54.お仕事紹介ムービーとしては興味深いものがあったが、限りなくドキュメンタリーな雰囲気漂う中で大した盛り上がりもなく舟は編まれていくのです。そして最後の盛り上がりを目立たせる為の演出なのか色々なドラマが結果報告だけ。『え?いつの間に?そうだったの?』みたいな。そして主演が松田龍平さん。アカデミー賞とられた時も無感情な雰囲気でしたが、やはり今作も龍平節。それが功をそうしているといえばそうなのかも。オダジョー演じる西岡が15年後に更にアレな感じになってたのに笑った。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-08-06 18:38:50) |
53.地味に面白いが、映画館で見る必要はまったくない。 【Junker】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-21 18:29:25) |
52.誇張しすぎず淡々と描かれて、心を打つ結末です。右、の説明、できませんもの。。「うさぎドロップ」でもあったせいか、池脇千鶴って社食が似合うなあと思ってしまいました(笑) 【HRM36】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-06-10 14:06:01) |
51.《ネタバレ》 原作は未読です。松田龍平さんの演技が作りすぎ、といった意見もあるが、私は彼が役者として新境地に挑戦したとしてここは好意的に受け取りたい。95年頃と言えば、パソコンが飛躍的に普及する直前の時代。まだ多くの人が辞書を手に取って言葉を探したあの時代です。今となっては、言葉を検索するならパソコンの方が圧倒的に早くて便利なのだが、辞書には確かに存在した手作りの温かみはそこには一つも感じられません。利便性を最優先して何から何まで機械化、自動化も結構ですが、手作業で辞書を作るような、それこそ大海原に舟を編むような気の遠くなる作業に誠心誠意励む、こういった日本人が誇れる文化を後世に残していくことも大切なことではないか、と思います。今回、"大渡海"作成に携わった人たちを見ているうちに、なぜだか自分が日本人であることが心から嬉しくなりました。鑑賞後に、本棚にある辞書を改めて手に取ってみました。ずしり、と重たい。一冊の辞書が完成に至るまでの時間や労力を知った今では、それが歴史の重みのようにも感じられてひときわ感慨深いものがありました。 【タケノコ】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-05-24 19:45:40) (良:5票) |
50.松田龍平の清々しさが光る一品。脇を固める小林薫、オダギリ・ジョー、伊佐山ひろ子、加藤剛も手堅い。何より辞書作りという全然知らなかった世界が新鮮。全然ドラマチックじゃないけど、楽しめた2時間でした。「正直の頭に神宿る」と言うか、やっぱり人生真面目が一番と言う全然当たり前の言葉を思い出した一編でした。 【Q兵衛】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-05-21 08:54:44) |
49.まあ、マイナーな辞書作りの世界にスポットを当てたのはいいけれど別にどうってことないストーリー。これが何か知らないけどいろんな賞とったの?そんなに面白いかね?松田龍平が人づきあい苦手のキャラをやらされてそんなヤツはおらんやろ~ってレベルの邦画特有大げさわざとらし演技。しかしそんな彼に何故か宮崎が惚れる…普通惚れんやろ(苦笑)20年くらい前のバブル崩壊直後の鶴見のダブルのスーツ、PHS、テレビみたいな古臭いパソコンが懐かしかった。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 2点(2014-05-16 22:25:59) |
48.《ネタバレ》 「努力は必ず報われる」まさに主人公、馬締さんにぴったりな言葉。天職に巡り合え、愛する人に巡り合え、馬締さんは幸せ者ですね。微笑ましいお話で地味ながらもほっこり心が温かくなった作品でした。 【くーちゃん】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-05-10 00:09:23) |
47.登場人物がそれぞれに魅力的でとても良かったです。 辞書編集という地味な作業を描いた作品ですけど、内に秘めた静かな情熱のようなものが感じられて感動的でした。 1つの辞書が完成するまでに途方もなく長い時間が掛かるということがよく伝わってきて、久し振りに辞書を持ち出して引いてみたくなりました。 最近はネットでなんでも調べられるようになって便利になったけど、ずっしりと重みの感じられる分厚い辞書でわからない言葉の意味を調べるというのは、言葉の海に航海に出る冒険物語のようでワクワクしますね。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 8点(2014-05-07 15:45:48) |
