6.本人達はただ只管オタク的に給料の範囲内で好きなものを集めただけなのに、周りが大騒ぎしているのが滑稽でした。これがアートとマネーの関係性なのでしょうね。ドキュメンタリーなのだから、夫婦のヨイショ話で終わるのではなく、もう少しジャーナリスティックな視点が欲しかったです。 |
5.《ネタバレ》 コレクターの姿を追ったドキュメンタリーなんだから、例えばこの作品は、こうやってこうやってこんなことまでして入手しました・・・とか、そういう側面からの突っ込みを期待していたんですが、その辺は全然ありませんでした。美術品それ自体の紹介が半分、集めたそれをどんな風に生かしているのかが半分といったウェイトでしょうか。しかし、コレクターのドキュメンタリーであって美術品のドキュメンタリーではないので、美術品そのものがどんなものであるかということは、実は本質ではないはずなのです(コレクターを浮き彫りにする要素という限度で言及する必要はあるにしても)。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-04 01:49:57) |
4.主人公であるアートコレクター夫妻の審査眼が称賛されているシーンが結構ありましたが、感性や好みを作品の理解と結びつけるようなアーティストや批評家にはちょっと違和感が残りました。しかし、二人で一緒にここまで徹底してできる作品収集への情熱と純粋さには、押しつけがましい資産家ではないだけに感服させられます。続編もあるようなので観てみます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-27 22:15:25) |
3.《ネタバレ》 収集するということは共感できないが、美術品が好きなのは分かります。アパートにトラック5台分の美術品を収納してよく床が落ちなかったなぁと感心しきりです。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-25 23:04:20) |
★2.《ネタバレ》 アートを長年コレクションし、それが物凄いことになっている老夫婦のドキュメンタリー。 コレクションという行為そのものがアートであるという。 老夫婦にとって、アート作品のコレクションは金儲けではなく、 あくまで「好きだから買う」というスタンスはかなり気に入った。 金儲けではないが故にアート市場の価値の変動に老夫婦は無頓着で、 自分の収集したアートは一切売らなかった。 何かをコレクションしてる人はぜひ見てほしいです。 現代アートを少しだけ分かった気になれる映画だった。
それ以上に老夫婦の姿が愛しく素敵であった。 近代美術館のような、ミニマルアートを意識したかのような全体のつくりがお洒落で好印象。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-13 00:48:24) |
1.《ネタバレ》 このカワイイ「欲張り」なおじさんに対して、やさしい目線で描かれています。またこの人物に対するコメントも実に鋭く、このおじさんが自分で思っている以上に周囲の人はこの人のことを分かっているんだなぁと思いました。素敵な二人です。だんだん、奥さんの方が元気になっていくのが面白くもあるんですが・・・ 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-08 06:26:30) |