89.大好きな俳優がたくさん出ているからとりあえず見てみた。ゲーリーオールドマン、アンソニーホプキンス、キアヌリーブスが出ていてコッポラ監督となれば観ざるを得ないでしょう!でも映画の出来自体は少し期待外れだったかな。吸血鬼に血を吸われることは性的興奮をも伴うと言われており、そういう官能的な演出をおっぱい以外で表現して欲しかったな。好み30/50、演出9/15、脚本7/15、演技8/10、技術8/10、合計62/100→6/10点 |
88.本作と、94年の『フランケンシュタイン』は、二度と観ることないだろうと思ってたんですが、すみません、つい出来心で。 結局のところ、ゲイリー・オールドマンとロバート・デ・ニーロ、どちらが映画で「使いづらい」か、という問題なのかも知れませんが。デ・ニーロが一種の反則負けを狙ったのに対し、こちらのゲイリー・オールドマンは、正々堂々のハズしっぷり。浮きに浮きまくって、もはや貫録すら感じさせます。 そもそも本作、『Bram Stoker's Dracula』だなんてブチ上げて、そりゃま過去のドラキュラ映画に比べりゃ原作を意識してますよ、ってコトなのかも知れませんが、良くも悪くも、原作に忠実なワケでもない、っていうか、雰囲気的にはイイ感じに迷走してます。 ゴッドファーザーPART IIIを降板したウィノナ・ライダーを、ついに今回起用できました、よかったよかった、とその時点で燃え尽きちゃったんですかね。 しかしその迷走ぶりこそが本作の魅力。一周回って結局は古き良き時代の三流ホラーに戻ってきました、といった感じのコケオドシ(例えばあの、見ててイライラする「影が別の動きしますよ」ってヤツ。いい度胸してます)があって、いやこれ、何だか楽しそうに撮ってるじゃないの、と。思えばゴッドファーザーの頃なんて、ずいぶん苦しそうに撮ってたよね。 ま、そもそも「ちっともコワくない」というのが致命傷になってるのですが・・・ 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-02-17 04:37:40) |
87.《ネタバレ》 とてつもなくクソ映画。 せっかくの豪華俳優陣が、大根芝居を演じてるみたいに見えます。 やっぱ映画って、脚本や演出や監督の力量(少なくとも、この映画は駄作)によるものが大きいんですね。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 3点(2017-02-11 00:03:21) |
86.なんて緊張感のない映画なんだ。ドラキュラといえば冷酷無比で、夜の張りつめた空気の中さっと現れ、さっと去って行くようなシャープなイメージだったのだが、今回のドラキュラは未練たらたらのただのエロジジイではないか。魅力が全く感じられなかった。ストーリーもあっち行ったりこっちいったりで何か落ち着かない。少し盛り上がってきたところで、場面が変わってしまうのでいまいち引き込まれません。ハロウィンパーティーかい!ってツッコみを入れたくなるような世界観。まるでティム・バートン作品みたいだ。始めからファンタジー映画撮った方がよかったような気がします。ただ、豪華な俳優をたくさん拝めてそこは嬉しかったです。 【スノーモンキー】さん [DVD(字幕)] 3点(2015-01-04 21:07:50) |
85.《ネタバレ》 ドラキュラを吸血鬼の代名詞では無く、固有名詞として扱った意欲作だと思いますが、観念的な描写が多くてしっくりこない見応えが残りました。 ドラキュラが神に背き復讐を誓う冒頭のシーンが腑に落ちない。奥さんがキリスト教徒ならば自殺を許さないことは充分に理解しているはずなのに、「天国で結ばれることを…」という遺書を残しているところに誤謬を感じます。そして、ドラキュラが逆上したのは教会から「天国で結ばれない」と言われたから。信仰を捨てた報いが不死の呪いと考えることは容易ですが、彼が信仰を捨てた理由はキリスト教徒として逆ギレで、吸血鬼誕生の動機部分に弱さが残ります。