34.《ネタバレ》 ギリアムの暗黒面が出ている映画。ある意味ロリコン映画。でも、あまり面白くない。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-02-01 16:19:33) |
33.テリー・ギリアムだけに覚悟をして観たが、かなりギリギリですな。日本より欧米で普通に上映できたんでしょうか? 映画館で観たのであれば5点。今回は100円レンタルだったので6点です。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-13 01:00:20) |
32.《ネタバレ》 ギリアムの暗黒面全開の怪作。ここまでぶっとんだ内容とは思ってませんでした。 いやこれはちょっとつらいです。ギリアム好きな私ですが本作は消化できませんでした。 申し訳ないです。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-21 21:18:55) |
31.《ネタバレ》 テリー・ギリアムが純粋少女の妄想メルヘン世界を撮ったらこんなにぶっ飛んだ内容になってしまったえらいこっちゃな作品。良いですね、この訳の分からない世界。親父はヘロインの打ち過ぎで途中で死んでしまうのに、少女は自らの妄想世界で優雅に(ときに不気味に)遊びまくる。そのうち親父の死体は部屋のなかで腐臭を放ち始めるけど……。もう分かる人だけ分かってもらえれば良いんだよっていう監督の開き直りっぷりが潔くて最高っす! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-21 20:37:46) |
★30.《ネタバレ》 テリーギリアムの描く不思議な世界を久しぶりに見た。 テリーギリアムの描く”不思議の国のアリス”は現代風な現実を毒たっぷりにまた独特な視点で強く描き、 それが突拍子もないぶっ飛んだファンタジーと融合する面白いものだった。 最初の現実の荒んだ家庭内風景は「どこが不思議の国のアリスやねん!」って感じで ”不思議の国のアリス”とはあまりにかけ離れた雰囲気でびっくりしたけど。 でも場面場面で不思議の国のアリスのような美しくメルヘンな場面がみられた。 たぶん映画サイレントヒルでも子役を務めたこの少女は非常に美少女だった。 そんな美少女が変な男ときわどい場面がけっこうあったのでなんかドキドキした。 現実と幻想が入り乱れるこの作品で、嫌というほどに現実が浮き彫りになる。 この作品にあるファンタジーとはまったく無責任なものであると思える。 主役の少女にしたって登場人物にしたってみんな現実というものを全く見ようとしないので、 観賞者が逆に登場人物のことが心配になってくる。 そこでイラッとはしないけど気の毒になってくる。 特に主役の少女は自分の世界で生きるしかなかったから必死で自分の世界を作ってるような気がしてなんか健気だ。 宗教女はひどかった。彼女の言う「罪人」とは「自分以外の誰か」のことであるかのようで、自分の「罪」には立派に目をつむる。 そんな風に現実というものにちゃんと向き合っている登場人物が皆無なこの映画は非常にぶっ飛んでいる映画でした。 さらに野暮なこというと、自分の知る映画の範疇でいうと ヤンシュヴァンクマイエルの人形、”悪魔のいけにえ”の食卓、”パンズオブラビリンス”の現実と幻想、”ミツバチのささやき”のラスト、 などをほのかに思い出させる場面があったかもしれない。これもまた個人的な感想。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-12 20:51:29) |
29.《ネタバレ》 久々にきましたダークなギリアムの真骨頂、もう俺は撮りたいものを撮ってやるんだ!という意気込みというか開き直りがビシビシと伝わってきました。あんな可愛い子にヤクの注射器を準備させる演技をさせるなんて、もうここでこの映画を観るのを止めちゃった人もけっこういたでしょうね。おまけにそこはかとなく漂う幼児性愛的な雰囲気、その分野に耐性の低い自分にはちょっと強烈なインパクトでした。読んだことがない私にはどこまで『不思議の国のアリス』をモチーフにしているのか見当もつきませんが、ここまでグロテスクにしちゃうともう関係ないでしょうね。恐るべきJ・フェルランドの演技、なんでアカデミー賞にノミネートされなかったのか実に不思議です。たぶん題材がヤバすぎたので、アカデミー協会もひいちゃったんでしょうね(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-30 21:30:39) |