46.10年以上も辞書制作に時間をかけてたら今の時代いろんな言葉が時代遅れになるんだろうなぁ。 この10年の間にいくつ言葉が出来たんだろう。こう考えると半永久的な作業だなぁと思った。 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-06 17:16:42) |
45.《ネタバレ》 真面目でトンチンカンなヤツといえば、現実ではともかく物語世界ではかなり勝率の高いキャラクターだと思います。数々のほほえましい失敗をやらかしつつも、必ず最後にはうまくいくタイプ。三浦しをんの原作においても、そのフォーマットが活かされていたし、もっとコメディ色も強かったと思います。しかし、松田龍平の(石井監督の)馬締はそうではなかった。オダギリジョーや宮崎あおいの光を浴びて月のように光る馬締。ごく当たり前に真面目な馬締。抑えた演出。そこが妙に気持ちのいい映画です。加藤剛、ベストキャスト。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-04 23:09:24) |
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44.《ネタバレ》 先日見た三省堂の辞書作りのドキュメンタリーではネットがメインで紙はサブセットというリアルな現実を突きつけられた製作者たちの奮闘ぶりが伝わってきて、中々よい番組だった(その前に見た新明解誕生秘話の「ケンボー先生と山田先生」という番組も面白かった)。それに比べると、映画だとこういうファンタジーでありきたりな人情モノになっちゃうんだなあというある種の落胆を感じずにはいられない(原作未読)。そもそも、辞書作り・言葉に対する熱い思いというのが伝わってこない。宮崎あおいは可愛くてよいんだけれども、本作では不要な人物。加藤剛の死もあまりにもありきたり。オダギリはまあよかったが、松田の演技はちょっとどうかな。伊佐山ひろ子は30年前と変わらず驚いた。で、この時代にチェック作業の人海戦術ってのはないでしょうよ。昭和じゃないんだから。余計なサイドストーリーが多くて、肝心の辞書作りの面白さ、言葉に対するコダワリみたいなものが伝わってこない。すべてにおいてズレまくってる作品だった。そもそもドキュメンタリーに負けてしまう映画ってのは、失敗作なんだと思う。まあこういう世界があるという事を知らない人に知らしめるという啓蒙的作品としての価値はあるんだろうけど、ならNHKの番組でいいじゃんという感じで物語としての面白さはほとんどない。 |
43.辞書がこんなに時間かけて地道に作っているものとは思わなかったです。地味な話を役者さん達の達者な演技で盛り上げて結構面白かったです。ただ、中盤ちょっと間延びして退屈になったのでもう少し短く編集しても良かったのでは思います。それにしても加藤剛はかっこいいですねえ。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-29 17:58:18) |
★42.この映画は、スタッフみんなが大渡海のようにコツコツとまじめに作ってきた、そんな印象を受けました。地味な話だけど芯がしっかりしているし、変に笑いや一般ウケに走らないところが高いセンスを感じました。日本も、こういう仕事がきちんと評価される社会になってほしいですね。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-26 22:58:41) (良:1票) |
41.《ネタバレ》 <原作未読>これが辞書作りか…。いくら商売でやってるとはいえ地道な作業を十数年、場合によっては二十年以上続けていく必要がある。しかも、新しい言葉が生まれては短いスパンで消えていく現代において『大渡海』のような野心的な辞書の編纂は気の遠くなるような挑戦。もはや伊能忠敬級ではないかと…。自分は仮に主人公と同じだけの知識を持っていたとしても、こういった仕事には関わらないだろう。気が狂ってしまう。加えて割に合わないと思うのはこれだけ苦労して辞書を作り上げたところで大金が手に入るわけでも、世間から称えられるわけでもないこと。だからこそ彼らに光を当てた本作は面白さ云々を超越した価値がある。…と言うとまるでつまらなかったかのようだが、そうではない。「マジメって、面白い」が上手く表しているが、ちゃんと面白い映画でもあり、最終チェックが終わったときの喜び・感動なんかは見た目こそ地味だけど、ハリウッド映画でよく見かけるNASA職員たちの派手な「YEAHHHHHHHHH!」にも全然負けてない訳ですよ。世の中にはもっと賞賛されて然るべき人たちがいることを教えられた映画。辞書は大切に使わなきゃな。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-25 18:09:54) |
40.何度も舟を漕いだ。 たんたんと進むスタイルの邦画が多い中、これも・・・ リアリティがあるようで、無いような・・・ 死人のような主人公たちと違って、生きいきしていたO・ジョー氏に5点捧げます。 【木村家の娘】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-04-24 20:50:58) |
