【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-06-02 12:56:23) |
119.《ネタバレ》 初めて見た時はひたすら怖かった。二度目に見たときは妙に悲しかった。でこの前見たときは可笑しくて仕方がない(ヘリコプターは反則でしょ)、1本の映画にこんな多々な感情を覚えるのは珍しい。後の文化に凄いインパクトを与えたホラー映画の金字塔であるばかりか、映画そのものも消費文化へのアイロニー(物に囲まれ不自由のないはずなのに、「物を活用することのわからない」者達が蠢いている現実)を見せていて印象に残る。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-13 20:14:45) |
★118.《ネタバレ》 ゾンビ映画の頂点、その名も「ゾンビ」! 冒頭の真っ赤な絨毯のような壁の色から印象に残った。 昂揚感があるのは「ゴブリン」の音楽によるものか。 ショッピングセンターっていうのが良い。 「ゴブリン」の音楽がシュールなのと、デパートの無機質な雰囲気がマッチしてとても良い雰囲気を出していた。 買い物を楽しむシーンが見ものだ。楽しそう! ゾンビのうろつくデパートでちゃんと生活しているのが凄い! 脱出というよりもそこで生活し、ゾンビと共存(?)しているのが面白い。 ゾンビというものを見事に描きだしている(そりゃそうだ)。 仏教のお坊さんのようなゾンビの存在感が強烈で、中ボスのような存在感を放っていた。 でも他にもデブゾンビや子供ゾンビ、看護婦(師)ゾンビとバリエーションに富んでいる。 ゾンビ映画の中では驚異的なリアリズムとオリジナリティを誇る。
ゾンビって、喋らない、表情が無い、心が無い、棒立ちの状態、 つまり人間から「個性」を逸脱したものだと思います。 しかしこの作品のゾンビ達は服装や髪型などがとても個性的であり、 生前の彼らの生活観が自然に表れているようでそれが面白い。 (脳は「個人」としてではなくなり、「ゾンビ」という「全体」になってしまったわけで、そういった怖さも、服装などの外見的な個性により強調されると思います。) ゾンビ一匹一匹に「存在する意味」というか「重さ」というか「メッセージ性」が感じられる。
ゾンビの背景(たとえばテレビ局とか、ハンターとか)もリアルに描かれているのが、ゾンビという存在に真実味を与えていると思う。 スプラッター映画であるがあまり「血」や「内蔵」に頼らずに独自の表現方法により、 ゾンビがそこに存在する意味というか、ゾンビという現象を見事に描いている。 そこはまるでゾンビの楽園の様でもあってシュールだ。
ゾンビ映画って「空間」が無いのが多いじゃないですか。 この作品は屋外でゾンビが点々としていて、それがどこか淋しげで哀愁が漂っていて良い。
女性は映る角度によりとても美人に見える。 でもでも「盗賊」の彼は、危険を冒してまで血圧を測りたかったのでしょうか? 最後に決着を決めたピーターは偉い!
「バイオハザード」以上に、この「ゾンビ」は「バイオハザード」らしい作品。
ゾンビ三部作でもこれが一番好きなんです、奥さん! 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-19 02:58:05) |
117.いかがわしさから見ることができなかった初公開時(まだ子供)、タイトな編集の東京12チャンネル版ではまり、レンタルビデオからDVDとくりかえし見続ける…ホラーは好きでもないけどこれは悲しくて恐くて愛すべき映画。バイオハザードのようなのは要するに死体が“怪物”になったアクション。ロメロのゾンビは、あくまでも“死体”のまま。あのギクシャクした動きは、死後硬直した死体の感触を知らないものにはわからない…。ところで、なんで死体なのに生きた人間を引き裂けるのか? 昔よく一緒にビデオを見た友人は、「動きが遅い分、トルクが大きいんじゃねえの」妙に納得。でも、なんでガラスは割れない? 【hatoya】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-11-29 23:30:16) |
116.この映画、100回以上は観ました。 パート2(パート1をナイトオブ・・・とした場合)の映画として前作を超えているという数少ない映画だと思います。ストーリー、テーマ、世界観、音楽などすべてが他のホラー映画と比べて抜きん出ている。しかも人間ドラマまでしっかりと描いているし、他のゾンビ映画と違い、ゾンビを怪物ではなく元人間という視点で出来上がっている。ここが一番重要な所だと思います。このことが垣間見えるシーンがひとつありました。ショッピングセンターに散乱しているゾンビの死体を倉庫へ運ぶシーン。結構丁重に死体を扱っている。冒頭で「死者への敬意」という言葉がありましたが、それが根底で一貫したテーマになっているように思われました。何かマジメに書いてしまいましたが、ちょっと姿勢を正して観てしまういい映画です。 【金田一耕助】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-10-21 10:44:19) |
