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ツイスター

[ツイスター]
Twister
1996年上映時間:113分
平均点:5.64 / 10(Review 215人) (点数分布表示)
公開開始日(1996-07-06)
ドラマサスペンスパニックもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-04)【イニシャルK】さん
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監督ヤン・デ・ボン
助監督アレクサンダー・ウィット(第二班監督)
演出ミック・ロジャース(スタント・コーディネーター)
キャストヘレン・ハント〔1963年生〕(女優)ジョー
ビル・パクストン(男優)ビル
ジェイミー・ガーツ(女優)メリッサ
ケイリー・エルウィズ(男優)ジョーナス
ロイス・スミス(女優)メグ
アラン・ラック(男優)ラビット
フィリップ・シーモア・ホフマン(男優)ダスティン
トッド・フィールド(男優)ベルツァー
ジョーイ・スロトニック(男優)ジョーイ
ジェレミー・デイビス(男優)ローレンス
ザック・グルニエ(男優)エディ
アンソニー・ラップ(男優)トニー
エイブラハム・ベンルービ(男優)ババ
ジェイク・ビューシイ(男優)実験室の技術者
アレクサ・ヴェガ(女優)6歳のジョー
勝生真沙子ジョー(日本語吹き替え版【ソフト】)
山路和弘ビル(日本語吹き替え版【ソフト】)
原康義ジョーナス(日本語吹き替え版【ソフト】)
久保田民絵メグ(日本語吹き替え版【ソフト】)
牛山茂ラビット(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐藤しのぶ【声優】メリッサ(日本語吹き替え版【ソフト】)
家中宏ジョーイ(日本語吹き替え版【ソフト】)
藤原啓治ダスティン(日本語吹き替え版【ソフト】)
平田広明ローレンス(日本語吹き替え版【ソフト】)
湯屋敦子ヘイズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
塩屋浩三エディ(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆マーフィ(日本語吹き替え版【ソフト】)
野沢由香里ブライス(日本語吹き替え版【ソフト】)
田中正彦ジョーの父親(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
高島雅羅ジョーの母親(日本語吹き替え版【ソフト】)
白鳥由里6歳のジョー(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木優子ジョー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
星野充昭ビル(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
塩田朋子メリッサ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
楠大典ジョーナス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
檀臣幸ジョーイ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
谷育子メグ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
塩屋翼ダスティン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
真殿光昭ローレンス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
立木文彦プリーチャー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
福田信昭エディ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
水野龍司マーフィ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
水原リンジョーの母親(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
川田妙子6歳のジョー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
吉田孝(声優)(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
相沢まさき(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
田原アルノ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
定岡小百合(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本マイケル・クライトン
アン・マリー・マーティン
音楽マーク・マンシーナ
作曲エンニオ・モリコーネ"Love Affair (1994)"
編曲マーク・マンシーナ(ノンクレジット)
ブルース・ファウラー〔編曲〕
撮影ジャック・N・グリーン〔撮影〕
スティーヴン・S・カンパネリ(カメラ・オペレーター)
アレクサンダー・ウィット(第二班撮影監督)
製作マイケル・クライトン
ユニバーサル・ピクチャーズ
キャスリーン・ケネディ
ワーナー・ブラザース
イアン・ブライス
製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ
ローリー・マクドナルド
ジェラルド・R・モーレン
ウォルター・F・パークス
配給UIP
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ステファン・ファングマイヤー(視覚効果スーパーバイザー)
デニス・ミューレン(クリエイティブ・アドバイザー)
美術ジョセフ・C・ネメック三世(プロダクション・デザイン)
カイル・クーパー(タイトル・デザイン)
衣装エレン・マイロニック
編集マイケル・カーン
録音スティーヴ・マスロウ
グレッグ・ランデイカー
スティーブン・ハンター・フリック(音響効果監督)
ケヴィン・オコンネル[録音]
リチャード・キング[録音]
字幕翻訳岡枝慎二
スタントミック・ロジャース(ノンクレジット)
J・アーミン・ガルザ二世(カメラ・カー〔ノンクレジット〕)
その他リサ・ブラモン・ガルシア(キャスティング)
あらすじ
竜巻の研究家ビルは、気象予報士として新たな人生を踏み出すため、オクラホマに向かった。研究仲間のジョーから離婚届のサインをもらうためだ。ところが何の天意か、その日は竜巻が多発する気象のまっただ中。しかも彼が設計した画期的な探査装置「ドロシー」が完成していた! 科学者魂がうずき始めたビルの前へ、やがて巨大な竜巻がやってきた…ハリウッド版『ゴジラ』の初稿を改変したクライトンに、ゴジラファンとして知られるヤン・デ・ボン監督が才気をもって応えた「疑似」怪獣映画。
ネタバレは禁止していませんので
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215.竜巻の中にいて無傷な訳ないって。
TERUさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-03-19 20:33:55)
214.《ネタバレ》 自然の猛威からいかに逃げ切るかというパニック映画はいくつもありますが、自然の猛威に自ら突っ込んでいくあたりが斬新といえば斬新ですかね。最初の10分ぐらいで結末は容易に想像できます。まあ主人公たちのチャレンジが失敗して終わることはあり得ないので。見どころがあるとすれば、竜巻をどれほど恐ろしそうに見せてくれるか。これはけっこう良かったんじゃないでしょうか。牛が飛んで行ったり、タンクローリーが落ちてきたり。
意外に面白かったのは、終始ハイテンションなフィリップ・シーモア・ホフマン。晩年のどっしりした役どころのイメージが強かったので、彼にも若い頃があったんだなあと、当たり前ながら再確認できました。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-03-14 02:11:44)
213.《ネタバレ》 高評価された方、すみません。貶します。バットボタン機能の無いサイトなので代わりに【笑】をいくつでも付けてくださいませ。