39.《ネタバレ》 タイトルから想像すると小難しい映画かと思ったら、きわめて直球のわかりやす映画だった 前半、宮崎あおいが出て来るまでにかなり間があって、それはそれで主人公の人生の最良の転換点が描かれていて結構面白かった 宮崎あおいと会って結婚するまでも笑えるシーンが多くて楽しい 出会いの場面などあまりにもベタで気恥ずかしいと思ったが、この映画なら許せる範囲だ ラブレターを渡すシーンも結構あっさりで「渡すんかい!」とか、告白するシーンも「ああ、言っちゃったよ」とかいちいち画面に突っ込んだ(笑) しかしそれ以降、宮崎あおいの存在が印象不鮮明で居ても居なくてもいい感じに思えた ヒロインの表情もさえなくて、むしろマジメ(主人公)との結婚生活に問題が有る様な演出にも思えたのは私だけだろうか 辞書の編纂に恐ろしいほどの時間が掛かって、出来上がるまでにも様々な問題や監修の先生の死などのドラマもあって、むしろ静かだがスポコン物の様な展開だ 数々の問題を乗り越えながらも新しい仲間が増えたり、何十年も一つの仕事に関われるなんて羨ましい職場だ 地味で以外に長かったけど良い映画に出会えたと思った 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-04-23 10:44:27) |
38.《ネタバレ》 原作未読。 尺の都合もあるのか、話の展開に省略の跡が感じられる場面が数箇所ありました。ただ、不明瞭または不自然というほどではなく、むしろ事情や心情を想像して楽しめました。 当初、純文学的な作風になるのかな?と思いきや、うっすらコメディタッチで、 しかしながら、過剰に笑わせに来ないところが見事なバランス感覚だと思いました。 キャストが粒ぞろいということもあり、彼らの演技に対しては特に文句なしです。 演出も良いのでしょう。というか、泣けるシーンの演技演出が…自分の過去の体験を想起させるようで度々ボロボロっと来ました。 「言葉」が1つのアイテムになっているので、日常で気にかけなかった語義や、言葉遣いが見れて聞けて、飽きることがありませんでした。 唯一否定的に見たのは、ああいう状況になった場合の、過酷な労働を美化してる? マネジメントとして、プロジェクトリーダーとしてどうなんだ、というところでしたが、 出版社はそういうものなのでしょうね。 でも正直もう一度見たい作品です。 【よこやまゆうき】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-22 00:46:18) |
37.《ネタバレ》 辞書作りの裏側にへぇってなり、ほのぼのとした人間関係に癒される。そんな映画。 オダジョーがいい味出してて盛り上げてる。 【ドンマイ】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-04-16 02:18:13) |
36.地味なテーマですが退屈せずに見る事ができます。馬締は辞書つくりが転職でしょうが西岡のような普通の人間にとってはある意味退屈な仕事かもしれません。その分、西岡の人の良さが心地よく感じます。本年度アカデミー賞作品賞 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-03-23 14:15:35) |
35.10年以上かけて延々と辞書をつくる。ただひたすらに言葉を集め、編纂する。 おびただしい言葉の海に放り込まれ、漂い、もがき、“向こう側”に辿り着こうとする映画。 極めて地味な映画である。でも、なんとも愛らしい映画だった。 「言葉」そのものを敬い、愛する日本人ならではの物語だと思う。 また、「仕事」に一生をかけることへの憧れと羨望の描き出し方も、日本人ならではの特性をくすぐるものだった。 そういう意味では、とても日本人らしい映画だと思うし、この国の人々の普遍的な一側面を世界に対して理解してもらうにも有意義な映画だとも思う。 映画としては非常にオーソドックスで面白味が薄いようにも見えるけれど、一つ一つの画づくりはとても丁寧だった。 たとえば、編集室の書類の積み重なり方や、主人公の下宿の佇まいに至るまで、登場人物たちが息づく空間の空気感がちゃんと伝わってくる。 作り込まれた映画の世界観は、時に秀逸なアニメーションに通じる雰囲気を覚えた。 特に主人公とヒロインが出会うシーンなどは、ありふれた描写ではあるけれど、とてもキュートでファンタジックだった。 主演の松田龍平は地味な物語の地味な主人公を、彼の愛妻が言うように「面白く」魅力的に演じていた。 宮﨑あおい、オダギリジョー、小林薫ら脇を固める俳優たちの存在感もそれぞれ素晴らしく、味わい深い人間模様を見せてくれた。 映画的工夫の軽微な欠如は感じ、物語の核となる「言葉」や「料理」などにもう少し効果的にフォーカスを合わせてみても良かったように思える。 そうすれば更に芳醇な映画になったかもしれないけれど、そのいきすぎない「真面目さ」がこの映画のあり方だろうし、それはひいてはこの国が見つめ直すべきあり方に繋がるものなのだろうと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-03-16 10:15:57) (良:1票) |