115.小さい頃に観ました。 小さい頃だったから、こんなんでも十分怖かったです。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-10 19:45:43) |
114.《ネタバレ》 (2010年4月23日追記)待望の『ゾンビ/新世紀完全版DVD-BOX』が発売されたので、嫁に借金して購入。アルジェント監修版には懐かしのTV放映時の日本語吹き替えが収録されており、冒頭のTV局で「惑星イオスの爆発で死者が甦った」ことが説明されていたり、フランの妊娠を知ったピーターが「産むことに異議はないな?」と言ったり(原語では「中絶の仕方を知っている」)、ラスト、自殺を思い止まったピーターが「ぶぇらぁぁぁぁ!!!」と絶叫したりといった、昔のTVらしい意訳が楽しい。ちなみにディレクターズカット版には新録吹き替えが収録されている(ピーターとロジャーの声優さんはTV版と同じ)が、原語に近い分、面白みに欠け平板な印象を受ける。ゴリゴリのゴブリンサウンドも健在で、吹き替えで観るならアルジェント版がオススメ。映像も以前のDVDよりはクリアになってます。評価はもちろん10点で。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 10点(2007-09-11 07:42:16) |
113.本当に好きなんですよ。この映画。 自分はこの映画が公開された時代は完全に知らないんですが、 音楽、髪型、服装、自販機、ゲーセンの機種・・・・ この哀愁さえ感じる昔懐かしい雰囲気がマジで好き。 ホラー映画なのに「ほのぼの感」があるし、 かと言って非常にクオリティが高い。 こんな映画はもう生まれないんだろうな~。 どうでもいいけど船橋のららぽーとに行くたびにこの映画を思い出します。 【ひで】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-07-28 22:42:54) |
112.マイ・ベスト・ゾンビニストはこの映画中盤にゆらゆらと登場する「オレンジちょんまげ僧侶ゾンビ(目もとは野性的に、クチビルは誘惑のパッション・オレンジ)」です。腰にタンバリンぶらさげてます。生前は菜食主義だったらしい・・・。 【ふぉんだ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-05-12 15:23:47) |
111.小学校のころよく友達と観てた映画。別に怖いとも思わなかった。でも良く考えるとこの映画がいわゆるホラーの金字塔なのかも。今回20年ぶりくらいにレンタルして観た。ほかのレビューワーさんが絶賛するような感想はなかったけど、20年も前のイメージと全然変わっていなかった。やっぱゾンビはいいね。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-11 22:02:43) |
|
110.《ネタバレ》 これを観ながらおいしく昼食を頂いた俺は多分もうどんなグロイ映画観てもOKだなと思った。途中までは良かった。余計な話を入れずにゾンビから逃げ、安全確保・・の展開はなかなか緊張感もあって良い。ゾンビも今日のように走ったりしないし馬鹿・・・これが本物のゾンビだね。ここまでは良かった。しかしあのショッピングセンターでウフフな展開から何かがおかしくなった。おまけに最後は襲ってくるのがゾンビじゃなくて暴走族?ハァ・・ま た か。「本当に怖いのは人間なんだぜ」的な展開は個人的に物凄く嫌い・・そんなものホラー映画にいらない。それさえ無ければ良かったのに・・・。ラストの締めが甘すぎる・・とも感じたけどこれ3部作だったのか。ゾンビモノとしてはナンバー1かな。怖さ皆無だけどグロさと気持ち悪さはまあまあ。 【ケ66軍曹】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-02-25 20:00:15) |
109.《ネタバレ》 04年リメイクを観た後に本作を鑑賞しました。リメイク作の方が娯楽作品としては刺激的でしたが、オリジナルの方が味わい深いものでした。その理由は「ゾンビの動きが遅いから」。実はこのことがネックで長らく『ゾンビもの』を観ていませんでした。ゾンビは怖くないと思っていたからです。楽々逃げられるし、戦っても勝てる。じゃあ別に大丈夫じゃん。しかしそれが故に、人は命の危険を冒してまでも安全を確保しようと、ゾンビの群れに飛び込みます。たとえ死んでも安全が欲しい。安心したい。矛盾しているようですが、よく分かります。ゾンビは単に設定のひとつ。今の世界のルールが通用しなくなった時に、あなたはどうしますかという問いかけの話。人間とはどういう生き物かというお話でした。ですから、本作に事態収束のオチは必要なかったのだと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-28 18:59:00) |
