78.男二人の友情を描いたロードムービー。 凸凹コンビのキャラがうまく描けていて、状況設定やキャスティングも良かった。 決してベタベタしていない、互いに切磋琢磨できてこそが、真の友情といったお話の展開で、 途中までは面白かったんだけど、終盤はどうしちゃったの? ジーン・ハックマンのほうはいいんだけど、アル・パチーノのほうは・・・。 ラストも何となく尻切れトンボぎみだし、勿体ないなという印象の作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 18:51:22) |
77.《ネタバレ》 カカシは鴉を怖がらせているのか、笑わせているのか。どっちにしろカカシであることに違いは無い。それはパーソナルな領域に踏み込ませない、繊細さを隠す壁、本心では受け入れてもらいたいのだけどあまりに不器用。それを道化と気付いても、弱者が素直に生きるには辛過ぎる世の中。夕暮れのカカシの哀しさよ、それでも二人なら、俺とお前がいれば、ちっぽけな夢や希望さえ失ってしまったとしても、この船が泥舟だとしても!涙、涙、涙。 |
76.《ネタバレ》 相手を動かすのは暴力より笑いだ、というテーマはよかったと思うんですけどね・・・。 【はに丸】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-02-14 18:05:20) |
75.そのうち「トニー・モンタナ」が現れないかと期待していたのですが、それは無理。ただ終盤の電話シーンの直前、一瞬だけ「マイケル・コルレオーネ」が見えました。作品自体は悪くありませんが、やっぱりA・パチーノが演じるなら、ナイーブな好青年役よりアクの強いギラギラした役のほうが私は好きです。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2010-01-23 23:48:36) |
74.《ネタバレ》 アルパチーノの電話後の演技がせつない 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-11-27 01:19:02) |
73.これをみて確信したことはロードムービーが自分には合わないってこと。自分の中ではスケアクロウといえば「案山子男」が思い浮かぶ。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-30 22:53:24) |
72.《ネタバレ》 久々にDVDで見直しましたがやはり何度観てもいい映画です。僕のお気に入りのジャンルにロードムービーがある。そしてそれがバディムービーならなお良い。その2人の男が不器用でカネも無いけどささやかな夢があり、憎めない愛すべき連中ならなお良い。そんな奴らが旅をするのは埃っぽいアメリカの中西部ならなお良い。旅はヒッチハイクや貨物列車のタダ乗りがいい。そんな二人が喉の渇きを癒し、空腹を満たすのは街の中のしゃれたレストランではなく、寂れた町の埃っぽい道路脇に佇む小さな店でなければならない。そんな店でまずは煙草か安葉巻に火を付け、熱いコーヒーかよく冷えたビールを頼む。食事はオートミールやトーストにスクランブルエッグ、ベーコンやポテトがいい。(一度アメリカに旅行してこんな店でこんな食事をするのに実は憧れているんですよね。)つまり本作は僕の大好きな設定がこれでもかと言う位揃っているのです。大男で血の気の多いマックスと小柄で実は繊細なライオン、このコンビも実にいい。マックスが小柄なライオンの肩を抱き語りかけるのですが、これがまたいい絵なんですよね。更にこの作品は最初と最後が素晴らしい。殺風景な田舎の一本道で二人が出会う。お互い意識しながらも微妙な距離感を保っている。そんな様子が可笑しく、そんな二人を結びつけたのが一本のマッチの小さな炎というのがまたいい。デトロイトには悲劇が待っていましたが、「俺一人じゃダメだ。あの電話ボックスに戻ってやり直そう」と語りかけるマックスの姿は何度観ても泣けます。マックスがデトロイトーピッツバーグ間の往復切符を買うラストは2人のこれからに小さいながらも確実に希望を感じさせてくれます。そして靴の中に隠した金を出すマックスを見て寝る時も靴を枕元に置いて片時も離さない理由がよ~く分かりました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-06-29 19:51:31) (良:3票) |
71.ロードムービーの佳作との評判も私には合わない。どうも過去に一度観たような感じがするが・・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-18 21:54:53) |
70.「成功した映画」かどうかはともかく、ワタシにとっては「好きな映画」であるという、ただその一点。物語だけを取り出してみれば、実は結構、作り物めいたクサイお話なんだけども、2人のクセモノ俳優による自由で気ままな(に見える)やりとりが、違和感を感じさせず、これぞまさに映画の勝利、だと思う。映画冒頭にて、まるでどこか地の底から湧いてきたように登場する、どこの馬の骨とも知れぬ2人の風来坊、最後まで馬の骨に過ぎない2人であるけれども、映画を通じて、我々も彼らにある種の友情を感じずにはいられない。この映画の主人公2人とは、人生の主役(ハックマン)と人生の脇役(パチーノ)であって、この物語は結局、「脇役が最後に主役にさせられてしまった瞬間の悲劇」を描いたものだと思っている。それにしても何と暖かく描かれた悲劇であることか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-05-16 12:00:36) (良:1票) |
