメな人がダメダメなことで振り回されるお話って私自身は非常に好みなんですが、3人の女性の描き方も類型的でイマイチ魅力に欠けるし、主人公に至っては単なる無責任で気弱なおっさん(作家としての側面はほぼセリフで語られるのみ)。 映画的でもなけりゃ文学的でもありゃしない。 でも、まぁ、若く美しい原田美枝子の大胆な濡れ場はなかなか見せてくれます。 それだけでも、観て得したと思う人は多いかも。 【poppo】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-08-07 16:12:06) (良:1票) |
10.一番良かったところは、警察署でいしだあゆみが原田美枝子のおでこを叩くとこ。頬を引っぱたかないで、「めっ」って感じなの。フトコロが深いという表現でありながら、変に悟った感じを伴わず、滑稽さで対象化しちゃってるっていうか。ラストの「あなたのすることはみんな分かってんのよ」なんてとこは、そのセンスに欠けて、もひとつ鮮度が落ちてしまう。もちっと時代がプンプン匂う映画を期待したが、流行歌も出ず、そういう趣向の作品ではなかった(音楽は最悪だった)。あたりにどれだけ迷惑をかけても、そのことを自覚していればそれだけで許してもらえるんじゃないか、という甘えた男の話なんだけど、でもこれ、日本文化の一つの型なんだろうな。上方歌舞伎に出てくる放蕩息子の末裔って感じで。放浪って言っても厳しいものじゃなく、遊山の変形みたいなもので、金がなくなりゃ帰ってこられる家がある。それをただ甘えと否定してしまわず、そういう弱さを認め合ってしまうような土壌(本当はそれをこそ否定しなくちゃいけないのかも知れないが)、そういう文化の風土が描かれている。それはただの男尊女卑になってしまうこととは、微妙な差があるようなんだけど。夫婦の間での丁寧な言葉づかい、冷え切った感じを出すのではなく、ちょっとゲームみたいな感じを出していて、いい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-01-28 10:19:28) |
|
9.自由奔放な行動の主人公に振り回される、周囲の人達(特に女性)。 皆それぞれが地獄を背負いながらも人間としてしっかりした土台の上で前向きに生きているのが、「誰でも良かった」殺人が溢れる現代から見るとうらやましくも思える。 【amicky】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-01-20 21:25:47) |
★8.《ネタバレ》 原作の大ファンだけに、見るのには勇気がいったが、なかなかよくできたドラマにできあがっている。女優3人、とりわけ松坂慶子の演技がすばらしい。最後、ハッピーエンドっぽくそつなくまとまっているところはちょっと寂しい。 【エンボ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-15 20:20:49) |
【KYPA】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-24 20:22:16) |
6.主人公をいったいどういう人格設定にしているのかがさっぱり見えず、ただ単にストーリーを追っているようにしか見えなかった。いしだあゆみや松坂慶子も期待したほどの存在感がなく、やや拍子抜け。原田美枝子は良かったけど。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2005-02-19 12:49:09) |
5.《ネタバレ》 正直やらしい目でしか見れなかった。 【ボーリック】さん 2点(2003-12-14 01:59:01) |
4.深作監督作品の中でははっきり言って嫌いな方だ。それは壇一雄の自伝的同名小説が原作だからかもしれないが、わたしが深作監督に求めているものがこの作品にはあまり無かったからだ。しかし、太宰治役の岡田裕介の演技がなんとなく好きだし、当時は原田美枝子のファンだったので点数はやや高め。これでも。 【カズゥー柔術】さん 4点(2003-11-17 12:09:07) |
3.今の僕にはまだ深作監督の映画の良さがイマイチ分からんかった。歳をもう少し重ねる必要があるのかな?とはいえ、すごくいろいろな意味で説得力のある話だと思いました。近親相姦といった社会問題が出ている所がいいと思いました。ただ全体的に映画の雰囲気が暗いのがちょっと嫌ですね。あと【キャスト】がすごく豪華なので見て損はしませんでした。主演の緒形拳の存在感がすごかったですね(オーラがすごく出てました)。あと脇を固める・いしだあゆみ・若い真田広之も良かった。 【ピルグリム】さん 4点(2003-11-15 10:38:58) |
【虎尾】さん 6点(2003-10-19 17:44:49) |
1.深作監督が撮ると、恋愛も一種の「闘争劇」になる。ただ、役者たちも豪華な顔ぶれが揃って楽しく見られるものの、映像がすべてにおいて大袈裟。木村大作ってキャメラマンの手にかかると、どんな題材もスペクタクルな一大パノラマになっちゃうんだよなあ…。あと、中原中也を演じる真田広之はいいんだけど、いきなり彼が「汚れちまった悲しみにぃ~」と朗唱するのにゃ、赤面しちまっただ。 【やましんの巻】さん 5点(2003-07-23 16:59:24) |