まあ、現代劇で災害を題材にした作品なので、これはシリアスか!救助ものか!いや復興を目指す人間賛歌だろう!!、と思い身構えて真面目に観るわけですよ。冒頭で平和な家族が無残に襲われてるから、対災害チームへの縋るような期待と希望が高まるんですよ(ちなみに私も下のレビュワーさんと同様に『わんこ助けろよ!よし助けたな許す。』と激怒したくち)。

ところがどっこい。次のシーンに出てきたおそらく主人公は気象の専門家だけど離婚がうまくいかない優男で。相手は離婚したくない美人の対災害専門家で。両者にまだ氣があるけどスレ違いが離婚の原因で。対策チーム自体はロック聞きながらヒャッハー・イェーイみたいな奴らで。

ああこりゃ竜巻という一過性の災害なんだからコイツらが揉めながらボロボロになっても作戦成功して快晴の天氣のしたで離婚やめる宣言してチューしてハッピーエンドで終わるんだろと予想できたしそうなっただけでした。以上です。



と思ったんですけど我慢したくないんでやっぱり言わせてもらいます。


・気象衛星で発生が予測できるんなら広範囲に避難勧告だけじゃ足りないんでしょうか?
・方向や威力を計るってのは、車で接近してまでやらなきゃならない必要性の高いモノなんでしょうか?
・あんな、バケツを繋ぎ合わせたような?ロボコップ2の失敗警官みたいな?ブサイクな機械を命賭けで運び込む必要あるんでしょうか?(高性能でも置物なんだから風に飛ばされた物品がぶつかったら壊れるだろ。と思ったら本当にそうなってた)。
・つーかそもそも、竜巻に接近しなきゃならないなら軍隊の装甲車みたいなの用意するならまだしも、どこまでも一般車両を使うって不用意かつ無謀そのものじゃないですかね?
・災害対策に命賭けならロックかけてヒャッハー!じゃねえだろと。真面目に仕事せえよと。真剣味ねーし。
・それと竜巻っつーのは、接近どころか中央に、いわゆる【目】の部分に、入り込めるものなんですか?。入っても無事に済むもんなんでしょうか??。主人公の離婚おばさんが『中央に入れたのよおおお!!』って喜んでましたけど

