27.《ネタバレ》 カルト映画として人気があるみたいですが、それも納得の内容です。 ただ、その魅力が自分には伝わって来ない。 信じてもいない神様についての説法を、延々と聞かされているような気分になってしまいました。 ラストシーンに関しても、映画の世界に入り込んで観ていれば衝撃的なオチだったかも知れませんが、正直「だから何?」としか思えない。 雨が降っている日に「雨が降っているね」と言われて、それっきり会話が途絶えてしまった時のような感覚です。 監督としては、一種のユーモアのつもりで「これは映画だ」という結末にしたのかも知れませんが、それを笑い飛ばす事が出来ない。 映画そのものに対しても、観客に対しても、否定的なニュアンスを色濃く感じてしまいました。 好きになってさえしまえば、それらの諸々も愛嬌に感じられて、とても楽しめそうな作品であるだけに、残念です。 【ゆき】さん [DVD(字幕)] 0点(2016-04-08 08:53:39) |
26.「エル・トポ」(1970) と併せて一気に鑑賞。 アレハンドロ・ホドロフスキーという人についての予習はゼロで挑んだ二作の連続鑑賞、崇拝者の皆様からとってみると不届き極まりない所業であろうとは思われど、そこには抗うすべもない。しかも本作を鑑賞した場所がかつてWaverly Theatreと呼ばれた本作の北米初公開を1973年に16週にわたって、それでいてその内容故に週末の深夜帯でしか上映できなかったというような状況の中開催していた、まさにその場所だったということを後から知り、ますます信者から背後を刺されそうな気分に襲われた次第。今後共「バチあたり」と呼ばれることは覚悟するし、これら作品を今観ている時点で映画人と自称することは今後とも控えようと新たに決意せざるを得なかった…。 鑑賞後に寺山修司監督作品「田園に死す」(1974) を自分の頭のなかで関連付けていたりしていたのだが、時系列的には寺山作品の方が後であってかつ寺山自身が「エル・トポ」を絶賛していたという記述を見つけるにあたり「やはり。」と勝手に満足していた次第。 4月のWeekende Midnight Seriesのスケジュールが発表され、実は1月からのラインナップを繰り返すことになっていたということを知り、ではまたスクリーンで観られるではないか!と歓喜していたのであるが、この二本は確実にここに入る。 前回との心持ちの違いは明白。今後この時間帯にこの場に入るときはWaverly Theatreとして扉を押して入っていくことになるであろうということ! 【kei】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-03-29 02:10:47) |
25.《ネタバレ》 愛されたい、認められたいというのは、表現者の叫び。でもホドロフスキーは、叫び方が凄くて、見ごたえある作品にしちゃう。その見応えぶりが、寡作な監督なのだけど、巨匠並みの存在感をもたらす所以なんだろうね。自分は凡人なので、ホーリーマウンテンは、すぐ隣にあった位のラストしか思い浮かばない(笑)。それぞれの錬金術師たちのエピソードも面白いし、その連中が山を目指すなんてストーリーも面白い。はまる人がいるわけだよね~。さて、2014年若い奥さんができて、新作が発表された。さて、どんな作品なのだろう?全く、リアルタイムで、どんなスリリングな映画経験が出来るのか、と思うと、映画ファンとしては嬉しくなってしまう。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-11 01:43:24) |
24.エル・トポより体力を使った。 オチに全てが集約されている。心に余裕があれば笑えるだろうけど、真面目な人は怒るかもしれない。 この時期、この立場のホドロフスキーだからこそ撮れた皮肉っぽい映画。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-06 10:58:56) |
23.《ネタバレ》 う、、うんこが金塊に!!!!! すごい映画だけど、そんなにいい映画ではないと思う… 【HAMEO】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2010-08-10 16:53:38) |