28.《ネタバレ》 『ブラザーズ・グリム』と同時期に制作されたそうだが、あちらとは対照的に、それにしてもこのギリアム、ノリノリである。皆さんも指摘されている主演ジョデル・フェルランドの圧倒的な存在感、それに負けじと呼応するジェフ・ブリッジスをはじめとする脇役陣の異様な熱演、そして画面の隅々まで行き届いたディティール、この狂った世界観を余すことなく表現してやるという気合いを感じる。世評では奇を衒った様な世界観や役者達の怪演に好き嫌いが分かれているみたいだが、単純にストーリーだけを抜き出してみると結構救いようのない話なので、観ている内になんだかしんみりしてきてしまった。「狂気にでも逃げ込まなければ、この世は悲しくてやり切れないじゃないか!」、鬼才ギリアムのそんな孤独な叫びが聞こえてくる気がする。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-08 12:02:32) |
27.戻って来たな、ギリアム!って感じの作品。彼のやりたい事って商業的には絶対難しいからお金作るの大変だろうなぁ。ローズちゃんが健気で可愛い♪ うん、確かに狂乱世界。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-24 18:31:50) |
26.《ネタバレ》 テリー・ギリアムがらしさを丸出しにして撮って制作会社もスタッフもそれを受け入れたんだとすると、テリー・ギリアムって本質的に私には気持ち悪いだけだ。そう感じるのは私だけなのかもしれないが、それならそれでいいやって思えてしまう。 ドラッグですでに死んでる父親が生きてるものとして、死体をおもちゃにするローズたちをつじつまはどうあれ、なんとかストーリーに乗せ、何となくいい話に不時着させる手段も死ぬ気で考えれば見つかると思う。でもこのカルト映画にする気満々なお話不在さは正直、楽な方に逃げやがったな。と、感じさせるに十分。 それでも最後には、どうやったら不愉快をそれほど感じずに皮肉を表現してくれようか、などという分析的な作りが見え隠れしたりしたもんだから、否応なく嫌悪感がズビズバとあふれてくる。狙い通りかもしれないけど、だったらそれはそれで良いや。 見なくても良い映画だった。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2010-04-20 23:20:40) |
25.テリー・ギリアムは才能はあるんだけど変人すぎるのが困りモノ。(ちょっと変わった人は好きだけど変わりすぎてる人の相手はメンドイです…) 美少女ファンタジーもランク分けをしていますが「パンズ・ラビリンス」と同じ点。比類ない個性があってもマイナス要素が多いと相殺。ジェフ・ブリッジスはこの役気にいってんのかな?イヤ厳密にいえば途中から「彼」ではなくなっちゃいますが…(ひ~) ジェライザ・ローズ役のジョデル・フェルランドちゃんもあまり好みでなし。(こんな映画にでてヘンな子に育っちゃうんじゃないかとそっちの方が気になります) 凝りまくった美術、アングル自在な超クリア映像の中でうごめく奇人たちの異世界は、ワイエス風の風景だけが清涼剤の苦界。(吐き気…) 【レイン】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-19 06:00:16) |
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24.残酷な現実と狂ったファンタジーの対比がとてもおもしろかったです。 パンズラビリンスと同じカテゴリーですけど、自分はこっちの方がエレガント(?)な描写で全然好きです。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-25 14:17:17) |
23.テリー・ギリアム全開です。背景にはもちろん「不思議の国のアリス」があります。「不思議の国のアリス」って私にはぜんぜんおもしろくない話ですが、それでもいろんなところで引用されているのを見ると、西洋の感覚にはフィットしているのでしょう。そんな「不思議の国のアリス」ですが、本作ほどにグロく編集し直すとなかなか見れる作品に変質しています。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-09 05:55:30) |