もうこれ最初の30分ころから観るのが苦痛で。でも観ないとレビュー書けないルールなので、まあ観ました。
思ったけどこの映画、竜巻じゃなくて扱い方次第で馴れ合いになれる宇宙からきたクリーチャーとかで、こいつらが賞金稼ぎのアウトロー設定とかだったらしっくりきたと思います。
日本人は災害といえば地震台風、なにより先の大震災が想起され、とてもじゃないけど楽しく語ったり表現できないと思ってます。アメリカは違うのかな。

高得点評価のみなさん すみません。こんどこそ以上です。
役者の魂さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2022-02-16 15:54:25)
212.《ネタバレ》 災害に見舞われながら、その被害を小さくするために研究を重ねる。
そんなことが映画の中で可能なのは、竜巻ぐらいしか思いつかない。
彼らは単なる竜巻フリークではなく、竜巻の予報時間を3分前から15分前に縮めるために命を賭ける。
ちょっと枯れたロマンスも入れて、見終わった後の爽快感が心地よい。
公開当時は、ヘレン・ハントの魅力に気づいてなかったが、彼女の包容力に溢れた演技はやはり素晴らしい。
ビル・パクストンが主役を張って、カッコいい役をやるのも新鮮。
ラストを飾るエディ・ヴァンヘイレンの切り裂くようなギターも印象的。
なんか、亡くなった人の多い映画になってしまったなあ。
俺も歳か。
roadster316さん [DVD(字幕)] 8点(2020-12-24 23:02:05)
211.《ネタバレ》 当時、台頭してきたCGを使って、見せ場を表現したかったんでしょうな。当然、人間ドラマは二の次感が強く、これは現在も変わらない。だが、観客に異次元世界を見せてくれるのが映画ってもんでしょう。スマッシュヒットとは行かなかった感の強い本作だが、迫力ある画像に観客にとっては物足りなかったようだ。もっと早くCG黎明期に製作していれば、いくらか評価は変わったかも・・・
festivaljapanさん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-04 07:37:27)
210.《ネタバレ》 竜巻を題材って難しかっただろうに。
何故かって他の自然災害のパニック映画に比べれば比較的逃げることができるし、ストーリーが持たない。
そりゃ竜巻に向かってかないと尺がもたないもんね。無謀で勇敢だけど軌道調べるために命を懸けるとはアホ過ぎる。
そして成り行きとはいえ、婚約者同伴。あなたたちクレイジー!その通りでございます。
最後って5k?もたないでしょあのボロ小屋。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-04-30 21:45:19)
209.《ネタバレ》 ​竜巻っ!?(ガタッ)出動だ!!!
ストームチェイサーというお仕事はわかります、観測したい気持ちもわかります。でも限度や身の丈にあった行動というものが必要です。特にこれから結婚しようかと思っているビルは恋人を連れて元婚約者に離婚のサインを書いてもらいに来ただけなのに、彼の中で燻っていたモノが大炎上する事態になる流れは異常そのもの。何が何でも自分の研究を自分で達成したいが為に恋人を巻き込み竜巻を追う姿はまさにキチガイ。恋人の目の前に車が落ちようが、竜巻に巻き込まれようが御構い無し。まるで何事もないような態度。…ヤバい奴だ。
そして元婚約者も異常。過去のトラウマを倒すべく竜巻を追い続けるのはわかりますが、車や機材が壊れようがその身がボロボロになろうがなりふり構わず竜巻を追う姿はまさにキチガイ。そして彼らをサポートする連中もヒャッハーなご機嫌異常者というキチガイ集団。
そんな狂気に満ちた世界に巻き込まれた唯一の一般人である主人公の恋人は災難でしかない、それでも耐えに耐えた方だと思います。気持ちはわかる。あいつら全員狂ってる。
どんどんと大きくなってく竜巻に何が何でも張り付いていく彼らの道中はまさしく災害ど真ん中。まぁ序盤は退屈ですが、牛も車もなんでも飛ぶその恐ろしさをこれでもかと…CGショボいな…まぁそれを置いといても竜巻ひとネタでコレでもかとサービスしてくれるシーンの連続。落ちてくる重機や家に突っ込んだりとギャグ一歩手前のシーンにワクワクします。(あのデカい鎌の小屋は一体…。)まぁコイツら好きで竜巻に突っ込んで行ってるので同情も心配もないのが面白い。ただライバル集団が本当にただの噛ませ犬だったのが残念です。
この映画、竜巻シーンも確かに凄いのですが、それを追う連中の方が凄まじくて終始そちらばかりに気を取られてしまうハイテンション映画でした。彼らに乾杯。
えすえふさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-11-26 11:49:26)
208.《ネタバレ》 傑作「スピード」で高い評価を得たヤンデヴヴォンが次でいきなり大ゴケした印象のツイスター。

