55.この映画の様に、実在する人間の人生を淡々と描く事を批判するつもりは、少しもありません。しかし観客は映画の上映中はスクリーンと向かい合うので、ある程度の物語の起伏はあるべきでしょ。最初は主人公が自身の出身校で、スピーチをしている所から始まります。私はこの画面を観て、主人公は何か意図があって記事の捏造を繰り返していたと考えたのですが……。ハッキリ言って、ここまで話が全くひっくり返らない映画は観ていて詰まらない。 もっと大胆に脚色しても良かった気がします。 【民朗】さん [地上波(吹替)] 3点(2010-01-15 19:20:57) |
54.《ネタバレ》 どうして捏造に染まったかの描写は全くないのですが、スティーブンを 追い詰めていくのを編集長目線で見ていくのであれば、それでいいのかも と思いました。でも、持ち上げた後に叩き潰されるのはワイドショー的な カタルシスでちょっと残念な作品。 【飴おじさん】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-01-01 21:58:50) |
53.最初はダラダラした展開だったが、後半からでっち上げ疑惑でテンポが出てくる。主人公はどうしようもない子供だけど、憎めない感じ。ストーリー的にもうひと盛り上がりあるととても良かった。 【noji】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-11-01 01:10:03) |
52.《ネタバレ》 最初はほんの小さな嘘だったのかもしれない。その辺が描かれていなかったため本作の主人公の嘘の発端は分かりませんが、結局は嘘に味をしめ、また更に嘘を重ねることになったこの作品の主人公。その若さ、甘さをヘイデン・クリステンセンが見事に演じています。しかしそれがいつまでも通用するほど会社という所は甘くはないし、その後には本作のように厳しい処分が科せられることもあるでしょう。これから社会人になっていく若い人たちには社会に出る前に観ておいてもいい作品かもしれませんね。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-09-18 21:02:04) |
51.《ネタバレ》 人情味があるだけでは上司は務まらない事を新旧二人の編集長が示しています。化けの皮を剥がされた小賢しい小僧のウジウジとした往生際の悪さに、チョロチョロするゴキブリをスリッパ片手に追い掛け回している時のように血圧が上がりました。これは役者の好演の部分もあるのでしょうか。しかし、本作が実話とは・・・したたかなのか、恥を知らんのか、唖然とします。 |
50.《ネタバレ》 全般的に食い足りない感じを受ける映画でした。嘘がばれていく過程と、それを必死に取り繕おうとする主人公。揺るぎない態度で対処する新編集長、すべて事後の話ばかりで主人公がなぜねつ造に至ったのか、なぜそれほどまでに取り繕う必要があったのか、根っこの部分がまったく描かれていないので薄っぺらく感じるからでしょうか。ジャーナリストとしての矜持なんてところで落ち着くのではなく、最後まで一人の弱い人間に的を絞って描ききって欲しかった。それでもこの映画が身につまされるのは人間誰でも虚栄心や保身などがあり、取り繕うための嘘をついたことに心当たりがあったから。主人公が追い詰められていく様はあまり気持ちが良いものではありませんでした。それにしても取り繕い方も様々あるものです。泣き落とし、逆ギレ、哀れみを誘う、同僚を扇動しての個人攻撃、自殺をほのめかして脅迫するなど。自分が新編集長の立場であれほど孤立させられたらと考えるとちょっとぞっとしてしまいます。 その後、日本でも理研のあの事件が取りざたされました。事実は小説よりも奇なり。この映画よりも現実は遙かに生臭く、上司にあたる人間の自殺や、恩師の逃亡、組織自体の腐敗の発覚、研究者を切り捨てて組織の存続を図ろうとする人々などが続々とあぶり出されています。そのような事態でも、当人は飄々と無実を主張している部分。この部分は映画とまったく同じで、人物造形の妙を感じました。 【kirie】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-09-11 11:22:50) |
49.《ネタバレ》 うーむ 事実に基づいた映画だそうですが、アメリカ大統領専用機に唯一ある雑誌というわりには、チェック体制がいい加減だった という感想ですかね。 野心を持った記者が「ねつ造」記事を書く…まあ、夢や願望や欲や重圧やいろんなものが混ざり合った結果こうなってしまったのでしょうか。 主役の幼稚さと新編集長のある意味プロフェッショナルさが目立つ内容でアリマシタ 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 5点(2009-05-18 23:52:54) |
【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-15 08:58:33) |
47.題材からして重い展開やら伝えたい描写や主張、みたいなものが多く出るのかな?と思っていたけど、ただ事実を淡々と追う手法と展開はなかなか面白かった。ペーパーバッグ的な印象を感じたが、それを狙っていたのだとすれば大成功だろうと思う。ヘイデン・クリステンセンは良かった。唇を厚くすればキリアン・マーフィーみたいヨ。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-12 20:03:08) |
46.《ネタバレ》 面白かったですが、もっと描写を深くしたらもっと好みです。編集長へ拍手する意味がよくわからなかったです。ただ二つを重ねたかっただけのような…。 【色鉛筆】さん [インターネット(字幕)] 5点(2008-12-26 21:33:26) |
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45.《ネタバレ》 確かに、大統領専用機に一つしかない高級雑誌が偽記事を載せていたというのは話としては非常に面白い。しかし、どうもこの映画からだけでは、若造がプレッシャーから面白い記事を捏造したと言うのが見えてこず、もはやスティーブンが駄々をこねているようにしか見えない。製作者の意図とは少し違った結果となったような気がしてならない。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-16 10:56:15) |
