144.なんとも言えない終わり方。 刑事が恐ろしく暴力振るっていたが1980年代は普通だったんだろうか・・・。 【へまち】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-02-10 11:26:13) |
143.結局真相は闇の中で、後は想像で補うしかない。このもどかしさが堪らない。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-12 01:46:30) (良:1票) |
142.《ネタバレ》 冒頭のシーン、排水溝の死体に虫が集ってて、光でぞわっと動く感じで引き込まれた。 韓国映画っていうかこの監督のコメディシーンは独特で面白いよね。 ゾディアックと続けて観たせいで印象が弱まったのが残念 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-06 17:23:15) |
141.《ネタバレ》 雨と土の湿った臭いがスクリーンから漂ってくる。懐かしさを感じさせる田園地帯は、夜になれば漆黒の闇に覆われ、奥に蠢く"怪物"は獲物をひそかに待ち続ける。被害者が増え続けたのは他でもなく警察の杜撰さであり、当時軍国主義だった閉塞感も大きかったのだろう。動物的な地元の刑事と理性的な都会の刑事がぶつかり合いながらも次第に立場を逆転させていく。そこには事件を解決できない苛立ちと諦めが、止むことのないの雨に溶け込んで、トンネルという排水溝に流れていくようだ。さあ、未解決の事件をどうまとめるか? 15年後の事件を知らない児童が発する、「普通の顔だった」という台詞。もしあの手帳を捨てていなかったら・・・映画冒頭へと回想させる構成は見事としか言いようがない。不気味で恐ろしい。黒澤明のダイナミズムとスピルバーグの柔軟性を併せ持ったポン・ジュノにはこれからもついていきたいと思う。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-05-22 21:11:06) (良:1票) |
140.《ネタバレ》 まいった。なんて後味の悪い映画なんだ。後味の悪さでいったら『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『セブン』『息もできない』に匹敵します。 ラストもオチもクライマックスも、すべてにおいて救いがない。 最初少し目を離していたので、未解決事件なんちゃらも知らずに鑑賞。ただの猟奇殺人ものサスペンスと思って見ていたんですね。 『犯人はいったい?』みたいなお気楽な感じで。 で、見ていくうちに、いろんなテイストが混ざってきます。 警察の負の部分がメインなのか。連続強姦殺人事件がメインなのか。なんかよーわからんくなってくるんです。 『どうやら純粋にみんなで力を合わせて犯人を追い詰めていくとか、そういう話ではないらしいぞ』と、わかってくるんですね。 『とび蹴り刑事』は新しく来た課長に粛清されるし。やけを起こすし。足を切断するハメになるし。そのせいで唯一の目撃者は電車にはねられちゃうし。話があっちに行ったり、こっちに行ったり、忙しい。でも、犯人さえつかまれば、全て無事解決だと思ってがまんがまん。 ・・・と思っていたら、結局犯人はわからない。 犯人は、捕まるどころか、見つかりさえしません。もうびっくりドンキーですね。 そしてラストの少女の話。 いやー、恐ろしい。 この映画を何食わぬ顔で犯人が見ていたかもしれないと考えると、もう恐ろしさを通り越して憤りを感じますね。 知的障害者もかわいそうでしたが、何といっても女子学生のエピソードがしんどかったです。 後味の悪い映画ってのは、見ている間はこちらの心を掴んで離さないのだから、タチが悪いっす。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-26 04:57:22) (良:1票) |
139.《ネタバレ》 この監督の作品で好きな映画があったので借りてみました。最初は「なんだこのくそ警察は!」って思ったり訳の分からんシーンがあったりで「外したかなぁ」って思いましたがそれらくそ警察と思っていた奴らにどんどんひきつけられていきました。エンディングはどうなる?どうなる?、、、はぁ、、、そう来たかぁという終わり方でした。やっぱり犯人はわかってほしかったなぁって思いました。でもこういう映画を見ると韓国映画もすごいなって思います。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-01 22:21:43) |
138.同じく未解決事件を扱ったゾディアックにひけをとらないくらい面白い作品だった。個人的にはゾディアックの方が好きだが。 犯人っぽいというだけで証拠のねつ造、無理矢理の自白、と何でもありの韓国警察。まあ、昔の日本もこうだったんだろう。 いまでは、アメリカ映画や、日本のドラマなどで人権うんぬんが一般人に知られてしまい、すぐに弁護士を呼んで自白の強要は難しくなってしまった。 まあ、こういう捜査のやり方は、えん罪を生むのは間違いないが、これで捕まえた犯人も数多くいるのだろう。 証拠がなくては絶対に犯人と思える人物でも捕まえることができない今の世の中、警察には頑張ってもらいたいと思わせる映画でした。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-10-27 14:37:29) |
137.暴力とかよりも、ちょっと見苦しいシーンがあって途中まで印象は悪かった。それでも、最後まで観させる力強い映画だと思う。 現実の事件とは多少違うと思うが、作品としては上手く作られていると感じた。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-22 21:17:31) |
136.いい映画なんだけど、深みが少しもの足りない。 |
135.個人的には初めて見た韓国映画だけど、その後見た韓国映画と比べてももっとも面白かった作品です。本作よりもエグい暴力映画はいくらでもありますが、これほどまでに禍々しい感情がうごめいている作品も珍しいと思います。見てはいけないものを見てしまった気分になりました。それでいて誰でも楽しめる(?)エンターテイメントとして成立しているのも呆然とします。日本の「復讐するは我にあり」なども凄い映画だと思うけれど、一般受けする作品かというと違う気がするし・・・。最後まで見ると、なんてことない田舎の風景がまったく違ったものに見えてくる凄い映画です。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-02-07 10:32:19) (良:1票) |
