27.《ネタバレ》 中学の頃から『スターログ』を読んでいた俺にとって【若き日のカーペンターやダン・オバノンが作ったカルトSF映画。宇宙サーフィンのシーンが有名】という情報は知っていた。が、なんとなく見そびれていた作品。レンタル屋にもなかったし。アマプラに登録してこのタイトルを見つけ、知識としては知っていたこの映画をやっと見ることができた。 もう冒頭から「こりゃ面白ぇー!」と大興奮してしまうワケだ。そりゃあ伝説の映画にもなるわけだぜ!画面の小物やらSFXやらが、2021年の現在からみれば当然と色々チャチなワケなのだが、それすらも【ビンテージ感】だと思えるぐらい、この映画には【SFの楽しさ】が満ちあふれていた!地球から見放された狭い宇宙船内でのクルーの閉塞感。エレベーターのくだりでのハラハラからのニヤニヤ。女性声のコンピューターのバブみ。途中で語られる【サーフィンの想い出】で、恐らくはラストで【そういうこと】になるのだろうと予想はある程度できていた。 そして…映画のラスト。画面に THE END と出た瞬間、俺は泣きながら拍手をしていた。パソコンの画面に拍手するなんてたぶん生まれて初めてだ。それぐらいこの映画は素晴らしかった。この映画を見ないで、俺は人生の中でやれ「カーペンターは」だの「ダン・オバノンは」だの言っていたのかと思うと本当に恥ずかしい!見て良かった! 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2021-06-21 00:51:27) (良:1票) |
26.確かに、中盤のビーチボール星人(?)との追いかけあいは、唸らされるものがあるんですけどね。ストーリーそっちのけの異常なまでのしつこさ。予算が無い中、撮影用のセットをわざわざ作った(作ることができた)とも思えないし、と言って本物のエレベーターシャフトとも思えないのだけど、一体これはどこで撮影したのか?背景の一部は書き割りなのか?どこにどうやってカメラを置いたのか? などと言ってる自分は、「唸らされる」と言いながら、どこか醒めていて。カーペンター作品を楽しみつつも何となく相性の悪さみたいなものを感じる、その正体がコレなんじゃないかと。 ラストは、これも確かにイイんだけど、ゴメン、このチープさ、やっぱりカート・ラッセルが演じて初めて許されるネタのような気が。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-12 11:50:24) |
25.爆弾と会話するとか、すごいね。スカイネットの走りだ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-24 00:48:11) |
24.《ネタバレ》 カーペンターの記念すべき学生の頃の作品。 しかもエイリアンのダンオバノンと組んで・・(この映画の後、仲が悪くなったらしいが) 4年の歳月がかかった割には、世間に認めてもらえず、挫折を感じたと本に書いてあった。 とにかくチープなのは仕方ないが、カーペンターってこれからずっと自主映画のような匂いを 作品に漂わせるんだよね。 これは、その記念すべき最初の作品なのだね~。 AIが生意気で、哲学論争もちかけると、悩むのがおかしい。 エイリアンも笑える。 彼のユーモアが随所に見られ、とにかく笑える。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-03-17 14:56:38) |
23.《ネタバレ》 俺たち壊し屋!星から星へ不安定な惑星は爆破していくぜ! エイリアンの脚本家とジョン・カーペンターがタッグを組んだ初期のSF作品は斜め上を行くシュールな世界。 呑気な音楽とともに始まる狭い男達の旅はトラブルの連続。どうみても風船にしか見えない謎生命体との攻防に(倒したらやっぱり風船だったというオチが最高)、悟りを開いてしまったAI爆弾の説得(こんなラフな話し方するAIイヤだ…)彼らは緊迫した状況かもしれないが雰囲気はやたらユルい。SFな設定やら特撮がしっかりしている分とてつもなくユルい。おい船長!あんたの事も言ってるんだぞ! そんな彼らの旅もしょーも無い事故の結果終わってしまう。 生き残った一人はフェニックス流星群の仲間入りをし、船長はどっかに。主人公はなんとも潔いサーフィンで大気圏突入という、これまたシュールな締め方をして頂きなんだかこちらもユルい笑いで観終わる事が出来ました。 変な映画です。 【えすえふ】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-10-22 17:29:44) |
22.《ネタバレ》 つまらなくはないんだが作品の見せ場がわからない。昔のSFはこんなものかなって感じ。最後の宇宙サーフィンは笑えた。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-18 22:25:20) |