108.久々にゴブリンの『ゾンビ』聞いてたら書きたくなっちゃったよ。オイラは映画としてはロメロ版じゃなく、コッチ派なんですよね。この映画の凄いトコは、ヨタヨタ歩いて襲ってくるゾンビ襲撃場面のBGMに、ゴブリンのハードロックをつけちゃったダリオ・アルジェントのセンスにあると思うんですよ。あとゾンビの衣装も、本作が一番ぶっ飛んでてすごい。ラストの脱出シーン、野球選手のゾンビとかはまだ許せるが、ラマ僧のゾンビなんて、いったいあのショッピングセンターまでどうやってたどり着いたか意味不明だァ! あのぶっ飛んだ感覚がヒッピー文化の断末魔、最後の集大成みたいな感じに思えて仕方がないんです。ロメロ的な「空転する論理」で味わう左脳の恐怖と、アルジェント的な「意味不明殺戮ショー」で味わう右脳の恐怖が70年代の空気の中で絶妙にミックスされて、他のゾンビ映画では到達し得ない高峰まで登り切ってしまったんじゃないですかねえ。だいたい、ロメロもアルジェントも単独で撮ると完成度ボロボロでしょ。きっと互いに相手を嫌ってる事でしょうが、オイラは本作を「映画史における異質な才能のベストマッチング」だと断言したいっす。 【エスねこ】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-02-12 19:43:26) |
107.古典的な作品ですね。観たのはだいぶ前ですが、今観たらどうなんだろう。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-25 00:30:26) |
106.「 名作の ホラーも今や パロディに あなたもわたしも ポッキー♪ 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
105.《ネタバレ》 ランド・オブ・ザ・デッドの前に観ておこうと思ったので借りました。予想以上に面白かった。油断すると襲われるが単体だと弱い。でも、自分的には単体でも恐い走るゾンビの方が好きです。要するに「ドーン・オブ・ザ・デッド」派ということですが実際に戦うこと考えると鈍いゾンビの方が良いかも(焦)ストーリーならオリジナルの方が巧みです。ゾンビのリアルな容姿を求めるなら最近の近代ゾンビの方が断然、上だろう。ギャングがゾンビに襲われているシーンはグロすぎる・・・あれは苦手。この映画の褒めるべき点は人々が恐怖よりも楽しんでいるシーンを描いていることだと思うね。ショッピングモールを独り占めして楽しんでいるシーンはすごく羨ましいと感じたのが本音。ブランドとか銃とか食べ物、ゲーセン、アイススケートなど何でも揃っているのでギャングが襲ってこなければ数ヵ月は充実した生活を満喫できただろうなぁ☆ただ、ラストが微妙だったのとヘリコプターを活用できてなかったので減点。余談ですがゾンビを恐くないとか言ってる奴に言いたいことがある・・・実際に現場に言ってみな!!そういう奴ほど数秒で襲われてるよ!! 【マーク・ハント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-01 00:55:12) |
104.今回、目にしたのはアメリカ版でした。127分でした。しかし、ここのレビューコーナーにはダリオ・アルジェント監修版の(119分)とディレクターズカット版の(139分)の2部屋しかないのです、ではと、一体私はどのゾンビ部屋に入ってけばいいのでしょう? まずはそこで作品と同じく2時間程迷ってしまいました。 で結局迷った挙句にこの部屋にチェックインなんですが、本当にここでいいのでしょうか、こんなことで迷ったのって初体験なんですが。なんだか落ち着きませんね でもいいや ここに失礼すると致します・・・ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-10 22:14:11) (笑:1票) |
103.レビューの平均点が高かったので少し期待してたのですが、あたしには大してしっくりきませんでした。「バイオハザード」とか現代版のゾンビを見てるから朱色の絵の具っぽい血にフランケンシュタインみたいな肌色、としか印象が無かったです。。 【アンナ】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-08-06 21:54:09) (笑:1票) |
102.やっぱストーリーがいいですね。ゾンビがうようよひしめくショッピングモールで生き延びる希望を見出した4人が生死を賭けて奮闘するという展開。一旦はゾンビを駆除し静寂を勝ち取った4人の(この時点では3人か)楽園をぶち壊したのは、ゾンビではなく人間ども(ギャング集団)だった。双方は共存という選択を避け、自己の利をむき出しにして血みどろの殺し合いを始める。こういったところが、単にグロいスプラッター描写だけに終わらないロメロ監督ならではの味付けだと思います。ラストシーンにも虚しさ・切なさの余韻が残ります。 |
101.さすがに映像の古さは否めませんがそれをおぎなってしまうほどの 展開がもう秀逸です。軽いテンポの音楽がまた変な不気味さを 醸し出す。ゾンビモノは大好きです。 【とま】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-25 18:23:53) |