何しろ導入部がいけません。
両親が女の子を連れて竜巻から逃げようとするわけですが、ここでなぜか犬を置きざりにします。
観客は当然思います。
「ちょ、犬!!」
必死に家族の後を追いかける犬。(カメラがフォローしているので意図的な演出のようです。)
しかしその犬を無視する両親。
無情にも犬の前で竜巻シェルターの扉を閉めてしまいます。
扉の前で「入れて入れて」と吠える犬。

「こいつら鬼か!死ね!」
もはや観客にとって敵は竜巻ではありません。
この鬼のような所業を実行中の両親です。鬼畜米英許すまじ!!

そのあとお父さんが竜巻にアホみたいにさらわれてしまうわけですが、観客は「ざまぁみろ」とむしろ溜飲を下げる思いです。
(ちなみに犬は助かる)

…それ、たぶんそれ監督の狙いと違ってます。
監督としては主人公女性が竜巻研究家になった理由(トラウマ)と、竜巻の恐ろしさの一端を最初に見せたいという意図による導入部だったのでしょう。

しかし観てる側としてはかわいい犬を見捨てた鬼畜生をやっつけてくれた竜巻むしろGJ!くらいの印象を持ってしまうわけで、その後、竜巻が多少暴れようが牛が空を飛ぼうが「しょうがない奴だな」くらいにしか思いません。

そもそもこの映画「ディザスター映画」に分類される事が多いようですが、実際のところ竜巻を追いかける冒険野郎を描いたインディジョーンズに近いタイプの映画。
この映画をディザスター映画だと思って「さあ大災害映像を観るぞ」とこの映画を観た人は、あまりの規模のしょぼさに逆の意味でド肝を抜かれる事でしょう。
なにしろしょせん竜巻ですからね。大破壊するにしても限界があります。
相手が弱すぎてそもそもディザスタームービーとして成立しない。
これは映画としてつらいです。

しかも日本人にとって竜巻はほとんど縁がないというのがさらにつらいところ。
観ていてもそこにリアリティや感情移入を感じる事もなく「ふーん、竜巻ってこんな感じなんだ」と他人事のように思うだけ。