「ロミオ&ジュリエット」的な古典の安易な引用に思えました。 また、ウィノナ・ライダーの友人をロンドンで最初のターゲットにしたことに、何か理由があったのでしょうか? この辺りが物語を見えにくくしています。ナレーションが解説する追いかけっこもトーンダウンの原因でしょう。個人的には「ドラキュラ3人娘」がエッチで魅力的でした。彼女たちの活躍、というか暗躍をもっと見たかったです。 絵作りは重厚でゴシックホラーの再生と呼んで良いのでしょうが、頭でっかちな割に納得できる部分が少なく、面白さが伴わない印象でした。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2013-02-23 12:48:38) |
84.影の使い方とか、ラブシーンを孔雀の羽根で隠してその眼がトンネルになっていくとか、首の傷跡が狼の目になっていくとか、意識的に一昔前のタッチを多用してある種の古典的雰囲気を醸そうとはしているみたいなんだけど、あんまりそういった趣向に切実さが感じられない。とりあえずサインしてるって感じで。いいのは、ルーシーが庭に導かれるところとか、コッポラお得意の惨劇と儀式が交互に現われるあたり。邪悪な結婚と聖なる結婚の対比ということか。ドラキュラ伝説ってのは、愛が宗教によって聖なるものと淫らなものに引き裂かれた結果生まれたんでしょうな。引き裂かれた両者がドラキュラを介して捻じれてまたつながっているような感じが面白い。ドラキュラの想いってのは、死者への想いだから高度な純愛であって、永遠に満たされることなく、永遠に渇いたまま生き続ける、ってところがポイントなんだろうなあ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-11-30 10:24:43) |
83.《ネタバレ》 個人的にはゲイリー・オールドマン大好きなんですけどね。さすがに小娘が惚れるにはジジイすぎるでしょう。ウィノナの隣にいると老人介護モノ(なんてジャンルはないだろうが)に見えてしまう。それでも、幼い頃から密かに抱いていた「吸血鬼に血を吸われると気持ちいいらしい」という妄想が、この映画を観てさらに深まりました。噛みつかれてるのに恍惚顔。痛そうなのに気持ちよさげ。いやー、ドラキュラものの不朽の人気って、結局このエロ要素がキモなんだよね。特に女性なら誰でも自分が憧れている役者がドラキュラ役となったら観ずにはいられないはず。キャー、私も噛んでー!!って。(笑)男性なら逆にドラキュラに感情移入して憧れの女優に噛みつきたい妄想に浸るんでしょうし・・ということはこの作品の場合、老いて尚お盛んな爺さん達の妄想にジャストミートしています。シニア施設に常備したら大人気の1作となることでしょう。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-04-30 16:28:00) |
82.《ネタバレ》 前半ははっきり言って退屈ですが、アンソニー・ホプキンスのヴァン・ヘルシングが登場してからは俄然面白くなる。このヘルシング博士が、ハンニバル・レクターを思わせる嫌らしい奴で、オールドマン・ホプキンスの二大変態名優がゲップが出るほど濃厚なパフォーマンスを見せてくれます。ウィノナ・ライダーもドラキュラに血を吸われてからの後半は彼女らしいゴスっぷりが爆発で、そうなるとキアヌ・リーブスの影がどんどん薄くなってきてちょっと可哀想なほどです。歴代ドラキュラ映画の中ではもっともドラキュラに感情移入が出来る撮り方で、コッポラの意図はまあ成功したと言えるのでは。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-20 22:59:18) |