22.《ネタバレ》 「エル・トポ」を知らないでこれを観たら皆さん卒倒するに違いありません。いや、「エル・トポ」で独自の世界観と映像に戸惑いながらも何とも言えない魅力を感じた人でもこの作品の初見時には非常に戸惑うのではないでしょうか? 物語はほとんどあってないようなもので、「錬金術師のもと、弟子達と共に不老不死を求めてホーリー・マウンテンに向かう」というあらすじと、その先にあるラストの大オチ(反則技)以外はもうほぼ理解不能。めくるめくカルト教団の映像世界を延々観せられるようなトリップムービーです。勿論ホドロフスキーの発想力には驚かされますし、エログロで観る人を選ぶものの、映像自体は物凄くパワフルです。スタジオのデザインなども個性溢れ、そのサイケぶりから、全然違うんですけどエヴァ・オーリンの「キャンディ」とか思い出したりしました。 こういう難解な作品は、捉え方をどうこう言われる方もいると思いますが、賛否あるであろうオチの部分で「そこまで難しく考えなくてもいいよ」とホドロフスキー自体が言ってくれたような気がして、なんだか微笑ましい気分になりました。デヴィッド・フィンチャーの「ゲーム」とか、或いはマイク水野の「シベ超」とかの高尚版て感じでしょうか?<ぜんぜん違うか(笑)とにかく「エル・トポ」であそこまで哲学的、宗教的に作り上げたホドロフスキーが、2作ごしに観客を(悪気無く)肩透かしさせたかのような爽快感でした。 ホドロフスキーは年齢的なものも考えると「ファンド&リス」「THE RAINBOW THIEF」に噂の最新作「KING SHOT」を入れても今現在日本で観られるのは僅か6作程度で生涯を終えそうな監督ですが、その1作1作が本当にとんでもない傑作です。「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」はクセになります。きっと全体の数%いるかいないかですけど。でもこの作品を生理的に受け付けない人のほうが普通ということも十分理解しております(笑) 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-18 15:42:18) (良:2票) |
21.意外と面白くないけど、カルト映画としては傑作だと思う。けっこう好き。でも点数でいうとこうなっちゃう。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-08-03 23:47:10) |
20.エルトポが気に入った人はこっちも見ましょう。あの映像と世界観を、より金のかかった豪華なセットと美術で見せてくれます。後、エログロ描写も更なるパワーアップを遂げています。ストーリーは相変わらず抽象的で、難解ですが、次々と繰り出される刺激的な映像のおかげで、退屈することはないでしょう。ラストは・・・見なかったことにしておきます。 【peeper】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-30 23:02:23) |
19.ほんとにエル・トポの監督が作ったのかと思いたくなる駄作です。 ストーリーが無く、先が読めないので見るのがかなり苦痛です。背景などにはお金がかかっていますが、ただそれだけ。変人しか出てきません。それとラストがなんだそりゃと思うくらいアホらしい。最低の出来具合です。 【将】さん [ビデオ(字幕)] 0点(2008-08-10 21:33:03) |
18.映画は見世物であるということを痛感させられた映画。 テーマが錬金術でありながら神秘的な意味はなく、映画そのものが錬金術的なものである。 でも、そこに奥深さがあり何度見ても楽しめる。 そんな映画です。 【ゆう】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-29 14:11:46) |
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17.「エル・トポ」よりは良かったけど、やっぱりこの監督、性に合いません。すまん。 【いさいさ】さん [レーザーディスク(字幕)] 2点(2008-06-10 21:57:46) |
16.映像的には凡庸だが、内容としてはかなりの密度。 考え付く限りの不快な映像を垂れ流す。 まあ、それだけでもそれなりには楽しめる。 でも、それ以上はない。 映像的な美しさ、深みのあるテーマ背景などの点において、パゾリーニの『ソドムの市』には劣る。 ただし、カルト・ムービーとして楽しむ分には問題ないでしょう。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-24 11:30:13) |