21.《ネタバレ》 超絶に古い。超アナログ。最近のSF観てたらグラフィックCGが凄くてとても観れないレベル。 目が肥えたんでしょうね。それは置いといてもストーリーも全く微妙。もっと宇宙空間ならではのスリルは無いのか?見所は風船エイリアンとの追いかけっこ? 唯一はコンピューターアナウンスの声がセクシーだった。 以上。 |
20.《ネタバレ》 継ぎ目ヨレヨレ目立ちまくりのビニール風船にスプレー缶で丸書いてちょん的な宇宙人に、興ざめしないでいられる不思議を体験。「人知を超えた生命体がいるはず」という思いが、あのビーチボールエイリアンを「アリかもね」とさせてしまうのか、キュッキュ言ってるあの声で漫画的ノリに適応してしまうからなのか… とはいえ、この映画を初公開時に劇場で観た人はどんな気持ちだったのだろう? ほうきでペシペシの逆襲やコチョコチョ攻撃の可愛さはなんなんだ? ただのビニル風船なのに! 言葉も喋れないただのビーチボールにキャラを吹き込むという偉業! 宇宙SFモノなんだけどオープニングとエンディングにミスマッチがカッコイイ歌。コレもしかしてキャメロンの『アビス』におけるトラック野郎ノリの歌シーンに影響与えていたりして? 爆弾コンピュウタと命をかけた哲学問答、面白くハラハラ。「光あれ」なんてカッコイイ。ダサさもいっぱいなのに、その中にセンスが光るバランスが面白い。 男だけのむさ苦しさが狭い空間と通路を右往左往する様は後の『遊星からの物体X』を思わせるし、コンピューターとの交渉による爆破阻止や異形の宇宙人の徘徊は『エイリアン』を思わせるしで、カーペンターのファンやオバノンのファンは観て損はないと思います。 【だみお】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2015-12-25 02:06:42) |
★19.《ネタバレ》 「HDニューマスター使用」とか「ディレクターズカット」とか手間のかかる作業はそれ相応の価値のある作品に対して行っていただきたい。これが「アメリカのシベ超」たるゆえんですか?私は有名監督の若かりし頃のデビュー作という理由だけで評価を高くしたりしませんし、ビーチボールエイリアン容認派でもありません。なめてんのか?あとこれを「スタッフのお勧め作品」のコーナーに置いたTSUTAYA。なめてんのか? |
18.始まりからしばらくはあまりに面白くなくて観るのやめたくなったが、それほど長い作品でもないので最後まで観た。 コメディとして考えればいいんだろうけど、単純に映画として楽しめたかというと終盤以外は全然ダメ。観方を変えればいいのだろうけど、自分にはその感覚は無かったのかも。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-21 12:42:37) |
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17.《ネタバレ》 全く観る側にも世の中にも媚びてないまさにカーペンターさんの独特の才能が全開発揮しまくりの一本。かなりの良い出来なんだけど、これが大学在学中?の自主制作映画だったとは! スゴイですよね(感心) まぁ冷静に考えればイロイロ滅茶苦茶…いきなりのあのエイリアンにはビックリしたねチョット(笑)…なんだけどチープさの中に不思議なまとまりがあって独自の疾走感があるんですねこれが。いや~とっても良いものを観れました、良かったですハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-27 09:11:20) |
16.《ネタバレ》 超バカ!超最高!ビーチバレーに色を塗って鷲のミイラの足をつけただけにしか見えないエイリアン(腐りかけのトマトみたいでかわいい)との激闘、気まずい雰囲気の中で空回りする「和ませたい気持ち」、検閲ギャグ、我思う爆弾など、どのシーンも忘れがたい。少なくともエイリアンと喋る爆弾のことはしばらく忘れられないな。爆弾相手に哲学を語るなんて!しかも爆発寸前だよ!その爆発を止めるための唯一の手段がカチンコチンに凍った船長に相談することって、お前ら無能すぎ!ラストも最高すぎ!まさかジョン・カーペンターにここまで笑わされるとは思わなかった。ギャグを織り交ぜるユーモアのある監督なのは知ってたけど、ここまでとは。リメイク元のカーペンターが学生時代に監督したショートフィルムも観てみたい。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-05-03 07:31:55) |
15.《ネタバレ》 ものすんごく安っぽくてものすんごく面白い映像の連発でジョン・カーペンターは若い時からロジャー・コーマン以上の映画監督の才能の塊だったんだなぁと改めて思う。ボール状のエイリアンなんて思いつくか?シュールなギャグ連発のカーペンター版HAL9000なんて思いつくか?死体と普通に喋ったり機械と普通に喋ったり、真面目に作ってるハズなのに何かニヤニヤしてしまう。まぁそうなってる時点で既にこの映画にハマってる訳なんだがラストショットのサーフィン姿にはもっとニヤニヤしてしまった。BGMにカントリー音楽であれは、あかんやろー(笑 |
