105.アレック・ギネスの名演ぶりに十分惹き付けられた。昔の戦争映画は緊張感があったのでくだらない作品が少ないので良い。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-08-29 01:40:44) |
104.昔は、こういう物語として良くできた映画があったなあ、とつくづく思わされます。一応戦争映画なんですが、個人的には「組織のあり方とは何か?」ということを色々考えさせられた作品です。組織を動かすためには明確なゴールと強烈なリーダが必要で、ホールデンのような組織プレーを邪魔する者を排除してでも前に進み、誤ったゴールであることに気付きにくく、だれを敵とみなし、だれを味方とみなすのか、正しく判断するには何が必要なのか…。何度観ても答えはないのだけれど、自分が年を取るに従って、観終わった後に感じることも微妙に変わっていることが感じられ、そこがまた楽しいのです。 【かねたたき】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-18 15:46:51) |
103.《ネタバレ》 日本軍と捕虜側、そして捕虜側の中でも反乱を企む者たちと、それぞれの立場の心情が非常によく汲み取れた作品だと思いました。予備知識無く観たので、橋を造るまでにあんなにすったもんだあるとは知りませんでした。しかし最後の橋の爆破シーンはあんなに切ない展開だったのですね、もっとスッキリ爽快感があるのかと思ったら、犠牲者は多いし、壊してどうなったワケでもなく、なんだか切なくなりました…。しかし収容している側と捕虜側との緊張感って実際あんなものなのですかね?戦争映画で一番疑問に思うのはそのリアリティです。「ディア・ハンター」的な緊張感が本当かなとか思うのですが…。 |
【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2007-08-16 23:42:40) |
101.《ネタバレ》 悲惨な描写で同情を煽る反戦映画なんてのに閉口してしまう自分としては、正解に思える逸品。個人的には橋が爆破されるだけで、最後のあんなに人が死ぬ展開はなくてもいいと思う。苦心の作である橋が破壊される無常観だけで十分じゃないかな。 D・カーネギー著「人を動かす」的ノウハウも織り込まれているので、管理職の方が観ても損のない内容。 【カラバ侯爵】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-08-16 23:25:49) |
100.《ネタバレ》 決して節を曲げず部下の前では背筋を伸ばして歩き、仕事を通じて部下を成長させようとするニコルスン。現実を把握し、独り悔し泣きにのたうちながらも譲歩した斉藤大佐。リーダーのあり方を考えさせられました。爆薬の設置から爆破に至る息詰まる展開を経てのラストシーン、 madness madness 狂った指導者が巻き起こす戦争という気違い沙汰を知らしめてくれます。今回、劇場で鑑賞出来た事は幸運でした。 |
【甘口おすぎ】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-03-24 22:30:03) |
98.スケール、質実ともに文句なしの名作です。でも利己的個人主義米軍少佐を演じたウィリアム・ホールデンのファンとしては、彼にこの役柄を演じさせた事は非常に納得がいきかねます。実際「サンセット大通り」「麗しのサブリナ」「ピクニック」「慕情」と50年代ハリウッドを快調に飛ばしていたホールデンが、これ以降の作品歴がどうもパッとしなくなってしまう。ホールデン凋落のきっかけになったこの大作で、純英国人デビッド・リーン監督がアレック・ギネス扮するニコルソン少佐の厳としたイギリス人気質に肩入れするのは当然として、当時女優岸恵子を公然と追い回していたという逸話を残す彼が、斎藤を通して日本人論を語りたかった理由もよくわかる。結局割りを喰ったのは報われない敵役を引き受けてしまったアメリカ人のホールデンというわけか。う~ん・・・なんだかなあ。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-03-24 13:06:46) |
【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-03-23 17:49:19) |
96.《ネタバレ》 橋の爆破シーンだけで名作と呼べる作品ですね!爆破する意味は戦争がいかにバカバカしいことかを物語っています、人が作りあげたものを一瞬にして無にかえてしまう愚かさが伝わってきます。中盤は中だるみがして眠くなりましたが、終盤爆薬をしかけるところからドキドキでした。あわよくば中盤はシアーズ達が橋にたどり着く描写よりも、いかにして橋が作り上げられるかを中心にすることによって、更に終盤の橋の崩壊の意味が際立ったような気がします。正直、現地の娘とのイチャイチャシーンは要らないでしょう。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-19 11:50:02) |