★15.《ネタバレ》 まず、この神秘的なタイトルが何より優れていると思います。 錬金術のような作品。とても神秘的でサイケデリックな感じだった。 ほとんど意味が分からないのですが、この色彩は心地良いし、 ストーリー自体が無いのだと思えば気軽に(?)観れる作品だと思った。 (というのも、「エルトポ」のようにストーリーが偉大だったり、「サンタサングレ」のように入り込める物語だと身構えてしまって疲れるのですが(もちろん両者は傑作です!)、 本作は脈絡がほぼ無いために最初から「意味わからん!」と観て楽しみ「理解しよう!」としなければ、映像は心地よくただ流れているだけです。脳は何も考えないで気持ちよく身をゆだねるだけです。)こういった脈絡も何も無いストーリーは観ていると瞑想状態(眠気じゃない、、、)夢うつつのような感覚に陥る(ような気がする、、、)。 でもこの作品は難しすぎて意味はわかりません。 ちょっと危ない教祖の教典のような映画でした。 だから自分もカルトになったような錯覚が味わえて楽しいです。 この映画を100回も観たら座禅で空中に浮けるかもしれません。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-15 03:47:05) |
14.これは、ちょっとなー。ラストがちょっとなー。やっぱ、深読みしすぎの人をおちょくってるのかな? 【センブリーヌ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-08 16:41:32) |
13.必死に理解しようと集中して見てただけにラストシーンのショックは大き過ぎた。まるで黄金がウ○コに戻ったような感じ。ホドロフスキーもエル・トポでは黄金だったが、この映画でウ○コに戻ってしまった。前作を過大評価してしまった感がある。と言うか前作で世間から凄い評価を受けたので、このような作品になってしまったのかもしれない。次作では理解し易い映画に戻っている。だいたいウ○コを錬金術で黄金に変えるって元素記号からいっても無理だろ! しかしあの黄金で金歯だけは絶対作りたくないな。 【デヘデヘ】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-06-17 16:21:20) (笑:1票) |
12.これは変態じみた狂った映画なの?それとも高尚な映画なの?馬鹿すぎな俺には全然理解できません。ストーリーはなんとなくわかるけど、その映像表現が奇抜で、トカゲか犬かわからん骨の十字架とか、手足が途中でない人の演技とか、大量のカエルとトカゲを城のおもちゃの上で服着せて戦わせたり→そして爆破、ウンコして金にしたり、ラブマシーンとか・・・やっぱやめとこ。言葉では表しにくいし。とにかく次にどんな映像が飛び出すかまったく予想できない。しかもその映像がエロでもあり、グロでもあり、汚くもあり、宗教っぽくもあり、絵画っぽくもあり、異様でもあり美しくもある。普通はこんな気が狂ったよーな映像の洪水は観てて憂鬱になってきて嫌なんだけど、表現がすごすぎるのか、俺の変態さにマッチしたのか、その奇抜さが意外と心地よくすごい引き込まれてしまった。映画上映中、これだけ画面に釘付けにされたのも珍しい。冒頭からいきなり、これ好きかも思ってしまった自分は自己嫌悪すべきなのか。それすらも謎。ラストは唖然とするが、これだけ衝撃的な映像を次々見せられると、それでもいーかーって気持ちになってまう。そして鑑賞後その余韻にしばらくひたってたい気分。とりあえず好き嫌いは絶対はっきりわかれます。そこは確実。奇抜な映像のびっくり箱な映画かな。 【なにわ君】さん 10点(2005-01-24 02:22:40) |
11.僕はホドロフスキー作品の中ではこれが一番好きなんです。なんたって見てて面白い!別に無理に裏を読もうとかしなくていいんです、単に何も考えずに見ればそれでいい。ホドロフスキーさんはチリ出身のロシア系ユダヤ人映画監督なんですけど、彼の映画は必ず複数の文化の混合ですよね。それでまったく独特な、リゾームな世界 を作り出してる。その世界がまたとても美しい。 【あろえりーな】さん 8点(2004-08-26 01:55:27) |
10.とにかく視覚に重きを置き。。すんげぇ感覚もった人だなぁ、、なんて別世界の人が紡ぎ出す世界に溺れて、・・置いてかれたり(笑)・・んで、あのラストがやってくる!!!一気に現実に戻されると言うか、ホドロフスキーもぼくと同じ世界に息付いてるということに、殊更衝撃を受けた(爆)この作品だからこそ、このオチが活きてる。。どこまでが計算なんだろ~ねぇ? 【れこば】さん 8点(2004-06-23 22:28:24) |
9.ホドロフスキーって人は本当にこういう題材が好きですね。“意味不明”という言葉で片付ければそれでお終いなんですが、この作品って人間の物欲や肉欲などの精神面を描いた作品ですね。しかしながらあのオチは…ねぇ。なんかどーでも良くなってああしたようにも思えるんですが、あれも一つの答えを見つけた…ということで良しとしますか(笑。それにしても、ラブ・マシーンね(笑 |
8. いつもモーニング娘。の”ラブマシーン”を聴くと、この作品を思い出して笑ってしまいます。安直ですね。これは映画だ!!ワーッハッハ。現実に戻ろう!!。 【swamizi】さん 6点(2003-12-18 22:06:49) |