アメリカの興行成績は知りませんが、日本でこの映画がヒットするのは最初から無理ゲーだったと言えるでしょう。
あばれて万歳さん [DVD(字幕)] 4点(2016-11-25 22:35:47)
207.うん、確かに牛が一番印象に残った。でも楽しめましたよ。5点にしましたが、逆にこれは映画館で観た方が良かったかもしれないなぁ。
movie海馬さん [DVD(吹替)] 5点(2014-11-02 04:37:24)
206.もうこういう映画は見るのをやめよう。
いちいち見ておきながら文句を言うべき映画ではないと思う。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-02 00:54:45)
205.見終わってからクライトンが噛んでいると知ったのですが、なるほどそれっぽいですね。基本的に映像・アクションを見せる映画なので、テレビだと少しキツイのですが、なかなか楽しめました。
ドラマ性は薄いのですが、ジョーのチームがバカみたいに陽気で元気だったり、悪人を登場させないことが(「嫌な奴」は出てきますが)プラスに働いていたと思います。短気なビルに少々イライラさせられたものの、作品全体としてはああいう人物でよかったかもしれません。
あまり固いことを言わず、気楽に楽しめる娯楽映画でした。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-21 17:48:14)
204.久しぶりに再見。竜巻を追う際に流れるヴァンヘイレンの音楽が絶妙。
pokobunさん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-27 17:03:51)
203.公開時には中坊なりに「えらく中身のない映画だなぁ」と感じたのですが、今回16年ぶりに再見して印象は変わりました。どうやらこの映画、「雑に作られたハリボテ大作」ではなく、「面白くなりようのない題材を高い構成力でまとめあげた苦心作」であるようです。スピルバーグが子飼の優秀なスタッフを大勢提供しながらも自ら監督しなかった点や、ユニバーサルがワーナーに共同出資を持ちかけてリスク分散を図っている点から見ても、本作が着地点の見えないリスキーな企画だったことが窺えます。。。
考えてみれば、竜巻とは長編映画にとってえらく不向きな題材です。地震、土石流、火砕流、溶岩流、火山灰と災害のフルコースだった『ダンテズ・ピーク』と比較すると、何の前触れもなく現れ、短時間で壊滅的な被害を与えるという竜巻を扱った本作では、映画全体の構成が非常に困難であったことが容易に想像できます。そこで苦し紛れに登場させたのがストームチェイサーという科学者グループだったわけですが、自ら竜巻に突っ込んでいく人々を主人公にしたのでは、生きるか死ぬかという緊張感やドラマは当然薄くなってしまいます。そのためディザスター映画にありがちな湿っぽいドラマはスッパリと落してしまい、夫婦の再生の物語を映画の横糸としたわけです。これはジェームズ・キャメロンの『アビス』と同じ構成なのですが、男女の役柄を入れ替えることで話の印象をガラリと変え、安易な二番煎じにしていない点には感心しました。出演者は知名度よりも実力重視。翌年にオスカー女優となるヘレン・ハントを筆頭に、無名時代のフィリップ・シーモア・ホフマンやジェレミー・デイヴィスを配置するという先見の明には恐れ入りました。。。
ヤン・デ・ボンは企画が本質的に抱える弱点をよく理解しており、ドラマは深掘りせずに徹底して勢いで乗り切るという作戦に出ています。マーク・マンシナの軽快な音楽に乗せてテンポよく見せ場を繰り出し、なんとか2時間をもたせているのです。見せ場に平凡なものはなく、どの場面もアイデアに溢れて目を飽きさせません。人と竜巻との追っかけがしつこく続くラストの力技はさすが『スピード』の監督と言える仕事であり、スピルバーグでもこのレベルは不可能だったのではと思います。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-08-14 20:30:10)(良:1票)
202.《ネタバレ》 妻投稿■アメリカで毎年多くの死者を出している竜巻を題材にした映画…といっても実は竜巻の面積当たりの発生率は日本(の平野部)もアメリカも大差はなくて、日本では毎年何十例どこかで発生し、特急電車を脱線させたり家を吹き飛ばしたりして多数の死者を出している災害でもあるんです(劇中のF2とかF5とかのF、つまりフジタ・スケールは日本人竜巻研究者の藤田哲也シカゴ大学先生の頭文字)。確かに、劇中描写は高頻度すぎる気はするけど、江戸川コナンや杉下右京、マクレーンだって高頻度で事件に巻き込まれているんだから無問題。■それよりこうした竜巻災害に対し、ハリウッドお得意の「ありえないくらいの巨大な竜巻が発生し、主人公カップル以外皆殺しになって云々」というような代物ではなく、「現実に存在する脅威に対し、人間はどう立ち向かうのか」という事に重点を置いた、濃厚ではないけど重厚ではある映画だと思います。実は私一回だけ竜巻を目撃したことがある(あと愛耕運機をありえないところにまで持って行かれた)のですが、その時の湿っぽい空気や天気の不安定な変化から、竜巻の渦に巻き込まれて吸い上げられるというよりは周辺の空気に引き上げられて持ち上げられるような破壊のシークエンス、データに観測されているのに目に見えないという緊張感などが物凄いリアルだったと思い、同時にこれってパニック映画というより技術者の映画なんだなと思いました。■実はドロシーのアイデアってオクラホマ大学研究チームががちでやっているものをネタにしているんですよね。恐慌状態になっていた主人公のフィアンセが単純な馬鹿で嫌な女ではなかったり、メグおばさんを助けるシーンで、竜巻予報を3分前から15分前にするというそれだけのことがいかに難しくて重要なことかをうまく描くことで、登場人物がなぜ危険にぶつかっていかないといけないかがストレートにぶつかってくる、良質な映画だと思いました。
はち-ご=さん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-11-21 20:17:33)(良:1票)
201.映像はいいんだけどドラマ性が薄く、
感覚的にはパニック映画と言うよりアクション映画に近い。
ストーリーのほうは竜巻が進路を変えたり、成長したりする展開が唯一の盛り上がり所で、
ラストも何となくショボかった。自然の脅威を映像で堪能しながら突っ込み所で笑う、
という点ではそれなりに楽しめる作品だと思う。
MAHITOさん [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-22 07:08:35)
200.《ネタバレ》 映画館で観たので、竜巻のシーンは迫力ありましたが・・・それだけの映画でした。牛が飛んでいるシーン以外、ほとんど印象に残っていません。
ramoさん [映画館(字幕)] 3点(2011-07-16 00:56:06)
199.《ネタバレ》 何とか女から逃げようとする天才科学者と、何がなんでもその男をモノにしようとする女。女は男の人生をシッチャカメッチャカにかき回す。そんなふたりの間を結果的にとりもつことになるのが、かたや「大怪獣」で、こちらは「大竜巻」なのだった、という次第。