14.《ネタバレ》 ただのチープな学生映画の様なものをを想像していましたが、インディペント映画としては驚くばかりの高水準な出来栄えです。カーペンターって人は賞には縁がなさそうなイメージですが、USCの学生時代に撮った『ブロンコ・ビリーの復活』で何とオスカー短編映画賞をもらっているんですね。笑いのセンスとあの伝説のラスト・シーンで見せてくれる詩情が絶妙なハーモニーで、とても20代の若造が撮ったとは思えないです。なぜだか宇宙船の中にエレベーターがあって、『ダイ・ハード』をパロった様なシャフトの中でのお笑いアクションもどきなんかもあったりしますが、ん、良く考えたらこの映画の時代には『ダイ・ハード』みたいな映画はまだ一つもないじゃん、すっげー時代を先取りしてるなと感心しちゃいました。あのビーチ・ボール丸出しのエイリアンには苦笑させられますが、これがわずか5年後には『エイリアン』の“完璧な有機体”になるんですから、ダン・オバノン恐るべしです。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-11-21 22:55:31) |
13.《ネタバレ》 爆弾と話すわ死体と話すわ、もうびっくり映画です。ただただ最後はロマンチックな終わり方。畜生!10点だ! 【みみちゃん】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-13 18:04:47) |
12.《ネタバレ》 正直途中で観るのをやめようか真剣に悩んだけれど、観る角度を間違えていた事に気付いて良かった。どうして動いているのか不明なエレベーターだけど、なんだかハラハラさせられたり、特別意味を持たないだろうと思った会話も、パロディ+αとして昇華させたり、十分楽しめる内容だった。チープ感はどうしようもないけれど、バカバカしさをはじめ愛すべき要素がしっかり詰まっている映画だと思う。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-24 20:05:11) |
11.ジョン・カーペンターとダン・オバノンに限らず皆が様々な仕事を兼務している。スタッフのその後の仕事を見ても、オシムもうらやむ(なわけない)ポリヴァレントぶりにはびっくり。『スターウォーズ』の光速移動の原型にはオォォ!となるも、全編で低予算であることを前面に押し出しており、どんなにシリアスな場面でも乾いた笑いを伴っているという脚本との相性もバッチリ。エイリアンの造形のしょぼさは限度を超えているような気もするが(笑)。『2001年宇宙の旅』をパロった妙にやさしいコンピューターと意固地な爆弾が最高。乗組員にもう少しインパクトがあったらもっと良かったんですが。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-19 11:28:11) |
10.《ネタバレ》 プロダクツだけなら0点かもしれないけど、シナリオがよいので飽きずに見られる。クルーたちのボケぶりったら。超くっだらないことでモメているし、すごくおかしいの。圧巻はあの、閉じ込められて向こうへ岸へ戻れなくなった例のシーン(説明しづらい)。あんなくっだらないシンプルなシーンであれだけ引っ張れて、しかも飽きさせない。カーペンターの特筆すべき才能はドラマ性(必然性ともいえる)。ラストも皮肉です。「2001年宇宙の旅」」のハルみたいにマジメじゃなくて、しかも「男性」の人工知能くんと、漫才状態突入。誰も思いつかない。もういっかい見てもいいな。いいなあほのぼの感満載で。「お金がない」場合はスネずに「笑い」に持って行くのが正解でありますね。(でも「MUTE」とか「REM」みたいな笑えないのもありか) 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-29 20:55:31) |
9.《ネタバレ》 いや~ショボいショボいとか言いつつも、これがなかなかどうして結構よく出来ている。まさか人間と爆弾が現象論についてディスカッションする映画なんて世界中で探してもこれ一つでしょう。ビーチボールもしくはゴムボールにしか見えないエイリアンにおちょくられて、マジ切れしている乗組員の姿も笑える。最後はサーファー姿のあまりのカッコ良さに泣けてくる(うぅ…)。 【かんたーた】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-10 13:15:36) (笑:1票) |
8.《ネタバレ》 評価が高いのでビックリ!&納得…。でも、もう少しお金をかけて欲しかった…。しかし、自我爆弾や宇宙サーファーはしっかりと記憶に残り、”ジョン・カーペンター”や”ダン・オバノン”にハマッテしまった作品です。 【ても】さん 5点(2004-08-15 00:11:36) |