★6.《ネタバレ》 展開があまりにも平凡で、ハラハラ感がまったくなかったです。少女が辛い目に遭ってピアノをやめる→大きくなって復讐、よりも、復讐シーンから始めて、その動機は実は・・・の方がサスペンス的な面白さがあったのでは?また、交通事故に遭って舞台で緊張するようになったなんて、あまりにも強引な設定。この映画における復讐劇のシナリオは机上の空論&メラニーにとって都合良過ぎて、現実味がまったくないため、共感も恐怖も何も感じませんでした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-11 16:49:31) |
5.《ネタバレ》 登場人物それぞれの思いが交錯する、文字通りの心理サスペンスでした。緊張感をはらんだ静かな進行は、なかなか見ごたえがあります。話の展開も意表をつくもので、なおかつ現代的です。難点は、物語が都合よく進みすぎることでしょうか。しかし、アリアーヌが精神的に不安定になった事故も、実はメラニーが一枚かんでいるのではないかと思わせるところがあり(親にさかんに電話しているし)、詳しく説明しないだけにこちらの想像力を刺激して、効果的だと思います。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-26 19:22:13) |
4.《ネタバレ》 良くも悪くもデボラ・フランソワという女優に釘づけでした。とても複雑な復讐劇であり、ただ単に相手を破滅させるというだけでは足りなかったのかと思わせるものでした。相手を自分の虜にし、裏切り、見捨てる。彼女にとってはただ復讐するだけはなく、いかに復讐するかが大事だったのでしょう。それでも心のどこかには情というものがあり、最後に歩いていく彼女に涙を期待したけれども、涙はなかった。わたしはきっとメラニーは泣いているだろうと思ってアップをみたけれども、彼女の顔は冷静そのものでした。映画の格はこの最後のシーンで決まったと思います。相手役のカトリーヌ・フロは個人的にとてもすきな女優さんで、この映画でも繊細な感情をうまく表現していて、すばらしいと思いました。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-03 11:04:10) |
3.各シークエンスに力があり、怪しげな緊張感が漂っている。この監督の演出力に、並々ならぬものを感じた。多くを語らないデボラ・フランソワの不気味な存在感、またチェロを足に落とすシーンにおける完璧なモンタージュにやられた。時間を置かずに、思わず二度見てしまうほどの傑作だった。 【アイランド・ジョー】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-16 16:35:43) |
2.《ネタバレ》 復讐譚ということは新聞の評で知ってはいたのですが、なんだか想像とはかなり違う方向へ話が進んで意外。劇場に見に行きたかったのだけれど、行かなくて良かった。復讐されるアリアーヌにも、復讐するメラニーにも、共感できず。結果的に、メラニーはアリアーヌの家族を壊すことで復讐を完遂するわけだが、カタルシスもさほどなく、心理的にハラハラさせられるシーンは全くない。これって、こういうジャンルでは致命的。まあ、チェロ弾きのセクハラおやじの足を、メラニーがチェロのピンで突き刺すシーンは、(痛いけど)爽快でしたが・・・。でも、カトリーヌ・フロという女優さんはピアノも実際弾かれており(音は吹き替えかも知れないが)、嘘っぱち臭さがなかった点は良かったかな。あと、85分という短さも。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-11-05 11:03:12) |
1.《ネタバレ》 ドラマ性が希薄でチープなTVサスペンスを見てるようでした。おそらくはそちらよりも音楽面なんかの方をメインで楽しむべき作品なんでしょうけど、もう少しお話のほうにも力を入れていただかないと、何とも評価はしにくいです。 |