・・・ローランド・エメリッヒ監督のアメリカ版『ゴジラ』は、当初ヤン・デ・ボンが監督にオファーされていたことを知る者にとって、この『ツイスター』という映画は示唆的だ。エメリッヒがどこまでヤン・デ・ボン監督の構想していた『ゴジラ』を踏襲したかは不明だが、この2本の作品、実はほとんど“同じ構造”によって成り立っている。そう、これらは往年のハリウッド映画の十八番だった「スクリューボール・コメディ」を再現したものだ。というか、その体裁[パターン]を「モンスター映画」としてしつらえたものなのである。

監督デビュー作『スピード』の大成功以来、その後どうもパッとしないといわれるヤン・デ・ボン監督の作品。だが、『スピード2』や『ホーンティング』(『トゥームレイダー2』は未見)でも、そこには古き良き「ハリウッド映画」への思い入れと、それをよりスペキュタクラーに“再現”しようとする意志を感じられないか。実際これらの監督作品にある「ソフィスティケーション」(とは、ひとりの男と女を“くっつける”展開の妙、といったくらいの意味だが)に、時代錯誤的な魅力をぼくは感じる者だ。

モンダイはそれが、観客が期待するものとは別の映画で成立させようとしてしまう、そういう意味での「(商業的な)センスのなさ」だろう。・・・たぶんこの監督は、現代的なアクション映画やSF映画なんぞより、アナクロニックなミュージカル映画あたりを撮るべきなのだと思う。