22.どこからお話が盛り上がっていくのかと思っていたけど、最後まで意味のない台詞と描写を続けただけだった。これを楽しめる方もいるようで、やっぱり人って色々ですな、って自分の方が少数派なんですが…。この監督との相性がとことん悪い。本来1点のところを2点にしたのは主演の彼女の色っぽさと頑張りに。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2009-01-15 00:28:25) |
21.やっぱりこの監督の世界観は素晴らしいですね。誰にもマネできない変態映画です。 だからこそ好き嫌いはハッキリと分かれますが、自称変態な私は楽しめました。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-02 18:47:16) |
20.主人公混みで、最初っから最後まで頭おかしい人物しか出てこないので疲れます。ストーリーというべきストーリーもありませんし。不愉快というわけでもないが、気持ち悪い映画。主演の女の子は可愛いし、凄い。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-17 15:45:01) |
19.不思議の(グロの)世界の(ダーク)アリス。 腐臭の漂う世界をお菓子のセロファンの包み紙で透かして見たような…。 とにかく、主人公ジェライザ・ローズ役のジョデル・フェルランドちゃんが 究極的に可愛らしく、無邪気で、淫靡で、非常にあやうい。 タイトルの「タイドランド」は「干潟」という意味と「境界領域」という意味を併せ持っているそうで、 まさに、正気と狂気のはざま、少女と大人のはざま、無邪気と性のはざま、愛らしさと残虐さのはざま、 そこはタイドランド。…なのでした。 それにしてもジョデルちゃんのかわいさ、演技力にはくぎづけになります。 圧倒的な存在感、くるくる変わる表情、監督が彼女にはほとんど演出らしい演出を しなかったというのも、インタビューなどでいつもメロメロなのも(笑)わかりますね。 ギリアム監督は完全に現代のルイス・キャロルになった気分じゃなかったかなぁ…。 パンフレットの装丁もチョコレートの包み紙のようでとてもいい。 万人にはお勧めできない。でもたまにひとりでこっそり開けたくなる、秘密の箱のような映画です。 【ミツバチ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-08-14 14:09:11) (良:1票) |
18.この映画を友人を誘って見に行ったのは、我ながら馬鹿なことをしたなと思います。 自分はけっこう好きですが、とても万人受けするような作品ではないですね。 そしてジョデル・フェルランドの演技力はすごい。 【バムセ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-01-14 01:47:35) |
17.《ネタバレ》 いやぁ、相変わらず画面が「ナナメ」ですよねぇ。ギリアムさんはやっぱりこうでなくっちゃ!奇妙だ、グロテスクだと指差されて言われそうな作品ですが、しかしこれぞホントのファンタジーというものであります。ファンタジーやら童話やらというものは、元来奇妙でグロテスクなものなのであります。いわば途方も無い現実から途方も無い空想が生まれる。そういう意味でいえば、テリー・ギリアムという人は真にすぐれたファンタジー映像作家であります。みるからに低予算ですが、だからこそより現実の部分が引き立っていていい効果になっとります。ラストの彼女の台詞と、そしてあのフェードアウト。なんという物悲しい、まるで人の哀れみを代弁している様であります、、、。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-13 21:49:46) |
16.《ネタバレ》 ギリアムの見せてくれる悪夢。常に動いているカメラ、または水平でないカットの出だし、観ているこっちはふわふわした居心地の悪さに苛まれる、多くの人が吐き気を覚えたのも頷ける。徹底した演出によりジュライザ=ローズは驚くべき演技を完成した。よって大人たちはまともな役では太刀打ちできず、全員あんな演技になっちゃった。ジュライザ=ローズにとっては大人たちも人形の首と同じなのだ。マニアックで万人受けはしないだろうがジョデル・フェルランドと共に何かと語り継がれるだろう奇作。結構好きです。 【カーヴ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-27 11:25:08) |
15.嫌悪感に満ちたファンタジー。でもこれって悪い意味で言っている訳ではない。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-06 01:53:15) |