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95.《ネタバレ》 歴史的な実話を題材にした戦争映画というものは、実話にどのくらい基づいているか正直気になるところです。しかしこの映画はいろいろな意味で史実と大きく懸け離れているらしく、何よりも橋は爆破なんかされていなかったという。そのような切り口からこの映画を語ると、リアリティのない夢物語に過ぎないと映るかもしれません。ところが映画を出来る限り楽しみ味わい、多様な切り口かつ柔軟な発想で臨み史実のひとつにヒントを得た監督デビッド・リーン創作の戦争物語、と受け取ると話は別となります。敵国日本に対しても敬意を払った作風になっており、リーン監督の壮大でヒューマンな演出は賞賛に値こそすれイヤラシさも違和感も取り立てて感じることもない。それでは作り手が最も訴えたかったラストのクライマックスはどうであろうか。河の水位が下がった夜明けから始まるスリリングな演出は、人間ドラマとサスペンスが渾然一体となっており見る者を唸らせる見事な展開である。唯一自分というものを見失わず常に局外者でいようとしたクリプトン(ジェームズ・ドナルド)。敵味方が入り乱れ殺し合い、一瞬のうちにすべてが破壊され無になるという信じられない光景を目の当たりにする。「バカな。信じられない。」と発するその言葉に、戦争という愚かな行為を凝縮させているのは言うまでもない。 【光りやまねこ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-19 13:01:00) (良:1票) |
94.《ネタバレ》 もっと能天気な映画かと思いきや、いやいやラストの喪失感はすごいですね。副官の「マーベラス」の一言に全てが集約されてる気がします。ただなんか「クワイ河のマーチ」が既にDNAレベルにまで刷り込まれてるのか流れるたびに小学校の運動会とか思い出して余韻に浸りきれないのは勘弁してください。それと斉藤大佐はくそ真面目で確かに西洋人から見たら滑稽なんでしょうけど、ある意味で謹厳実直、融通が利かないが気骨ある古き良き日本人を体現してる人だなと感じました。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-28 02:18:22) |
93.無意味と思えるほど反抗的な米兵。アメリカの捕虜映画は大抵こんな感じ。当然のように悪役の日本兵よりも、傲慢にも映らなくもない。まあ、日本の扱いを割り引いてみても、そこそこ楽しめる映画ではあった。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-16 18:35:54) |
92.名作だとは思いますが、正直言って最後まで見るのに骨が折りました。特に前半。大佐が捕虜をいたぶるシーンなど見ていてつらかったです。ナレーションもなく、淡々と進んでいくところに「大脱走」と似たような雰囲気を感じました。【ういろう】さんと同感です。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-09 09:21:35) |
【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-25 00:13:31) |
90."What I've done?"この一言で全てまとまっていた気がします。自らの軍の誇りと表し、必死で作り上げた橋を大佐自身の手で壊してしまうことになるとは何とも虚しいラスト!同時に戦争というものの虚しさを訴えかけているようにも思えました。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-19 13:07:01) |
89.これはこれでヘンテコな日本描写の連続なんだけど、不思議と『ラストサムライ』の時のような不快感はなかった。日英両国のプライドをかけて建造させた橋があっという間に爆破されてしまうこの虚しさ。一般市民や兵士をやたらと殺しまくるだけが戦争映画ではないと教えてくれた、貴重な作品です。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-22 21:20:52) |
88.《ネタバレ》 もっとも軍人らしくあろうとした人間が、その為に敵に加担することになり、自分らしくある事が大切だと考える人間が、重要な軍務を任せられ戦地に戻る。世の中の流れにのまれ、気付かないうちに変わっていく人間模様が、良く描かれていると思います。 【デコバン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 22:42:55) |
87.《ネタバレ》 さすが、名作ですね~ こんなにイイとは思いませんでした.. 57年製作ですか~ 当時としては、最高の出来でしょう~ (ちゃんとお金も掛けてるし..) イギリス万歳!的なところと..ラストがちょっと淡泊でしたが..今観ても十分楽しめます... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-21 16:52:19) |
86.《ネタバレ》 何のために、今このプロジェクトを? 間違いだらけの価値観。身につまされます。齋藤さんは、終始一貫して自分のゴールを見失わず、相手にメリットを見せ譲歩しつつ、最終的に自分のゴールを達成しました(爆破されちゃったけど)。ニコルスンさんは、自分のプライドに捉われて、何やってんだか意味不明。何のために? この映画で賢く描かれていたのは、むしろ齋藤さんの方だと感じました。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-09 12:59:30) |