81.豪華キャストですね。悲しいラブストーリーでしょうか。監督がコッポラということを知らなければ普通の出来かと。ウィノナ・ライダーは綺麗でした。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-09-12 23:12:39) |
80.物心ついた頃からいちばん怖いモンスターがドラキュラです、だって姿かたちは人間なんですよ、それなのに血を吸うんです、しかも首筋に牙を突き刺してですよ。もう想像しただけでゾッとします。でも最近思うのですけどフランケンシュタインとか狼男と違ってドラキュラはクールな美男子で他のモンスターものと違ってエロスがある。 そこらへんが子供の私には何か異質なものを感じさせたのかもしれません。 しかし、この作品はそれまでの私のドラキュラのイメージを完璧に崩しました、だって長髪のゲイリー・オールドマンだもの。子泣きジジイみたいだった。 このようにキャストがどのようなものかとは感じたけど、さすがコッポラ、映像や雰囲気は素晴らしいです。 あとサディ・フロストがかなり目立ってた気がする。声といい、わりとアクの強い女優さんですね。後に当時ジュード・ロウと夫婦っていうのを知ってびっくりしたのを覚えてます。 エンドクレジットでかかった曲が切ないメロディでよかった。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-13 20:02:48) |
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79.《ネタバレ》 ホラーというより切ないラブストーリー。私はこういうゴシックな雰囲気大好きです。衣装やセットも素敵だし、影を使った妖しい映像もいい。ラストはちょっぴり物足りないが、ミナがキアヌ演ずるイケメン弁護士よりも、危険な伯爵の方に惹かれていく気持ちはとーってもわかりますね…(^^;) 【あっち】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-21 17:18:55) |
78.撮影している現実世界の痕跡すら感じさせないほどに徹底した、 重厚なダークファンタジーの世界が構築されているけども、 ひたすらに重く、暗く、娯楽的な要素が薄く、かなり退屈に思えた。 雰囲気だけのマニアックな映画、 すごいんだけどつまらない、そんな感じ…。 【且】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-09-21 10:05:42) |
★77.《ネタバレ》 うっとりとするくらいに美しい作品。こういう雰囲気好きよ。 室内の装飾品や衣装など、雰囲気作りが結構巧みだと思う。 この美しさは「(古典の)ドラキュラ」よりも、 「ヴァンパイアハンターD」や「悪魔城ドラキュラX」のような「現代的ゴシック」の(過剰なまでの装飾美の)美しさを感じました。 音楽がとても重く荘厳で美しい(サントラ欲しい)。 冒頭の毒々しい「赤い鎧」のデザインは毒々しくてかっこ良かった。 空が「真っ赤」なのが何故か印象に残っている。 この作品の「赤」は印象的だ。 ドラキュラが神を呪い、十字架に剣を突き刺す。十字架からは血がドクドクと流れる。 この場面はとても邪悪で、彼が神に背いて「呪い」を受けたという感じがとても美しく絶望的に描かれていて良い。 彼の深い悲しみや怒りがひしひしと伝わってくるようだ。
お城にいる老いたドラキュラ伯爵はダサいと思ったけど、でも怪しくて良いかも。 ジョナサンが先祖を笑ったときの、ドラキュラ伯爵の怒りようが物凄くてカッコイイ! あと、ジョナサンに群がった「鬼女三人」を、ドラキュラ伯爵が追い払う時の呪文と仕草がカッコ良い! ドラキュラ城のデザインは、鉄筋とかコンクリートみたいな印象を受けて、ちょっとダサいかなとも思ったけど、でも何度も観ると、いろいろな美術品やらがゴチャゴチャとしていて良かった。 若返ったドラキュラ伯爵の風貌が凄く美しい!超紳士だ!