69.《ネタバレ》 ほぼ同じ時期にゴッド・ファーザーを演じたアルが名もないダメ男を演じる。子供のような大きい眼をして。カミサンと子供がいたり刑務所暮らしであったりして十分世間の垢をまとっている筈だが異常な程に純真無垢な30男。相棒の大男の頑なな心はその厚着と共に一枚一枚はぎとられていく。しかし自分の心の拠り所を失った瞬間、彼は崩壊する。あっけなくも無残に。純真すぎたでくのぼう(かかし)には耐えられない醜悪な世界。この時期のアルだから演じられた一世一代の名演技。 酒場で喧嘩しているジーン・ハックマンを止めて、どこからか潜水服を持ち出しておどける場面を見るたび泣けてくる。そしてかつては純白だったリボン付きの大きな箱。少しずつ汚されてひしゃげて、ついには置き去りにされる大きな白かった箱。あれはライオン自身なのだろうか。 【SIG】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-01-18 07:01:03) |
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68.《ネタバレ》 1本のマッチを起点に傲慢と優柔不断を見事に変化させていく。どんどんくたびれてゆく粗末なプレゼント箱にそれが投影されており、捨てられたときにフランシスの希望はその箱からマックスへ代わっていくのか。マックスが靴で机を叩く音に彼の決意を埋め込む。不器用な男二人を描く秀作だ。 |
67.《ネタバレ》 ケンカ騒ぎを起こして逮捕される酒場のシーンなど、途中ところどころであまり巧い具合にいってないと思われる場面があるのですが、本作は冒頭と最後のシーンが素晴らしいのです。まず何も無い荒野に湧いたようにジーン・ハックマンが不器用に登場する。遠巻きから様子をとらえた映像で見せ、今度はそこに待っていたようにアル・パチーノが登場する。道を挟んで遠かった二人の距離が一本のマッチで縮まる…。空から降ってきたようにポツンと現われる二人にはどこか寓意的な感じが漂っていて、これから始まる二人の道中に何らかの意義が存在するように思わせる作りになっています。さらにこの友情形成において人間不信のハックマンがパチーノを信頼した理由が〝最後のマッチをくれたから〟というのが完璧です。そして、ここで終りなの?!と衝撃を受けたあのラスト。なけなしの金まで使ってしまう遣る瀬無い結末も、往復切符を買い、靴をバンバンたたく響きが心に染み入り強烈な印象を残すのです。二人のあまりに厳し過ぎる船出を思うと〝カカシ男〟たちに幸あれと祈りたくなります。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-19 18:43:22) (良:2票) |
66.《ネタバレ》 最後のマッチをくれたから。友情の始まりはこんなものかもしれない。どちらも世間からはみ出した風来坊なのだが、性格は両極端。ジーン・ハックマンとアル・パチーノが見た目そのままの役柄(パチーノは今でこそ我の強いオーバーアクトぎみな役者だけど、若い頃はナイーブな若者の典型みたいな優しい顔をしている)で、その両極端なコンビを演じてみせる。一見、世間にはどうしたって馴染まない欠点だらけの劣等性と世間を渡り歩く術を身につけた優等生のコンビのようにも映る。実際、劣等性は優等生から世間との関わり方を学んでゆく。しかしそれは諍いを避け、世間とうまく折り合いをつけるための方法でしかなく、世間と対峙するものではなかった。映画はむごい現実を見せて終わる。この急転直下ぶりは反則気味だ。しかし同時に一度作られた友情は易々とは壊れないことも見せる。そのことを体現してみせるハックマンだけが救いなのだが、これは救いなのではなく映画はこれこそを見せたかったのだと思わないとやってられないぐらいきつい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-09 12:09:34) (良:1票) |
【norainu】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-06-04 01:20:09) |
64.アルパチーノの黄金期(70~80年代初め)の作品は外れがないです。 【TVC15】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-02-25 10:50:41) |
63.《ネタバレ》 精神的に追い詰められたときにこそ本性が表れるのだとしたら、喧嘩で強制労働を余儀なくさせられライオンとの接触を一切拒んだマックス、子供は死んていてそれは自分のせいだと責められ精神を病んだライオン。相手の本性を見た後だからこその最後に、二人はやっと互いのことを理解し認め合えたのかと思いました。 【ちゃじじ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-08 23:13:56) |
62.アルパチーノ万歳!のボクですが、この映画はジーンハックマンの無頼さと優しさが印象に残る。ロードムービーの秀作。 【460】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-21 18:56:51) |
61.ラスト以外はあまり抑揚がないため多少だるかった。ロードムービーといえば好きなジャンルのひとつだが、もう少し楽しめる要素が必要じゃないかと感じた。風景を楽しむ映画としてはいいかも。 【やぶからスティック】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-24 20:31:55) |
60.《ネタバレ》 この作品はニューシネマと言えど、救いがある。マックスがライオネルのためにバスのチケットを買うシーンがそれだが、同じニューシネマ作品の中でも変化が見られる。改めて持つべきは友だと感じさせられた。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-07 00:56:54) |
★59.ロードムービーって退屈だな、と思った作品です。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-07-27 16:41:11) |