けれどこの『ツイスター』は、ヤン・デ・ボンが撮りたい映画と、観客が見たい映画との“ずれ”が少ないものといえるかもしれない。劇中に『オズの魔法使い』のヒロイン名“ドロシー”を持ち出したり、ハワード・ホークスの名作コメディ『赤ちゃん教育』あたりへの強烈な愛着を感じさせつつ、大災害スペクタクル映画としても成立している。まあ、このあたりは、確かに「スピルバーグ製作」の功績だという気がしないでもないけれど。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-26 18:04:23)
198.《ネタバレ》 この作品好きなんです。日本ではさほどなじみがないけれど、米国では被害が甚大なのに未解明の部分が多い竜巻という自然の脅威に、文字通り体を張って挑む若き研究者軍団が大変に魅力的です。ジョーはあの仲間達で相当救われてるんだろうな。イイ奴らばかりでみな微笑ましい。
それにしても竜巻をデジタル解析するための準備のアナログなこと。全身ドロだらけで生傷絶えず、文字通り命がけです。対比が面白い。でも黎明期に自分達が携わってる輝かしさを自覚してればこそ、パッションでもってパワフルに動けるんでしょう。スタートダッシュ及び手際の良さ、フットワークの軽さに感動します。あれだけよく動けば腹も減るわな~。メグおばさんの飼い犬マックスのアタマをなでながら、次の地に向かうシーンがいい。
りゅうちゃくんさん [地上波(吹替)] 10点(2011-04-14 05:56:16)
197.《ネタバレ》 タツマキって「喩え」(隠喩)じゃなかったのね、と同行する女性が言う。この言葉が深いのである。そう主人公は、竜巻を「実際に」追い研究する仕事なのである。そして映画は隠喩向きではなく、現物を見せる、ということになる、が、この場合CG頼みになるのもやむを得ないか。ところで日本にとっても竜巻はもはや隠喩ではない。「竜巻雷之進」という隠喩的な名前(『赤胴鈴之助』の登場人物)もいまやリアルになりつつある、怖い。
ひと3さん [映画館(字幕)] 5点(2011-03-22 05:22:27)
196.《ネタバレ》 これは上手くまとまっている。この頃のヤン・デ・ボンには、まだ「スピード」を撮った時の勢いがありました。スペクタクルとロマンスのバランスが良い具合です。振り返ってみると、たった1日のお話だけど、ストーリーも竜巻みたいにぐるぐると目まぐるしく進む。離婚届を取りに来た男とその婚約者を前に、マイルドな態度を保とうとする彼女にキュンとしました(っていうか、その用件で婚約者と一緒に来る男がデリカシーなさ過ぎ)。でも、いざ竜巻がやってくると本性をむき出しにする彼女。周囲の男どもも含めて、まさに竜巻バカです。そのバカたちに釣られてバカを思い出す男。そして、婚約者に愛想を尽かされる。ざまあみろ。後々に思ったことだけど、あの竜巻バカたちは、計算して婚約者にバカぶりを発揮していたとも思えますね。バカに巻き込んで婚約者を翻意させる。奴ららしい後押しでした。不謹慎発言だけど、竜巻が生き物のようにのたうつ様は視覚的な見応えに溢れている。とても魅力的な自然災害で、竜巻バカの気持ちも少し分る。竜巻をナマで見たことはないけど、それを間近で見せてもらえた気分で嬉しかったです。野外劇場に映る「シャイニング」がイチバンの見せどころを選んでいたことも嬉しかったです。
アンドレ・タカシさん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-01-20 21:58:07)
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【点数情報】

Review人数 215人
平均点数 5.64点
000.00%
131.40%
294.19%
3136.05%
42310.70%
55927.44%
64219.53%
73013.95%
82411.16%
994.19%
1031.40%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review8人
2 ストーリー評価 4.40点 Review15人
3 鑑賞後の後味 5.60点 Review15人
4 音楽評価 6.30点 Review10人
5 感泣評価 4.00点 Review10人
chart

【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
視覚効果賞ステファン・ファングマイヤー候補(ノミネート) 
音響賞スティーヴ・マスロウ候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・ランデイカー候補(ノミネート) 
音響賞ケヴィン・オコンネル[録音]候補(ノミネート) 

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

1996年 17回
最低助演女優賞ジェイミー・ガーツ候補(ノミネート) 

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