本作ではドラキュラ伯爵の悲しい恋愛もテーマになっている。(それがダメなのかな?) ドラキュラは「愛」を知らなかったと思うけど、最後の場面で「悪」から解放され、偉大な「愛」に包まれたんだと思う。 ミナが伯爵夫人の生まれ変わりで、(無意識に)お互いの「魂」が400年の時を超えて愛し続けたり、とても壮大でロマンチックだと思った。 (報われぬ「悲しい恋」ほどロマンチックなものは無いです)
終盤の場面で天井に描かれた壁画が「二人の悲しい恋は伝説になったんだなあ」と、 時を越えたスピリチュアル的な感動を受けた。 ひたすら美しいなあ。。。(僕って変態?) 終盤のアクションみたいのはダレるけど、、、
暗さに、「ゴッドファーザー」のような「重み」「深み」が出ていれば、もっと荘厳な感じになってもっと良かったのかも。
【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-24 02:48:14) |
76.本作は、当時の「一流スタッフとキャストによる古典ホラーのリメイク」の走りではなかったかな?ドラキュラというあまりにも有名でイメージが固定している題材を使って原作に忠実(原作は未読です)に映像化。ここでいわゆる「ドラキュラ物」を期待していた方の評価は下がるでしょう。しかし、美しい映像と俳優陣の演技(約1名は除く)が相まってもはやホラーを凌駕し芸術性の高い作品に仕上がっています。これはラブストーリーです。 【SITH LORD】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-17 08:06:34) |
75.《ネタバレ》 ◆誰もが脳内に描くベタなドラキュラ伯爵伝説を、巧みに、斬新に映像化した映画。◆徹底してセット撮影されたツクリモノの世界が絵巻物フウの印象を醸し出している。本作は「動く絵」を鑑賞する映画なのだ。◆ドラキュラの「影」の描写、ハーカー弁護士と女吸血鬼たちの官能シーン、嵐の中で陵辱される美女、ミナの涙を宝石に変える伯爵、血の契約を交わすベッドシーン…いずれの絵巻も秀逸。◆ストーリーの面では、原作にはなかった「愛」の要素を大きくとりいれられている。◆はるか昔に亡くなった王妃を忘れられない伯爵の執着と、伯爵の強大なチカラとエロスに惹かれるミナ…モラルを越えたふたりの繋がりは、人間の中に渦巻く魂の一面を描写している。◆そのようなアンモラルな演出のとばっちりをくらってるのがハーカー弁護士で、徹底してへぼい男として描かれており、キアヌリーブスの演技もそれにはまっている。爽快なまでのへぼさだ。◆全編を通して闇への賛歌を送りつつも、ラストではヒトは闇の世界にはとどまれないことを描いている。物悲しい結末だ。◆欠点をあげると、原作を、児童書版でもいいから読んでおけ…テキなシーンがいくつかある気がする。船のシーンとか読んでなきゃ意味わからんよね。そのへんがこの傑作の評価を下げてる一因かな。 【ワルモノ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-05 12:47:37) |
74.《ネタバレ》 凄く古めかしい作りをしてるなぁと・・・ラストのどたばたがまたダメな感じで(ドリフのオチか?!) 【AIRS】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-02-17 03:08:19) |
73.《ネタバレ》 この映画観ると、毎回気持ち悪くなるんですよ・・。ほんまもんの吐き気がくる・・。っても2回しか見た事ないけども。なんでだろ。エログロ??なにげ豪華キャスト!!凄い!でもなんかダメだ・・。とにかくこの映画で一番頑張ったのはウィノナの友達だった人!あんな怖いのに襲われちゃったりはだけちゃったり挙句血ぃ吐いて・・。頑張ったね・・。でもそのお姉さん死んじゃった後のガラスのケースすっごく素敵。あれ憧れちゃう。って全然そのお姉さん以外に触れてないレビューでした。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-12 07:34:17) |
72.《ネタバレ》 豪華なのに・・・話は冗長で眠りを誘う。 眠らなかったのは、ウィノナの美しさにハッとさせられるからか。 耽美と表現すれば聞こえはいいが、耽美さに欠けてたような。 妖艶さも薄っぺらなエロで誤魔化された感じ。 伯爵の絶命シーンも唐突に目を上目に剥くので、 もう少し自然に出来ないものかと思った。 何もかもが空回りの中途半端な作品、惜しいとも感じなかった。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-18 17:07:25) |
71.やっぱり吸血鬼物ではこれが飛びぬけてますね。 |
70.《ネタバレ》 改めて、豪華なキャストですな・・・本作、まず映像が美しい。そしてストーリー、これまでのドラキュラ=退治すべきおぞましい怪物という単純な図式を取り払い、一人の悲しい男として作り上げた点は高く評価したい。ドラキュラが亡き妻に生き写しの女性を見て、背を向けて涙する演技には心を打たれました。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-12 22:03:29) |