4.《ネタバレ》 ボクシング経験者であるジャン=ポール・ベルモンドが力を抜いた心地よい演技をしてるなーと思ったらいきなりシリアスな演技に変わったり、ベルモンドのメリハリの利いた演技と全体的にコメディタッチで面白おかしくナチスを描いて途中ニヤニヤしっぱなし。途中実際のオリンピックの開会式での各国の行進シーンを混ぜてヒトラーの威厳を出してきて印象づけした後に出てくるこの映画の中でのヒトラーの変にドジだったりマヌケだったり、風刺の仕方もなかなか面白いし子熊の親が踊っとんかいと思うぐらいの登場の仕方は爆笑もん。コメディなのにアクションも結構スゴイし、子供を混ぜて仕上げたカーチェイスシーンはベルモンドのちょっとしたガチスタントも見れるのでこの辺作り方がすんげえ上手いなーと唸っちゃったぐらいです。ボクシング代表コーチの設定はいずこへ・・・?な感じに後半なっちゃうけどちょいちょいセリフで織り込んできてるのでヨシとしましょー。