44.お話としてはノンフィクションであるし面白いと思ったが、主演の俳優さんの見た目若すぎるためにかミーティングで盛り上げてるシーンなどなど演技以外なにものでもないと個人的に感じてしまい入り込めなかった。クロエセヴィニーが出ていなかったらみなかったなぁ。 【素敵な鯛の靴】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-12-10 00:29:48) |
43.《ネタバレ》 キャッチミーイフユーキャンと同じ実話詐欺系の話ですね。90分と短いので主人公がねつ造を繰り返すきっかけやその後の環境の変化などは話に出てきません。もう少し長くてもその辺を入れたらもっとよかったと思います。 【東京ロッキー】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-10-08 01:07:52) |
42.地味にまとめた事でリアル感があってよい。主人公が焦るシーンなんかは観ているこっちもドキドキした。ただテレビでドキュメンタリーにするならわかるが、映画でやるならもう1歩踏み込んだものが欲しかった。表面的に事件の事を知るのにはいい教材。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-05 16:04:43) |
41.《ネタバレ》 始めのうちは非常につまらない。 スターも出ていないし、主役に魅力も感じない。 ただ、編集長が変わってから次第に面白くなってくる。 実話を元に映画化されてという事で、派手な話ではないが、捏造貴社の若さが非常に良く表現され、見ていてむかつくほどではあるが、若気の至りでは済まされない内容で、こんな部下は絶対に持ちたくないと思う。 マスコミ関係者、また、マスコミの仕事を目指す人には是非見てもらいたい作品だ。 【シネマファン55号】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-17 14:57:05) |
★40.《ネタバレ》 このようなことは日本人にはできないことだろう。(もちろんできないほうが良いのだが)自分自身、つまり己(個人)の名誉のために会社を犠牲にできるほど日本人は厚顔無恥ではない。しかしそれが組織によるものだったら話は別だろう。日本人ほど集団心理状態に陥りやすい民族はない。それが長所であるのだが・・・。面白味には欠けるがノンフィクションなだけに考えさせられる。ヘイデン・クリステンセンの好演に注目してみてもらいたい。 ※ちなみに彼が捏造した記事等はまだウェブ上にあるので、興味がある方は是非見て欲しい。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-04 03:57:48) |
39.事実を追っただけでドラマにまで昇華されていない。 駄目人間の顛末を観て、学んだ気になるぐらいの内容。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 2点(2007-12-06 01:01:27) |
38.《ネタバレ》 「上司は部下を守るべき。そういう上司は良い上司だ」主人公の主張には共感できます。ミニボトル(乱れた春の記事)のクレームへの対応や、意地悪な上司に対して文句を言ってくれた前編集長は、確かに尊敬すべき上司の姿に思えました。でもそれは間違いでした。結果的に前編集長の下で捏造記事が量産されたことを考えると、彼の姿勢に問題があったと言わざるを得ません。「信頼」は美しい言葉です。でもそれが「過信」になったら価値を失います。チェック体制も儀式であるなら意味がありません。「優しさ」はときに「甘さ」につながり、「信頼」は「無責任」に変わります。職場の和を保ちつつ、厳しさも失わない。難しいことです。でも絶対に必要なことだと本作は教えてくれています。主人公が捏造に手を染めた理由。それは、褒めてもらいたいから。自分を認めてもらいたかったから。完全に子供の発想です。ロースクールに通うのも、親の体裁のため。そこに主体性はありません。悪いのは自分じゃない。上司が、親が、自分以外の誰かに守ってもらいたいと願うのもそう。体は24歳の大人でも、心は体に追いついていません。ウソを必死で隠そうと足掻くのは、自分の非を認めたくないから。彼は最後の最後まで、心から謝罪することはありませんでした。誤りを認めるのは辛いことです。自身を否定することだから。でも脆い土台はいつか崩れます。築いて、壊して、踏み固める。その繰り返しで人は成長していくのです。彼は脆い土台を積みすぎました。もはや転落死も在りうる高さ。だから壊すことが出来ません。自分も足元を見て冷や汗がでます。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-29 19:27:38) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 大きくなったら何になりたい?野球選手、パイロット、警察官、ウルトラマン。etc. ぼくの場合は、何故か新聞記者だった。 面白いことに、この映画は「ねつ造」自体を描いているが、その過程や理由にはまったくふれていない。 ひとりの人間の嘘が露呈し、追い込まれていく様をたんたんと描いている。 まるでドキュメンタリーのように。 この映画で特筆すべきは主演のヘイデン・クリステンセンで、ダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)とはまったく異なるスティーブン・グラス役を等身大に演じている。このような大胆な事件を起こした男なのに、どこか儚く脆い。ヘイデン演じるグラスは、その儚い雰囲気がすごく魅力的だ。 さて、最初に書いたように、何故かぼくは子供の頃は新聞記者になりたかった。特に文を書くのが好きだったというわけでもないのだが。 もし、いまぼくが文を書く仕事に就いていたら。正義のジャーナリズムで社会と闘っているか。もちろんそんなことはありえない。 おそらくスティーブン・グラスのように、「読者が喜びそうな」文をついつい書いているかもしれない。でもねつ造するような度胸もないか。 【月ひつじ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-26 23:01:38) |
36.実話ものの宿命で、勝手に話を変える訳にはいかないから仕方が無いけど、映画としては楽しめなかった。もう少し丁寧に描いたら良くなる気はするけど。 【j】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-17 13:32:26) |