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134.《ネタバレ》 未解決事件=犯人は捕まらない、と結末を堂々と宣言している極めて挑戦的な映画。サスペンス映画にとってはかなりのハンディキャップとなるはずだが、結果この内容で我々をうならせたのだから、これは監督の手腕に脱帽であります。迷宮入りするような連続殺人事件ですら、最初はただの一事件。それが次第に恐るべき大事件に変貌していく過程を、監督はソ・テユン刑事を介して視聴者に伝えることに成功している。常にソウルの難事件と向き合うこの百戦錬磨の刑事が、こんな田舎の事件などと最初は余裕をかましていたこのイケメン刑事が、事件の悪化とともに徐々に冷静さを失い、終盤近くではもはや半狂人のようだ。ラストの田園のあまりにも美しい風景は、「そう、犯人はまだ捕まっていない。今もその辺に放し飼いになっていますよ」と皮肉たっぷりに言いたげだ。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-10 19:35:43) (良:1票) |
133.ポン・ジュノ氏の「母なる証明」を観て、「殺人の追憶」も観たくなりました。ご想像にお任せしますって感じ?誰かの追憶を物語にしていると思っていたので、私ってやっぱりバカだな。 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-10-19 03:13:35) |
★132.《ネタバレ》 「ミステリーの最高傑作!!」とありますが、流石にそういわれる意味が分かる内容。 韓流なんて言葉が流行したので、僕の中で韓国映画は最悪のイメージだった。 んで、ちょっとこの作品にナメてかかった。 映像とか全然期待してなかった。 なのにこの作品を観てみると、映像がとてもダークでカッコイイ。とても渋い。 アジア版「羊たちの沈黙」、東洋の「セブン」といっていいと思う。 異国的なのに日本と似ている風景もあってとても惹かれる。 ノスタルジックな風景ともいえる。 トンネルとか電車とか、凄くいい感じ。 なんたって田園風景がヤバい。女学生もヤバいです。 この作品を観て、自分は雨の風景が好きなのだなぁと。雨って憂鬱で良い。 結構ダウナーで衝撃の連続。遺体がめちゃくちゃリアルで息を呑む。 韓国映画の印象が変わった。 (2009年の映画メモをもとにレビュー) 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-08 22:30:36) (良:1票) |
131.《ネタバレ》 韓国の警察は世間に不信感があるのかボンクラに描かれることが多い。ソン・ガンホが田舎警察の典型的なボンクラ暴力刑事を好演している。知的障碍者を脅して自白を誘導したり、トンチンカンな推理を真面目に進言したり、滅茶苦茶なんだけど熱意はあって憎めない奴。 コンビを組む知性派刑事はキム・サンギョン。ボンクラ暴力刑事とことごとく対立するが、レイプ殺人鬼を何とか捕まえようとする気持ちは同じ。 この知性派刑事が最後は我を忘れて犯人じゃない容疑者に暴力刑事顔負けの暴行をしまうのだが、そうならざるを得ないような流れがしっかり描けているので感情移入できる。 実際の未解決事件を基にしているためか、結局犯人は誰なのか解決されないまま。そうした終わり方に、投げ出された感じですっきりしないものは残る。 あまり好きではない手法だけれど、この作品に関してはこれもアリかなとも思える。目撃者の女の子の「普通のおじさんだった」との証言。凶悪犯罪を犯したごく普通の男が今も野放しになっている。最後まで姿を現さない犯人が、想像力を刺激する。 独特の後味の悪い余韻。ボン・ジュノ監督の才気を感じる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-12-05 15:31:19) |
130.《ネタバレ》 迷宮入りの実話が題材ってことで、結局犯人は見つからないんだろうと緊張感なく観てしまった。おかげで警察の爪の甘い捜査にイライラしながら、最後まで怠い話に「まだ終わらないの?」という感じ。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-07-22 15:28:58) |
129.ひどい映画だ。最初の頃の間抜けな捜査はコメディかと思ったが、結局は横暴でずさんな捜査、これでは何も解決できないのは当たり前か。暴力シーンや品のないシーンが多くなじめない。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-04-27 21:12:02) |
128.実話を元にしているといっても、映画としての展開は平凡なもの。所々でいいシーンはある。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-05 00:31:15) |
127.見えない犯人よりも、とび蹴り野郎にムカついた。 【ベルガー】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-10-13 20:40:16) |
126.《ネタバレ》 非常に完成度の高い映画で、ポン・ジュノ監督の才能の高さを感じることができます。また、80年代、90年代の韓国の状況も映し出していて興味深かったです。 ただ、「疑わしきは罰する」みたいなノリで暴力的に捜査をする主人公達の姿にはどうしても共感できない部分がありますね。冤罪とかも多かったんでしょうね。ただ、この事件の犯人には怒りを覚えますけど。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-10-10 00:06:18) |
125.《ネタバレ》 見始めるともう目が離せなくなり、あっという間の130分だった。実際の未解決事件を基にしているため、勝手に犯人を作り出すわけには行かないが、逆に逮捕されていない恐怖を強調したラストにゾクッ。少女の言葉に集約されるが「普通の顔」…なるほど(これは人によっては狙いすぎと感じるだろうけど)。改めてポン・ジュノは凄い監督だな。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-08 13:30:24) |